永住、定住、地域にはいること、どれも正直なところ、自分には縁がないと思っていた。生まれてから結婚するまでずっと同じ家に暮らしていた人や、地方に田舎がある友達が羨ましいな、と思うことは昔からある。
今まで、一体どれくらい家が変わっただろう。ざっと数えたところ、10回は住まいが変わっている。千葉県に19年は居た。だけど、そろそろ東京の西寄りで暮らすのも17年目になる。色んなところを転々とはしているけど、これが殆ど東京の西というのも面白いな。
今でも定住とか永住については分からずに居るのだけど、これまでツアーや旅行、仕事などで日本の各地を訪れて、その度に東京に戻るのが億劫に思うことがあった。それと同時に、訪れた地方で仕事が出来出来るずっとそこで暮らすような自信もなく、名残惜しいけどまあ、東京の生活をそれなりに楽しんではいるのだと思う。
ただ、去年から、本当にこれで良いのかな?と思うことが多くなって来て、その考えは日に日に増してきている。
踊ることは暮らし方で大きく変わるのだ、という事に気付き始めてしまうと、どうやって暮らしているか?どんな暮らしがしたいのか?が気になって仕方なくなる。で、作品創るために気になることとか調べたり、仲間と協力したり、そういうことはずっとコツコツやってたけど、とりあえずそこじゃないんじゃない?もう、そういうやり方お休みしても別に誰も困らないよ。という心の声が聞こえ…今密かに色々と考えているところ。
まー、直ぐは無理としても、タイミングさえよく聞いていれば何とかなるとおもう。
それでも、今の住まいは大好きなんだけどねー。今日もお風呂に入りながら虫の音を聴く。良いね。