巽屋
「完二君 貴方でしょ 私の着物を作ったの」
「どっどどどどど どうして バレたんだ！？」
「縫い方 裁断 全てお手本通り でもね 職人はオーラが違うのよ」
「オラオラオラ！？」
「ようは魂の宿り具合よ お母様の傍にいて解ってるでしょ？」
「お・・・おうよ！・・・ってバレちゃ しゃあね～・・・」
「別に良かったのよ 納期が遅れたぐらいで怒る訳ないわ」
「お・・・オフクロが倒れて・・・職人は約束が命って・・・そんで・・代わりに・・」
「事情を説明してくれればいいだけの事よ」
「んなあ・・・せっぱつまって」
「違うの お母様の作った着物とは違うけどとても綺麗に仕立ててあったわ」
「へ？」
「まるで私の理想を着物という物質に濃縮したような・・・袖を通した瞬間解ったの」
「あ？ 難しい事はワカンネーわ ただ間に合わないから必死で」
「お母様もきっと喜びになるでしょうね」
「勝手に仕事に手つけちまったんだ・・・怒鳴るにきまって・・」
「大丈夫 お母様はきっと自分が倒れた時 完二君がやってくれるて信じてたわ」
「は？ 気休め言うな」
「ふふ お客の私がお礼を言ってるのよ？」
「ま・・・まあ 礼を言われるのは悪くわねーよな」
「またお願いしていいかしら？」
「へ？ あ？ お袋ので十分だろ！」
「いいじゃない お代はちゃんと払うわ」
「ん・・まあ 特捜部・・・じゃない 学校で忙しいから暇な時ならな」
「学校で忙しい・・・？ 貴方が・・・・？ ぷ・・・ププ あははは おっかしーーー！＞＜」
「わ・・笑うな！ 笑いのツボ・・・天城先輩と同じみてえだ！」
「何の事かしら・・・じゃ またよろしくね」
「ああ」
這子の聖母コミュニティが上がった！
這子は皇帝のペルソナの召喚と合体が可能になった！
つづく