木の花ファミリーで起きたこと~太陽の国のお話編~

富士山麓で無農薬有機栽培の天然循環法で野菜や米を作って自給自足している木の花ファミリー。木の花ファミリーには現在約80名の血縁を超えた家族が暮らしています。長期滞在のゲストを入れると100人くらい。子どもは0歳から高校生まで20名以上の子ども達が生活しています。今日は、今年1年生になったひみちゃんのお話です。
ひみちゃんは、今年の夏休みの自由研究は『雲の研究』をすることにしました。研究の動機は雲の形と動き方を知りたいと思ったから。毎日、同じ時間に同じ場所に出かけていって雲の観察日記をつけています。そのひみちゃんにわたし(ひとみ)は雲を撮影するカメラ係として同行しています。そんなある日の二人の会話をご紹介します。

「ひみの太陽の国のお話」
ひみ:
こうやって、歩くと面白いでしょ?(競歩のような歩き方をする。)
ひとみ:
そういう競技があるよ。競歩っていうんだよ。
ひみ:
どうやるの?一番とかある?金メダルもらえる?
ひとみ:
今みたいな歩き方をして走らないで競争するんだよ。一番になったらもらえるよ。
ひみ:
ひみちゃん、走るので一番になりたいな。
ひとみ:
勉強は?
ひみ:
勉強でも一番になりたい!
ひとみ:
そっかー。ひみちゃんならなれそうだね。さぁ、雲の自由研究も一生懸命やろうね。ねえひみちゃん、ひみちゃんが大人になる頃には、今よりもっと大きな嵐がきて大雨が降ったり、洪水になったりするかもしれないよ。そうしたら今の方法で天気を予報するのはたいへんかもしれない。だから、ひみは新しいひみの方法で天気を予報しないとだね。今の大人たちは、まだ自分たちのことを考えるあまり、自然を壊したりして暮らしているよ。そのことに気づいて、木の花のような暮らしをしている人はまだ少ないね。多くの人が気がついてこういう暮らしをする頃には地球の自然はかなり大きなダメージを受けてしまっているよ。だから今日の天気はどうなるか、ぱっとすぐ解る人が必要だと思うんだ。

ひみ:
そうだよ!天気はね、人間が作っているんだよ。だってね、人間の心が天気を作っているんだよ。でも人間は自分たちの心が天気を作っているとは思っていない。人間たちは雨が降っていることをただ雨が降っているだけだと思っている。大雨も嵐も人間が作っているんだよ。戦争とかして、その人間の心が今の天気を作っていることに気がついていない。でもそのことを人間たちがちっとも気がつかないから、地球の自然や動物たちは傷ついている。地球はおこっているんだよ。今、そのことを知っている人間はほとんどないよ。木の花ファミリーの人くらいしかいない。あのね、木の花ファミリーはすごく大事なことをしているよ。こういう暮らしができること、木の花に出会ったってことはね、大当たり!なんだよ。
ひとみ:
そうだね!ひとみちゃんもそう思うんだよ。人間が気がついたら嵐とかは少なくなる?
ひみ:
うん。雲や天気は人間の心が作っているからね。人間の心がきれいになったら晴れが多くなるんだよ。
ひとみ
ところで、それは誰かに教わったことじゃないね?
ひみ:
うん。誰にも教わってないよ。思っただけ。学校でも教えてないよ。学校はでも平和にすることを教えているよ。それは国というものがあって、その国を平和にしようと教えているんだよ。ひとつづつの国を平和にしようと教えている。でもひとつづつの国を平和にしようとしても平和にならないんだよ。みんながひとつの平和を作らないとならないんだよ。これは学校では教わらない。ひみが思っただけのこと。
ひみはね、太陽から来たんだよ。太陽のごはんはね、虹色の金平糖だよ。虹色の金平糖はきらきらしていて七色で透明。きらきらの虹色のひかりのつぶでできている。ちいさな粒だよ。こなのようなつぶ。目に見えない小さな粒。それを食べると頭がよくなってパワーが入ってくる。虹色のパワーが粒にたくさん入っているんだよ。どのくらい入っているかというと500パーセントくらい入っているんだよ。あと太陽の国のごはんはね、ほかほかだよ。熱くはなくてあったかいんだ。ほかほかしている。みんなが楽しく遊んでいるよ。大人も子どもも遊んでいる。ふわふわのトランポリンで遊んで、金平糖やほかほかのごはんを食べている。でも食べすぎて、歯磨きしないと虫歯になるよ。そういうときは太陽の国でも歯医者さんにいくけど、ちゃんと歯を磨かなきゃいけない。あとね、虹色のバッタもいるよ。優しいバッタでしゃべれるんだ。太陽の国の生き物はみんな言葉が解るんだよ。しゃべれるというより、みんなお互いの言いたいことが解るんだよ。太陽の国はお店もあるよ。食べ物もあるよ。遊ぶところもたくさんあるよ。お勉強はしない。遊んでばっかり。何かを覚えるときはお勉強をするんじゃなくて見て覚えるんだよ。戦争はない。みんな楽しくしている。太陽の王さまが戦争がおこらなようにしているんだ。
ひとみ:
太陽の国には戦争はないんだね。太陽の王さまは地球のことをどう思っているの?
ひみ:
太陽の王さまは、地球のことを見ているよ。戦争があることも知っている。だからひみに行ってきなさい、少しだけ戦争を収めてきなさい、行って仲間をみつけなさい、と言った。だからひみこは地球に生まれてきたんだよ。本当は太陽の国にいたかったから地球に来たくなかったけどね。
ひとみ:
仲間はみつかった?
ひみこ:
みつかった。木の花にいるよ。
ひとみ:
太陽の王様はいさどんとか知っている?いさどんのことはなんと言っている?
※いさどん=木の花ファミリーの創設者・宇宙おじさん
※ようこちゃん=木の花ファミリーのメンバー
ひみ:
知っているよ。「おれより立派だなぁって言っているよ。よくやって偉いなあ」って言っている。「いさどんと自分たちの想いは一緒だ」って太陽の王さまが言っている。いさどんは地球のことを見る王さまのような人だねって。・・・太陽の王さまが笑っているよ。ひみによくがんばってやっているねと笑っている。伝えてきたよ。ひみには見える。他の人には見えないし、聞こえないよ。ひとみちゃんには聞こえないでしょ?ようこちゃんも今は忘れてしまっているから聞こえないよ。ようこちゃんは太陽から来たんだよ。ようこちゃんも虹色の金平糖を食べていたよ。でも今はすっかり忘れているけどね。ようこちゃんは、ひみが生まれるずっとずっと前から太陽にいたんだよ。そのこともようこちゃんは覚えてない。大人になると忘れちゃうんだよ。
ひとみ:
ひみは太陽の国に生まれる前はどこにいたの?
ひみ:
ひみちゃんは小さい粒だった。小さい小さい粒。そして太陽に生まれて来た。いつ生まれたかというと、地球が太陽の周りを廻ると一年でしょ。ぐるんと廻ってちょうど始まりの一日目に生まれた。ようこちゃんはそのずっとずっと前に生まれたんだよ。最初、太陽の国にはシーンとして何もなかった。そこに太陽の神さまが、たまごをふたつ置いたよ。王さまと女王さまのたまごを置いたの。そして女王さまからようこちゃんが生まれてきたんだよ。太陽の国の人は魔法が使える。欲しいものは何でも魔法で作れるよ。その魔法で作ったものは絶対に壊れない。でもようこちゃんは一回だけ壊したことがあるよ。赤ちゃんの時におもちゃと間違えてかじって壊しちゃった。ようこちゃんの歯から血が出たよ。でも赤ちゃんだからおこられなかった。
*ひみちゃんは湧き出してくるように太陽の国の話をします。泉のように次から次から話が湧いて出てきてやみません。いきいきと目をきらきらさせながら一生懸命話してくれるひみちゃんを見て、「ああ、ただただ、このわくわくする楽しさがあればいいのだ。」と思いました。しかしそこには、単なる子どもの想像の話ではなく、今の社会に対する鋭い視線や真理のヒビキ、純粋さの中に深い洞察があり、「こういう子どもたちが生まれてきている」という希望で胸が熱くなり、聞いているだけでわたしの心に喜びが広がっていきました。
ひとみ:
ひみ、きょうは楽しかったね。天気が何によって出来るかも解ったね。
ひみ:
うん。大事な話ができてすっごく楽しかったーー!!面白かったよー。

*そう言ってひみちゃんはくるくる踊るように回りながら楽しそうに歩き出しました。
ひとみ:
そうだ、ひとみちゃん、今の話を大事な話だからメモするね。
ひみ:
誰かに見せる?
ひとみ:
うん。大事な話だから、見せるよ。いい?
ひみこ:
えー。大人会議はダメ!

ひとみ:
でも大事だって思う人には見せてもいいでしょ?

ひみこ:
うん。いいよー。明日は晴れるといいな。くもの「も」はどういう意味?
ひとみ:
「も」はカタカムナで言うと「もや」だよ。
ひみ:
じゃあ「く」は?
ひとみ:
「く」は自由という意味だよ。
ひみ:
雲は、“自由なもやだね!”
ひとみ:
そうだね。カタカムナで言うとモヤモヤした輪郭のはっきりしないものが自由に形を変えていくものが雲という意味だね。楽しい話をしてくれてありがとう!ひみちゃん。
ひみ:
うん、ひとみちゃんだからしたんだよ。ひみちゃんもすっごく楽しかったよ!

【終わり】

富士山麓で無農薬有機栽培の天然循環法で野菜や米を作って自給自足している木の花ファミリー。木の花ファミリーには現在約80名の血縁を超えた家族が暮らしています。長期滞在のゲストを入れると100人くらい。子どもは0歳から高校生まで20名以上の子ども達が生活しています。今日は、今年1年生になったひみちゃんのお話です。
ひみちゃんは、今年の夏休みの自由研究は『雲の研究』をすることにしました。研究の動機は雲の形と動き方を知りたいと思ったから。毎日、同じ時間に同じ場所に出かけていって雲の観察日記をつけています。そのひみちゃんにわたし(ひとみ)は雲を撮影するカメラ係として同行しています。そんなある日の二人の会話をご紹介します。

「ひみの太陽の国のお話」
ひみ:こうやって、歩くと面白いでしょ?(競歩のような歩き方をする。)
ひとみ:そういう競技があるよ。競歩っていうんだよ。
ひみ:どうやるの?一番とかある?金メダルもらえる?
ひとみ:今みたいな歩き方をして走らないで競争するんだよ。一番になったらもらえるよ。
ひみ:ひみちゃん、走るので一番になりたいな。
ひとみ:勉強は?
ひみ:勉強でも一番になりたい!
ひとみ:そっかー。ひみちゃんならなれそうだね。さぁ、雲の自由研究も一生懸命やろうね。ねえひみちゃん、ひみちゃんが大人になる頃には、今よりもっと大きな嵐がきて大雨が降ったり、洪水になったりするかもしれないよ。そうしたら今の方法で天気を予報するのはたいへんかもしれない。だから、ひみは新しいひみの方法で天気を予報しないとだね。今の大人たちは、まだ自分たちのことを考えるあまり、自然を壊したりして暮らしているよ。そのことに気づいて、木の花のような暮らしをしている人はまだ少ないね。多くの人が気がついてこういう暮らしをする頃には地球の自然はかなり大きなダメージを受けてしまっているよ。だから今日の天気はどうなるか、ぱっとすぐ解る人が必要だと思うんだ。

ひみ:そうだよ!天気はね、人間が作っているんだよ。だってね、人間の心が天気を作っているんだよ。でも人間は自分たちの心が天気を作っているとは思っていない。人間たちは雨が降っていることをただ雨が降っているだけだと思っている。大雨も嵐も人間が作っているんだよ。戦争とかして、その人間の心が今の天気を作っていることに気がついていない。でもそのことを人間たちがちっとも気がつかないから、地球の自然や動物たちは傷ついている。地球はおこっているんだよ。今、そのことを知っている人間はほとんどないよ。木の花ファミリーの人くらいしかいない。あのね、木の花ファミリーはすごく大事なことをしているよ。こういう暮らしができること、木の花に出会ったってことはね、大当たり!なんだよ。
ひとみ:そうだね!ひとみちゃんもそう思うんだよ。人間が気がついたら嵐とかは少なくなる?
ひみ:うん。雲や天気は人間の心が作っているからね。人間の心がきれいになったら晴れが多くなるんだよ。
ひとみところで、それは誰かに教わったことじゃないね?
ひみ:うん。誰にも教わってないよ。思っただけ。学校でも教えてないよ。学校はでも平和にすることを教えているよ。それは国というものがあって、その国を平和にしようと教えているんだよ。ひとつづつの国を平和にしようと教えている。でもひとつづつの国を平和にしようとしても平和にならないんだよ。みんながひとつの平和を作らないとならないんだよ。これは学校では教わらない。ひみが思っただけのこと。
ひみはね、太陽から来たんだよ。太陽のごはんはね、虹色の金平糖だよ。虹色の金平糖はきらきらしていて七色で透明。きらきらの虹色のひかりのつぶでできている。ちいさな粒だよ。こなのようなつぶ。目に見えない小さな粒。それを食べると頭がよくなってパワーが入ってくる。虹色のパワーが粒にたくさん入っているんだよ。どのくらい入っているかというと500パーセントくらい入っているんだよ。あと太陽の国のごはんはね、ほかほかだよ。熱くはなくてあったかいんだ。ほかほかしている。みんなが楽しく遊んでいるよ。大人も子どもも遊んでいる。ふわふわのトランポリンで遊んで、金平糖やほかほかのごはんを食べている。でも食べすぎて、歯磨きしないと虫歯になるよ。そういうときは太陽の国でも歯医者さんにいくけど、ちゃんと歯を磨かなきゃいけない。あとね、虹色のバッタもいるよ。優しいバッタでしゃべれるんだ。太陽の国の生き物はみんな言葉が解るんだよ。しゃべれるというより、みんなお互いの言いたいことが解るんだよ。太陽の国はお店もあるよ。食べ物もあるよ。遊ぶところもたくさんあるよ。お勉強はしない。遊んでばっかり。何かを覚えるときはお勉強をするんじゃなくて見て覚えるんだよ。戦争はない。みんな楽しくしている。太陽の王さまが戦争がおこらなようにしているんだ。
ひとみ:太陽の国には戦争はないんだね。太陽の王さまは地球のことをどう思っているの?
ひみ:太陽の王さまは、地球のことを見ているよ。戦争があることも知っている。だからひみに行ってきなさい、少しだけ戦争を収めてきなさい、行って仲間をみつけなさい、と言った。だからひみこは地球に生まれてきたんだよ。本当は太陽の国にいたかったから地球に来たくなかったけどね。
ひとみ:仲間はみつかった?
ひみこ:みつかった。木の花にいるよ。
ひとみ:太陽の王様はいさどんとか知っている?いさどんのことはなんと言っている?
※いさどん=木の花ファミリーの創設者・宇宙おじさん
※ようこちゃん=木の花ファミリーのメンバー
ひみ:知っているよ。「おれより立派だなぁって言っているよ。よくやって偉いなあ」って言っている。「いさどんと自分たちの想いは一緒だ」って太陽の王さまが言っている。いさどんは地球のことを見る王さまのような人だねって。・・・太陽の王さまが笑っているよ。ひみによくがんばってやっているねと笑っている。伝えてきたよ。ひみには見える。他の人には見えないし、聞こえないよ。ひとみちゃんには聞こえないでしょ?ようこちゃんも今は忘れてしまっているから聞こえないよ。ようこちゃんは太陽から来たんだよ。ようこちゃんも虹色の金平糖を食べていたよ。でも今はすっかり忘れているけどね。ようこちゃんは、ひみが生まれるずっとずっと前から太陽にいたんだよ。そのこともようこちゃんは覚えてない。大人になると忘れちゃうんだよ。
ひとみ:ひみは太陽の国に生まれる前はどこにいたの?
ひみ:ひみちゃんは小さい粒だった。小さい小さい粒。そして太陽に生まれて来た。いつ生まれたかというと、地球が太陽の周りを廻ると一年でしょ。ぐるんと廻ってちょうど始まりの一日目に生まれた。ようこちゃんはそのずっとずっと前に生まれたんだよ。最初、太陽の国にはシーンとして何もなかった。そこに太陽の神さまが、たまごをふたつ置いたよ。王さまと女王さまのたまごを置いたの。そして女王さまからようこちゃんが生まれてきたんだよ。太陽の国の人は魔法が使える。欲しいものは何でも魔法で作れるよ。その魔法で作ったものは絶対に壊れない。でもようこちゃんは一回だけ壊したことがあるよ。赤ちゃんの時におもちゃと間違えてかじって壊しちゃった。ようこちゃんの歯から血が出たよ。でも赤ちゃんだからおこられなかった。
*ひみちゃんは湧き出してくるように太陽の国の話をします。泉のように次から次から話が湧いて出てきてやみません。いきいきと目をきらきらさせながら一生懸命話してくれるひみちゃんを見て、「ああ、ただただ、このわくわくする楽しさがあればいいのだ。」と思いました。しかしそこには、単なる子どもの想像の話ではなく、今の社会に対する鋭い視線や真理のヒビキ、純粋さの中に深い洞察があり、「こういう子どもたちが生まれてきている」という希望で胸が熱くなり、聞いているだけでわたしの心に喜びが広がっていきました。
ひとみ:ひみ、きょうは楽しかったね。天気が何によって出来るかも解ったね。
ひみ:うん。大事な話ができてすっごく楽しかったーー!!面白かったよー。

*そう言ってひみちゃんはくるくる踊るように回りながら楽しそうに歩き出しました。
ひとみ:そうだ、ひとみちゃん、今の話を大事な話だからメモするね。
ひみ:誰かに見せる?
ひとみ:うん。大事な話だから、見せるよ。いい?
ひみこ:えー。大人会議はダメ!

ひとみ:でも大事だって思う人には見せてもいいでしょ?

ひみこ:うん。いいよー。明日は晴れるといいな。くもの「も」はどういう意味?
ひとみ:「も」はカタカムナで言うと「もや」だよ。
ひみ:じゃあ「く」は?
ひとみ:「く」は自由という意味だよ。
ひみ:雲は、“自由なもやだね!”
ひとみ:そうだね。カタカムナで言うとモヤモヤした輪郭のはっきりしないものが自由に形を変えていくものが雲という意味だね。楽しい話をしてくれてありがとう!ひみちゃん。
ひみ:うん、ひとみちゃんだからしたんだよ。ひみちゃんもすっごく楽しかったよ!

【終わり】