今年あたまくらいから

ちょぼちょぼお伝えしていた、

あの料理本が

ついについに完成しました!

今週末くらいから、書店に並び始めるそうです。

 



この本は、福岡県の久留米在住の料理研究家

山本千代子先生(現在74歳)が

48年前からずーーーっと提唱し続けている

「山本式」という調理法の、

初のレシピ本です。

 

世界的に珍しいことらしいですが、

平成9年に特許も取得している、画期的な調理法です。

(「誰でも利用できるように」と、その後、特許を更新していないので、現在は権利が切れています)

 

最近、いろいろな方法の「低温調理法」が流行っていますのが、

それらは単に「低温で加熱する」だけかと思います。

 

でも山本式は

冷たい鍋に油と自然塩を入れる」

 


 

「野菜などの素材を入れる」

 


 

「蓋をして弱火で加熱」

という、ワンステップが入ります。

たったこれだけのことですが、

でもこれで、すごいことが起こるのです!

 

東京で最初に話を聞いただけの時は、

私も「それがどうした」と、薄い反応だったと思います。

でも教室にうかがい、

目の前で作ってもらって

食べた瞬間、びっくりしました。

 

ただ大根を皮付きのまま乱切りにして、

塩とオリーブ油が入った鍋に放り込んで、

蓋をして火をつけて(中火と弱火の間くらい)、

湯気が出始めてから何分間か放置しただけ。

 

水なんて一滴も入れてないのに、

蓋をあけたら、びっくりするほど汁がたまっていて

(塩分と加熱によって引き出された大根自体の水分に、

油が混ざったもの)

その汁を味見させてもらったら、

 

その上品で力強い旨味((◎д◎ ))

「茅乃舎のだしなんて、目じゃない!!!」

という、仰天の美味しさだったのです。

 

しかも、その大根の甘さ、食感、香りも、初体験。

これまで大根は、ただ煮たら特有の臭さが出るので、

薄味の料理の時は下煮して流水にさらしたりしていました。

でもこの山本式で加熱した大根には、大根臭さは皆無なのに、

大根の爽やかな香りはあったのです!

 

その理由はいくつもあって

例えば…

 

 







さらに、芯まで軟らかくなっているのに、

煮くずれることなく、角が立っていて、

しゃっきりみずみずしい食感も残っている!

 

その理由は…










 

 

私は今まで、なんていらない苦労をしてきたんだろう

 

(;ω;)ノ ┫:'.::・┻┻:'.::

と大ショックを受けました。

 

後にこの山本式でキャベツを食べた時も、

春菊を食べた時も椎茸を食べた時も、

人参を食べた時も、

あらゆる野菜で

「私は今まで・・・(-L-) ………。

と、壁にゴンゴン頭を打ちつけたい気持になりました。

 

とにかく、冷蔵庫にある野菜で、

がんがん試して

実感いただきたいです。

しいたけ、人参、キャベツ、大根などが特に

個人的にお勧めです。

 

美味しさ、簡単さだけでも

本当にびっくりだったのですが

そのほかにもこの調理法には、

びっくりすることがたくさんありました。

 

 

◎その1…健康効果

 

山本先生の教室の生徒さんたち(シニア世代多し)から

編集のためにアンケートをとったところ、

毎日のごはん作りを山本式に変えたことで、

健康診断の数値が劇的に変化した、

という体験談が本当に多かったのです。

(その体験談のほんの一部ですが、

紹介しています)

 

 

取材で何人かの生徒さんに会いましたが、

皆さん、年齢より10歳~20歳くらい若く見えるんです。

その理由も、わかりやすく書いてます。




 

 

◎その2…節約効果

さらにガス代がほんとうに安くなるようです。

わが家のガス代は先月7千円くらいでしたが、

山本式で調理している二人暮らしの生徒さんは

2千円くらい」、という方もいました。

 

 

◎その3…見た目がきれい

これは、去年、私がつくった鮭のちゃんちゃん焼き


晩御飯、これでどうよ!


そしてこれが、今年、山本式で作った同じ料理です。


 

まるで火を通す前のようにしゃっきりして

色も鮮やかですが、これで完全に火が通っています。

ほおっておいても荷崩れないし

時間がたっても色がきれい。

 

だから今までと同じ料理を作っても

゛盛り映え“がするんです。

これって地味に嬉しいですよねー

 

 

◎その4…ストレス軽減効果

子育て中だったり、仕事持っていたり、

「それだけで大変!」

という生活を送っていると

ご飯つくりを楽しめない、

プレッシャーなだけ、ということが

多いと思います。

 

そしてイライラしながら

ゴルゴみたいな顔でご飯つくって

ゴルゴ

(↑そんなの私だけか)

家族にあたったり、

インスタントに頼ったりして

自分を責めている女性も。

 

でもこの調理法なら、

弱火にしてほっとくだけ。

 

鍋を振ったり、こげないようかきまぜたり

火加減を調節したり、

という細かい調整が必要ない。

だから、あわてたりあせったりする必要がなく、

のんびり、作れる。

 

弱火なので、時間が少しくらい違っても

できふできのブレがないし、

それで確実にびっくりするくらい美味しくなるので、

本当に気が楽。

 

そんなわけで、この本の取材で

山本式の調理法で自分が健康になったり

ご飯作りのストレスから開放されて

「人生が変わった!」

という方に、たくさん出会いました。

 

そういう人が、一人でも増えて欲しい。

だからこの本は、一人でも多くの方に

読んでいただきたいんです。

 

本屋さんで立ち読みするだけでも、

すぐに作り方がわかるはず。

ぜひこの方法を試してみて欲しいです。

 

そして実感できたら、買っていただけると、本当に嬉しいです。

この本には、山本料理教室の48年間の

ノウハウが、ぎっしり凝縮されてるから。

 

絶対に涙が出ない玉ねぎの切り方、

苦くならないゴーヤの切り方は、動画でも

見られるようにしています。

 

煮干しの頭とはらわたをとらなくても

世にも上品な出しがとれるウルトラ簡単な秘伝も

さらっと、書いています。

 

本当に
 

「買わないと損するわよう!五月女風22

と、肩をゆすぶりたいくらい、中身の濃い

一生使える料理本になったと

自負しています。

どうぞよろしくお願いいたします。