WindowsにPHP5をインストールする | アマグラの日々

WindowsにPHP5をインストールする

私事でローカル環境にPHPが動作する環境が必要になりました。

というわけで、今回はWindowsにPHP5をインストールしてみたいと思います。



まずはじめに、PHPを動作させる前にサーバプログラムを決める必要がありますよね。

今回は常駐時のアイコンと設定画面が気に入った「04WebServer」を選択しています。

・・・いや。実際これでもテスト用サーバ環境としては十分の性能なんですよ?ビジュアルだけできめたわけではないですw;


さてというわけでまずは「04WebServer」をインストールします。

まずは[リンク先(窓の杜)] からインストールファイルをダウンロードします。[04WebServer作者サイト]

ウィザードに従って簡単な設定をするだけですので、ここでは特に解説しません。


04WebServer

インストールが完了しました。

設定画面はこのような感じになります。



さて、メインのPHPのインストールに入りましょう。

[PHPのサポートサイト] の上位メニューからdownloadsを選択し、ダウンロードファイルを選びます。

Windowsへのインストールですので、もちろんWindowsバイナリを選択します。

Windows版にはインストーラ付属の物もあるのですが、今回は勉強も兼ねているのでZIPパッケージを選択しました。

"php-<バージョン>-Win32.zip" という名前のファイルをダウンロードします。

ちなみに私がインストールするバージョンナンバーは5.1.6です。



ダウンロードが済んだら早速解凍しましょう。

"C:\php\"に全てのファイルを展開します。

C:\php\




解凍が済んだらシステムディレクトリにファイルをコピーしていきます。

移動してしまわないよう気をつけてください(いや移動でも良いかもしれませんが・・・。気持ちです)


まず、systemフォルダに"php5ts.dll"をコピーします。

systemフォルダの場所はWindows2000なら"C:\WINNT\System32"(もしくは"C:\WINNT\System")。Windows9xまたはXP、2003ならば"C:\WINDOWS\System32"です。


次に、windowsフォルダに"php.ini-dist"をコピーします。

windowsフォルダの場所はWindows2000なら"C:\WINNT"。Windows9xまたはXP、2003ならば"C:\WINDOWS"です。

コピーしたあと、"php.ini"という名前に変更します。メモ帳などのテキストエディタで"php.ini"を開き、以下のように内容を編集していきます。

このファイルの中のディレクトリ指定では、階層の区切り文字は"\"ではなく"/"ですのでお間違えなく。

()に行番号を書いていますが、これは5.1.6の"php.ini"の内容ですので、バージョンによって変わっていくことがあります。



・include_pathの指定(457行目)

PEAR(PHP標準のクラスライブラリ)を使わない場合はinclude_pathの指定は不要です。使う場合はinclude_pathを下記のように指定してください。
include_path = ".;c:/php/includes;c:/php/pear"


・cgi.force_redirectを指定(482行目)

; cgi.force_redirect = 1

      ↓ (先頭のセミコロンを消して = 0とする。)

cgi.force_redirect = 0


・extension_dirを指定(471行目)

extension_dir = "C:/php/ext"


・使用する拡張機能を選択(579行目~)

PHP5では以下のような拡張機能を使用することができます。

使用する場合には"extension"の前にあるセミコロンを削除し、有効にします。


;extension=php_mbstring.dll
;extension=php_bz2.dll
;extension=php_curl.dll
;extension=php_dba.dll
;extension=php_dbase.dll
;extension=php_exif.dll
;extension=php_fdf.dll
;extension=php_filepro.dll
;extension=php_gd2.dll
;extension=php_gettext.dll
;extension=php_ifx.dll
;extension=php_imap.dll
;extension=php_interbase.dll
;extension=php_ldap.dll
;extension=php_mcrypt.dll
;extension=php_mhash.dll
;extension=php_mime_magic.dll
;extension=php_ming.dll
;extension=php_mssql.dll
;extension=php_msql.dll
;extension=php_mysql.dll
;extension=php_oci8.dll
;extension=php_openssl.dll
;extension=php_oracle.dll
;extension=php_pgsql.dll
;extension=php_shmop.dll
;extension=php_snmp.dll
;extension=php_sockets.dll
;extension=php_sqlite.dll
;extension=php_sybase_ct.dll
;extension=php_tidy.dll
;extension=php_xmlrpc.dll
;extension=php_xsl.dll


以上でPHP側の設定は終わりです。

次に04WebServer側の設定に移ります。



まずは、サーバが公開するルートフォルダを設定します。

初期設定では04WebServerをインストールしたフォルダの中に公開用フォルダがあるのですが、セキュリティ上よろしくないこともあるようなので、別の場所。できれば他のドライブに公開用フォルダを作成しておきます。

今回の例では"D:\upload"というフォルダを作りました。


ディレクトリ選択

①をクリックし「ディレクトリ選択」ページに移動します。をクリックし、ディレクトリ選択ページに移動。

②をクリックすると「ドキュメントルート」が選択され、③をクリックすると編集プロパティが表示されます。


パス指定

編集プロパティが開いたら、「基本設定」の「LocalPath」に公開用フォルダのパスを入力します。



CGI使用設定

次の「詳細設定」タブをクリックし画面が切り替わったら、「CGI/SSIを許可」にチェックを入れます。

作業が済んだらOKボタンをクリックして画面を閉じます。



次にPHPスクリプトを読み込むプログラムのパス設定を行います。



サーバの設定

「サーバ設定」ページを開き、「CGI/SSIの設定」をクリックします。



CGIの設定

プロパティウィンドウが開いたらデフォルトで存在している拡張子欄"php"をを選択し、CGI実行コマンドに

"C:\php\php-cgi.exe %FilePath% %Query%"と入力します。(参照で"C:\php\php-cgi.php"を選択してから「%FilePath% %Query%」を追加ボタンをクリックするのが楽。


このとき、「上書き」(新規で作ったなら「追加」)をクリックするのを忘れないでください!

ボタンをクリックして上のリストが更新されたことを確かめたらOKをクリックし、ウィンドウを閉じます。



最後に「サーバを再起動する」をクリックし、「※設定を有効にするには・・・」という文字が消えたことを確認してください。



以上でPHPの動作に必要な設定は終わりです。

では確認してみます。

以下のように記述したテキストファイルを"D:\upload"フォルダの中に"test.php"というファイル名で保存します。


<?php phpinfo(); ?>



PHP情報

ブラウザからhttp://127.168.0.1/test.php アクセスして、このような画面が出てきたら無事設定終了です。

おつかれさまでした。