原作/山崎豊子(初映像化)
監督/若松節朗
主演/渡辺謙
<他キャスト/出演者>
三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二、香川照之、木村多江、清水美沙、鶴田真由、柏原崇、大杉漣、西村雅彦、柴俊夫、風間トオル、山田辰夫、菅田俊、神山繁、草笛光子、宇津井健、小林稔侍、加藤剛
戸田恵梨香(恩地純子 役)
鈴木理子(恩地純子(中学生/声)役<理子の日記 >)
小田島舞(※恩地純子(幼少期)役)
北村匠海(※恩地克己(幼少期)役)
第33回日本アカデミー賞発表!『沈まぬ太陽』が作品賞含む3部門 - シネマトゥデイ
当初は『劔岳 点の記』が次々と賞を獲得し、木村大作監督は「ここまできたら、(最後の作品賞を受賞して)全員で壇上に立ちたい!」とスピーチで何度も息巻いていた。しかし実際は最後に『沈まぬ太陽』が受賞し、壇上から主演の渡辺謙が「木村大作さん、すいません! 一番欲しかった賞なのでうれしいです!」とコメントすると、木村監督が「僕も取りたかった!」と口を挟み、会場は笑いに包まれた。
そして最後に、鳩山由紀夫首相が受賞者を祝福するためにサプライズで登場。『沈まぬ太陽』のキャストやスタッフと壇上で並んだ鳩山首相は「皆さんおめでとうございます。作品の舞台となったJALは沈んじゃったような気がしないでもないけど(笑)、映画のタイトルにちなんでもう一度よみがえってもらいたい」と時事ネタで会場を沸かせた。そして、「渡辺謙さんも、かつて大きな病を克服した。あなたこそ、沈まぬ太陽だと思います!」と主演男優賞を獲得した渡辺を絶賛していた。
日本アカデミー賞:渡辺謙、受賞で雄たけび 主演男優賞・作品賞「沈まぬ太陽」- 毎日jp
主演男優賞を受賞した渡辺さんは「(長期ロケを支えた)妻、子供たち、ありがとう」と述べ、作品賞が発表されると「ウォー」と声を上げてガッツポーズを見せて、壇上で「これ(主演男優賞)よりうれしいです。本当にとりたかったんで」と喜びを語った。受賞後の会見では「今回は作品賞を目指してきた」と明かし、「映画を作るだけでなく、生みの苦しみをこんなに感じたことはなかった。すべてをひっくるめて認めてくださったということ」と話した。
※※※
作品賞発表前
これはないですよね~
だって
あの世界の渡辺謙がテーブル上で祈ってるの見れば
たとえ、封切って、中の紙に
「劔岳 点の記」とか
「ディア・ドクター」とか書いてても
発表の人
『沈まぬ太陽!』
って読んじゃいますよね~笑
どうでしょう日本アカデミー賞。
本場アメリカと同じで
どっちかというと、”賞というよりショー”と言われることが多いです
①歴史が浅い
②アカデミー会員による投票(つまり身内同士での人気投票とみられることが多い)
以上の理由か、かつて、その権威も低く
『多忙で…』『○○さんは本日ご欠席です』みたいに
受賞者が欠席していたケースも多かったと聞きます。
でも昨日は、日本の総理大臣までご出席で、
式翌日、今日3/6朝のNHKニュースでも取り上げられてました。
すいぶん変わったのかもしれません。
独断で日本の映画賞にランクづけすると…
①キネマ旬報ベスト・テン
②毎日映画コンクール
ここまでは、その歴史も古く異論はないと思いますが…
あと、はっきりわかりませんが
③ブルーリボン賞
④日本アカデミー賞
④報知賞
…こんなかんじでしょうか。よく聞く賞は。
映画『沈まぬ太陽』は毎日で作品賞他、いろいろ受賞してますから
そんな、今更、渡辺謙さんが、祈らなくてもよいような気もします(笑
まぁ、謙さんらしいというか
スタッフ・キャスト・裏方の為に取らしてあげたいという気持ちか。
でも、あれを、謙さん以外の人がやると
絵にならないというか…しゃれにならないですよね;;;
映画『沈まぬ太陽』は毎日の寸評につきると思います
特集:第64回毎日映画コンクール 選考経過と講評(その2止) - 毎日jp (リンクきれ)
■日本映画大賞「沈まぬ太陽」■日本映画優秀賞「劔岳 点の記」
候補作は他に「愛のむきだし」「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」「ディア・ドクター」。大賞は、討議で4人が「沈まぬ太陽」を挙げた。「ディア」は監督の才能を認めつつ、結末が甘い、などの指摘も。また「ヴィヨン」は時代考証の確かさなどが評価された。投票で「沈まぬ太陽」3、「劔岳」「ディア・ドクター」各1。優秀賞は投票で「劔岳」3、「ディア」「ヴィヨン」各1。
【講評】日本映画大賞に輝いた「沈まぬ太陽」は、何よりもよくまとまった正統的な大作であるという点で、大方の選考委員から高く評価された。確かに山崎豊子の長大な小説を3時間余の作品にまとめた手際の良さは称賛に値する。ジャンボ航空機墜落事故と大航空会社内部の問題をうまくからみ合わせて描き、ドラマを形成する多数の登場人物の描き分けもそつがない。
そして、渡辺謙や三浦友和をはじめとする出演者たちが役柄をよく咀嚼(そしゃく)した好演を見せた。若松節朗監督のバランスのとれた手堅い演出は、日本の大作映画のよき伝統を受け継いでいる。
日本映画優秀賞の「劔岳 点の記」は、撮影監督として優れた実績を持つ木村大作が初めて監督を手がけた作品であり、この作品にかけた意気込みと、木村自身による見事な撮影の成果が、見る者に感動を与えた。CG全盛となった今日、登攀(とうはん)するだけでも困難な剣岳に、出演者と撮影スタッフが実際に登って撮影を敢行したことが、見事な映像に結実した。この作品には、まぎれもない映画作りの原点があると言っていい。(品田雄吉)
授賞式での渡辺謙さん
司会の関根さんに
~まさに不屈の男。恩地元でしたね。役作りは?~とふられ
渡辺
~(いやむしろそっちじゃなくて)人間としての弱さとか…そういうのをどーやって出していくのかディスカッションしました~とな。
確かに全ての山崎豊子作品の背骨というか大黒柱は
信念貫いて、苦しくても、悩み一生懸命生きる人間の姿の美しさ。だと思います。
主人公恩地が飛ばされたアフリカで、自分を非難し、家族と一緒にいて欲しいと訴える娘の手紙に涙するシーン
恩地が三浦友和さんや会社に何度も裏切られて、苦しむシーン
自分の会社が大事故をおこして多数の死者が出て、愕然となるシーン
どれも、この映画にはなくてはならないシーンでしょう。
そして、渡辺謙さんが主演男優賞を受賞した時のスピーチに
(社会に何かを強く求めていくという)『矜持』と言う言葉を使ってました
渡辺謙涙の受賞、2度目最優秀主演男優賞 - シネマニュース : nikkansports.com
受賞のスピーチでは「社会に何かを強く求めていくという矜持(きょうじ)がキーワード。矜持と向かい合った成果がこのトロフィーです。
自信と誇り。自信や誇りを持って、堂々と振る舞うこと。きんじ。プライド。
たまたま、その作品に参加してた幸運。
それ以上の矜持を我々リコラー(鈴木理子の熱狂的ファン)たちはもって良いと思います
(゜-゜*)(。。*)ウンウン
冷静に見渡してみても、20歳未満で、
地方映画賞とかファンの人気投票じゃない権威と歴史がある作品映画賞に
一度でもかすった事がある俳優女優。そんなに多くないと思います。
もちろんこれは「劔岳 点の記」出演されていた安藤彰則ファンも同じだと思います。
それにしても作品賞発表直後の番組終了が
渡辺謙さんの話じゃなくて総理の話だったとは
ちょっとズッコケでしたね;;;(編集?ヘタ;
中日スポーツ:「沈まぬ太陽」に栄冠 日本アカデミー賞:芸能・社会(CHUNICHI Web)
◆ぶっちゃけ鳩山首相
授賞式には鳩山由紀夫首相もスペシャルゲストとして登場し最優秀作品賞などを受賞した「沈まぬ太陽」のキャスト・スタッフを祝福した。
「正直言ってまだ(映画を)見てないんです」と明かした首相だが「すばらしい作品というのは分かっている。大変難しいお芝居をされたと思う」とねぎらった。
さらに首相は「舞台となったJALは沈んでしまったようですけど、(渡辺に)あなたこそ“沈まぬ太陽”だなと思いました」などと、ぶっちゃけトーク全開の場面もあった。
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映画賞全体の印象は(まだ残ってるでしょうけど)
「ディア・ドクター」賞総なめになるかと、
なんとなく思ってたんですけど
そうはならず
”松たか子さんの映画賞総取り”の印象が強く残りました
あと、宮崎あおいsがきれいでしたぁ~画像作らないけど;