193. 数学の教科書・参考書・問題集など | あまちゃんの成長日誌

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2013年度上半期の朝ドラ「あまちゃん」は人生のあまちゃんが海女(時々アイドル)を目指して成長する物語。
このブログでは、人生のあまちゃんこと一人っ子長男の成長を軸に、あまちゃんパパこと私の日々の出来事や想いを綴っていきます。

中高一貫校で使われている体系数学。2巻までで中学数学を全部終え、一部高校範囲に入ります。中3になると引き続き体系数学の3巻を用いる場合と、高校の検定教科書を使う場合があるようです。


検定教科書と言っても実はいろいろ種類があります。数研出版の検定教科書は程度の高い順に、数学シリーズ、高等学校シリーズ、新編シリーズ、最新シリーズ、新 高校の数学シリーズとあります。河合塾内部では、数学シリーズから順に数研α、数研β、数研γと略称をつけているようです。最新シリーズ以下には特に略称はない(研究もしてない?)ようです。


以下、yoyoさん「日々雑感」の約1年前の記事 数学参考書 を参考にしています。数学の参考書・問題集には、傍用問題集、 網羅系参考書、精選型問題集に分けられるそうです。確かに。


数研の傍用問題集としては、オリジナル、4STEP、サクシード、スタンダード等がありますが、前3つは数学シリーズの傍用問題集、スタンダードは数学シリーズ(数研α)と高等学校シリーズ(数研β)の傍用問題集です。数研βの傍用問題集としては他に4プロセス、クリアーがあります。しかしあくまでも教科書傍用ですから、学校で数研αを使っているならオリジナル、4STEP、サクシード、スタンダードだけを論ずればよいのです。


程度としては一応オリジナルから順に高いということのようです。オリジナルには略解しかついていません。またオリジナルのみ市販されています。私も高校時代、オリジナルを使っていました。もちろん授業中に解かされるので、まあ詳しい解答は要らないということなんでしょうね。あと、オリジナルには数I+Aや数II+Bの合冊がなく、数学I, A, II, B, IIIの分冊のみです。その点もやや使いにくいという印象でしょうか。


4STEP、サクシード、スタンダードは市販されておらず学校販売のみです。4STEP、サクシードには別売りの解答があります(スタンダードにはない)。あくまで別売りですから、学校の判断で買わない場合もあります。しかし買う場合は生徒には配布するはずです。無料と言うか本体に付いて来て学校の判断で渡さないのはありですが、別売りですからわざわざ生徒に買わせて渡さないということはあり得ないと思います。ま、それはともかく、4STEPはネットの評判を見る限り良書のようです。もちろん、まじめにやればということが前提ですが、一応これをマスターすれば受験数学の基礎はOKということみたいですね。


網羅系参考書としては、ここではチャート式のみを論じます。現在、程度の高い順に、赤・青・黄・白、およびセンター対策に緑の各チャート式が出版されています。私の高校時代は赤チャートと青チャートのみでした。私の推測ですが、大昔は赤チャートしかなかったのでしょう。それが青チャート(基礎からの数学I+A等)ができ、さらに黄(解法と演習数学I+A等)、白(基礎と演習数学I+A等)ができた、と。


私は青チャート派でした。よく覚えてませんが、赤より青の方が活字が目に優しかった記憶があります。ま、それはともかく、青チャートは高1のとき先取りで自習するために買ったもので、高2以降は使っていません。多分、解けない問題が出てきて辞書的に使うということもしなかったはずです。というか、チャート式レベルの問題が高2以降できないということはなかったので。


あるサイトでチャート式の色別レベルについて書いてあるのを読みましたが、所詮チャート式では最上位レベルの入試問題までは到達しません。だから、東大を目指すから赤チャートとか気張らなくてもよいのです。赤チャートでも東大レベルの問題はごく少数ですから。そもそもチャート式は教科書傍用問題集と合わせて基礎固めのためにあるのですから、これで終わりではありません。高校数学を一通りマスターする目的で使うので、むしろ青チャートの方が優れていると思います。


なお、赤チャートはオリジナルに対応してなのか、市販のみです。一方、青チャート以下は学校販売用と市販用があり、市販用の方が少し高いようです。いずれにせよ、詳しい解答はついてますが、これは別売りではないので、学校の判断で生徒に渡さない場合があります。その場合は無駄なようでも市販用のものを買った方がいいのかもしれませんね。


ここまでで一応の基礎固めが終わったら、精選型問題集で、入試レベルまで押し上げていくということになります。ま、これは人それぞれ好みがあると思うのでここでは書きません。私の高校時代は月刊誌「大学への数学」の増刊号を使っていました。でも今は良書がたくさん世に出ているようです。あるいは志望大学の過去問を解くというのでも良いかも知れませんね。特にその大学の入試問題が良問揃いの場合は。


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