激安弁当を見て思う | らーめんこげん&クックマン通信

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先日、産地偽装問題の

当事者というか責任者の方と

(事件があってから随分と

時間がたちましたので

当時を振り返るという感じで)

お話をする機会がありました。


産地偽装は、消費者をだます

許せない行為なのだが、何故

そうなったのかを

率直にぶつけてみました。


「それが・・・

よく、わからないんですよね。」


以前の会社で知り合い

毎年年賀状のやり取りがあったり

非常に真面目で実直な方です。

ずるして儲けようとか

安く仕入れて、高く売ってやろう

そんな考えをまず、しない人です。


きっかけは、

取引先の業者からの

注文で、欠品が許されないことからでした。

例えば、大手スーパーで

「ブランド鶏のモモ肉を500キロ」オーダーが

あったら、絶対500キロなくちゃいけない。

仮に400キロしか卸せないと

ペナルティが科せられる

何度もそういうことがあると

取引停止になっちゃう。

鶏って、卵から成鶏になるまで

44日かかるんです。

今日、注文追加があっても

急に増やせないんです。

だから、

足りない部分は、他の産地で

埋めて出荷する。

最初は、500キロのうちの

5キロだったのが、10キロ、20キロ

と増えていって、

そういう作業を連続していくことが

当たり前というか、麻痺してしまうんですかね。


「現場の人間は、会社を守るために

 苦渋の選択をしたんです。」


どんな形であれ、不正は不正ですから

許されない行為なのですが、

多くのブランド肉は、地方の小さなところが

作っています。

マスコミで、ブランド肉をあおるほど、

消費者がそれを求め、業者が買い漁る。

その結果、生産量よりも多い数が市場に存在する。


食品を扱うものとして、

高級食材を使用することは、それだけで

訴求効果はありますが、

むやみやたらに、ブランド食材にこだわらないこと

「どこどこ産じゃないと・・・」

「1円でも安くないと・・・」


消費者も賢い選択をしないと、

こういう問題はなくならないと

感じました。

安全で優良な食材は、

数に限りがあって、しかるべき価格であること。


激安弁当は、

たしかに財布に優しいが

ホントに体に優しいのか

将来を見据えた選択をしてもらいたい

ものです。


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さて、話変わって

週末は上記のとおり

まず、月曜日にクックマンが

こげんにやってきます。

そして、金曜日には

いよいよクックマン並びに

らーめんこげんが全国ネットに

流れます。


現在、様々なメディアから

オファーがきてますので、

決まり次第、ここでご報告いたします。


年末から年始にかけて

クックマン・らーめんこげん

非常にホットな状態になります。

お楽しみに!


以上、こげん通信でした。