為替変動を見方につける! | 『独立系金融機関 顧客アドバイザーが語る!資産1億円以上の人が知っておくべき資産運用と失敗しない為の方法』

『独立系金融機関 顧客アドバイザーが語る!資産1億円以上の人が知っておくべき資産運用と失敗しない為の方法』

銀行、証券、保険、プライベートバンクなど金融業界の裏事情をズバリ解説!退職金の運用失敗!罠だらけの海外不動産投資、嘘だらけの海外投資詐欺など、独立系金融機関という中立公正な立場で投資助言を専門に行うアドバイザーの視点でお話しします。

資産形成において

為替対策は重要な資産管理の一つです。

 

為替は日々変動しています。

その変動要因は複雑で広範であり短期的な予想は非常に困難なものです。

 

FXトレードを追求された方であれば

「勝ちパターンはある」と仰る方もいるかもしれませんが

 

それにはある程度の資金を用意する必要があったり

頻繁な管理や高い知識が必要になります。

 

 

またそうした一時的な利益を上げることができていても

長期的な収支で見た場合

その多くは損失を蒙っているのではないでしょうか。

 

 

一時期、マスコミなどでも「主婦がFXで1億円稼いだ」など話題になりましたが

3年、5年後の状況を知れば生き残るのはほんの一握りというのが分ります。

 

 

大切なのは

「負けないこと」と「勝ち続けること」

 

これは他の投資においても同様の事が言えます。

 

 

さて話しを戻しますが

FX(外国為替証拠金取引)は簡単に言えば「通貨と通貨の売買」を行うものです。

 

世界には円や米ドル以外にも様々な国の通貨が存在します。

 

そしてその価値は日々変動しています。

その変動の差を狙うことで利益を得ようとするものです。

 

 

例えば

 

1ドル=100円の時には、100万円で1万ドルのドルを買うことができます。

 

それを最近のレート、1ドル=118円の時に勝った1万ドルを売ることで118万円分の円を手にすることができます。

その差益は18万円となります。

 

スマホ片手にネット上で円やドルを買ったり売ったりするだけで

18万円の得をしたことになります。

※分りやすくするため手数料や税金は考慮していません


 

これがFXの基本的な仕組みの一つであり

手っ取り早く儲けることができると錯覚されている理由です。

 

しかし、短期的な通貨価値の変動を当てることは

「神のみぞ知る」世界です。

 

普通に考えれば

確率的には「上がるか下がるか」の五分五分ですか

これはギャンブルと同じになります。

 

 

 

ではどのように為替変動を見方につけるのか?

 

それは長期的な視点での通貨価値の本質を理解することです。

 

長期的な通貨の価値はその国の国力が元になって形成されます。

 

この本質的な部分を理解しておけば長期的に通貨の価値がどの方向へ向かっていくかが大よそわかるようになります。

※詳しいことは勉強会などでお話しします。

 

 

例えば、前項でもお伝えしましたが、現在のドル円レンジの水準は100~115円程度と私は想定しています。

 

レンジの水準とは

短期的に為替レートがこの間で行ったり来たりする範囲と思ってください。

昨年のトランプ氏が就任する前の為替レートは100円程でした。

 

そこからたった一ヶ月で一気に120円近くまで迫り、今は117円前後で推移しています。

 

であれば今の117円という水準は本来の価値からみて安すぎる(売られすぎ)と言えるのです。

 

 

一方で重要なことがもう一つあります。

 

それは

ドルに関しても同じように考える必要があるということ。

 

今のドルの価値が円に対して妥当な水準なのか?

 

これを理解するには多国間の通貨価値を示す実効為替レートや貿易収支などを分析する必要があります。

ちょっと複雑なのでここでは省きますが、こうした知識を得ることで現在の通貨価値が本来の通貨価値に対して妥当と言えるのかが見えてきます。



少し踏み込んだ話しをしましたが

こうした大きな為替変動の流れに合わせて手元資金を円からドル、ドルから円にシフトすることは資産形成においては重要です。

 

既にご相談を頂いている方には、直接、詳細なアドバイスをさせて頂いていますが、ここ1~2ヶ月以内に一括で外貨投資を検討されている方は、慎重にタイミングを図る必要があります。

 

特に未だ外貨ての資産をお持ちで無い方は

リスクヘッジの目的も含めて資産の一部をこのタイミングで外貨で保有するべきです

 

次の通貨高(円高)に合わせて、円から外貨へと替えるのが得策です。

 

 

そうすることで

資産価値の下落リスクをチャンスに変えることが可能になります。

 

 


私自身は昨年の2月頃に1ドル108円で円をドルに一括で替えました。

 

後から論ですが、「もう少し待っていれば100円くらいまで行ったのに...。」

 

なんて思うかもしれませんが、それができたら世の中大富豪だらけなわけです。



今、円に戻せば10%程の利益になりますが、私は20~30年後を見据えてこの商品に、この水準の為替レートで投資しましたのでそれまではそのまま運用させておくつもりですし、今後長期的に円の価値下落は免れないと私は思っていますので今後はいっそうの円安進行を予測しています。

 

このように資金の目的や用途

自分のライフプランに合わせて資産形成を行うことが最も重要なのです



ちなみに

こうした一人ひとりの状況や資産規模に合わせて

資産形成のプランを作るのが私の役目です。

 

投資は入口(商品選びから契約)と

出口(償還などの資金を受取るとき)の両方が重要です。

 

いい商品に投資をしただけではダメのです。

 

しっかりと手元に受取るときの状況(為替・手数料・税金など)も含めて

資産効果を考えなければいけません。

 

 

商品を売るだけの営業マンは

そこまで考えることはありません。

 

 

皆さんも資産形成の専門家のサポートやアドバイスをお望みであればいつでもご相談ください。