Plays Alto,Tenor and Baritone(ABC) / Zoot Sims
通信簿における、そのあまりに大きな延び代を見て、これはと思い
息子と膝を突き合わせてネゴシエーション。
一学期にひとつずつ成績を伸ばしていこうと約束をしたのは先学期のことでした。
まだ低学年だしそれほど勉強にとやかくいうつもりはありませんでしたが、
年度末に子供がドヤ顔で帰ってきたわけは、2つポイントUPされた通信簿が理由でした。
主要教科ではなく、『体育』と『生活』でノルマを果たした我が息子は、
案外と社会に適応できるタイプかもしれません(苦笑)。
ジャケ買いで購入したこれは、国内初期のペラジャケ盤。
一人で数種類のサックスを持ち替えて多重録音のアンサンブルに加え、
ボーカルまで披露するマルチプレーヤーぶりは、さしずめ優等生タイプといえるでしょうか。
そういえば、生涯ミストーンを出したことがないという信じがたい伝説すら耳にしたことがあります。
得意教科だけをトコトン伸ばせと息子に囁いたばかりの僕に、
zootのような人物は、目障りでしかありません。(笑)
Zoot Sims with H.Renaud(LondonDucretet-Thomson)
去年の今頃は、浮かれた話など許されない状況でしたが、
今年は特段寒い冬を乗り越えたという安堵感からか、
陽気がよくなった途端に花見の話があちこちから聞こえて来るように感じていました。
家族で出向いた、穴場であったはずの近所にある芝生の敷かれた小さな公園は、
驚くほどの人であふれ返っていましたが、みなさんマナーよろしく場所をわけあい、
ピンク色の花びらを眺めながら談笑しておりました。
文庫本とipodとぶどう酒を抱えて早目に出かけて一人場所取りをしていた僕は、
ほろ酔い加減で十何年も前の春、とある記念にと購入した、
桜色の書体が印象的なこのレコードのEvening in Paris思い出していました。
口笛でメロディを吹きながら、
愛犬を連れてやってくるはずの家族を待ちわびています。
こういう瞬間が一番充足感に浸れる、わかりやすい僕です。
Hamp's Piano(Saba) /Hampton Hawes
7年間乗った愛車に別れを告げ、春の訪れと共にやってきたエモーショナルなスタイリングカー。
不慣れな操作パネルに戸惑うことすら楽しんでいるような自分がどこか滑稽に感じます。
高い買い物でしたが、明日への活力にするために頑張りました。
クルマと一緒に元気をも購入した気分です。
音楽好きの**さんなら特にオーディオを楽しみにとディーラーから言われ、
納車までの数週間、ずっと楽しみに考えていた一番最初にかけるCDの選択は、
CDでも音の良いHampton Hawesのこれに決めました。
評判通りの音質で聴く、Hawesの自作曲『sonora』からの3曲が特にお気に入り。
再生ボタンを何度も繰り返し押して、環状線を走り続けました。
深夜の一人ドライブが、当分の日課になりそうです。
最高の心持ちです。