こんにちは。
9月も後半に入り、高校生の学園祭の頃をふと思い出した税理士の高橋です。
バンドを組んで、学園祭デビューしてたのが懐かしいです。
協会けんぽから定期的に郵送物が届くのですが、その中にこんなものがありました。
「協会けんぽの決算(平成23年度)のお知らせ」
要は、国の健康保険の収入と支出の具合はこんなんでした、という簡単なチラシ。
サラリーマンのお給料などから天引きされた健康保険料などを収入として、いくら入ってきたのか。
またそれをどんなものにどれくらい使ったのか。
23年度は全体の支出が収入の範囲内には収まり、若干のプラスだったそうです。
また、健康保険料として入ってきた10,000円の使い道は次の通りとのこと。
・ 病院等を受診したときの医療費 約5,370円
・ 出産した時の給付費や病気で休職した際の手当金 約660円
・ 健診費用、保健指導費用 約90円
・ 高齢者医療制度への拠出金 約3,810円
・ 協会けんぽの事務経費等 約70円
突出しているのは、我々現役世代が病気やけがで医者にかかったときの医療費と、75歳以上の高齢者の方の医療費。
高齢者の医療費については今後も増えていくことは容易に想像されます。
一方で、少子高齢化の緩和のため、子供の出産に対する給付も充実させてほしいところです。
しかしながら、健康保険料として入ってくる額は現状維持もできず減っているそう。
天引きされる健康保険料は値上がりしているのですが、その元となる給与水準が全体的に下がっており、
給与水準の下げ幅の方が大きいので、保険料収入も減収になっているとのこと。
入りが減りつづけるなか、支出が今後も増えていく、という状況ですね。
この状況にどう対処するか。
そのチラシには赤字で「協会けんぽの財政基盤強化が不可欠」とだけ書いてありました。
当たり前のことすぎて何も言っていないのと同じですね。。。
結局、入りを増やして出をけずる、ことだけですので、
・ 給料から天引きする健康保険料を値上げする
・ 医者にかかったときの窓口負担を今の3割より増やして、けんぽからの給付(支出)を減らす
といったことをオブラートでガチガチに包みまくって、
「協会けんぽの財政基盤強化が不可欠」
という表現になったようにも見えます。。
でも、これ以上病院の窓口で払うお金や、天引きされる健康保険料が値上がりすると正直きついですよね。
そんな声に応える解決策は、、、「医者にかからない」こと。
病気にならない健康体であれば、医療費負担も出ないので国にとっても支出の削減になります。
また、健康で元気に働ければ給料もしっかり稼ぐことができて、国もしっかり保険料をもらうことができる。
何より、健康であることは本人にとっても一番。
病気で仕事を休んで稼ぐこともできず、医者・くすり代だけがどんどん出ていく状況は自分にとっても本当に損なだけですし。。
ということで、健康診断を定期的に受けて、予防の意識を高めることが今自分にできる最善なのかな、と当たり前のことを改めて感じました。
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