その日の夕方、私は本店に帰った。

月曜日のXデーにそなえて私の協力者のテナント

にはいってる〇田の社長に電話をしたが出張中で月曜日にしか

帰ってこないとのことだった。

●ンダの社長に保証金もかなり預かってるので設定をつけてもらい

みんなが触れない様に形だけ営業権もわたす契約書をかわす

準備をしていた。

それぐらいしないとH氏がなにをするかわからないとおもって

いたし、〇田の社長の権利を確立しとかないといけないとも

思っていた。

月曜になればすべてかたがつくのにまさかその2日間が命取り

になるとはおもいもしなかった。

気持ち的にはXデーにそなえてすべて準備ができて安堵な気持


ちになっていた。

入り口でたまたま業者の〇平さんがいたので話をしていたら

そこにH氏の息子と右翼の支部長、私の弟がやってきてH氏

の息子が「今日からお前の弟が店をやっていくから。」と言った。

〇平さんも私も「そんなことできるはずないやろ。」と言ったが

おかまいなく店の2階の事務所に押し込まれた。

そこに親父も来たので私は「家族で話をさせてくれ。」と言った。

私は「会社も100%俺の持ち株だし、この店も俺の個人名義な

んやぞ、そんなことできるはずないやろ。」と言ったが、弟は

「自分がやるから。」といいはって聞かなかった。

私はH氏が月曜日に借金を返されると店を取る口実がなく

なるのでその前に無理やりにでも乗っ取ろうとしてるんだな

と思った。

私は自分の失敗で会社に迷惑がかかる件があり、それを

埋める為に嫁の親から1000万円を借り、自分でも自己の

責任での倍以上のお金で穴埋めをしていた。

そして月曜日には〇銀から一津〇店を担保にした1500万円

の借り入れが決まっていた。


その週にS銀行のプロパーでの1500万円の融資も決まっている。


私個人もカード枠で2000万円入れたので総額で1億以上の金を


用意したので月曜にH氏に約定では500万円だが1500万円全額


返してすべて解決することになっていたのだった。

そのことを説明しても弟は言うことを聞かなかった。


嫁さんの親も嫁にだまって融資がおりるまでのつなぎをたのんだら


銀行に預ける代わりにと貸してくれたのに返せなくなるやろと言ったが


そんなこともおかまいなしのようだった。

各店の振込みを脅して止めたりするH氏のことだから私は最悪

のことも考えていた。

私は「振込みを止めたりするから最悪のことも考えて堺の司法書

士に最悪の時には和議をしてもらえるように手続きをしている。

決算書も見せたら今の利益なら十分問題なくできると言われた。」

私の会計もH氏に取り込まれているので納品業者の協力で相談し

ていたのだった。

店もいくらかは処分しないといけないかもしれないけど、家もあなた

の収入も本店があるので守れるよ。」といわれ安堵したのを覚えて

いる。

そのことをいうと弟は「嘘をつくな。」と言った。

私は「何を嘘をつくなじゃ、そんなんは調べてから言え、お前らが

やったらつぶすだけやろ、H氏に利用されてるのがわからんのか。」

と言ったが弟は譲らなかった。

私は弟に「何の権利もないのにそこまで言うんならなんぼで買うんや

2億だされても譲らんぞ。」と言った。

親父は「従業員も不満があるみたいやからな。」と言うので

私は「多かれ少なかれそんなんは何処でもあるし、うちの会社の

社員の給与はどこよりも多いんや、それに不満を持ってるのは

H氏が「5日前に勝手に従業員をみんな集めて今日から俺とおやっ

さんとで店やっていくからと言ったとき、みんなは「自分がヤクザ

やと言ってる人の下ではたらく気はないですから。」と言ってたの

をしらんのかと親父に言った。

俺が作った会社で俺に使われてるのが気に入らないのかもしれ

ないがそれやったらやめたらいいやろ。H氏にいっしょにやってい

こうと言われてうれしそうな顔しやがって自分で作った会社を俺が

引き継いだんならそれもいえるけどそうじゃないだろと言っても

全然きかない。

H氏は身内に会社を取らせたあと自分のものにするきだなと思った。

でも、それを説明しても聞かないこいつらは何なんだともおもった。

私は「今やろうとしてることは犯罪やぞ。」と言っても弟は「そんな

ん関係ない。」と言って聞かない。

「お前教師やろ、店なんかできるはずないやろ、どうしていくねん。

私が社長業をしていて店の仕事をしていないからできるとおもって

るかもしれないがスーパーのこと全然知らんのにどうやってやって

いくねん。無理に決まってるやろとにかく月曜までおとなしくしとけ。」

といったが全然引く様子がなかった。

気の弱い弟なのに支部長とかH氏がついてるとおもって強気になって

るんだと思った。

私はH氏のことは誰よりも知ってるので弟に「自分の金は絶対出すなよ、

全部H氏に取られるぞ。」と親父と弟にだけ聞こえるように言った。

その時支部長は「今の家に住めてここで働いて給料も取れて業者に

借金も返せたらいいんやろ、そのようにするがな。

俺が言ってその通りにならなかったことがあるか。」

と言ったが私はそれ以前の問題だと思った。

話にならないと思い店を出ようとしたらH氏の息子に拘束された。

そして弟に指示して私の財布と携帯、鍵を弟が奪った。

教師の身で窃盗かよ!とつぶやいた。

私はこのときに大きな勘違いをしていた。

後日、会計士に聞いたのが、私がH氏が店を取ろうとしてるという

のを言ってるのにもかかわらず、H氏のところに親父と弟は頼み

に来たということだった。

「あの時に親父さんと弟が行かなかったらあんなことにはならな

いのに。」と言われたのだった。

私は「弟も年収1000万円以上あるって聞いてるぞ、なのにそん

なことするか?。」と言ったが、それ以上に会社がほしかったの

だということだった。

でも私もH氏ばかりに気が行っていましたが、実際には弟がH氏

の力をつかって私の会社を自分のものにしようとしていたんだと

言うことがわかっていなかった。

問題になって裁判になったらH氏はすべて弟の責任になること

を知っている。

いやむしろ、H氏に頼みに行った時点で実行犯は弟だと言うこと

になることを弟は理解しなければいけなかった。

当時は弟もH氏の被害者だと思っていましたし、私も2ちゃんねる

の書き込みでは弟に触れないでくれと擁護していた。

2ちゃんねるでは支援者のなかにも弟を訴えないといけないと言

う声もあったが当時はH氏しかみえていなかったおろかな自分が

いた。

実際にはたどり着けなくても訴えなくてはいけなかったんだという

ことを今は実感している。

古い話でいまさらと言われるかもしれない。

過去にとらわれずに前を見てすすまないといけないのもわかる。

でも、この事件によって家も家族も生活も失った事実はわすれて

はいけないとおもう。

被害者には忘れられないことでも加害者にはすんだことなのだ。


でもこのときは会社も私の個人名義だし会社の株もすべて私の


持分だ。


取れるはずないだろとおもったが身内を利用することはある程度


予想していた。


しかし、身内と言えど犯罪を犯せば訴えるしかないのだ。


弟も会社をほしいとおもったことは伺えるが、会社と言うつくりを


理解していないのかと言うことが疑問だった。


事件になれば「京都大学出身の教師の会社乗っ取り事件」として


マスコミの格好格好の餌食となるのに・・


場合によれば実刑を受けて教師もできなくなる。


仕事もなくなるようなことをして何を血迷ってるのかとおもうのだった。


おそらくH氏に「このまま教師をしてても面白くないだろ、俺が応援して


やるからお前が兄貴の会社をしろ。」と言われてその気になったのだろう。


たとえH氏に利用されたとしてもその気になったのなら弟は犯罪者だ。


H氏にはそのあとで自分のものにしやすいのだ。


しかし、このあとH氏が予想を超えた行動に出るのだった。


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