事件の真実


私は食事の後、看護婦4人を送っていきました。
看護婦たちは「勤めてる病院に身内を入れたくない。」と
言っていました。
私は怖い病院のように思いました。
私は「どこも似たり寄ったりでしょう。」と、とりあえずフォロ

ーを入れましたが 今度入院するなら違うところがいいなと

思ったことは言うまでもありません。


店の前について看護婦さんたちを降ろすと、最初に誘った

看護婦さんが もう一度乗ってきました。


「もうちょっとドライブしない。」と言われ、私もまんざらでは

なかったのでまたドライブに出かけました。

車で走るのはすきだったので奈良公園に行きました。
いろいろ回って適当に遊んで?帰りました。


看護婦さんたちは寮に入っていて、点呼が終わってから

遊びにでることも あるようでした。
A看護婦とはその後も、食事に行ったり遊びに行ったりし

て?楽しく過ごしました。

悪魔のささやき
しばらくたったある日、またA看護婦が買い物に来ました。
私はまた食事に誘うと「同僚をつれてきていい。」ときかれ

たので、こころよく了解しました。


私はこのままでは社員に弱みを握られるので、仲間を増や

すために部長をさそいました。


部長は行きたい、でも弱みを握られるのもいやだ。でもやっ

ぱりいきたい。
そんな葛藤をかなりくりかえしたそうです。
しかし、やっぱり弱みを握られる方がやばいとおもったそう

でした。
断ってきましたが、ほんとは行きたくて仕方ないという気持ち

が顔からあふれ ていました。


でも私は「じゃーまたさそうよ。でもほんとに行かないの?」も

ういちどいうと「今回はやめとく。」とは言いましたがすこし泣

き顔になっていました。

それほど私に弱みを握られるのは致命的だったようでした。
部長なりの危機回避だったのでしょう。
仕方なく私は1人で行き、店の前で待ってる二人の看護婦を

乗せて食事に行きました。


A看護婦が連れてきたM看護婦はプロポーション抜群の美人

でした。
おもわずラッキーと思い、「部長かわいそうにおしいことしたね。」

と、人の不幸を喜び自分は、盆と正月が一緒に来たような喜び

でいっぱいになりました。


看護婦もすてたもんじゃない。道ばたでダイヤモンドを拾ったよ

うな気分になりました。

食事に行って、Mさんのこともいろいろ聞きました。
AさんはMに「いろいろ聞いてるよ。」と意味深なことを言ってい

ました。
二人は私のマンションに泊まることになりました。
いくら喫茶店で働いているときはよく遊んだ私でも、今は社会的

地位も少しですがあり、昔は「三輪車か?」と思ったかも知れま

せんがその時はそんな気は毛頭ありませんでした。

Mさんを別の部屋の私のベットで寝てもらい、Aさんと私はこた

つで少し話し?をしてましたがAさんが「ここでは聞こえるから

お風呂で」と言いました。
純情?なわたしはあまり意味が分からなかったのですが、Aさ

んにしたがいました。
私とAさんはお風呂で話?をしました。
私は大きい声で話をしたので「お風呂もこたつもかわらない。」

と思いました。
こたつにもどって私の中の悪魔が「Mさんと二人になれる方法

はないのか?」と ささやいてきました。
Aをコンビニに買い物に行かせろよ。こんなチャンスはないぞ。
おまえは子羊の振りをした種馬じゃなかったのか・・」と言って

きました。
でも今度は天使が「いまは少しは責任のある行動を問われる

立場にあるんだろ。

問題になっても知らないぞ。と言ってきました。
私は天使に従いました。
でも悪魔が「まっ。チャンスはいくらでもあるんだから、今日の

ところはおとなしく しててもいいよ。

せいては事をしそんじるってね。」と言って消えました。
次の日、二人を送っていきました。

でもこれから起こる怖い事件を予想することはできませんで

した。
喜びもつかの間 わたしは私のマンションに泊まった看護婦

を送り、また忙しい日々にもどりました。
部長は「昨日どうだった。」ときいてきたので、「めちゃめちゃ

カワイイコが来たぞ、かわいそうに来たら楽しかったのに。」

と私は言いました。


部長は話し10分の一しか聞いていませんでした。

「そんなうまい話、あるはずないやろ。」 と言ったので、私は

「下手な鉄砲も数を打たないと当たらないぞ。」と言ってやり

ました。


店の売り上げも順調に伸びていたので社員も明るく楽しい日

々が続きました。
反対していた近くの市場のSストアがつぶれるという噂で盛り

上がっていました。

「反対して商売をちゃんとしないからつぶれるんや。」とみんな

でさんざん悪口で盛り上がりました。


私はみんなに「近所とは共存共栄していかないと。」と言うと、

みんなは目から涙を流し ながら「あんたがつぶすんやろ。」

と言いました。
私は「ご愁傷様です。」と言ってまた盛り上りました。


二日後
特価日で忙しくてバタバタした中、やっとピーク時がおわり夕方

になりました。
社員も商品の発注や伝票整理でバタバタしていました。
私は店内で問題が起こっていないかモニターをチェックしてい

ると美人看護婦のMさんが買い物をしているのがうつりました。


A看護婦と話し?してたことも多分聞かれてるだろうからと話し

かけるのをやめた。

部長に「あの子がこの前来た子やで。」と言うと部長は口を開け

「がーん。」と言う表情 をしていました。
するとなんと青果主任のYがMさんのあとをついて歩いてるでは

ないですかww
私はYに近づき「なにしてるんや」と言うと、なんとYはMさんに聞

こえそうな声で手を 自分の胸のところで乳をもむような手つきを

して「ムチムチでんな。」と言いいました。

大きな声で言ったので私は聞こえるんじゃないかとひやひやしま

した。
わが社の社員にも困ったもんだと思いましたが、私は昔からみ

んなが意識すると気になる性格 でもありました。
「せっかく来てるんだからこのままやり過ごす手はないんじゃない

の。」とまた悪魔がささやきました。

すると今度は天使が「あかんよ。会社で。みんな見てんのに。常

識やろ。」とのたまいました。
それもそうだなと思ったが知らぬ間にレジの女の子に「代わるか

ら。」といって普段はいることのないMさんがならんでるレジに入

りました。
私は、Mさんの買い物をレジで打ちながら、Mさんのうしろに人

が並んでいるのも気にしないで「ごはん食べに行きませんか。」

と誘いました。
Mさんは「いいんですか?」と喜んだ表情をしました。
でもすぐにMさんは「でも晩ご飯買ったし・・」と言ったので私はす

かさず「もどしておきます 。」と即答しました。

なんとはきはきした返答だろう。俺は店の売上よりも自分の欲求

を優先させるなんてwwとも思わなくてはいけないところですが

そんなのはどうでもいいことでした。
Mさんは「7時に前で待ってます。」といって帰っていきました。
7時になるとMさんは前で待っていたが友達も連れてきました。
ともだちもまぁまぁかわいい子でした。

私はまた部長に「一緒に行く、でもMさんはおれやで・」と言うと

しばらく考えていたが「やっぱりやめとく」と言いました。
このとき実は部長は結婚前でした。
「結婚してからだったら遊ばれないよ。」と私は言いましたが

部長の決心は固く、苦笑いしながら私を見送りました。


私は二人の看護婦と食事を楽しみ、そのあとドライブを楽しみ

ました。
Mさんの友達は後ろで寝ていました。
Mさんは私とAさんのことを聞いたので私は友達とこたえて

おきました。

あの夜の声は聞こえてなかったのかな?

ラッキーかも・・・
私はMさんに「彼氏は・・・」と聞くと「いない。こっちにでてきた

ばっかりだし九州にいるときはいたけどでてくるときに別れた

から。」と言いました。

私は「彼氏は何歳ぐらいがいい。」と聞くと「23・・24・・25・・

えっ、もっと上ですか、 でも〇〇さんだったらいいですよ。」

と言われました。

わたしだったらいいですよって言われたことにうれしくなって

いました。
なんで私の年が関係あるんだ?と思いながらも「25」と答え

ましたが、
「よかった。」と言われたが本当は27でした。。
私は、会社のおかげでもてているということに気づいていな

い勘違い野郎ですが、人生楽しければOKでした。


私は昔から若く見られて21才で成人映画に言ったときに身

分証明書

なのかな、それとも面食いじゃないのかなと心の中で謙遜す

る私でした。
いろいろ話をしてその日は送っていきました。
Mさんから電話番号を聞いていたので、よく食事に行ったり、

ドライブに行ったり?しました。
でもAさんのことは忘れていたため電話番号がAさんと一緒

だったことは気づかないいいかげんな私でした。
ちなみに送っていくところもAさんに近いなと思っていましたが

同じ看護婦寮だったことを後で知るのでした。



そんなこんなでMさんにお熱でAさんとは会わなくなって1週間

ぐらいたった時、Aさんから電話がかかってきて、話をすると

「患者さんから結婚してと言われた」とか言ったので、私は

「もてるやん」 いいんじゃない。」とめんどくさかったのでこたえ

ておきました。
そして数日たったときに事件がおきました。

Aさんから電話があり「ずっと前で待ってるから」と言われ「忙し

いから無理」と言うと「それでも待ってる。」といってきました。
別に用事はなかったのですが、Aさんと会うとまたややこしくな

りそうなので会わないことにしたのでした。


でも車で店の前を通るとAさんが待っていました。
気になりましたが忙しいフリをしてそのまま通り過ぎて店には

もどりませんでした。
電話がかかってきたらいやなので携帯電話の電源も切った

ままにしておきました。

その2日後、看護婦のAさんから興奮気味に電話がかかって

きました。
「私、今警察にいるんよ。何故ああなったかわからない。どう

してかわったか・・・」
「私、人を殺してしまった。」 というのです。
支離滅裂で何を言ってるのかよくわからなかったのですが

最後の「殺してしまった。」と言うところはわかりました。

よくよく聞いてみると輸血のときに血液を間違って患者が死

んだと言うことでした。

私はこわくなって「気をしっかり持ってがんばり。」というと

電話を切ったのでした。

つきあってはいませんでしたが「行ってあげれば起こらなかっ

たかも」と思い、私にも 罪悪感がしばらく残りました。


この事件は新聞にも載りましたが、当時リクルート事件が起

こったために一面にはでませんでした。

MさんはというとMさんが私のマンションに私がいないときに

電話をしたとき、女の人がでたため、それからはかかってこ

なくなりました。

会社は大きくしようと思っていましたが、年商50億近い会社

になるとは少ししか思ってい ませんでした。


それからは仕事一筋?になったことにしときましょう。

を出してと 言われたほどでした。
とにかく私は「ラッキー」と思いましたが、かわいいのに近眼