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①東京都議選 ホリエモンの“宣戦布告”に小池都知事が漏らした意外な本音 



*  *  *

小池百合子(以下、小池):こんにちは。あら、丸坊主にしたんですか。


堀江貴文(以下、堀江):麻雀の番組で負けたんですよ。最後、負けたら丸坊主。2回もやっちゃって(笑)。


カメラマン:最初フォトセッションからよろしくお願いします。


小池:はい。またツギハギだらけの服着ちゃって。


堀江:今日は都政についていろいろお聞きしたいんですが、その前に、小池さんは今、自民党なんですか?


小池:さあ。まあ、二重国籍はよくあるでしょ(笑)。


堀江:二重国籍! すごいな。都議会自民党と、自民党執行部は、どんな関係なんですか?


小池:都議会自民党はいわば、独立機関。ほとんど関東軍ですね。


堀江:すごい表現が出てきましたね。では、本国に無断で満州事変を起こした石原莞爾みたいな人がいるんですか。


小池:都に限らず県会議員などが運営している地域は大抵、「国会議員は俺たちが出してやってるんだ」という意識ですよ。


堀江:それはすごくわかります。僕も2005年の衆院選に広島6区から出馬した時、そう思いました。無所属とはいえ自民党本部に推されている立場だったのに、地元の自民党支持者が協力してくれず、党本部と対立して離党した亀井静香氏(当時は国民新党)のほうに票を入れちゃうんですね。それで僕は公明党と手を組んで、「比例は公明党に」って言っちゃいました。あれは、ちょっとドキドキしましたね。


小池:随分、ご苦労されたんですね。


堀江:都議選が7月に迫っていますが、「都民ファーストの会」は良い感じになりそうですか? 知名度はすごいですよね。


小池:会としての知名度はかなり定着しています。ただ、個々の候補者とまだ結びついていない問題があります。これから、一人ひとりがアピールしていかないといけない。


堀江:小池さん、都議選というのは、過半数を取れれば良いんですか?

小池:取れれば良いんですかって(笑)。まあ、都政の安定した運営には、過半数が望ましいですよね。フランスのマクロン大統領もそれで新たな政治勢力を立ち上げたわけですから。総選挙の400以上の選挙区にネットも使って候補者を集めたそうですから。すごいですよ。


堀江:全然あると思いますよ。東京で同じことをやっても相当集まるんじゃないですかね。ところで、日本維新の会とは連携されないんですか。


小池:いやいや、あちらも候補者を立てるんですから。


堀江:ああ、そうなんですね。でも、なんか似てるんじゃないんですか。対立軸があるんですか?


小池:候補者を立てるということは、戦う、ということ。連携はありませんね。


堀江:そうなんですか。候補者を立てると言えば、僕がやっているオンラインサロンの会員も、「地方議員ゼロの会」という党を立ち上げて、都議選に候補者を立てますよ。


小池:聞いていますよ。どの選挙区で出るのか調整させてもらわないと(笑)。お互いに食い合うのはよくない。


堀江:いや、これは僕が決めてるわけじゃないので、よくわからないんですよ。「議員ゼロの直接民主制を現代のテクノロジーで実現するのって面白いんじゃないの?」って言ったら「やります」と言う会員がいたので、やってもらってるだけ。歴史を調べたら日本の地方自治体でも議員ゼロの直接民主制は制度上も実現可能で、終戦後の地方自治体でやった例がある。現代の技術があれば十分できますよ。僕たちが都民ファーストや維新の会と同じことやったって、面白くないじゃない。もっと先を見据えたほうが面白いと思ったんです。


小池:面白いのは結構ですが、結果的に自民党都連を利することになります、と。


堀江:まあ、政策が全然違うので、それはないと思いますよ。アイスランドの海賊党とコンセプトはけっこう近いんですけど。全然、政策違うんで、是々非々というか……


小池:堀江さんの有料メールマガジンには会員はどれくらいおられるんですか?


堀江:有料メールマガジンは1万数千人、YouTube「ホリエモンチャンネル」の登録者は10万人くらい。月1万円のオンラインサロンは約1300人。


小池:ということは毎月1300万円……