前場の展開＆ここからの展開予想！

前場の日経は前週末比175円安の8,562円と続落。前週末の欧米株安を嫌気した売りが先行し、一巡後は安値圏で停滞。欧州債務問題の再燃や、オバマ米大統領が打ち出した景気対策の不透明感が重し。一時200円超安を付けたあとに下げ止まったが、主力株を中心に戻りは限定的。

欧州不安根強く、ギリシャ破綻を織り込みに行く動きと成りつつありますが、お伝えしておりますとおり、世界市場が結局米国の動向につられるのは昨年の動きを見ても明らか。最重要視すべきは、やはり米国であります。

その米国は、もう暫く11,200ドルを境に上下300ドルの揉み合いに終始すると見ており、前週は下値10,932ドル、上値11,477ドルと波動通りにこのレンジ内での揉み合い。上昇トレンド入りはＦＯＭＣ後となりますので、そこまでは横ばい継続。上げて強気にならず、下げて弱気にならない姿勢を基本として下さい。