バルチック海運指数
今日の午後のブログで「バルチック海運指数」が15日ぶりに大幅反発 と書きましたが、今日はそのバルチック海運指数というものについて書きたいと思います。
バルチック海運指数 通称BDI
ロンドンのバルチック海運取引所が発表する外航不定期船の運賃指数。
バルチック海運取引所は海運会社やブローカーなどから鉄鉱石・石炭・穀物といった乾貨物(ドライカーゴ)を運搬する外航不定期船の運賃を聞き取り、結果を取りまとめて同指数を算出、発表します。
毎営業日のロンドン時間13時(日本時間22時、サマータイム期間中は21時)に発表されます。
つまり、船で石炭や穀物を運ぶ時の運賃
これを指数化したもので、(指数化したものなので、運賃ではないんです)
1985年1月4日を基準の1000としています。
2003年以降は、中国の鉄鉱石輸入が急増するなど新興国向けの資源輸送需要が拡大したことから船の供給が追いつかず運賃が高騰しました オリンピックもあったりして、一時鉄バブルになりましたもんねー その後バルチック海運指数は08年5月に最高値を更新 そして世界景気の減速で資源の需要も急減、船の供給が過剰になり、1000を割り込む水準に低迷していました |
あと、ハリケーンの影響で船舶の運行に混雑していたり、積み下ろしのインフラ能力不足による混雑したりすると指数が上昇したりするんですよ 需要が多いのに供給が少なくなっている状態なので、運賃が上がってしまったんですね |
で、バルチック海運指数は海運株との相関性が強いんです
その理由は、指数が上昇すれば、ばら積み船の荷動きがよいと考えられるので、海運株の業績への期待で株価が上昇する一因になるからです。
逆に下落すれば、ばら積み船の需要低迷の懸念から、海運株下落の一因になります。
ただし、バルチック海運指数はあくまで海運株の株価動向に影響を与える一因であって、常に連動するとは限りませんので
こんな質問していいのかなという初心者の方
何でも聞いて解決していきましょう
塩漬け銘柄どうしていいのかわからないという方もすぐ銘柄相談