新潟三越さんの新春展は生誕100年を記念した「ターシャ・テューダー展」です。まさかターシャ・テューダーが新春展なんて‼︎と驚いたものですが、ガーデナーの女性ファンや絵本、料理、裁縫といった女性心を刺激してくれるライフスタイルに憧れるファン層が本当に広いんだなぁ〜〜と改めて思いました。
中には私のようなアーリーアメリカンな下見板張りの外壁やレッドシダーの木羽葺き屋根の母屋や、
縦板張りの納屋に憧れる木造建築マニアの男性ファンもけっこういるのです(笑)
どうでしょう、この無塗装のレッドシダーの下見板張りに白い木製窓。そこに絡まるクレマチス。
我が家もこのターシャの母屋憧れて下見板張りにしてもらいましたが、
外壁にキシラデコールを塗ってしまったのと、白い樹脂サッシのせいで全く別物になってしまいました(笑)
更にターシャのコーギコテージ(ターシャの敷地全て)の雰囲気を醸し出す大切な役割をしているのがこの平たい石で積まれた、莫大な量の石垣。
夏にはこのような見事な花と緑が織りなす景色となります。
石垣の積み方に至るまで、ターシャは石工さんに細かく正確に指示して造ってもらったそうです。
この雰囲気はそうそう出せるものでもありませんし、この平たい石がまたセンスの良さが伺えます。
展示品には、ターシャが実際に使用していた食器類から家具、流し台まで展示され、まさにアメリカ盤の骨董の館です、さながら日本の白洲正子さんの武相荘といった雰囲気です。
このハイバックのセトル(椅子)も展示されていてニンマリしてしまいました。
あとは銅の鍋やカゴ類が山ほど展示されておりました。
こんな中国製の磁器や染付けのやきものもけっこう好きだったみたいですね。
ドールハウスコレクターでもあり、自分でもいろいろ人形や小物を製作したり、南部鉄のミニ鉄瓶もさり気なく飾ってあり、嬉しくなりました。
生活用品、全てアーリーアメリカンな時代もので統一される徹底加減がハンパありません。
貴重な絵本の挿絵やイラストがたくさん展示されていて愛くるしいコーギーをモチーフにしたイラストが微笑ましく、癒されました。
唯一、撮影オッケーだったターシャのお庭を再現した撮影コーナー、改めて石垣が欲しくなりました。
しかし30万坪の広大な庭をどうやって管理していたのか不思議でなりません。
気の遠くなりそうな花畑に野菜の畑、池まであり、薪割りの仕事もターシャはバリバリ高齢でもやってました。
まだまだ、この歳で弱気な事は言ってられないと非常に勇気をいただいた次第です。
全国で最後となるターシャ・テューダー展。
1月15日(日)午後5時まで開催されております。