笑顔がもたらす癒しの奇跡 | 宇宙の限りなき優しさの中で

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大好きな映画や音楽、日々の生活で感じたことを綴ります。

 
前回紹介した映画『パッチ・アダムス』はいかがでしたか?

私は、実話に基づく映画を観て感動しちゃうと、その人物をもっと知りたくなって、本まで買っちゃたりします。

パッチ・アダムス

左より:ロビン・ウィリアムズ主演の映画『パッチ・アダムス』DVDコレクターズ・エディション、パッチ・アダムス&高柳和江 著書『パッチ・アダムス いま、みんなに伝えたいこと』2002年初版


では、この本の中から、著者のパッチ・アダムスさんが「みんなに伝えたいこと」を一部抜粋して紹介します。


アメリカ人は全世界で誤解されているけど、自分の生き方を自分の考えで決める人たちの集まりではない。
むしろ、彼らは躍起になって社会が求める鋳型にぴったりはまることを追求しているんだと思う。
それが競争に勝ち抜く道だから。勝ち組に生き残るために。
つまらない生き方だ。

人間的であるということは、「自分はほかの人とはちがう人間になる」「自分は何かをやってみせる」と考えることだ。
人間はそれぞれ全部ちがうのだから。

自分はどんな人間なのか、どう生きたいのか。
「私は誰? これがなりたい自分なのか?」
日々自分に問い直し、ごまかさないこと。
自分がなりたい自分でいることがいちばん大切なんだ。


病気や死は悲しい面がある。でも、だからといって、生きてるかぎり笑えなくなることはない。
笑うと楽しくなるのは、死ぬその日だって変わらないのさ。

それに、死ぬぎりぎりの最後まで生きてることを楽しむのはなかなかパワーがいるけど、ユーモアがあると助かる。笑って笑ってそこからバイタリティを得て、最後の一瞬まで楽しみたい。
真面目になったり深刻に思いつめたほうが病気がよくなるなんて、どんな医学データを見ても書いてないのだから。

結局のところ、生きた時間の長さは関係ない。
人生が10年で終わる人もいるし、100年の人もいる。
生きている間にどのように生きたかが問題なんだ。
何歳かということが問題になる社会はそれこそ問題だよ。
最後まで十分に生きて、みんながすばらしい死を迎えることができる社会に変えていかなくちゃならない。



映画の物語の中にあるように、パッチさんは愛に溢れる笑いとユーモアで、死を迎える患者の心をも癒してゆきます。


実際に病気で死に直面し、その大切さを伝えている人がいます。

末期ガンとなり、臨死体験で大きな気づきを得て、全身をむしばんでいたガンを短期間で完治させる奇跡を起こしたアニータ・ムアジャーニさんは、著書『喜びから人生を生きる!』の中で、次のように語っています。

もしヒーリングに関するスピリテュアルな道について、一つの教義を作らなければいけないとしたら、リストの一番目にもってくるのは、「毎日必ずたくさん笑うこと」です。

これは文句なしに、祈りや瞑想や詠唱や食生活の改善よりもはるかに効果的と言えるでしょう。



パッチさんが信念とした「愛と笑いとユーモアで、病気の人を癒す」の効果は絶大みたいですね。

このアニータさんの著書も、いずれ紹介したいと思います。



映画『パッチ・アダムス』で主人公を演じたロビン・ウィリアムズも、私が好きな俳優さんの一人です。

ディズニー長編アニメ映画『アラジン』での、魔法使いジーニーの吹き替えはもうサイコーでしたね。

私の師Eさんが勧めてくれディズニー作品で、「大人がアニメ映画なんて」と思っていた私の考えがこの映画で変わりました。

彼がジェフ・ブリッジスと共演した『フィッシャー・キング』も大好きな映画で、私が紹介したい作品リストに入っています。


彼が出演するミュージック・ビデオ(MV)があります。

私の師Eさんが、私が「これからフリーランスとして生きます」と報告したときに「君のいまにピッタシと思った」と勧めてくれた、ボビー・マクファーリンの『ドント・ウォーリー、ビー・ハッピー』という曲のMVです。



ボビー・マクファーリン
『ドント・ウォーリー、ビー・ ハッピー』


Eさんが私に勧めてくれるものって、いつも私のDNAを反応させるものばかりなのです。

前に紹介した「マイ・プレジャー」という言葉、エリック・クラプトン、そして映画『グラン・ブルー』もそうだし。

Eさんは、「Don't Worry, Be Happy」というこのMVの英語の曲名を、私向けにこう和訳してくれました。

心配せんでよかよ、たぶんうまくいくばい

お師匠さん、この和訳、とても気に入っとります。