歴史的港湾地区を再開発☆フラトン・ヘリテージ@シンガポール
マリーナベイ地区にある歴史的建造物を再開発した商業施設「カスタムズ・ハウス」(7 Collyer Quay)が7月7日、オープンしました。
「フラトン・ヘリテージ」地区は、東西貿易の拠点として栄えたシンガポールのコロニアルな面影を残しています。
港湾関連施設や歴史的建築物で構成される再開発事業の一環。
再開発を手掛けるのは、香港の不動産開発大手Sino(信和)Land社。
2階建て、床面積9,000平方フィートの旧港湾税関警察の建物を利用した施設です。
旧施設の特徴を生かすために改修工事の割合を30%程度にとどめています。
その一方で、コンクリートの壁をガラス窓に変えたり、ファサードを前後各2メートル内側に後退させて遊歩道を作ったりするなど、現代的な要素も加えた設計が特徴。
1階にはキューバ風カジュアルバー「Neuva Cuba」、フレンチスタイルのシーフード料理&バー「Oyster Bar」、イタリア料理店「Procacci」、2階は日本食レストラン&バー「Kinki」が入居しており、全店とも同日から営業を開始しました。
「フラトン・ヘリテージ」は、
金融・ビジネス街のラッフルズ・プレースに隣接し、
対岸にはカジノ総合リゾート「マリーナベイ・サンズ」を望む敷地面積約140万平方フィートの再開発地区、
旧中央郵便局を改装して2001年に開業した「フラトンホテル」、
大型船に飲料水を運ぶ小船の発着所を改装した「フラトン・ウオーターボート・ハウス」、
マーライオン・パークに隣接した「ワン・フラトン」、
船着場を改装した「クリフォード・ピア」などで構成されています。
「カスタムズ・ハウス」が開業した翌8日には、同施設に隣接した高級ホテル「フラトン・ベイ・ホテル」もオープンしました。
シンガポールは小さく若い国ですが、優れた歴史的遺産が存在しないわけではありません。
古き良きものを大切にしながら温故知新の考えで、シンガポールがこれからも発展を続けて行くと思います。
シンガポールは既に、ワールドクラスの立派な都市国家ですね。
■The Fullerton Hotel
フラトンホテルは、セントラルビジネス地区に位置しマリーナベイに面しているスーパーデラックスホテル。
1829年、fort fullertonとして建設された建物は第2次世界大 戦中様々な役割を果たし、戦後、GENERAL POST OFFICE として機能してきました。
2000年、ホテルに改装され、生まれ変わりました。
シンガポールの中でも歴史的建造物としてフラトンの名前はよく知られています。
コンテンポラリーでエレガントな客室はブラウン系の配色で 大人の雰囲気、
上質のリネンを使用した重厚なベッド、ライティングデスクにはインターネット・ハイスピードアクセスポ ート、フラットスクリーンのテレビと機能面でも充実。
バスルームは斬新なデザインですっきりとまとめられており 全室に独立したシャワーブースを配しています。
バスアメニティの1つ1つにフラトンのロゴマークが入り細かい配慮が見られます。
レストランには日本食を含む多国籍な料理が楽しめるオープ ンスタイルの「Town Restaurant」他、シンガポール川に臨む オープンエアーで楽しめるRiverside Barbecue他、多数の料 理が楽しめます。
午後には、アトリウムから降り注ぐ明るいロビーで英国式ハイティーが楽しめ、地元の人にも人気があります。
各種の賞を受賞しているTHE ASIAN SPAもフラトンホテル内にあります。
■The Fullerton Bay Hotel
フラトン・ベイ・ホテルは、かつて多くの開拓者や移民の上陸地として人々が行き交ったクリフォードピア。
その隣接地を再開発され2010年7月8日に新たにオープンしたスーパーデラックスホテルです。
逆四角錐をした独特のフォルムのフラトンベイホテルはマリーナ湾やビジネスエリアに隣接し、新しく出来たシティホテルの中でもよりエグゼクティブ志向の強いホテルになっていています。
客室は45㎡と充分な広さがあり、バルコニーも全室付いています。
バスルームにもテレビが設置されておりバスタブでゆっくりと鑑賞も出来ます。
ルーフトップにはバーとスイミングプールがあり、ここから眺めるマリーナベイの夜景は素晴らしくムードもよいのでカップルの新しいデートスポットになりそうです。
ありがとうございます。