ジャン・ピエール・リーヴのこと | 犬の社長ティっくんとその秘書日記。

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原宿のドッグショップALOALOの社長TIKI(ティキ)と、その秘書であるTIKIMATSU(ティキマツ)の日常。+本郷高校ラグビー部のこと。


『ラグビーは少年をいちはやく大人にし、大人にいつまでも少年の魂を抱かせる』




ラグビーの魅力を語るときによく引用される、あまりにも有名なこの言葉を発したのが、


元フランス代表FL、ジャン・ピエール・リーヴです。


公称180センチ85キロとなっていますが、おそらく実際はもっと小柄だったと思います。


しかし一度ピッチに立つと、大男たちをハードタックルで次々となぎ倒し、接点では誰よりも


献身的かつハードな仕事をする。


トレードマークである、長く伸ばした金髪を血に染めながらピッチを王様のように駆け回る姿は、


ラグビーを始めたばかりの少年だった僕の情熱に火をつけるには十分でした。



ある日、体育教官室に何かの用事で入ったとき、そこにいた大浦先生に一本のVHSビデオを


渡されました。


それは、リーヴ自ら出演していた、フランカーの教則ビデオでした。


当時はインターネットで簡単に情報が取れる時代ではありません。


たまーに深夜放送されていた5カ国対抗ラグビーくらいしか、海外のラグビーに触れる機会が


なかった時代、そこでしか見たことがなかった憧れの選手が、そのビデオではまるで僕ひとりに


語りかけてくれているようで、夢中になって何度も何度も見返したことを覚えています。



タックルとは、フランカーがすべき仕事とは、など、内容は基本的なことばかりでしたが、


誰に教わるよりも勉強になったと思います。




フランスでは英雄であるリーヴは現在、どういうわけか彫刻家に転身して、ラグビーとは離れた


ところに生活の拠点を置きましたが、これまたどういうわけかフレンチバーバリアンズの団長


だけはオファーを受けています。


フランスリーグに籍を置くプレイヤーで結成されるフレンチバーバリアンズが、まもなく来日します。



http://sakura.rugby-japan.jp/japan/2012/id14183.html




もちろんゲームも見たいのですが、僕の興味はベンチにいるであろうリーヴにほとんど


向いてしまうのかも・・・ですね。





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