「父の日」の由来&親と何歳まで一緒にお風呂に入っていたか?について | 「365日の言の葉」

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【今朝は、愛知県で凄い雨と音がしました。雷も鳴りましたし…。「こんな日に…」と思っちゃいましたね…。まぁ、今日はいわゆる「父の日」ですから、それについて書きました】




本日の6月21日、6月の第三週目の日曜日は「父の日」とされています。5月の第二週目の日曜日にある「母の日」と、セットにしてよく紹介されますな…。母の日の方が印象強く、例えば「カーネーション」などといったキーワードがぱっと思い付く。一方で「父の日」というものは、とかく影に潜んだ存在として扱われている感はあります。実際に、冒頭で書いた「今日は父の日」という文章を読む前に、父の日だとすぐに思い浮かんだ人って多くはないような気がします…。ただ、「母の日」があって然り、同様に「父の日」があってもなんら可笑しくはない話ですからね…。



そもそも、日本で「父の日」が全国的な広まりを見せたのは1950年中期であり、実際に行事として扱われ始めたのは1980年頃と、まだ歴としては浅い方です。しかし世界各国を見てみると、「母の日」はあっても「父の日」はまだないという国々もあり、そこから鑑みるに「母の日」ほど完璧に世界の人々に浸透しているわけではないようです。日付も、15ヵ国以上が6月の第三日曜日としているが、全く異なる国も存在していたりと区々(マチマチ)だと言われています。そこから鑑みるに、特に日本では日頃の感謝を伝え、労を労うという風習がより強いことが窺い知れます。



世界中に存在する「父の日」の由来として、最も知られていて大本とされているのが、アメリカから始まったそれとされています。アメリカのワシントン州に住む、6人の子供を持つ両親合わせて8人家族がいた。極普通に平和に暮らしていた一家でしたが、子供たちがまだ幼い頃に"南北戦争"が勃発してしまい、父親であるウィリアムは戦争に招集されてしまいます。それから母親は、女手一つで6人の子供たちの世話をして育てることとなる。4年後に終戦を迎え、ウィリアムは家族の元に戻ってきましたが、その矢先に母親が過労で亡くなってしまう。その後、ウィリアムは徴兵から復員して間もなく疲弊しているにも関わらず、また再婚もせず母親に代わり男手一つで、6人の子供たちを育てあげた。しかし数年後、そのウィリアムも子供全員が成人するのを見届けてから亡くなってしまうこととなります。



その後、6人兄弟の末っ子だった「ソナラ・ドット」は、「母の日」が存在するということを知った上で、自らを育ててくれた父親を思い、「母の日のように父親に感謝する日があってもいいはず」と考え、父の日の祝典を行ってもらうために地元の教会に嘆願したところ、翌年の1910年に初めての「父の日」の祝典が行われた。それから「父の日」の祝典はアメリカ全土に広まり、当時の大統領であった「ウッドロー・ウィルソン」が父の日の演説を行ったことも手伝い、1916年にはアメリカ全土に広まり親しまれるようになったといいます。



先程、「日本では日頃の感謝を伝え、労を労うという風習がより強い」と前述しましたが、とはいえ親と子供の間で避けて通れないものの一つとして、「子供の反抗期」があります。特に、女の子にとって父親という存在が時に疎ましく感じることがあるのは、どこの家庭においてもあるかと思います。「お風呂に一緒に入る」という一大事も肝心な問題である。いつ頃まで、お風呂に一緒に入っているのでしょうか?「風呂文化研究会」(事務局・東京ガス)のまとめによると、父と娘の場合では9歳まで一緒に入っている親子は約半数であり、11歳で大きく減少し1割程度にまで急落する。中学に入る13歳では、約1%にまで減るという。教育心理学が専門の桜美林大学・山口 創教授も、思春期を迎え性の成熟が促される11歳ぐらいが、お風呂に一緒に入ることからの自立の時期と考えている。自分の部屋が欲しいなどとプライベートな空間や時間を求め、それは健全な発達の証拠だといえる。その独立したい気持ちを尊重することが、適切な「子離れ親離れ」につながるという。



思春期以降も親子でお風呂に入り続けた場合、父と娘では娘が社会性の高さをみせ、母と息子では息子が男性らしさの減退につながり、いわゆる"草食系男子"になる傾向が見受けられるのだという。因果関係ははっきりしないが、娘の場合は心理的な距離が母親よりも遠い父親とスキンシップをとった経験則から、社会に出た後も他人と協調していけるのではないかと分析されている。息子の場合は、母親という異性を異性として見られていないため、女性に対する男子としての本能が薄れるのではないかという。父の日の由来からお風呂の入り方まで、そこから内容を組んでみました。




(参考資料:朝日新聞 ライフニュース6月1日付)