長いです。覚悟して読んで下さい。
 
 
 
今、いじめ問題が問いただされていますが…。
 
私も小学3年3学期から小学5年になるまでと、中学3年間はいじめられていました。
 
いじめられたきっかけは、転校してきて、全校集会でのあいさつの態度が
 
でかかったかららしい。
 
(私のあいさつの次が妹の番で、もたついてた妹に色々口出ししてたんだけど、
 
それが気に入らなかったらしい。後で、妹だったと知っても「そんなの知らねーし」で
片づけられた。)
 
無視・ハブ(村八分)・殴るけるの暴力、罵詈暴言…ぜんぶあった。
 
当時の担任が、いじめっ子を呼びだして注意したって、効果は一時的。
 
小5の時、学年一怖いといわれてた先生のクラスになって、ようやく治まり、
 
卒業を迎えました。転校してきてから、やっと普通に過ごせた2年間でした。
 
 
中学の頃は本当に陰湿で、自殺も頭に浮かぶほど。
 
本当に死にたいと思う毎日でした。
 
中1の時は、道徳の時間を使って、担任がクラスのみんなに説教しましたが、
 
そんなことで簡単に終わるもんじゃない。もっとひどくなっただけでした。
 
中2~中3。
 
当時、エイズ問題が知られ始めた頃で、それに関連してか、私をばい菌扱いし、
 
クラスにとどまらず、学年ほぼ全体でシカトされ、それは部活動を通じて後輩たちにも
 
伝わり、知らない年下の子にまで、変な目で見られるようになってました。
 
当時の私は、昼休みの図書室が唯一の安らげる居場所でした。
 
そこで、好きな本を読んで過ごすことが何よりの救いだった。
 
漫画で描かれた「ガンジー」の伝記が好きでした。
 
 
昼休みが終わり、また教室に戻れば、席に鉢植えが置かれてたり、
 
椅子に画びょうが刺さったセロテープがぐるぐると巻かれてたりと
 
地獄が待ってましたが。
 
クラスの子たちは、見て見ぬふりする子、私の様子を見て笑ってる子、
 
いじめっ子の見てないとこで話しかけたりしてくれる子、(でも、その時話した内容は
 
いじめっ子に筒抜けでよけいに傷ついた) いろいろだった。
 
中3のある日。
 
いじめっ子が何気なく壁に向かって投げた画鋲が跳ね返り、私の頭に突き刺さり、流血。
 
慌てた、同じクラスの女子が、私に廊下の手洗い場で頭を洗うよう指示し、
 
じゃぶじゃぶ濡らしていたら、担任が通りがかり。
 
それにより、いじめが白日のものとなり。
 
担任が真剣に向き合ってくれて、学年主任の先生も加わり、学年全体の
 
問題として問題提起してくれて終息に向かう事が出来た。
 
当時の担任がいなかったら、真剣にこの問題に立ち向かってくれなかったら、
 
延々と続いていたかもしれません。
 
.
 
いじめっ子へ。

 

いじめはゲームなんかじゃない。即刻やめなさい。

人の命をもてあそぶのは最低の行為だ。

その報いは、いずれブーメランのように自分に必ず返ってくる。

絶対にだ。


 

いじめを間近で見てる皆さんへ。
 
.. 「いじめ」は立派な犯罪です。罪名は、脅迫・暴行・傷害・殺人未遂。
 
相手がそれを苦に自殺してしまえば、それは殺人です。
 
いじめられている人を知っていたり、見たりしているのなら、どうか
 
信頼できる大人に知らせて下さい。
 
先生でもいい、自分の親でもいい。
 
いじめられている人は、孤独感にさいなまれ、絶望し、周りの人に対しては
 
疑心暗鬼になっている事が多いです。
 
信じて、あなたに心を開いたとしても、「この人は、いじめっ子に通じているのではないか。」
 
「裏切られるのでは」と内心思っています。
 
私もそうでした。
 
でも、あきらめずに、どうか救いの手を差し伸べてあげて下さい。
 
 
 
最後になりましたが、いじめられてる皆さんへ。
 
つらいとは思いますが、どうか自分で死を選ぶという事だけは避けて下さい。
 
学校に行かなくてもいいんだよ。逃げてもいいんだ。
 
学校に行きたくなければ、児童館や図書館などに一日いたっていい。
 
同級生や親などの、周りに言えないというならば、第三者のだれか(いじめ相談窓口や
 
電話など)に言ってみてください。誰かに打ち明け、話を聞いてもらうだけでも、気持ちが
 
楽になります。
 
神様は、あなたの事を見ています。
 
生きてさえいれば、きっといいことがあります。
 
私も、あの時死ななくてよかったなって思えることがたくさんありました。
 
どうか負けないでください。
 
 
 
 
心に刺せる麻酔なし。
 
人の痛み(心の痛みも含む)を分かる人にみんながなれれば、いいのになぁ。