皆さんこんにちりんりん
(〃'∀'〃)

今回は、
前カノの進言で心療内科にカウンセリングに行くことになった時のお話です

前回↓
カムアウトした時のお話。1



前カノに「とりあえず、病院(心療内科)行ってみな?」と言われたのが4月、
でも実際に病院に行ったのは6月16日です

その2ヶ月の間何をしていたかというと、
自分が性同一性障害だということを自分で認められなかったんですね

今まで大きな怪我もなく、精神的にも健康的に育ってきた私が、
実は障害を抱えてるかもしれない……
そう思うとプライドやら何やらで「精神科に行ったら負け」とか思って、
なかなか足が伸びませんでした

でも私その時そもそも性同一性障害のことよく知らなかったんですね。
心と体の性別が一致しない」程度のニワカ知識しかなかったです。

なのでネットでたくさんのサイトや当事者さんのブログを読んで学ばせていただきました。
読んでいくうちに「あるある」とか「わかる」って同調している自分がいることに気づいたんですね。

だから私がこうしてブログを書くのも、クエスチョニング状態な人の後押しをできたらな、って



さてさて、
様々な記事を読んで同調している自分は性同一性障害かもしれないと覚悟が決まれば、
次は病院探しです。

心療内科だし、長期的に通うことになるでしょう。
なので最寄りをグーグルで探します。
もちろんただの心療内科でなくジェンダークリニックが理想

意外と近くにありました。その時の住まいからバスで一本と電車一駅です。

電話で予約をします。

prrrrrr……ガチャッ。

あ、もしもし、初めまして園田と言います
初めましてこんにちは。いかがしました?

(勝手に)想像してたよりおばあさんみたいな声の受付の人が応対してくれました

えっと……その……、性同一性障害かもしれないので、診察を……
わかりました。時間はいつ頃がよろしいでしょうか

心療内科の受付にふさわしい柔らかくてゆっくりとした受付の人の声が私を落ち着かせました

時間を指定して電話を切った後に私が思ったのは、
「ここを選んで正解だったと思う」
直感でそう感じました



そしていざ指定した日時に病院へ向かうと……。

結構待合室が混んでいました。
そんなに広くない待合室なのでソファーがほぼギュウギュウ詰めです

そして時間がズレこんでるのか、
予約した時間から1時間半ほどその待合室で待つことに

ラノベ持ってくればよかったかな……と思い始めた頃、

園田さん、診察室へどうぞ

キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!

荷物を手に取りいざ診察室へ



ガララララ。

失礼しまーす……(小声)
初めまして、椅子にどうぞ
アッハイ

ホームページで見た写真とは違う感じの先生でした。

(あれは若いころの写真だったのか……)
今日はどうしました?
あっ、えっと……その、なんと言いますか……、もしかしたら性同一性障害かもしれない……と
なるほど。そしたらですね、自分の小さい頃の話を書いてきてください
……?
まずは12歳まで。Word1枚半ぐらいでいいですよ。USBに入れて持ってきてくださいね
は、はぁ
あとこれも家で書いてきてくださいね
……精研式文章完成法テスト
なるべく詳しく書いてきてくださいね。次回までの宿題です
アッハイ
では今回はこれで
アッハイ

この間およそ3分。

90分待合室にいて、診察室3分←

今思えばガイドラインに則った正しいGID診察として「自分史」が必要なので、
それをまだ何も出してない私にはこれくらいのことしか出来なかったということなのでしょうが、
まぁ当時は不安になりましたね(笑)



とりあえずこれで自分が性同一性障害かもしれないというカムアウトは2人目(?)

3人目はなんと……大学のゼミの友達です
次回もお楽しみに


皆さんこんにちりんりん
(〃'∀'〃)


今回は、
私が「性同一性障害」(かもしれない)と
初めて友達にカムアウトした時のお話を書きます

当時私は、
身体がまだまだ完璧に男でありながら、ネットでは女として活動していたという前提です


あれは2015年の4月のことでした……
その時私は別れて友達関係に戻った前カノSkypeで雑談していました。
深夜0時も回った頃、たしか私はその日お酒を飲んでたと思います

これと、何か他の味の「ほろよい」だったことは間違いないはず
「ほろよい」がコンビニで買うお酒の中で一番好きです
というか他のが飲めないお酒に弱いタイプです
(なのに甘いお酒大好き)←



酔いつつ眠かった私は、雑談の流れで
○○さんに私会ったことあるよ」とつい言ってしまいました


○○さんとは、私と前カノの共通の友達で、
でも当時男の姿をしていた私は、「誰ともオフ会しない」ことで有名だったので、
前カノさんはそこに違和感を感じたのでしょうね、「えっ?」と返してきます。

「しまった」と思った時には既に遅し

私は覚悟を決めてゆっくりと口を開きます。

「……実は、貴女が付き合っていた男の人だよ」

つまり私は、
男の姿で男の心を持っている彼氏」と
女の姿で女の心を持っている友達」(しかし姿は一切見せない)の

一人二役を前カノさんの前でやっていたんですね
今思うとかなりムチャしてます

このことをカムアウトした時の前カノさんの混乱と驚きの表情が目に浮かびます。

ここまで言ってしまったのだから続けざまに私は言いました。

「信じてもらえないかもしれないけど、身体は男だけど、心は女なの……かも

そう。
この時私はまだ自分が性同一性障害だという自覚がない時期(通称クエスチョニング)で、
LGBTの知識も全然まったくなく、
女だと周りに偽ってる罪悪感はありながらも、ネット上での女としての振る舞いをやめられなかった、
そんな時期でした。

これを聞いた前カノさんの返事は、

「あ~…………とりあえず、病院(心療内科)行ってみな?」

……なんか文字で書くと「頭おかしくなったの?精神科行きな?」みたいな冗談に見えますが、
純粋に心配とかしてのセリフです←

元カノさんのこの言葉をキッカケに、
私はLGBTのことを勉強したり、トランスを進めていくことになります



まぁ、実際に心療内科に行ったのは2ヶ月後の6月16日ですが



さて、この記事のタイトルは

カムアウトした時のお話。1

です。

そう、    です。

ということは……
はい、2以降があるということです←

2は心療内科の先生に対してのカムアウト(?)になります
お楽しみに

次回↓
カムアウトした時のお話。2
皆さんこんにちりんりん
(〃'∀'〃)


今回は、
私が今までの人生で感じた「性別違和」を
箇条書きで簡潔にリストアップしようと思います


私はMTFなので「男性としての
生活の中で」の違和感になります
厳密には性別違和じゃなくて性移行な話もあるかもですが、そこは大目に見てください


それぞれの違和感についての詳細は後ほど書けたら書くので、
今回は目次のような記事になると思います


いっぱい該当していたらもしかして貴方も……




幼稚園の頃
総評: 女の子と遊ぶのが好きだった

・ おままごとで遊ぶのが好きだった



小学校の頃
総評: 男に生まれたくなかった

・ 『セーラームーン』『おジャ魔女どれみ』が好きだった
・ 『アラジン』のジャスミン姫や『リトル・マーメイド』の人魚姫に感情移入した
・ 『ウルトラマン』や『仮面ライダー』には全く興味がわかなかった
・ キラキラ光るオモチャが好きだった
・ 「長男なんだからもっとしっかりして」「男なんだから泣くな」「お兄ちゃんなんだから(略)」という言葉を言われることが苦痛だった
・ 母にアソコをハサミで切り落とされそうになった時、いっそ切られたいと思った
・ 女子の性徴が羨ましかった



中学校の頃
総評: 女に生まれたかった

・ 「女の子に生まれていたら……」と考えるようになった
・ 声変わりなどの抗えない性徴が苦痛だった
・ 水着を履くのが嫌でプールの授業を見学していた
・ 男しての私服がタンスに増えていくことが苦痛だった
・ ネクタイをしない高校を志望校にする
・ 男子の下ネタを聞いてて嫌な気分になった



高校の頃
総評: 男としての自分を見なくなった

・ 男子のすっぴんを好む話に同調できなかった
・ 男女の頭髪検査の違いに賛同できなかった
・ 頭髪検査で許されるギリギリの長さまで髪を伸ばした
・ 女子のようなサラサラに憧れて縮毛矯正やヘアアイロンを始めた
・ 自分の濃いすね毛が見たくなくて視力を落としたり夏でも長ズボンを履いた
・ 毛巣洞になり濃くて毛深い遺伝子を持つ自分が嫌になった
・ 小便器を使うことに抵抗を感じた
・ 自分の写真を見たり撮られたりすることが苦痛になった
・ 外国人女性のような凹凸ある身体に憧れを持つようになった
・ オカマとニューハーフの違いが分からなかったけど「はるな愛」さんのことは女の人にしか思えなかった
・ 性転換という単語は知ってたけど意味は知らなかった
・ バスタオルを頭に乗せて長髪ごっこ(?)していた
・ 自分の男らしい名前が嫌になった



大学の頃
総評: 女としての経験値を高め始めた

・ ネットでは女として振る舞うようになった
・ ネットの友達とは女声で話すようになった
・ 女としての振る舞いを研究するようになった
・ 髪を伸ばすと叱ってくる親戚に反感を持つようになった
・ 豆乳を常飲するようになった
・ 彼女へのプレゼントという大義名分で女物のパジャマを買った
・ アニメの女キャラのコスプレを買った
・ 店頭の陳列棚のカチューシャやシュシュ、リボン、ピンク色だったりキラキラしたアクセサリーやストラップを見かけるとつい目が奪われたり買ってしまった
・ 妹のガサツさに「女に生まれてるのになんで……」と疑問を持った
・ 流さないトリートメントで髪を整えるようになった
・ シャンプーにもこだわり始めメーカーごとの使い心地を比べた
・ フェム系やぶりっ子女子の挙動をよく観察した
・ タバコは男性ホルモンを活発化させる(?)と聞き煙を避けるようになった
・ 自分が可愛いと本能で感じたキャラクターの何が可愛かったかを徹底分析した
・ 服や体の匂いにも気を遣い清潔にするようにした
・ 短髪な女性など女らしくない女の人に嫉妬を持つこともあった
・ 体毛の濃さが気になりすぎて逆に剃れないことがあった
・ 「可愛い」「女脳」「女っぽい」「女の子より女の子してる」「男にしておくにはもったいない」と言われることが嬉しかった
・ 逆に「女々しい」ことが悪いみたいな風潮が嫌いだった
・ 写真だけではなく鏡やガラス窓や液晶に映る自分の姿を見ることが辛くなった
・ 外見が可愛い女の姿ならその中の心が男でも女でも好きになれた
・ 女性専用の特典やサービスを受けれないことに不満を感じた
・ テレビ番組や会話中の「女は~~、男は~~」という発言が世間の固定概念や偏見を増長させてる気がして不快になった
・ 虫がいつの間にかダメになっていた
・ 女装コンテストに推薦されたり立候補できる人が羨ましかった



ざっとこんな感じです


MT○系な当事者にとっては「あるある」な話もあったり、
逆に私独特の行動や着眼点もあったかもです

こんなに自覚症状あったのにちゃんとトランスを始めたのはつい去年のこと……
もっと早く始めればよかったですね
でも今からでもまだまだ「一人前のレディー」になれると私は思ってます
人生の1/4は過ぎちゃったし学生時代を女として過ごすことは出来なかったけど、
まだ3/4もあるしこれからはもっともっと「可愛くて」「綺麗で」「かっこいい」レディーになれるはず

努力のかいもあってか、
バス停で知らないオジサンに「お姉さん」と呼ばれたり、
新宿でイケメンにナンパされたり、
眼科で受付の看護師さんを名前と見かけで混乱させてしまったり、
以前男の姿で会った友達が私のことを見つけられなかったりと、
トランスを本格的に始めてまだ半年の新入りにしては割りとパス率が高い女性にまで成長できてますので、
これからもこの調子で頑張ってどんどんトランス進めていきたいです