フィリピンは、女性もワイ談がお好きだ | フィリピン良いとこ、一度はおいで ~不良ジジイのフィリピン日記~

フィリピン良いとこ、一度はおいで ~不良ジジイのフィリピン日記~

フィリピンは住めば住むほど人生気楽になるよ、まずは僕の話を聞いてから一度遊びにいらっしゃい。

僕はワイ談を色々なビジネスに役立ててきた事を話して来た。ワイ談と言うのは男どもが寄り集まると酒と一緒に必ず出てくるものだ。でも酒席の中に女性客が混じって居たら、まずワイ談なんかするはずがない。是は至極当然の事である。

フィリピンでビジネスをしていると日本と色々と違う所が有る事に気が付く。まず女性の社会進出が日本より格段に進んでいる事で有る。しかも幹部クラスに可なりの女性がいる事だ。銀行なぞに行くとマネジャークラスは殆ど女性によって占められている。官庁の局長、部長クラスにも女性が数多くいる。

僕は政府関連の農業プロジェクトを追い掛けていたので農業省と深いコネをつくる必要があった。農業省の幹部クラスの接待を行う事と成り、部下に全てのアレンジをさせて、僕は接待の会場で幹部の皆さんが来るのをまっていたのだ。

日本料理屋の宴会場で待っていると、どやどやと人が来るのが聞こえたので急いで出迎えに立った、すると7-8人の30代から40代の女性達が入って来た。部下が‘幹部の方々です’と局長から部長、課長、そしてスタッフを紹介してくれた。

僕はにこやかに挨拶したが、皆さんお固いお役所の官僚ばかりである。本当の所どんな接待をすれば良いのかと思案に暮れてしまった、何故って言うと、ご招待したのはお偉方からスタッフに至るまで全員女性で有ったからだ。僕の部下に‘おい、どうすればいいんだ?’とそっと聞いたが彼の方も戸惑っていた。

まずは全員に畳に座って頂いた。デモ炬燵式の会場だったから本当に良かった。日本式に座って頂くと言っても日本女性じゃないので到底無理だし、それに皆さんミニスカートなんだ。

男は僕と部下の二人きりで有る。話を切り出すのだって‘どう接待しようか’の気持になってしまう。

さて飲み物で有る、僕は‘飲み物は何にされますか?’とまず局長さんに聞いたら、彼女は皆を見渡して‘ビールを頂かない?’と言ってくれた。正直僕はホッとしたよ、だってジュースなんて言われて僕等だけがビールとは到底言いだせないから。

やがてビールが運ばれてきて形通りの乾杯と成って何となく酒席らしい雰囲気になって来た。日本料理はあまりなじみがないと言われたので定番のお刺身、てんぷら、好き焼き、焼き鳥等を注文した。料理が運ばれてきて、ビールから日本酒になるに従って、座は盛り上がって来たのだ。

僕は‘女性の接待は初めてなので、どのようにすればお気に召しますか?’と局長に聞いたら‘アレックスはアフリカで相当鳴らしたと聞いているわよ、気のきいた小話でもしてよ’とのご命令である。

女性にワイ談を本当にして良い物かと何となくもたもたしていたら、‘それじゃ私達が貴方に質問する形式にするから答えてちょうだい’と言われた。局長さんのご指名で中々セクシーなスタッフが僕への質問係と成ったのだ。

どんな質問が来るのかと構えていると、‘パントマイムをやるから何をしているのか答えて’とおっしゃる。さて女性が立ち上がって両手で女性の胸を触っているように両手を動かすのである。そしてしばらくすると今度は下に手を持って行って何かをまさぐっているような格好をなさる。

本当に悪い連中である、男どもが女性にする様な仕草を何度も僕の目の前でやってくれて、‘さあ、アレックス、何をやっていると思う’と皆さんが挑戦的な目で僕の事を見るんだ。僕はみんなの視線を受けながら‘皆さんは本当に悪い人ばかりですね、説明しろって言うんですか’とにやついた。

部長が‘アレックスの目を見れば皆分かるよね、何を想像しているんだか’とまたまたニタニタ笑うんだ。僕は偉いスケベーな女性に囲まれちゃったとオタオタしたよ。

その頃、女性達は日本酒もしこたま飲んじゃっているし、酔っ払っている事がはっきり分るほどで、正にたがが外れた状態だった。僕が‘恥ずかしくて言えませんよ’って言ったら。若いスタッフが‘イカウ マリボグ タラガ、 アッレクス’と笑い転げた。此のタガログ語を日本語に訳すと‘アレックスって、本当にスケベーね’と成る。

僕は断然抗議したよ‘此のパントマイムは貴女がやったので僕じゃないですよ、スケベーは貴女達だ’って。彼女がまた言った‘アレックス、貴方、女の子を触りまくっているって、想像したんでしょう’と。‘決まってますよ、あんな格好すりゃ、誰だってそう思っちゃうよ’と僕は言い返えしたんだ。

全員が手を叩いて喜んだ、そしてこう付け加えた‘良い事、もう一度よく見るのよ’と言って彼女はお尻をくねらせながら胸を触って居る仕草をした、正にセクシーで有る、そこで彼女がこう言ったんだ‘今シャワーを開いてお湯が出て来たでしょう、それを両方の手で熱くなり過ぎないか確かめているのよ’そして今度は下をまさぐるような手つきをことさら大げさにして見せて‘馬鹿ねー、熱すぎるから蛇口をひねって調節しているんじゃない’と言ってみんな‘此のスケベー’と言って僕を指差して大笑いとなった。僕は大勢の女性の良い餌食でその後も総攻撃を受けっぱなしだった。

得意のワイ談なぞ一つも出来ずに、僕は女性達の酒の肴にされていた訳だ。皆さんは酔うにつれてミニスカートをはいているのも忘れているような乱れた座り方をされるので幾らベテランの僕でも何が何だかわからないくらい酔っ払ってしまった。

さてここで更にとびっきりのワイ談を披露して下さった。トテモ大柄だがすらっとした女性官僚のお一人で有る。

‘アレックス、空中遊泳って、したことある?’と嫣然と微笑んで下さった。僕は‘遊覧飛行は経験したことありませんね、それにスカイダイビングも絶対だめなんです’と答えたんだ。皆さんお互いに相槌を打ちながら、ニヤリとなさった。

彼女が話しだした‘私ね、彼氏と夜のひと時を楽しんでいたのよ、彼が中々上手な男でね、段々と興奮してきて絶頂に近くなったら、私、思いっきり腰を上げて、レスリングのブリッジをしたの、そうしたら彼氏がさー、私の上で空中遊泳していたのよね’、‘それをみながら私は絶頂に達して、彼も私と同時に果てちゃってね、二人共で夢心地で、ソフトランディング(軟着陸)したってわけ’、‘アレックス、貴方だって、こんな空中遊泳ならやって見たいでしょ’とおっしゃった。

僕は女性だってこんな素敵なワイ談をなさるのかと本当に感激しちゃったよ。でも想像するだけで楽しくなるね。まず話し方の明るさに感心したし、其のさらっとした言い方に深いインテリジェンスを見せて頂いた。フィリピンの女性は素敵だと改めて思った。

宴会は更に盛り上がってきたが僕はもう疲労の限界に達していて、車を呼んでどうにかお開きの時間にこぎつけた。別れ際に‘また可愛がって上げるから、席を設けてちょうだい’っておねだりまでされたよ。

僕は深いため息をつきながら‘接待は絶対に男性に限る’つぶやいて、「ぐてんぐてん」に酔っ払った体で何とか家に帰りついた。女性のきわどいワイ談に翻弄された一日になった。

ああ、恐ろしいかな、デモ可愛いね、酔っ払いの女性達は!

こう言った場面にはその後数回遭遇したが、地方の銀行で接待を受けた時のお話しをして終了としたい。

ダバオで農業機械の売り込みを終えた後に融資を担当してくれている銀行より接待を受けた。担当者は支店長を除いて皆さん女性達である。ビールと共に色々な料理が出された。

ダバオはあのドリアンで有名な所である。ドリアンは果物の王様と呼ばれるぐらいだが強烈なにおいの為殆どの日本人は敬遠してしまう。

僕達はドリアンについてのウンチクを聞いていた。その内にドリアンが凄い強壮剤になると女性達はしきりに僕に勧めてくれるんだ。そしてもう一つがマラームと呼ばれる果物でとても甘いフルーツだ。

女性達が言うには、パパイヤは精力を減退させてドリアンは精力を増強させるので旦那の浮気を防ぐ為に朝食に必ずパパイヤをたっぷりと与えて、帰って来たら今度はドリアンをガンガン食べさせて夜に備えさせると話してくれた。

僕は‘本当にそうなの’って聞いたんだ。一人の女性が僕のそばにやって来て、可なり大きくなったお腹を見せながら‘証拠はここにあるわよ’って意味深長に笑ったよ。

他のお嬢さんがナッツの様なものを持ってきて僕に勧めてくれた。食べて見たらピーナッツの様な感触で有った。‘是は、なあに’と聞いたら‘さっき食べたマラームの種をローストして来たのよ’と言った。

僕は彼女の顔をもう一度見た、だって種と言うのはマラームを口の中に放り込んで、そこから吐き出された種なんだ。と言う事は此の女性達が今まで口の中に入れて実を食べた後に‘プッ’と吐き出したあの種をフライパンでローストして僕に食わしてくれていたと言う訳だ。

‘アレックス、貴方はラッキーね、あたし達全員と間接的にキス出来たのよ’って僕の目を覗き込んだ。僕は複雑な気持ちでお礼を述べさせて頂いた。ご接待の終わりに僕に女性方が間接キスをして下さったのだ、有りがたく受けなかったら罰が当たる。

何となく釈然としなかったが、かなり可愛いお嬢さん達だったんで、自分を納得させた。



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