08/04 カミーノ歩き旅 26日目の出来事 その3
最後の難関なんて言われてる峠も
確かにチョビットきつい部分もあったけど
ま・・・すでに26日間も歩き続けていれば
自然と体力も付いている訳で4時間かからず
頂上に到着
むしろ・・・登り終えた峠の道の終着点が
自動車道で車だらけのことのほうが
精神的な疲れを覚えるもの
「フっ・・」って自然に口から零れますね
峠の上から見えた光景
スペイン北部で見られる農作物倉庫だそうだが・・
ん~スペイン北部っていうより
どこかアジアの山間の村にいるような
錯覚を覚えませんか?この光景
村の中に入れば、お土産屋さんも充実
村の人口は30人だそうですけど
大賑わいです
あ・・村の名前は「O CEBREIRO」
で、この写真の教会
「Santa Maria la Real」
(サンタ・マリア・ラ・レアル教会)
9世紀に建てられたという
巡礼路の中でも最も古い教会だそうな
さらに1300年頃、冬、悪天候の中、近くの村から
農夫が訪れミサをあげてほしいと
神父に頼みにきたのだが
その際に、あまり信仰心のない神父が
「こんな吹雪の日にわざわざ
来るなんて、なんて馬鹿なんだと!」とつぶやくと
その途端手に持っていたワインがキリストの血に、
パンがキリストの肉体に変わった・・・という
奇蹟が起こったそうな
その時の遺物が1486年にイザベル女王が
この場所を訪れ寄進した銀製の聖遺物入れに
入っているのか・・いないのか・・?!
ま・・いまだにある様子でした
なんでも・・・バチカンの全ての財宝よりも
大切な宝物なんて説もあるそうです
そんな巡礼路最古の教会を
隅から隅までゆっくり見学
土産物屋で可愛い杖に・・・
いままで使わないで来た、にも拘わらず
心揺らされ・・・
しばし・・悩む
ま・・買いませんでしたけどね!
音楽が杖ですから!
昼飯でもと思うもBARもレストランも
どこも人だらけ
どうやらココから歩き巡礼を始める人も
もの凄い多い様子
サンチャゴまで150kmですからね~
日光街道(日本橋>日光)と同じ位の距離ですし
1週間程度の休みで出来るので人気コースらしいです
実際、この村まで車できて
バックパックを降ろしているグループを
私もかなりの数みかけました
先程の教会で巡礼手帳が発行してもらえるそうです
で・・・話がそれましたが
なんの行列なのかと・・思いきや
バックパックの行列・・・
今までに見たことのない・・光景
巡礼宿が開くのを待つ人たちの列でした
人口30人の村・・明らかに巡礼者のほうが多いよね!
ここは・・13時オープン予定らしいんですが・・・
まだ11時で・・・この状態
遅い時間に、この村に辿りつた巡礼者は・・・
ご愁傷様って感じですね
一瞬・・ここに泊まれば
いい夕日の写真と、朝日の写真が撮れそうだな
なんて思いましたが・・・
基本並ぶのが嫌いなへそ曲りの私は
商店でパンとチーズ、フルーツを買い込み
食事だけ目前に広がる
雄大な景色を眺めながら
済ませ
先に進むことに
DAY28-4 道に歩かされる へつづく
01/22 19時公開にほんブログ村