<ムツミ>
バレンタインデー。私のケイタイのカレンダーは日替わりでデザインが変わりますが、今日はハートが大量に飛んでいました。
昨日、今日と、カカオを使ったお菓子の講習会をやりました。
おからチョコバナナケーキと、おとうふがトーショコラです。
どちらも、卵・バター・牛乳を使わない、いわゆるマクロビスウィーツです。最近のマクロ風(あえてブームとは言わない。吹き続けてほしいから)で、定員の各10名は、すぐに一杯になり(喜!)追加で一回増やしたほど。
マクロビの世界にも、流派があり、それぞれの「本家」の料理教室にちゃんと通って、初級・中級・上級・師範コースと通い終わった人だけが名乗れる「マクロ料理の先生」。
アルのスタッフは、嵐ちゃんが大阪の初級コースに通っている以外は、全員「素人」。私もね。なので、完全に「もぐり」の教室です。
人前で料理をし、食材についてお話をするのは、自分のすべてをさらけ出す作業ですが、今回はどの回も、お客様があったかく、「なんとなく」「だいたいの量で」「ざっくりと」のアル流クッキングをとても楽しんで
くださいました。
そして、私たちの「素材への想い」を、うなづきながら聞いてくださいました。ありがとうございます。お持ち帰りになったケーキは、おいしく出来ていましたか?
バレンタインデーの今日、カカオについての短い文章が、アムネスティ・インターナショナルのメルマガで届きました。生産する人が幸せであってこそ、食べる人が健康になれるはず。今年は大いに売れたフェアトレードチョコを、どうか来年も、再来年も、ご愛顧ください。
もしご興味あったら、店においてある「チョコレートの真実」という本をお手にとってみてください。すごい力作で、こんなチョコの背景を知っている日本人が、全国に何人いるのだろうか?と涙ながらに想うのでした。
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カカオ農場へ売られる子どもたち ~現代の子ども奴隷
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日本でおいしいチョコレートが贈られるバレンタインデー。
このチョコレートの原料となるカカオ豆の全世界の生産量の7割は西アフリカで、特に4割はコートジボワールで作られています。
カカオ豆のような一次産品は途上国にとって重要な外貨獲得源ですが、大変厳しい競争にさらされていて価格は下がる一方です。
零細のカカオ農家は、利益を上げるために安い労働力を得ようとして子どもを近隣諸国から人身売買し、労働者として使っています。
奴隷仲買人は、1人あたり15~30ドルで村の子どもたちを買い集め、カカオ豆の農場に送ります。子どもたちはタダ同然の低賃金か賃金なしで、朝5時から夜11時までカカオ豆の摘み取りをし、週に100時間を超える労働をする子どもも少なくありません。
カカオ豆の生産のため、25万人を越える西アフリカの子どもたちが働いていると言われています。 劣悪な環境の中で働く子どもたちが、カカオ豆生産を支えてきました。
現代のチョコレートは、皮肉を込めてこう言われます。「カカオの豆を炒って粉にし、砂糖と牛乳と・・・そして、アフリカの子どもたちの汗と血と涙を加えたもの」
バレンタインデーのこの時期、コートジボワールのカカオ豆農園で児童労働と子どもの人身売買について、コートジボワール大統領へメッセージを送るキャンペーンを行っています。ハガキのPDFをダウンロードし、ぜひともアクションにご参加ください。
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2188