<ムツミ>

今日は、店の大掃除をして、すっきりと年の瀬を迎えるはずでしたが、昨日からの報道「イスラエル ガザ空爆」で、もう、台無しです。


ガザは、封鎖され、食べ物も水もつきかけている、と報道されていて、とても心配していました。


最近、東京大空襲がテーマのドラマを続けてみて、「空襲」の恐ろしさに髪の毛が逆立つような思いをしたばかり。


逃げ場がないのに、頭上から火を降らせるなんて。小さな子どもが泣き叫んで逃げ回る映像に、胸がつぶれる思い。人間は、ほんとうに悪い。


ガザのことでは、こんなメールを知人から頂きました。

東京方面の方は、ご参加を。

そうでない方は、署名が出来ます。まだぜんぜん集まっていないので、ぜひ開いてみてください。


オンライン署名

http://www.shomei.tv/project-433.html


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寒い冬の年末に、封鎖されたガザで人々が
どんな思いで今の状況の中にいるのかと思うと
胸が苦しくなります。

イスラエルの市民は80%が今回の攻撃を
支持しているそうです。

落ち目だったイスラエル政府が欲しかったもの。

こんなことのために。

やりきれない気持ちになります。

それに対して私たちが出来ることもとっても
小さいですね。

でもアピールしないで黙っていたら、私たちも支持している・・・と
言うことになってしまいますものね。



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 12/30緊急NGO共同・イスラエル大使館前行動
-パレスチナ・ガザ地区への空爆に抗議する申し入れ-

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12月27日からイスラエルがガザ地区への大規模な空爆を行い、
2日間で死者は287人、負傷者は700人に達しています。
今後もイスラエルは、大規模な軍事攻撃を予定していると報道されています。

150万人のガザ地区の人々は、これまでもイスラエルの封鎖によって、医療や食料、燃料の不足に苦しめられていました。今度はその人々の上に爆弾が落とされています。


この人道的危機を前に、これまでパレスチナ問題に様々な形で関わってきたNGOが共同で、この軍事行動への抗議の意志を示す申し入れの行動を行います。皆さんもぜひこのアピールに加わってください。


■イスラエル大使館前で、死者のための追悼と軍事行動の即時中止を求めます。
■ガザ地区封鎖による人道危機に抗議し、
 物資の搬入と人道支援団体・ジャーナリストの自由な出入りを求めます。

日時:2008年12月30日(火) 午後4時~5時
場所:イスラエル大使館前(イスラエル大使館:千代田区二番町3)
     (最寄り駅:地下鉄・麹町駅  出口)
内容:軍事攻撃による市民の犠牲者のためのキャンドル・ライトなどによるサイレント抗議/呼びかけ団体からのアピール/要請文の読み上げと提出


【呼びかけ団体】
(社)アムネスティ・インターナショナル日本/(特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク
/(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)/パレスチナ子どものキャンペーン/ピースボート  


最寄駅
東京メトロ 有楽町線「麹 町」駅下車 出口5
5番出口を出て左手すぐセブンイレブン横の信号に立ち、旧)日テレビルの方向を
向き、旧)日テレビルとインドカレー屋『アジャンタ』の間の道を東に50m程直
進して右手が大使館です。徒歩1分

東京メトロ 半蔵門線「半蔵門」駅下車 5番出口 徒歩10分
東京メトロ 丸ノ内線「四ツ谷」駅下車 徒歩11分
JR総武線 「市ケ谷」駅下車 徒歩10分

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ガザってどんなところ?
イメージできない方はこちらをご覧になってみてください。

http://uk.youtube.com/watch?v=DSzn7XLLM7c&eurl=&feature=player_embedded


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想像を絶する大量の死と破壊

サファ・ジューデー
エレクトロニック・インティファーダ/Live from Palestine
2008年12月27日


まもなく正午になるという時、最初の爆発音が聞こえた。私は窓に突進した。まだ窓の前に達せず、外の様子も見極められないでいるうちに、第二の爆発が起こり、猛烈な爆風に押し戻された。しばし、何が起こったのかわからなかったが、次の瞬間には、イスラエルが予告していたガザ地区に対する大規模攻撃が始まったのだと思い至った。一昨日、イスラエルのツィピ・リヴニ外相が、エジプトのホスニー・ムバーラク大統領との会談後に述べたことは、口先だけの脅しではなかったということだ。


引き続いて起こったことは、今でも、超現実世界の出来事としか思えな
い。こんなことは私たちの誰も想像していなかった。すべてがあまりにも短時間のうちに起こった。現場にいた私にとってさえ、この大量の死と破壊は想像を絶している。私は今も事態のまっただなかにいる。最初の攻撃から、すでに数時間が経過した。


ガザ市への空爆で6か所が攻撃された。アメリカのニュース番組ではたぶん、この映像は流されていないだろう。爆撃を受けた場所には死体の山ができていた。映像を見ていると、何人か、まだ生きている若者がいるのがわかった。手を上げる者、頭をもたげる者。でも、彼らもまもなく死んだはずだ。全身が焼けただれ、大半が手足を失っていた。腸がはみ出して垂れ下がっている者もいた。全員がおびただしい血の海に転がっていた。


ガザで最も大きい2つの大学のすぐ近くにある私の家の前で、ミサイル
が、学生たち、大勢の若者が集まっている中に撃ち込まれた。学生たちは、標的になりやすいから集団にならないようにと注意されてはいたが、その時は帰宅するためにバスを待っているところだった。7人が死んだ。4人は学生で、3人は近所の子供。レイエス家の少年たちで、とても仲のいい3人だった。


これを書いている今、外を通っていく葬列の音が聞こえる。窓から覗いてみると、レイエス家の3人の少年の葬列だった。生きている時、この3人はいつも一緒だった。3人は一緒に死に、そして今また一緒に同じ葬列の中にいる。3人が殺されたあと、14歳になる私の弟は家から飛び出して、路上に横たわる友達の死体を確かめにいった。弟を止められるものはなかった。その後、弟はひとことも言葉を発していない。


イスラエルの首相、エフード・オルメルトは、私たちガザ市民は敵ではない、標的はハマースとイスラーム聖戦だと言った。いったいどういうつもりなのか。私たちを怒らせてショック状態から抜け出させてやろうというのか? 怒りや報復の感情をなだめようというのか? 私たちをからかおうというのか? 学校から帰る途中の、今は死者・負傷者となった大勢の子供たちが、ハマースの武装メンバーだというのか? 


最初の空爆から30分ほどたったころ、帰宅中の3人の女の子が、通りの少し手前にある警備隊司令本部の前を通りかかった。その時、司令本部にミサイルが撃ち込まれた。少女たちの体はバラバラに引きちぎられ、通りの端から端まで飛び散った。


空爆されたすべての場所で、大勢の人が死体の間を歩き、自分の家族を見つけてはこのうえないショックに襲われている。通りにも死体が、腕が、脚が散らばっている。靴をはいている足、はいていない足。ガザ市全域が恐怖とパニックと混乱に包まれている。携帯電話はつながらない。病院と死体安置所は満杯状態で、いまだ通りに横たわったままの遺体もあり、その遺体を家族が取り巻いて、顔にキスしたり、とりすがったりしている。


破壊されたビルの外では、年配の男たちが地べたに膝をつき、泣いている。息子が働いていたビルの惨状をひとめ見たとたん、息子が生きているかもしれないという一縷の望みも消え失せてしまったからだ。


遺体の身元が判明したのちも、医師たちは、バラバラの体を正しくつなぎ合わせて家族のもとに返すという、たいへんな時間を過ごしている。病院の廊下はまるで屠畜場だ。いかなる想像も及ばない、どんなホラー映画もしのぐ光景。床は一面、血の海で、負傷者は壁にもたせかけられたり、死んだ人と隣合わせで床に寝かされたりしている。医師たちは死にもの狂いで治療にあたり、怪我をした者でも、命に別状がなければ、そのまま家に帰される。私の親族もひとり、居間の窓が割れて飛んできたガラスの破片で怪我をした。顔の中央付近が深く切れてしまったのだが、もっと緊急の治療を必要とする人は限りなくいて、彼女は家に帰された。歯科医のご主人が自分のクリニックに連れていき、局所麻酔をして顔の傷を縫った。


今日の空爆で200人を超える人が死んだ。つまり、200以上の葬儀が行なわれるということだ。今日、葬儀が行なわれたのはわずかで、たぶん、大半が明日になるだろう。昨日、この家族たちはみな、食べ物と暖房と電気の心配で頭がいっぱいだった。でも、と私は思う。この人たちも(実際には私たち全員が)、こんなことが起こるのを絶対に阻止できていたというのなら、この数か月間、私たちが必死に求めつづけてきた本当に基本的な生活物資の供給をハマースがやめたとしても、喜んで受け入れていたはずだ。


爆撃は私の家のすぐ近くで起こった。私の一族の大半がこのエリアで暮らしている。私の家族は無事だったが、叔父たちの家が2軒、損傷を受けた。


今日は静かに休めるだろう。ガザ市民は今夜、死んだ者たちを追悼することができるだろう。イスラエルは、当座、これ以上の空爆は行なわないと約束したそうだから。だが、誰もが、標的を定めた次の殺戮のステップがやってくると考えている。これが意味するのは、すでに完全に封鎖されたガザで暮らす宿命を強いられている罪のない一般市民が、さらに大勢巻き込まれるということなのだ。

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サファ・ジューデーは、アメリカのストーニー・ブルック大学で学び、修
士論文提出資格を得た。2007年9月にガザに戻り、現在はフリージャーナリストとして活動している。

"The amount of death and destruction is inconceivable"
Safa Joudeh writing from the occupied Gaza Strip, Live from
Palestine, 27 December 2008

原文:http://electronicintifada.net/v2/article10059.shtml