<クズハ>
きょうはあったかいですね。
今月のお便りに書いた文章を転載します。思いはあふれそうなのに文章にするのが難しくて苦戦しました・・同感していただけたら、転送大歓迎です。
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「私の夢は、イラクでは今日も大量破壊兵器は見つかりませんでした、という記事がマスコミのトップニュースで出るのを見ること」と言ったアメリカ人さんがいました。・・・・あんなに大きな嘘だったのに、すっかりそれに慣らされてしまった私たち。
日本では、自民党VS 民主党の「メール問題」では、武部幹事長が「(偽の情報で)私の息子の生活と将来は台無しにされた」とお怒りでした。
それを見て思った。
うん、嘘には怒るべきだ。
イラク攻撃には結局根拠がなかった。自民党が偽情報を信じたことにも、嘘と分かったのに誰も謝りもしないことにも、私たちもっと怒っていいんだ。
あの攻撃では三万~十万人のイラク市民が犠牲になったそうです。状況はどんどん悪くなって、今一番ひどい緊張状態にあるイラクのこと、ろくに報道もされないのはどうしてなんだろう。
4年前、イラク攻撃が始まる前、「私たちの家は、軍事施設のすぐとなりにあるから、空爆されたらどうなるの」と訴えていたイラクのお母さん。「熱い火がふってきて、私たちみんな黒焦げになるんだって」と友達同士で話していた女の子。みんな、どうなっちゃったんだろう。
こんなのあんまりだ。
そう思う気持ちのやり場がなくて困っている方はたくさんいらっしゃると思います。翻訳家で「世界がもし百人の村だったら」の池田香代子さんが教えてくれました、思ったことはなるべくマスコミさんに伝えたらいいよ、と。
こんな報道おかしいよ、とか、あの放送はよかったよ、など、反響が一本でもあれば担当の記者さんは気にしたり励まされたりするし、同じ内容で三本届けば社内で話題になったり議題になったりもするのだそうです。電話でも、ファクスでも、メールでも、お手紙でも。
こんな小さな自分ひとり、何を怒ってみたって無駄だ。
そう思わされることばかり多いけれど、それを外に出すことで、同じ考えの人が励まされ、それが重なって世界を動かす、そういうことがあるかもしれない。というより、そういうことでしか世界は動かないのかもしれない。とぶつぶつ考えている春です・・
イラク攻撃が始まったあの日を思い、思いをつないで平和を願うために、毎年この時期に街を歩く「ピースウォーク」が、有志によって企画されてきました。初めての方も、一緒に街に出ませんか。一緒に歩いて、あなたの思いを、みんなの思いに重ねてみませんか。そこから何か始まるかもしれません。そこから何かが守れるかもしれません。
あなたのご参加をお待ちしています。
ピースウォーク:3月21日 2時
石川県金沢市中央公園にて
(al代表・ピースウォーク呼びかけ人
葛葉むつみ)