<クズハ>
イスラエルのシャロン首相が重篤というニュース。
イランの大統領は「天国で先祖との対面を果たすことを祈る」と発言したとかで、
アメリカなどから猛反発が寄せられているのだそうです。
昔、ネパールを旅行していたときに、
イスラエルの若者にたくさん会いました。
誰も彼もみんな怒りっぽくていつもケンカ腰なので
旅行者のなかでも嫌われることが多かったです。
宿の共同のシャワーを使っていたら
「いつまで入ってんのよ!」と怒鳴られたり
私もイヤな思い出がいくつも・・・
道端でりんごを買おうとしていたら、
イスラエル男性が寄ってきて
「そのりんごの値段は1ルピーだぞ、
ボラれて2ルピー出すんじゃないぞ」と
叫んで去っていって、唖然としたことも・・・
ある日、おだやかで話の出来そうな
一人旅のイスラエル人と同じ宿になり
話し込むうちに、つい、聞いてしまいました、
「イスラエルの若者はなんだか皆、攻撃的なようなんだけど、
どうしてかなあ」
彼は、さびしそうに笑って、
「僕達は、幼稚園のころから、遠足の列にも先生が
前と後ろにマシンガンを抱えて引率だからね。
つねに戦闘モードなんだろうね」
と語ってくれました。
今でも顔を思い出せる、印象的な人でした。
他の旅行者から聞いた話では、
イスラエル人は18歳~20歳くらいの数年間
徴兵で軍隊に入るので、
その前後には休暇で旅行する人が多いけれど
中東では嫌われているので行ける国が少なくて
ひとっとびにネパールやインドまで来るんだそうです。
だから、若い旅行者が多いんだー。
そのころ私はパレスチナ・イスラエルのことは
何も知らなかったのですが
その後、イスラエルの占領政策のことをいろいろ知るようになって、
18歳で銃を持たされて
何をしてもいいという立場になったイスラエルの若者が
パレスチナの地で 気の向くままに
人に銃を向けることがあると聞いて、
ため息と一緒に
あのころ出合った旅行者を思い出したりしてます。
みんな、ほんとうに荒れていたなあ。
人生の一番たのしい時期に、
家族や友人とも離れてつらい思いして、
気の毒だ。徴兵なんて、ホント。
国を守るというけど、
軍隊に入ることであんなに人間が荒れてしまったら
その後の社会、どうなっちゃうんだ。
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冬の間はチョコ一枚ついてきます(笑)