あっかんごっちゃ -4ページ目

ゲーム会社のサウンドクリエイター就活したので日記。

実は受けてたサウンドクリエイター。いろいろなことと並行しながらだったから大変だったなあー。
N天堂やK波、かp魂や番南無などを受けて、いいところまでいったのもあったけど最終的には全部落ちた。まあ記念受験的なところもあったけどやはり非常に悔しかった。N天堂好きだから行きたかったなー。残念。ちょっとぼかしつつ簡単に傾向と対策を。
それにしてもやっぱりデモの段階でめちゃくちゃ落とされるんだな。1次試験の会場に来る人少なって思ったの覚えてる。

N:ESは結構分厚く書いた。最初の課題曲が全部で4つで1:童話に10秒?くらいのピアノ音源のみで曲をつける、2:ポピュラーの曲、3:クラシックの曲、4:自由曲、を書いてください、という内容だった。俺は一応クラシックをかじったのでガッチリフーガを書いたけど、普通にヒーリング・ミュージックみたいなのを書いて受かってる人もいた。引き出しが多いのをアピールできれば、厳密にお題に沿ってなくてもいいんじゃないかな。自由曲は俺は映画っぽい現代オケ書いたけどサンバの人もいたしほんとに人それぞれだった。2次は筆記と面接、あと算数っぽいのとかもやった。楽典は余裕だったけどMidi検定系の知識が全滅な俺は死亡。楽譜書く課題も音大入試より制限時間がシビアだった。面接は意外といかつい雰囲気。

K:なかなかサウンドに力入れてる会社なんだね。しらなかった。受けてる人は音ゲー出身がやはり多い。Esの内容もゲームのことしか書かなかった人もいたけどそれでも大丈夫らしい。映画音楽好きな友人も最終まで行ってたな。どうなったのだろう。課題は確か3つ。

かp:レコーディング技術の質問などかなりメカニカルな知識を初期の段階から問われる。ESにくっついてる問題数も多かったな。やたら段階が細かった印象もある。モンハンっぽいズンチャカなボス戦の曲送ったけど落ちた。

番:コミュ力重視される、というかちょっと社風がおもちゃ屋的でフレッシュな印象。なんと最初はデモ審査ではなくグループ面接だったし。しかも他分野の志願者と一緒に受けるという。なんだかんだ会社の中身については調べておいたほうがいいんだな、、とも思った。

まあ当たり前だけどやっぱりゲーム好きは相当多い。オタク系かウェーイなリア充系かにしか出会わなかった。コミュ力はあったほうがいいけど超なくてもいいと思う。やはり人間的には安定感と引き出しの広さがある人がある人が最終まで行ってたんじゃないかな。スキル的には打ち込み大好き、素人でバンドやってました、プログラミングもできるよ、話し始めたら止まらない、って人とガチな芸大系で安定してます、って人に二分されてると思う。どちらでもない生音大好きな俺はお呼びではなかったというい事かな。ただ、その中でも任天堂だけは結構優良企業っぽいな、という印象があったので(応対の仕方が上品だった)ここだけちょっと毛色が違うかも。


結論:どこもまぁ厳しいけどそれはある程度わかってたことだし、1次はプロ並みのクオリティじゃないと、っていうのは嘘。俺打ち込みはプロじゃないし(最近仕事としてようやくなんとかなってる位だし)けど通ったし。ベストを尽くせば1次は通ると思う。で、1次で落ちたとしてもそこで出来た友達と交流するのは楽しかったので、満足といえば満足です。これから受けるって人はどうぞがんばって。ちなみに院生率はかなり高かったよ。

心理学の歴史まとめ

あるとき、図書館でついつい長居をしてしまったときの、心理学について知ったことのまとめ。
要するにメモをそのまま掲載。すんません。



心理学の歴史まとめ


アニミズム:心に対する原始的な解釈
哲学から。

ギリシャ
プラトン(bc427-bc347):心身二元論(心と体はべつべつ)
アリストテレス(bc384-322)心と体は分離できない


すごい時間



フランス、デカルト(1596-1650) 心身相互作用
どちらも独立しているが、体は精神の支配下で、機会的原理で操作
「相互作用を司るところが脳の松果体にある」

イギリス、ロック(1632-1704)
連想心理学 「人は生まれた時は白紙の状態で、連想によって感覚と観念が結びつき、観念形態が形成される」

以上、哲学者が考えた「考え」。

→これから実証が始まる。

ちなみに、心理学は英語でPsychology
ギリシア語で心を意味するプシュケーPsycheと学問を意味するロゴスLogosの融合。


ドイツ、フェヒナー(1801-1887)
物理学者。哲学的なアプローチを捨てた。
「フェヒナーの法則」
「心理的な感覚量rは物理的な刺激の量sの対数に比例する」
必ずしも比例はしないけど相関関係はあるんじゃないか

ドイツの生理学者ウェーバー(1795-1878)
ウェーバーの法則
おもりの実験
100:102 ◯
500:510 ◯
500:502 ×
識別できる重さのひは100:102でほぼ一定
「2つの刺激があったとき、標準となる刺激と、それと識別可能な刺激の大きさの比は
ほぼ一定に成る」
さらに、「精神物理学」

ドイツ、ヴント(1832-1920)
ライプチヒ大学に心理学実験室創設
→心理学の父
人間を観察して実験する→内観法
意識を純粋感覚と単一感情の2種類に分け、その要素を組入合わせてあらゆる精神構造を説明
、統覚

その反論として

ゲシュタルト心理学
人間の心は要素や部分の集まりではなく一つのまとまりとして存在

ドイツ、こふか
赤い花

ヴェルトヘイマー
仮現運動

20世紀

アメリカ動物心理学者ワトソン
ヴントの構成主義が主流→真っ向から否定

アルバート坊やの実験
外部からの刺激:反応
S-R理論

とーるまん
行動は生理学的反応の総和によって定義される以上のもの、つまり目的をもったもの

はる
行動心理学に数学的体型を導入し、S-O-R理論
スキナー
動物の行動

フロイト1856-1939
神経症の患者の記憶をよみがえらせると症状が改善する
抑圧された記憶が無意識のうちに存在し、症状を引き起こしているのでは
→無意識は超自我、自我、エス
エスは人間の本能的な欲望
超自我とは良心や道徳心にあたるもの
自我はエスと超自我のバランスをとる

精神分析学


ユング1875-1961

フロイトの無意識は個人に限定されていたが、ユングは無意識をもっと大きな意味のあるものととらえ
個人の経験を超越する普遍的無意識
元型


人間性心理学 精神分析学や行動主義は一面だけ と批判
マズロー(1908-1970)
フロイト 1
ワトソン 2
自分3

欲求段階説

ロジャーズ フラングル



現在
複雑・融合に
大別すると、基礎心理学、応用心理学の2つ
基礎心理学:主に実験や観察、統計学等を用いて人間の行動を制御する心の法則やメカニズムを
解明しよう

応用心理学:基礎心理学を社会に役立てよう

産業心理学:職場環境に応用
教育心理学:
人間工学:
感覚心理学

自分用:曲聴いた感想34

もうすぐこの曲聞いた感想シリーズが1年を迎えるということに驚きを隠せない。
ついこないだじゃん始めたの。
恐ろしい話である。

中村とうようの「ポピュラー音楽の世紀」を読んだ。
ややつまみ食いだけど。
およそ時代順に、項目わけされており、それらが非常に綿密に著されていた。大変わかりやすくよかった。大概、ジャズなんかは特に、ハーレムだったり世界恐慌時のギャング?だったりによって栄えたところがあったり、レコード会社の資本が密接に関係してたり、西洋音楽以上にそういった社会情勢が関わってくるものであると感じた。

森達也 「ポピュラー音楽」 も読んだ。
なんだか酷評されていた本作だけど、割りとそれは冒頭で本人が断ってるし、地学専門の人間が真面目に研究してくれたという点では貴重だと感じている。ミスごときで目くじら立てんな、、、ともいえないほど重要なところをミスっているのは確かなので(無声映画が1920年始まり、など)、まあ。うん。
ただ、冒頭に文化論とか、時間と空間が交わらないと音楽文化は生まれない的なことを言っていて、その考え方はとてもステキだと感じた。ごめん、途中で読むのをやめたのでここまでしか言えない。


2014711 黛敏郎 「舞楽」
バレエ曲。雅楽を取り入れたナイスな曲。冒頭の限の絡みは笙を思わせるがとても繊細かつ力強く、細かなソロがそれを後押しし、笛も入って一気に膨れ上がる。雅楽を取り入れたスタンスとしては武満よりずっと自然で納得がいく。

2014711 タンゴ ライブ
昨年末より非常にうまくなっていた。やはりエスクアロはかっこいい曲。

命名日記2

命名日記



プリズム。
ピカピカ。光かた。
ひかり。
B玉。水晶

自分用:曲聴いた感想33

20140604 ジャチント・シェルシ「"Pfhat" (1974)」

スペクトル学派の先駆けとなったとされる作曲家。良家の末裔つまりぼっちゃんであり趣味程度に作曲をする以外は仕事をしていなかったらしい。

これは年代的に結構晩年。
ひっかくような大音量は出てくるけど、基本同一音響の連続。もわっとしていて神秘的で奥深なサウンドが聴ける。ハッとするけど、今ならシンセで代用が可能なような気もする。

20140604 三善晃「レクイエム」
ぶっとび。何度も聴こう。

20140604 三善晃「響像1、2」
2だけ2台ピアノだが、2台あるようには聞こえない。

20140604 Babadjanian 「Poem」
ピアニストらしく技巧派で勢いがある反面最後はフォルテばっかりでやや薄っぺらい。
16分刻みを基調とする進行はとても単純にかっこいい。和音感とかもいい感じに勘所をついてくる感じがするし。

20140604 スカルコッタス「パッサカリア」
小品の連続。静かな場面は多いが盛り上がるところは十分に盛り上がる。が、まあこちらはかなり後期ロマンな雰囲気もする。

同日
ルトスワフスキ「2つのエチュード フォーピアノ」
パガニーニにも通じるジャズっぽさ。合計で4分ちょっと。さらっとかっこいい。


同日
西村朗「勇気のマーチ」
youtubeにて発見。えええええ。同姓同名?まさかな。
http://www.gakufu.ne.jp/detail/view.php?id=22063


同日
クセナキス「mists」
初めてクセナキスでいい曲かもとか思った。遅くて単独で聴くと大したことないんだけど、存在感がある感じ。ふーん、なるほどね。譜面も参考になる。

全俺に訊いた曲のタイトルの付け方

最近こんなに音楽について記事をたくさん書いているのに相変わらず訪問者検索ワードランキングはスマブラ、絶、ディスガイア、ゼノブレイド、ポケモン等々で埋め尽くされている。物量はまだまだそれらには達しないのか、たんにこんなマニアックな音楽どもについて検索する輩など塵芥ほどしか存在しないのか、まあいろいろな理由はあるだろうけど。スマブラ3DS楽しみです。


曲のタイトルって難しいんだけど、僕はとにかくイメージとなるワードをバーっと書き出して並べることにしている。
今回の楽曲は、

プリズミック、モラトリアム、青い糸、ある物理学者(これは確定)、詭弁、寝言、空言、戯言、消極、逃避、妄言、煩悩(ぼんのう)、葛藤、雑念、、煩悶、ジレンマ、恋慕、慕情、厭世、徒労、憂慮、逡巡

と書きだしたあとで、前作からの流れで、
ある物理学者の+(紡ぎだされるものでネガでブルーな(青い)感情で理系にはあまりなさげなもの)
となることに決定。他候補としてはモラトリアムの青い糸がある。


候補:モラトリアムの青い糸
ある物理学者の詭弁  Physicist's
ある物理学者の戯言
ある物理学者の寝言
ある物理学者の雑念
ある物理学者の慕情
ある物理学者の徒労
ある物理学者の厭世
ある物理学者の憂慮
ある物理学者の逡巡
英名:
Sophism of a certain physicist
Silly talk of the certain physicist
Somniloquy of a certain physicist
Idle thoughts of a certain physicist
Affection of a certain physicist
Vain effort of a certain physicist
World-weariness of a certain physicist

なんか涼宮ハルヒのなんとかととある魔術のなんとかを合体させたみたいだな。まあいいけど。
仮名前は青い雲のような心だった。製作時のコードネーム的なものになる。どの曲にもこういうのはある。
最終的に何に決まったかは内緒。

ちなみにプロフィールに用いる履歴。嘘だけど。

大阪生れ、蠍座。生まれつき魔術を、2歳で作曲を、5歳でピアノを始める。ホグワーツ魔法魔術学校中退後、1990年から2014年まで渡日し、文学を清少納言に、政略を武田信玄に、高等魔術をエリファス・レヴィにそれぞれ師事。1995年に水泳検定15級取得。作曲・編曲活動においては、ジャンル・虚実にとらわれないさまざまな活動を展開する。

自分用:聴いた曲感想雑記 32

20140504 メセニー・メルドー「summer day」
ギターのパッド・メセニー、ピアノのブラッド・メルドーのコラボ。
メセニー・メルドー/ワーナーミュージック・ジャパン



うまく合致していると思う。ピアノとギターの組み合わせは珍しく、僕が知るかぎりではクエンカ兄弟くらいだと思う。
summer dayはかなりメセニー色が強く、哀愁ただよう旋律感が見え隠れし、その合間を縫うようにピアノがうまーく支えている感じがする。メルドーはなんかすごい音選んだりAll The Thing you areとか聴いてると対位法チックな感じもしたり、割りとそういう意味では両者ともとても繊細なんだろうなあーなどと感じた。

ring of lifeは激しいドラムから始まりペット(だったかな?)のソロもある曲。そんなにメルドー・メセニーである必要は感じなかった。ドラムの適度な変拍子感とジャズ感は参考にはなると思う。


20140504

ラ・フォル・ジュルネシーズンである。別に暇なんだけど行ったことないし今年も行かない。誘われたら行くんだけど、あいにく誘われない。いってみたいんだけどなあー(勝手)

とりあえず公式ホームページだけチェック。

ヨーゼフ・モーグ「cherokee」
ぶっちぎりの実力を持ちラフマのピアコンとかばりばりひくそうだが、そんな彼のオリジナル楽曲はなんと左手用。最初左手のピアニストなのかと思った。それにしても、これを聴いていると、ああピアノって左手だけで十分なんだなあーなどと思ってしまう。ドラゴンボールでよく私は左手だけしか使ってないみたいなのでてくるけどそれ。左手のジャズ書きたい時は戻ってみればよろし。

トーマス・エンコ
ジャズとクラシック両方を学んだというピアノ・トリオ。まあ、思いつくといえば思いつくが、ふつーのジャズにおいてコントラバスの高速pizzで乗り切ったり、シンバル指押しの超弱音など、とにかく繊細なことを実践しているという印象。メロ自体はとてもわかりやすいものだが、ピアノの音色がとても良いこと、そういう繊細な仕込みをしていることが参考になるのではないかと思った。


29140509

モーツァルト フルートソナタ

モーツァルトには「フルートソナタ」という楽曲はない。あるのは「ヴァイオリンまたはフルート声部付、チェロ助奏自由のクラヴサン・ソナタ」というもので、つまりはフルートでもヴァイオリンでも演奏可能だから好きな方をチョイスしたまえ、ということである。
ヴァイオリン・ソナタの作品群には含まれるらしく、「ヴァイオリン・ソナタ 5番~10番」が別名それである。5番はピアノとフルートがよく絡んだ明るい曲だった。


プーランク フルートソナタ

3楽章形式、プーランク晩年の傑作。
遊びをいれながらしっかり仕事する系のモチーフが活躍する1楽章。たりらりらーーーらーら-らーーーらーとりらりら、とりらりら。(記憶用)
しっとりと歌い上げるやや暗い2楽章は、ヴァイオリンとかでも映えたんじゃねとかちょっと思っちゃうけどくるくる転調して歯ごたえがある。
3楽章は一点、快活で特徴的な楽章へ。有名だし、誰かがヴァイオリンで弾いてたような。

デュティユー フルートソナチネ

これがまた勘所を抑えた名曲。3楽章合わせて9分ちょいと短めだが、フランス系の美しい和音、キラキラしたピアノ伴奏が特徴の1楽章、深く沈み込むピアノにカデンツァチックに暴れまわるフルート。みどそ#しーーー。こんなシンプルに隙ないとかさすがっす。3楽章はanime。これはラヴェルドビュッシーとあんまり違うことしてる気はしないが・・・?




(ちなみに)
買った。
YAMAHA MSP5 Studio ペア/YAMAHA



モニター用だが、リスニング用途としても、超クリアな音。
この価格帯では奇跡的な音質らしく、超定番となっているらしいと聞いた。
なるほど納得。


20140514 鈴木英史 「セルゲイ・モンタージュ」他
保険につぐ保険。クラサックス重ね、ちょっとだけオーボエソロ、ゆるいとこだと鳴ってるサスシンとヴィブラフォン、なぜかトムもなってる、地鳴りしているティンパニとバスドラ、キラキラでリスクヘッジ、ペットと見せかけて実際鳴ってるのはチューブラベル等等、吹奏楽の保険につぐ保険の書き方がこれでもかと詰め込まれている。お見事。


20140603 マーラー「交響曲7番」
練習番号161の4小節目にバルトークピチカート。この曲発表時にバルトークは24歳。交響詩「コシュート」くらいしか作ってなかった時期である。

自分用:曲聴いた感想31

20140411 シェーンベルク「浄められた夜」
シェーンベルク初期、まだまだワーグナーブラームスの影響を受けたフツーの作曲家だったころの代表作。弦カル+Vla,Cbの弦楽六重奏。美しい旋律と和声。ときどき途切れるんだけどその途切れ方も絶妙で(このへんはブラームスにも通じるところ)、技術とセンスが結晶した作品と思う。後にワルシャワの生き残りとか作っちゃうおじさんの作品とは思えないよなー。

20140427 kakafoni「Sopåkardilemmat」
結構粗い音色のドラム、単純なようでつかみどころのない和音、ジャズを基調としたサウンドだが・・・という。少なくともドラムの感じといい、とてもセンスがいいとは思う。目指す方向も含めて、少しかっこ良すぎると思うくらいかっこいい。(スキがなく親近感は沸かない)サックスの独壇場になった後、EGが登場。

20140427 Pat Metheny「Into the dream/Have you heard」
本人はギターの人。かなり繊細で普通にメロ弾くだけのモンゴメリーさんとは雰囲気は違う。
magmaでもあったようなコーラスがいるのと、ドラムセットのほかに黒人のマラカスとかボンゴとか叩く人がいたり、メロとかコードとかも変拍子チックだがジャズっぽい響きはあまり出てこなくてキャッチーなところとか、Jazzとはいいながらレゲエとか混ざってて独特の雰囲気。メロの感じはそこまですきじゃないんだけど、(ちょっとシンプルすぎるかなあとは思うけど)音の重ね方は繊細で好き。ピアノとギターが合わさっているバンドの一つとして、将来あのアコースティックバンドが復活するなら、抑えておきたい。

20140427 Tom-H@ck(トムハック)「残念系隣人部★★☆(星二つ半)」
「Be My Friend」
けいおんの2期opを作ったTom-H@ckさんの作曲。けいおんのときも思ったけど、この畳み掛けるような速さはけっこう好き。持って行き方とかはヒャダインのほうが上だろうけど、この人はなんだかんだしっかりしたオーケストレーションとかもしている気がして、メロディセンスとかもあると思う。萌系のアニソン作るなら真っ先に参考にしたいなあー。

20140430 ムソルグスキー「展覧会の絵」様々なアレンジ

・ラヴェル版
言わずと知れた編曲。ピアノ原曲にそのままラヴェル・スーパー・オーケストレーション的なものを施しました、といった印象。すごいけど、完全にラヴェルの曲になってる。

・トゥシュマロフ版
比較的原曲に忠実。演奏もそんなに大変じゃない。

・ストコフスキー版
ラヴェル編が元だが演奏難易度が高かったり不安定になりがちなところは指揮者的アプローチで補われている。

・ジュリアン・ユー版
室内オケ編で、かなり現代的アプローチも散見される。

アマオケは無理してラヴェルをやらんほうがいいだろう。あとジュリアンユー版はちょっと聴き込みたい。

20140430 ドビュッシー「小組曲」オケ版
ドビュッシー初期の作品。26歳で書いた。

フルートの伸びやかな旋律。はつらつとした、ひねりの少ない曲である。
弦オケ的な側面は多いと思う。
全体的に、明るい、ドビュッシーの出発点とも言える曲。

20140430 Oくんの作品
電子と組み合わせた貴重なサンプル。引用とシンセ音の交互なやりとりで、オケと絶対に混ぜないところ等はとてもグッド、いきなりオケが狂うところのマウスピースのみ吹く連打のところは超奇怪でよい。

20140430 Hさんの作品
重々しさの中を因果的なのか突発的なのか現れる音の数々。音感はもう本人のものになってると思った。今後、「緊張と緩和」のバランスがとれるようになるともっとよくなるかも・・・などと思ったりした。

20140430 ラヴェル「ボレロ」
各々ソロがある。
最後はチェレスタのみ暇。

自分用:曲聴いた感想30

2014331 ショスタコーヴィチ「ピアノ三重奏曲1番」
あー若々しいフレッシュな曲だなー。などと思っていたらなんと17歳の曲じゃないですか。若っ。
ハ短調とあるが、全体的に明るく、あっさり書かれている。

2014331 ショスタコーヴィチ「ピアノ三重奏曲2番」
37歳になった。1944年はあの「タコ5」の年でもある。
冒頭のフラジオによる主題の入り、そして起伏の激しい曲調と凹凸を感じさせる旋律はショスタコーヴィチ節そのものだが、これは演奏者の問題なのかもしれないが、音はそこまで多くなく、よって切迫感という感じはあまりない。音の歪みみたいな和声感を重視しているんだろうか。Vnは低い音が多いな。
2楽章はスケルツォ。これはさすがな疾走感。これを聴いたあとならトリオのスピード的な意味での限界がわかるかもしれない。
3楽章はラルゴ。ピアノのなんとも言えない重い和音が響く上を、はうように弦2本が歌いあげる。
4楽章。冒頭のpizzはVn、弦何本弾いているのだろうか?
ズンチャ、ズンチャ、で楽しげなのだが重い雰囲気を出している。弦楽四重奏曲8番2楽章にも引用されているという「ユダヤの主題」みれみふぁれー(れは♯)が絶えず響く。こんなシンプルな主題を活かす技術よ。

2014331 シュニトケ 「ピアノ3重奏曲」
2楽章形式。
1:モデラート
とにかくシュニトケの重い曲っていう感じ。ぶつける対位法やったりぶつけるff和声やったり。pfは中心付近の和音が中心。さすがや。
2:アダージョ
pfの旋律などが聞こえてくる。どこかの引用なのかどうかは不明。

2014406 馬廻衆・真柄太郎左衛門 クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦
合戦BGM

荒川敏行か、浜口史郎のどちらか作曲。とはいえ荒川さんのほうは中央大学卒のどちらかといえばディレクターなのに対し、浜口さんは芸大作曲卒、バークリー留学経験もある人であり、がっつりオーケストラサウンドであることからこのがっつりオーケストラな曲は浜口さん作曲なのではないかと推察される。
クレしんなのにもかかわらず映画自体は壮大なものであること、さらにはあんまり特徴を出さないように気をつけること、絵面に合わせることなどを考慮すると難しいのかな。知らないけど。なんとかなりそうな気がするから、劇伴オケの教科書として。

自分用:曲聴いた感想29

最近のこのブログは完全に落書き帳と化しています。浅学の戯言が立ち並ぶ雑記。




20140311 ブラームス「ヴァイオリンソナタ3番」
1楽章は意外に静かなテーマ。2楽章がきれい。3楽章は物憂いげでときどき激しくなる。4楽章がかなりの曲者で、後半の難易度はかなりたかく、最後の1楽章にもでてきたモチーフがかなり激しくなって終わる。
いつも思うんだけどブラームスはオケでもなくて、こういう室内楽の2楽章みたいな緩徐楽章が好きだなあ。そっから激しくなっていって・・・という展開が好き。

近況:ビートルズ聴かなきゃと思った。ウイグル民謡いい曲。

2014330 ヤン・ティルセン「アメリ」
フランスのジャン=ピエール・ジュネによる2001年公開の映画作品。
グロッケン+アコーディオンの色彩感たるや、ザ・フランス音楽、という感じ。このくらい突き抜けていたらいいね。

シャッフルとスウィングの違い。
シャッフルは2:1がきっかり3:1に。
スウィングは2:1が3:1と4:1の間のちょうどいいところに。
ブルースとかロックはシャッフル、ジャズとかはスウィング。


メトリックモジュレーション→2:1→3:1でかつリステッソテンポ的なことを起こし、
同じ音のならびなのにアクセントとかノリをぜんぜんかえて遊ぶ技術。初めてきいた。


2014324 ドビュッシー 「ピアノ三重奏曲 ト長調」
ドビュッシーのピアノ・トリオはこの曲だけか。意外と普通でロマン初期チック。初期の作品なのだろうか。

シューマン 「ピアノ三重奏曲第一番」
シューマンのものは非常にメロディがキャッチーかつ豊か。メロディの人だよねホントに。

ベートーヴェン 「ピアノ三重奏曲 第一番」
非常に譜面が若いと思ったら1794年、24歳のときの記念すべきop-1だった。スコア付きで聴いたが、非常にシンプルな素材をうまーく使っている堅実かつ爽快な作品。


2014327 菅野よう子、坂本真綾「プラチナ」
カードキャプターさくらの3rdOP。転調の具合が非常に小気味よくかつキャッチーで、こういう萌え系アニソンの王道にして名曲のひとつ。


「モードジャズ」について

マイルスディビィスのカインド・オブ・ブルーで完成。和声の縛りを意図的に取り払い、モードによる構成を主としたジャズのこと。
以下はwikipediaより抜粋

機能和声理論では、例えばCメジャーのトニックにおいてC・E・Gは和音構成音、D・F・A・Bは非和声音と定義される。 旋律は和音構成音に帰結するように動き、非和声音に至った旋律がその後跳躍することは無い。(先取音を除く)
しかし、モードの楽曲においては、和音構成音、非和声音といった区別が無くなり、全ての音が等価に扱われる。 よって、例えば本来、EやCに帰結すべきであるD音が、Aへ跳躍することもあり得るわけである。 特に、モード以前のスタイルとの差異化を計るため、和音構成音に帰結するような動きは意識的に避けられるケースが多い。 また、ベースを含む全てのパートにおいてそういった音の扱いが可能になるため、従来ドミナントペダルとしてしか現れることのなかった第二転回形を、機能和声的な脈絡の無いまま出現させる、といった処理も可能になる。


これだけ読むと適当にぶっこんでもよいというように読み取れるが、もちろん従来の和声進行やジャズ以外の進行と混同すると、すぐ適当やってることがばれるため、まずは普通のジャズの勉強が第一なんだろう。音楽は大変だ。


2014327 Dimension
way ove
my rule
Break out
cool in the shade
voice of the star
on my way to yesterday
visions

某ライブ映像より。
Mcが面白い。Keyはピアノサウンド主体。そしてsaxがやはり顔のようだ。
SaxとEGtのユニゾン、およびSaxのオクターブ下をEGtがハモる、どちらも良い。ギターはメロディックかつ音が非常に綺麗。
あ、曲によって完全にシンセかエレピか分けてるな。シンセの使い方も面白い。ふにゃふにゃになる感じ。ドラムとベースはとてもうまいけど、余計なことはあまりしない。とてもかっこいいバンドです。

2014327 池辺晋一郎「大地は蒼い一個のオレンジのような」
ピアノソロ曲。かなりポップでナチュラル。ジャズを意識した和音と跳ねまわるような旋律、だが現代っぽい重みもそれなりに残ってる・・・ようなそこまで残ってないような。聴きやすいんだけど、いったいどのポジションに帰着したいのか悩ましいところはあるような気がする。ピアノソロに対して無理な感想な気もするけど。

2014327 武満徹「雨の樹 素描」
ピアノソロ曲。入りは武満サウンドで、だんだん崩れていくように感じる。崩れた先がうーん、そこまで面白くないなあ。暗いし音数はあまり多くない。ギターソロのほうがいい曲あるんじゃないかな。


2014327 シチェドリン 管弦楽のための協奏曲 第四番
フルーと等の木管で引っ張りつつ、かわいい効果音が途中で入ってきたりする。ちゃちゃの入れ方が面白く、好きな曲である。

第五番

このキラキラ感と潔さが良い。リズムはかなりシンプル。そしてその色彩のまま盛り上がったり静まったりする。情景的ではある。薄いところは薄い。最後はド調性で終わる。

2014331 フランチェスコフィリデイ「バッラータ2」
室内オケ用楽曲。風船をふくらませる系のところは、ずちゃずちゃのリズムをうんと複雑に計算して、独特の盛り上がり感を出している。虫笛のようなぐるぐる回すもの等を多用している。膨張的でかつ流動的な勢いを感じさせる音感を目指しているのかな。