ダンスの上手さでは定評のあるBerryz工房清水佐紀

20150218a


その清水を最も評価しているのが
モーニング娘やAKB48の育ての親とも言われる
コリオグラファー(振り付け師)の夏まゆみ先生

雑誌 「アイドル最前線2015」の中でも清水を絶賛しています。
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インタビュー記事 清水佐紀に関して

-子供の時点でレベルが違っていましたか?

夏:うん。キッズ時代からダントツ。「なんだ、こいつ!おかしいだろ!」って。

-おかしい、というのは?

夏:だって小学生なのに私の助手より上手いんだもん(笑)。努力はセンスに勝ることがあるけど、センスのある人が努力しちゃったら敵わない時もある。それが清水ですね。

-そこまでですか。清水さんの凄味って言うのをダンス経験がない人に説明するとどうなりますか?

夏:口で説明するのは難しいけれど、ダンステクニックやスキルの話しではなくてリズムの捉え方のこと。身体が勝手に音符を読み取れるというか・・褒めすぎですか(笑)。いやそんなことはないな。4拍子なんて普通は誰でも取れるでしょって思うんだけど、動きの中で、ほとんどの子が”走りがち”です。でも、清水は子供の頃から”走って”いなかった。タイム感がジャストだった。シンコペーション*とかスタッカート*も取れていたので。
踊りが上手いっていうのは、いっぱい動くということではなくって。手を動かして足を動かすっていうのは、練習したら絶対出来るから。清水の場合、一番大きいのは休符の部分を取れるっていうこと。休符を取るって実はすごく難しくって、普通は音符しか取らないものなの。「ワン、ツー、ワン、ツー」って音符通りにカウントして、なおかつその間に「ウン」って休符も感じているというか。まぁ言ったらアフタービートを取っているって事なんですね。
注:
*シンコペーション[syncopation、切分法] 拍節の強拍と弱拍のパターンを変えて独特の効果をもたらすことを言う
*スタッカート[staccato] 音符を本来の長さより短く演奏することを指示する用語


-同じ4分の4拍子でも、4倍・8倍の情報量が詰め込まれているのが清水さんの踊りということですか?

夏:頭で理解する以前に身体に持っているんじゃないかな。今のアイドルは譜面で歌わないから、そういう音楽理論的な理解は出来ないかも知れないけど、いわゆる音感というか、音符感?自分の体内にメトロノームが入っている。実際、当時も「助手にしたいくらいだよ」って言ってましたね。

-いろんなアイドルを見てきた夏先生からしても、衝撃的でしたか?

夏:モノが違う。リズムの察知能力・・・リズムじゃないな、ビート。ビートがグルーブになって行くということがすでに小学生で出来ていた。清水は本当にすごいよ。私が最初に見たキッズのときのセンスを今も失っていないならね。

-「最近はダンスがエロいとか生々しいって言われるんですよ。」って、本人は苦笑いしていましたね。

夏:ああ、それはもう上手いってことですね。ダンスは基本的に生命力だから。ダンスを追求していったらセックスをも想像させるような動きができるって言うことなので。清水、もう、そこまでいっちゃったの?生々しいとか言われてるの?アイドルやっていなかったら、今頃はダンサーとしてニューヨークとかにいたんじゃないの?ソロダンサーかダンスの先生になればいいのに。

-「ASAYAN」で雷を落としまくっていたあの夏先生が、ここまで教え子を褒めるだなんて・・・。

夏:センスで言うとね、上手い子は増えてきたけど、アイドルでダンスがすっごい上手な子は中々いない。

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そこまで才能があるなら、このままで終わるのはもったいない。
アイドルがアイドルで終わってしまうのは、アイドルという範囲内でしか認められないから。
アイドル以外の視点から、有名な人に評価されているならば、それを利用するべきだろう。
本人の気持ちもあるだろうが、是非、清水佐紀にはダンス関連での活動をしてもらいたいと思います。