暑い時期になってきました。

日本は湿度が非常に多いので、熱中症リスクが非常に高い地域です。

 

最近は、

暑さ指数(WBGT)というものがあります。

 

これにのっとり、

運動をして良いかどうかの

一つの判断材料になってきます。

 

筋肉が筋収縮を繰り返すことで、

筋温度が上昇し、

深部体温は、

運動中平穏時の1~2℃上昇します。

 

その為 私たちは、汗をかくことで、

毛細血管がの血液が冷やされて、

体温が下がります。

しかし、

WBGTが高い時=気温と湿度が高く、風が無い時は、

汗が蒸発せず、気化熱が生じないため、

体温が下がらなくなってしまいます。

 

つまり、

たくさん水分を摂っても、たくさん汗をかいても、

汗が蒸発しないと、体温冷却にはあまり効果が無いと言えます。

 

サッカーでは、

気温が高い時には熱中症予防のため

クーリングブレイクの時間が取られます。

 

また、ハーフタイム時には

扇風機をあてたり、

水でぬれたタオルで汗を拭う事で、

体温の上昇予防をしますが、

 

この時にも、しっかりと血管内に水分が無いと、

毛細血管内に血液が通らない為 効果がありません。

 

この為、こまめに経口補水液を摂っておくことで、

素早く、血管内に水分が入る為、体温の上昇が抑えられます。

また、脱水により運動能力が低下します。

だからこそ、しっかりと体温を下げることが必要になってきます。

 

過去には、熱中症予防やその応急処置として

大血管が流れる腋の下や鼠径部を冷やすと言われていましたが、

最近の研究では、

大血管は血流速度が速く、

また 脂肪によって血管が守られている為

そこまで、

体温を下げられないことが分かってきました。

 

では、”どこを冷やすか”ですが、、、

 

足先手先になります。

ここは、毛細血管が非常に多い場所で、

尚且つ 皮膚のすぐ下に血管がありますので、

それらを冷やすことで効率よく体温を下げられます。

(足湯はこの原理の温かくするバージョンです!)

 

つまり、

身体を効率よく冷やすには、

 

水分(経口補水液)をこまめに摂り、

皮膚(特に手先や足先)を冷やし、

体表の皮膚に風をあてて 気化熱を利用し、

体温を下げていく事が大切になっていきます。

 

プロの選手では

ハーフタイムにシャワーを浴びて

体温を下げることが出来ますが、

なかなか、小中学生や高校生ではそのような事は出来ません。

 

また、

夏は午前午後の2部練習や

1日に何試合もやったりと

活動が多い時期になります。

 

ですので、

私なりの方法ですが、

 

まず、

タオルや着替えを

たくさん持っていきます。

 

休憩時に

水で濡らしたタオルで全身を拭き、

新しい練習着に着替えます。

 

日本は

湿気がかなり多く

汗が蒸発しないので、

練習着やユニホームが

ベトベトになります。

 

これでは、体温を下げることが出来ないので

ちょっとした、休憩時間の中で

こまめに着替えをする事をお勧めします。

 

荷物が多くなるという子が

いると思いますが、

 

夏の暑い中

何のために練習するのでしょうか?

 

上達するために練習するのであれば、

その環境づくりを自ら作るのも大切です。

 

脱水によって、

熱中症という健康の被害は勿論ですが、

データとして、運動のパフォーマンス低下も示されていますので、

効率よく自分自身が上達するために、そのような準備をする事は大切です。

 

また、余談ですが

 

サラリーマンの方々

 

汗臭さの対策としても

こまめに汗を拭くことが大切です。

 

営業の方々は

これからの時期

暑くて本当に大変な季節だと思います。

 

何着かYシャツや下着を会社に持って行き、

こまめにお着替えをすると”におい対策”となります。

 

是非 実践してみてください(*^_^*)

静岡 おしどり治療院 秋山 鍼灸マッサージ