所有者が本当にいない空き家が、世の中に少なからず存在するのをご存知ですか?
「それって、登記名義人が亡くなったということでしょ?」とお考えになるとしたら、それは残念ながら違います。
本当に持ち主がいない物件があります。
所有者の法定相続人全員がこの世を去っているケースです。
この場合、どうしたら解決できるのでしょうか?
家庭裁判所に行き、「相続人不存在」の申立をすることで、国に処分してもらうことができます。
今回、隣のお宅がそんな状態になっている相談者が、当法人にお見えになりました。
市の空き家担当者に照会したところ、その状態であるとのことでした。
それで、家庭裁判所に行き、この件について相談に行きました。
元々、この空き家は敷地面積が小さく、不動産市場に乗りにくい物件でした。
それで、相談者の方は、金額が見合えば自分が買っても良いとの
覚悟をお持ちでした。
このことも含め、裁判所の職員の方に相談したところ、思いも寄らない提案をいただきました。