秋田名物 きりたんぽ
「どうだ!」といわんばかりに見せつけるような華やかな料理ではない。
あくまで素朴で、飾り気もない。
それでいて鍋を囲む人たちの心をじんわりと暖かくしてくれる。
これは、秋田の県民性をそのまま凝縮した鍋料理といえるかもしれない。
秋田の郷土料理の代表格といえば、やはり「きりたんぽ鍋」だろう。ただ単に「きりたんぽ」といえば、ご飯を串に巻き付けて焼き上げたものを指す。この細長い形が稽古用の槍「短穂槍」に似ており、2つや3つに切って食べたことから「きりたんぽ」と名付けられたともいわれている。焼きたては香ばしく、そのまま食べてもおいしいし、味噌を塗り付けて焼き上げたものは「味噌焼きたんぽ」とも呼ばれ、そのファンも多い。しかしやはり一般的なのは鍋料理にしていただく「きりたんぽ鍋」だ。 |
作り方
1. ご飯を炊き上げ、すり鉢に移して杵で丹念に突いて半殺しにする |
2. 120g前後のご飯を丸め、杉の串に突き刺す。 |
3. 串の下の方に向かってご飯をしごき下ろすように伸ばす。 |
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4. ご飯に手がくっつかないように手に水をつけながら、おおまかに形を整える。 |
5. まな板の上で転がして形を整える。 |
6. これを炭火でこんがりと焼き上げると、100g前後のきりたんぽの出来上がり。 |
協力/ | 北秋くらぶ 大館市幸町15-6 TEL0186-42-2033 JR奥羽本線・大館駅より車で約5分。東北自動車道・十和田ICより車で約30分。 |
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