「春との旅」 | Aki-r-sのブログ

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思いついたことをつれづれなるままに。


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北海道の寒村。


一人の老人が古ぼけた


家の戸を荒々しく開け


飛び出してくる。


慌てて後を追ってくる


孫娘・春。


春の母が5年前に死んで


後、小学校の給食調理の


仕事をしながら祖父・


忠男の面倒をみてきた


春だが、勤めていた


小学校の廃校が決まり


新たな職を探すために


都会に出るには足の


悪い忠男を連れては


行けないことから祖父に


「兄弟のところに世話に


なっては?」と言った


一言がきっかけで


二人は忠男の居候先を


探して兄弟たちを訪ねる


旅に出たのだった・・・



・・・・・・



おじいちゃんと孫、


拡大。



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仲代達矢さんと


徳永えりちゃん。


仲代さんがねぇ、


クソじじいなんだけど


時々とっても愛嬌が


あって、ワガママなん


だけど実は忠男さん


なりの愛情があって


というおじいちゃんを


演じてます。


徳永えりちゃんは


「ブラマンのK」と


言ったらわかる人


多数かな。


歩き方からして春という


女の子になりきって


ました。


脇を固める俳優さんも


大滝秀治さん、


菅井きんさん、


淡島千景さん、


柄本明さん、


香川照之さん等々、


すごい俳優さんばかり。


胸の奥の深いところに


届いてくる映画でした。


一つ思ったのは、


主人公の忠男さんの


年代だから成立する


話だなということ。


子どもの数が多くて、


お互いにしょっちゅう


兄弟げんかしてて、


お姉ちゃんが下の子の


面倒見て・・・という


家庭環境に育って


ないと老いた身の居候


先として「兄弟のところ」


という選択肢はまず


出てこないもんね。


そういう意味で、


実に「今」どきの映画、


「今」しか成立しない


映画だなぁと思いました。


http://movie.haru-tabi.com/index.html

(PC版公式サイト)