建設会社、住宅販売会社の倒産被害について | ヒゲの建築士のブログ

建設会社、住宅販売会社の倒産被害について

建設会社の倒産が相次いでいます。いまこの時期大手だろうと中小零細企業だろうと、区別ありません。


まず兆候として、工事は常識として出来高払いのはずですが、工事費の支払いを前倒しに要求してきます。それも脅したりすかしたり、はたで聞いていると呆れるくらいです。


例えば、50%入金すると5%引きにします。または、大勢着工待ちになっていますが、優先的に着工します、とか。逆に入金していただかないと年内には着工できません。などと一度契約してしまうと、あの手この手で資金を引き出そうとします。


で契約した弱みで(本当は違うのですが)、値引いてくれるなら、優先的に着工してくれるならと振り込んでしまいます。ちょっと考えれば資金繰りが苦しいのは見え見えなのですが・・・


また銀行での金消契約前であれば、支払い条件を業者に有利にもっていこうとします。疑問をいうと、融資がされないかも知れませんよ、と脅します。


また下請け工事業者への支払いは、現金や小切手であれば〆日を先に延ばし、手形であれば決済の期日を3ヶ月から6ヶ月にと変えてしまいます。(先のことは判らないのに)。


まず毎日の資金繰りが苦しくなり、客からは出来るだけ早めに集金し、下請け業者への支払いは極力先延ばしにします。会社を飛ばす手口ですね。被害者は客と下請け業者両方です。


工事はあくまでも出来高ですよ。前倒しの集金はいくら美味しい条件でも怪しいと思ったほうがいいですよ。


自分と家族を護るのはあなた自身です。現場に顔をだして聞きづらくても下請けの方にちゃんとお金貰っているのと確かめたらどうですか。その上でもう手遅れですという方の対処の仕方はあとで書きます。