カミノ・レアル・メキシコ 2 | yossy blog

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建築の意匠設計者として設計監理業務に取り組んでます



メキシコ・アメリカ建築視察ツアー報告のつづきです



前回の1ではカミノ・レアルの外観/夜景を紹介しました。

今回はエントランス及びフロント廻りをご紹介します

(写真を少し増やしましたのて「1」も併せてご覧下さい)


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こちら入った正面ホテルのロビー 夜は他の宿泊客に配慮して撮影できなくなりましたので朝撮影



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ちなみにエントランスの出入口を振り返った様子
自動ドアは2.5m位、内側の木製扉は6m程でしょうか




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ホテルフロントには右側の階段を降ります。左の階段を上るとレストランがありました。こちらも朝撮影。
上下それぞれのEye Stop/突き当たりの壁には彩色が配され、なんとも印象的で優美な雰囲気を醸し出していました。




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こーゆー所に「紫」で壁を引き立たせる 好きだなー




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で、階段おりるとホテルのフロントがあります。
こちらは夜注意される前に撮影しちゃいました。


メキシコでは結構な高級ホテルの様です。ちなみに旅の期間中に泊まったホテルの中ではココが一番素敵なホテルでした。


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これはエントランスからフロント廻りまで施された天井の凹凸デザイン たいへん結構ですねー メキシコ人は意外と几帳面な仕事するんだねぇ と皆で関心



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この天井デザインは図面化すると線だらけで結構ウルサイ感じになると思います。想像できますか? 現代は要素を少なくするデザインが主流だったりしますが、積極的にデザインしているこの天井は素敵ですね。


この様にデザイン検討を重ねる際、建築設計では具体的に「天井伏図 (フセズ)」という図面を描きます。上から見下ろした様な図面「平面図/間取り図」に対して、上を見上げた図面を「天井伏図」と言います。

空間デザインの1要素ですが、天井伏図を描きデザインチェックをしている建築とそうでない建築は実は一目瞭然なんですよ。 四角形の立方体であれば6面の中の1面を担っているのだから重要さがお分かり頂けると思います。


個人的に天井のデザインが素晴らしいなぁと感心した日本にある建築ですと「せんだいメディアテーク/伊東豊雄」「法隆寺宝物館/谷口吉生」をご紹介したいと思います。(写真はいずれ) 



一般の方は普段天井をチェックする事って少ないと思います。 建築の場合これからは天井にも注目してみて下さい。 「ミニマル」と「シンプル」と「何も考えていない」の違いが分かると共に、新しい気づき・視点が生まれるチャンスと思います。 デザインは決して難しい事ではありません。



デザインとは人の心に喜びや安らぎを抱かせる大切なファクターです。 絵画であったり、音楽であったり、はたまた人物であったり、素敵だなと思えた時、何に対してそう感じたのか が自分にとって重要ですね。



つづく・・・


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