キャンディーズの思い出 | akiosansanさんのブログ

キャンディーズの思い出

キャンディーズの星が一つ流れた。

今の若い人達が、
どの位キャンディーズを知って居るのかは分からないのですが?

僕にとっては、キャンディーズと言うより、
スクールメイツからの選抜ユニットと云う思いが強い。

日本と米国を行ったり来たりして居た頃、ある作曲家からの依頼で、もう一つの女性ユニットのレコーディングを引き受けた。

そのユニットは2人だったがキャンディーズより過激な歌や踊りとコスチュームでキャンディーズと競合と言うか、
それぞれ別のファンを持って居た。

先んじてそのユニットに関わったせいでレコーディング以外のライヴ活動はかなり制限を受けた。

キャンディーズの所属は当時日本一の芸能プロダクションの渡辺プロダクション。
飛ぶ鳥を落とすとか、生き馬の目を抜くとかの表現は当時のナベプロの為に有った様な言葉だった。

名誉な事に渡辺プロは社長の知人でも有った僕の父親を通して、僕にキャンディーズの仕事に乗り換える様に画策してくれた。
僕もスクールメイツ時代にはお世話に成ったナベプロさんの仕事を優先させたかった。

しかしながら昔の芸能界は今より厳しい専属と云う名の掟が存在して自分の思うには任せ無かった。

それでもテレビの歌番組では平等でバックバンドなどで、元スクールメイツのご縁も合って頻繁に会話した記憶が有る。

引退時には誰が考えたかは知らないが、“普通の女の子に戻りたい”との名文句を残して引退したのだが、
スクールメイツからデビュー後も彼女達は本当に普通の女の子だった。

芸能界の魔の手を逃れた数少ないタレントさん達だったと言って良いと思う。

ただ、不思議なのは、当時は僕が2歳位年上で、お兄ちゃん呼ばわりだったのに、今テレビで歳を見ると逆に彼女達の方が2歳年上に成って居る事だ。

これだけは芸能界の七不思議の一つとも思える(笑)

今も徐々に悲しみは込み上げて来ます。

好~ちゃん、
安らかにね(合掌)