嘘みたいな 夢みたいな時間を過ごした。
嘘はバレる 夢は覚める。
そのあとには 何もない。
なんでこんなふうになってしまったのかわからない。
あたしは絶対悪くない。
悪いのは全部君だ。君が憎い。大嫌いだ。全部忘れたい。
そう思えたらずっと楽だ。
あたしは相変わらず君が好きだ。
お腹が空くっていうのと何か食べたいっていうのは別の事象なんだと知った。
オレンジジュースと煙以外で身体を満たすことは、今のあたしには考えられない。
ようやく20歳の誕生日を迎えて、つい最近飲み始めたお酒。
何も知らないあたしは、空腹のまま流し込んで盛大に酔った。
もう二度と空きっ腹に酒はやらんと学習した。従ってお酒を飲むわけにもいかない。
選択肢は1つで、説得も納得も諦めも選べない。
経験したことのないほどまっすぐで揺るがない 平行線。
生憎学校は冬休み、バイトも連休を取れてしまった。
気を紛らわす手段が見つからない。
何を見ても泣きそうになる。
なんだろう
あたしにできることは何もなくて。
反省するとか直すとか、そういうことさえできないんだ。
苦しい。
時間が解決してくれることにしか期待できない。
それ以上のことは望めない。