私がその昔、金融機関に勤務していたころ


の話だが休日出勤など当たり前に行われて


いた。


そのせいか異業種に転職しても休日出勤


することについては何の抵抗も無い。


しかし抵抗が無いことと休日の意義を認識


することは全く違う問題である。


基本的なことではあるが休日はしっかり


休まなければ意味が無い。


何故なら休日とは仕事から離れて自分


の仕事のやり方をしっかり見つめ直す


良い機会だからである。


見つめ直すことによって無駄や無理が


見えるものである。


とかく日本人は休日に仕事をする人が


評価される風潮が有るが手を休めて


仕事を冷静に見つめ直す人も評価され


るべきではないだろうか。





新米 宅建主任者


我が家のアイドル。ショコラです。私の


出勤時の見送りと帰宅時の出迎えが


彼の欠かせない日課です。


別に強制したわけでもないのにいつの


まにか彼の貴重な日課になっている。


いつも車で帰宅するのだが私の車の


エンジン音を聞き分けるようで私が


玄関に入る相当前から玄関先で


お座りして待っているとのことだ。


犬の聴覚に驚かされると同時に


以心伝心という言葉に行き当たった。


人間にもあうんの呼吸というものがあるが


はたして犬ほど純粋だろうか?


私の仕事もオーナー・入居者を相手にする


仕事であるがとても以心伝心の関係とは


言えない。


我が家のアイドルに教えを受けた。


人が教えを受けるのは人間からばかりでは


ないのだ。

今年の2月に出向を命じられて間もなく


約2年間苦楽を共にした同僚が退職


した。


二人とも全く未経験の不動産仲介部門


を立ち上げて今日の姿まで発展させた


言わば戦友である。


不動産仲介部門など私は資格こそ持っ


ているが実務は全く未経験。


同僚は何件かは経験有るものの本格的


に取り組むのは全く初めてであり二人と


もど素人といっていいレベルであった。


数々の失敗を積み重ねて取扱い件数も


40件を超えても難しい仕事であることに


変わりはないがさあこれからという時に


二人とも不動産仲介部門を相次いで去る


こととなった。


私も同僚も新しい仕事につくこととなるが


何も解らないで手探り状態から始めた


不動産仲介部門での苦労を思えばどんな


苦労も楽だなあと思えるもの。


同僚のいや共に不動産仲介部門の立ち


上げに一緒に頑張った戦友のこれからに


期待したい。