トライアンフのデイトナ675R
ミッションのチェンジ不良で変速しなくなるって言うトラブルでした。
今回交換した部品はコレです。
右が新品
チェンジシャフトは若干の曲がりがあったので交換。
今回のトラブルにそれほど影響は無いけれど、デイトナの場合はレースとかで酷使したり入力が強かったりすると、このシャフトが曲がったりするのは初期モデルからの持病的な事なので、ついでもあって交換。
曲がるって言うと語弊がありますが、かなりシナルことは確かで、何回もシナってるウチに歪む程度に曲がって来るんです。
曲がるって言うと語弊がありますが、かなりシナルことは確かで、何回もシナってるウチに歪む程度に曲がって来るんです。
そして今回の元凶であるシフトプレート。
左が新品で対策部品になってる。
矢印の所
そして相手側のシフトカムも対策部品になってる。
新品は大きな面取りが無く、シフトカムのピンにガッチリ噛む様になってる。
更に古い方は、丁度矢印の先端のとこだけど、ピンとの当たりの強かったところが減っていて、コレがピンとの嵌合が外れやすくなってしまう原因だと思われ、チェンジしにくくなってしまうのでしょう。
それからプレートにあった大きな面取りの代わりに、ピンの先に面取りを入れて、作動性の良さは確保してるんでしょうね。
シフトプレートとシフトカムの作動は、ほとんどの国産車の場合チェンジシャフトを動かすと、プレートが写真で言う上下方向に動きながらシフトカムのピンに噛み込んでドラムを回転させるのだけど
このエンジンの場合(トライアンフの場合?)プレートが前後方向に動いてピンに噛み込んでいる。
だから変な所に面取りがあったり、あんな所が摩耗するんでしょうね。
それから全くの別件で問題発生!!
さっきも書いたけど、このエンジンはシャフトがシナリやすい。
そのための補強部品が社外品で売ってるんだけど。。。
なのでシャフトの太さを計ったら。。。
マジカ!ほんの0.05mmなんだけど太くなってる!この差でホルダーが入らない!!
困ったな。
ちょっと細くはしたいけれど、意外に汚れたりする場所なので、削ってメッキが落ちるのもどうかと思うし。。。
もしかして、これも対策されて太くなってる??
って言うほど太い訳ではないし。
ど〜すっかな?
あ!それから。。。
毎度申し訳ないのですが、完成の連絡を差し上げている方、本当に困ってるので引き取りに来てください!
また、「急がないし乗らないからからゆっくりやって!」って言う方と、今まで当店で修理履歴の無い一見さんの事故修理は、保管スペースが無いためにしばらくの間お断り致します。
当然お仕事ですから修理のご依頼を頂く方にはバンバン持って来て頂きたいですし、ご依頼いただいた作業は頑張らせていただきますので、完成後は何卒早期引き取りをお願いいたします。
折角ご依頼頂いているのに申し訳ありませんが、よろしくお願いします。