明日あたりはこの冬一番の寒気だとか、既に県西部で雪が降ってるとか。
寒い訳です。。。
さて、当店でも夏頃から販売を始め、かなりの方に喜んで頂いている「リチウムフェライトバッテリー」ですが
この「アンチグラビティ」とか「SHORAI」の製品のことですね。
このバッテリー、あがりにくく、長寿命で軽くて小さい…などなど
とても利点が多いのに安価でお得な感じです。
そのリチウムフェライトバッテリーですが、ココ最近「あがっちゃったみたいなんですけど。。。」とか「エンジンが掛からなくなっちゃった。。。」と言う報告を頂くようになりました。
実際の話として、本当にこの様な事例があります。
でも、これはリチウムフェライトの特性として、「ちょっとだけ注意して頂ければ良い」事が分かりました。
では何故あがるのか？
これは「実際はあがってしまっている訳ではない」のですが、セルが重くなったりしてエンジンが掛からない事があります。
※この先の記事は、なるべく沢山の方に理解して頂きたいので、秋葉の知っている情報を更にアレンジして分かりやすくしていますので、「本来はそうじゃねぇよ
この知ったかぶり！」みたいな突っ込みは笑っちゃうのでしないで下さい。この現象は、外気温で5℃以下位に冷え込んでくると起きやすくなるそうですが、温度がすごく低い時に主成分？のリチウムの働き(反応)が悪くなるそうなのです
ですがその動きが悪いのも最初だけで、バッテリーがセルを回すなどの仕事を始めると「徐々に回復し次第に元の性能に戻る」ようなのです。
ですので
エンジンを掛けようとして「クイッ。。。クイッ。。。」とかいってセルのまわりが悪い時、慌てずに次の事を試して下さい！
因みに車種によって色々仕組みが違うので、どれが最適なのかは何とも言えませんが、ある程度の判別は参考にして下さい。また、「そんな事して本当にあがっちゃわないの？」と言う事もありますが、「バッテリーが古いとか、以前から本当にあがり気味だった」などの事でなければ大丈夫です！
★エンジンが掛からなくてもヘッドライトが点灯する車両。
この場合は少しの間(1～2分でもＯＫ)エンジンを掛けずにライトを点けて放置プレイでお願いします。
暫くライトを点ける事でバッテリーが動き出し、セルも元気に回るようになります！
★エンジン掛けないとライトは点かないが、インジェクション仕様の車両。
カワサキとかに多いパターンですが、この場合メインキーをゆっくり4～5回ON/OFFを繰り返して下さい。繰り返し電源を入れる事で「ヒュ～ン」と燃料ポンプが動きます。ライトの代わりに燃料ポンプを動かして少し電気を消費する事で同じ様な効果が得られます。
★オレのバイクエンジン掛けねぇとライトなんか点かねぇし、インジェクションでもねぇよ！
と言う秋葉のZRXのような方
諦めて下さい。
ウソです
そう言う方は、「セルを5秒位回して10秒休む」を数回繰り返して下さい。
きっと3～4回繰り返すと元気が出てきます
それでも掛からない時は、30秒位待ってもう一度トライして下さい！
きっと掛かります
と言うように、少しバッテリーの電力を消費して、バッテリーの暖機運転？をして下さい。
電気を消費する事により、リチウムさんのやる気が出てきますのでちょっと待ってあげてください。
秋葉だって朝起きてすぐはボ～っと着替えをしてますが、いざ顔を洗って歯磨きすれば仕事に行くモードになります！(きっと)
ですので寒い日の始動は、リチウムさんが2度寝をしない程度に起こして上げれば問題ありません。
逆に掛からないからって、ヤケになってガンガンセル回す様な事をすれば、特にキャブがあんなだったり余計なそんな事がしてあるバイクの場合、かぶっちゃったりして更に掛かりにくくなって本当にあがっちゃいます
本当にあがっちゃうと、どうもこうも無くなってしまいますのでそれだけは避けてくださいね！
－－－参考－－－
ショウライバッテリーの取扱説明書にも書いてある事なのですが、外気温1℃位がバッテリーもあがりにくく、保存する場合はなるべく温度の低いところに…って書いてあります。
でもこれはあくまでも保存の時です。
この状態が一番保存には良いのですが、活動をさせて調子良いのとは違い、少し暖機がいるので勘違いしないようにして下さい。
秋葉のように冬眠するのと活動的なのとは違うと言う事です。
一般的な、硫酸と鉛を反応させるバッテリーとはちょっと違うので、特性を良く理解して使って下さいね！