この痛み、どうなる? | あきのブログ

あきのブログ

余命宣告はまだですが、進行ガンでそんなに長くは生きられない状況です。今のうちに、自分の人生観みたいなものを記しておこうと思いました。

不可解というか、何というか…。

私の腹部リンパ節転移ガンは脊髄を浸潤し、その影響で坐骨神経痛と同じような、右臀部から右脚にかけての酷い痛みとシビレが生じました。
痛みの緩和のため、鎮痛剤(オピオイド系)を服用しつつ、脊髄浸潤した辺りを狙って放射線治療を行いましたが、劇的な改善、すなわち鎮痛剤がなくても痛みが取れるような効果は認められず、医師からは、あなたには放射線治療は残念ながら効果なしです、と診断されました。

痛みと付き合うため、鎮痛剤の服用は継続しつつ、放射線治療を終えて1ヶ月が経過しましたが、医師の診断とはうらはら(?)に、徐々にではありますが痛みとシビレが軽減してきています。

不思議です。放射線治療の効果が多少なりあったのだとしても、その効果は、施術後2週間から1ヶ月で最大効果となるとのことなので、いまに至ってまだ痛みを減じるほどの効きを発揮しているとは思えません。抗ガン剤による治療は放射線治療の開始時から中断していたので、根本のガンが縮小したとも考えられません。

放射線治療のための入院中、ほぼ1ヶ月、ベッドに寝た切りで、脚が痩せ細り、体重もかなり(12%ほど)減りました。
退院してからは、やはり寝そべって過ごすことが多いにせよ、入院中よりは自力でなすべきことが増え、痛みやシビレを感じつつも、ちょっとずつ負荷がかかってきました。そして、退院直後は杖を使っても、ものの10歩も歩けば右脚が痺れていたのに、今は、家の中では杖なしでもひょこひょこと歩き回っていられるのです。

考えが正しいかはわかりませんが、もともと、坐骨神経痛のような痛みでしたので、脊髄を支える背筋をはじめとした筋力の低下は痛みを酷くすると考えられます。放射線治療の効果は医師が言うほどなかったわけではなく、そこそこ効いていた。でも、入院による筋力の低下で脊髄への負荷はむしろ増加してしまい、バランスして痛みは継続していた。
退院後、徐々に筋力が回復するに従って痛みが軽減してきた、という仮説に至りました。

仮説が正しければ、さらに筋力アップする事で、痛みはもっと少なくなるはずです。
希望が持てるうちは、それを信じて生きていきます。

{756C61F6-2BC1-462D-A891-2999CA7F41E3}