選挙活動、意味のある自粛を広めましょう | あけどのBlog

選挙活動、意味のある自粛を広めましょう

川越市でも県議会議員選挙が始まりました。



しかし、街宣車は『自粛』モードで稼働時間を大きく減らしており、公営掲示板を見なければ選挙が始まっていることに気づかない方もいるのではないでしょうか。



政策を訴える手段に対する制限、投票率の低下、この2点は間違いなく民主主義の選挙として致命的です。



じゃあ派手に街宣車バンバンまわせばいいのか、それも難しい問題です。

川越市民にだって東北に親族がいて、今でも連絡の繋がらない方はたくさんいます。

その方達への配慮を怠ってはいけません。



でも今の都知事選挙も含めての流れ、なんだかおかしいと思いませんか?

すっかり『自粛する事』が目的になっており、その自粛の先に何があるのかが定まっていません。

(たまに、ガソリン消費を抑えられていい!!って意見もありますが)



そんな訳で街宣車をまわさない事で満足するんじゃなくて、もっと意味のある自粛を考えてみました。



街宣車をまわす時間が少なくなれば『ウグイスさんや運転手さんへの報酬』が減ります。

8時~20時の12時間活動のものが10時~18時の8時間になれば単純に1/3の報酬が浮きます。



僕は「被災地への寄付は正義です!だからお金を現地へ送りましょう!」なんて短絡的なことを言いたいのではありません。

被災者の方への気持ちを汲んでの自粛、街宣車の活動を控える事にどんな意味があるかという事です。

そんなのはただの自己満足ではないでしょうか?

選挙が延期されていれば話は別ですが、実施された以上、東北の被災者の方々が街宣車活動を控える事を望んでますか?

支援物資は望んでいても街宣車活動を控える事は望んでいないのではないでしょうか。



僕には単に地元の有権者へのパフォーマンスにしか見えません。



政策を訴える事が選挙なんだから全力で訴えればいい、もし自粛と称して街宣車活動を控えるなら浮いた報酬を被災地へ寄付すればいい。

本来、寄付は他人から言われてするものではありませんが、『被災地へ考慮しての自粛する』って言っているならその自粛で浮いたお金が被災地へ行くのは自然な流れではないしょうか。



今からだって遅くありません。

もし、みなさんの地元の候補者が街宣車活動を『自粛』と称して控えていたらその自粛にどんな意味があるか聞いてみてください。

そしてその浮いた報酬をどうするのか、ポケットに戻す?それとも活動時間は減っているのに必要分以上の報酬を支払う?それとも被災地に対する自粛なんだから被災地へ寄付する?



これは川越市民だけに訴えたい問題ではありません。

各知事選だってそうです、県議選やさいたま市議選もそう、そして17日に告示される市議選もそうです。



すでに各報酬を寄付する事を決めている方もいる事でしょう。



それならばその事を広めていただきたい、各候補者が浮いた報酬を寄付すれば相当な金額になります。



正直な話、そうせざるを得ない状況になってでもいいと思っています。

街頭の募金活動では義捐金を募る事は難しくなってきています。

今はこのような不確定なお金を現地へ送る事が意味のある自粛行為だと僕は考えます。



もし賛同していただける方がいましたら、是非とも地元の候補者にこの話を伝えてください。



パフォーマンスだけの自粛はいりません、被災地にとって意味のある自粛を広めていきましょう。