あったかい温もり
何故か懐かしいんだ
それはまるで赤ちゃんの頃のような
小春日和のような

それは…
肌と肌が
くっついているだけ
ただ
握手してい るだけ …
それだけで とっても
気持ちがいい
君の近く こんなにも近く
僕の
一番の安らぐ場所…

ふと君の瞳を見る
僕がいる
きっといま僕の瞳にも
君がいる

二、三言 話しかける
君の口元が緩むのが見える
何を言ったのか知らない
君はこんな風に顔を綻ばせる
それを知る

いつまでもそばにいてよ。
いつもそばにいるよ…


やがて繋いだ手は
剥がされる
同じ温もりと 繋いだ現在の結び目が
一瞬で、しかし永遠の時流の中で
ほぐれ
緩やかに解かれていく…

君が手を振る
僕はそれに応える
離れても僕はまだ
現在で繋がっていることを知る

形あるものは
すぐに姿を消すけれど
君がくれた温もりは
きっと
消えないさ

あぁ…翌朝にはきっと
日常が僕らを叩き起こす
僕はまた
夢から醒める

それでも

離れても

心は離さないで



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