保育士暦27年の大下ユリ子です。

昨日トイレットトレーニングの前に家のトイレや外出先のいろんなトイレに入ってみよう という話を書きました。

今日は、トイレットトレーニングの前に~うんちをおまるでさせてみようというお話です。

布おむつを使っていた時代、多くのママたちも私もうんちの出やすい朝食後は赤ちゃんのおむつを外しておまるに座らせていました。

朝食後以外も赤ちゃんがうんちしたそうにしているのがわかると、おむつを外してささっとおまるに座らせていたんですよ。今でいう『おむつなし育児』であります。

片手で赤ちゃんを抱えて片手でおむつを外すなんて技(出かけたうんちを落とさないように 笑)、ひょいひょいとやったものでした。(私も)

パンツタイプの紙おむつでこの技はちょっとやりにくそう。

たとえおまるやトイレに間に合わなくても、おむつを外すことでお尻と布おむつにべったりとうんちがつくというのは避けられました。

あれは本当に気持ちが悪いと思うのね。特に皮膚感覚の敏感な赤ちゃんは、お尻にべったりは嫌いです。

本来排便はとても気持ちのいいものなのに、おむつをつけているために気持ちの悪いもの、お子さんによってはうんちはしたくないものになってしまう。

だから途中で止めてしまう赤ちゃんもいるのですよ。

途中で止めてしまうから、1日何回にも分けてちびちびうんちをすることになる。

赤ちゃんは1歳ぐらいになると、うんちを我慢できるようになります。

途中で止めてしまったりうんちを我慢してしまったりして、直腸に長い時間うんちがとどまるために水分が吸収されて、うんちが固くなって便秘がちになる。

固いうんちで肛門が切れて、痛みからうんちをするのが怖くなる。怖いから我慢する、我慢するから固くなってますます出にくくなる。

おむつなし育児をして、うんちをおむつの外でさせるようにして便秘が治った赤ちゃんも多くいます。

うんちの出るタイミングはおしっこよりつかみやすいですから、赤ちゃんの時からおまるにかけさせていれば、おしっこよりうんちの方が先におまるでの排泄ができるようになります。

赤ちゃんだからうんちはおむつの中でするのが当たり前って思わないでくださいね。そんなうんちの仕方をしている動物は先進国の赤ちゃんだけですから。

おむつの中でうんちをする年月が長くなればなるほど、おむつの外で排泄することに抵抗が大きくなります。

朝食後や出そうな時におまるにかけさせることを赤ちゃんの時から習慣にすると、うんちはおむつの中にするものという感覚にはならないと思うのです。

便秘で不快な思いをしたり、お尻が切れて痛い思いをしたり、2歳過ぎ3歳過ぎても、うんちがおむつの中でしかできなくて困っている子とママがこれ以上増えないように願っています。

赤ちゃんのうちにおまるでうんちをさせてみよう。トイレを嫌がらない子はトイレでもいいですよ。

離乳食が始まってうんちか固まりになったころ、お座りが上手にできるようになったころから、おまるに座らせてみるといいですよ。

ママの声
おむつなし記事へのコメントより
先生のブログをきっかけにオムツなし育児を始めて、本当に良かったと思う今日この頃です。トイトレらしきものはまだしてませんが、ウンチはよほどの事が無い限り、ずっとトイレで出来てます。ここからどうやってトイトレに進めるのか、講座で教わることは出来ますか?また色々お話も伺いたいし、東京開催が近々ありましたら参加させていただきたいです(*^_^*)

過去記事からおむつをしている1歳7ヶ月の孫に、トイレでうんちとおしっこをさせた楽しいエピソードを見つけたので、次の記事で紹介しますね。

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山登り、また行きたいなぁ。勇ましく先を歩く孫
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