変形性股関節症の痛みの原因となる滑膜炎
変形性股関節症を患っている方の多くは、ご自身の股関節のこと、あまり良く知らない場合があります。今回は、股関節の構造と痛みの原因になる滑膜炎についてイラストを作成しましたので、ご紹介いたします。整体や整骨院では、股関節症の痛みの原因が「筋肉である」として施術を行うのが一般的です。しかし、筋肉に痛みが出るのは結果であって、もともとの原因ではありません。そもそも痛みの発症の一番手は、股関節の滑膜に生じた「滑膜炎」による痛みです。すり減った軟骨の破片(軟骨粉:摩耗粉)によってそれを覆っている滑膜に炎症が起こり痛みが発生します。一度、痛みが起こると、周りの筋肉や靭帯がギュッと緊張してしまい、今度は筋肉の痛みが出てきます。筋肉の痛みが発生すると、関連痛が起こり、いろいろな部位にも痛みを感じるようになります。多くの場合、この筋肉の痛みを取り除ば速攻的に痛みは相当楽になります。しかし、股関節そのものを改善しようとするならば、滑膜炎を鎮めて、股関節腔内の循環よ良好に保つ必要があります。関連記事:変形性股関節症による股関節の痛みを改善公式HP: 変形性股関節症 手術しないための整体