この映画は一般応募企画から作られた作品です。
それは
住友信託銀行が、熟年夫婦が互いの感謝の気持ちを
一枚のハガキに綴る・・・・という応募企画です。
第9回目の昨年は応募総数が、7185通ありました。
実は私も応募したのですが、残念・・・・・でした
観客は殆どが中高年でしたが、もっと若いご夫婦の方がご観賞されても大変参考になる映画でした。
お互いにいつかは訪れる「第二の人生や老い」のためにも。
ストーリー
夫の定年退職日にお祝いの食事を用意して待つ妻
しかし・・・・夫が真っ先に向かったのは、恋人のマンションだった・・・・・
定年を迎えても、心はまだ現役時代と変わらぬ夫は、第二の職場で次第に疎外感を感じ始める・・・・・・。
家族や社会の為に働き、社会的には成功できたが、心は満たされない人
平凡な専業主婦で毎日を送っていたが、平凡な人生が幸せだったと気付く人
映画は様々な夫婦像を描いていく。
私も間もなく60歳。
すでに夫は定年退職をして家に居る。
私達の間には、ドラマ化するような劇的な話題は無く、つつましくながらも平凡な毎日を送り今日が来た。
しかし・・・・どんな夫婦にも大なり小なり心の葛藤はある。
他人同士、縁あって夫婦になり一つ屋根の下で暮らす。
どれほど長い年月一緒に暮らしていても「夫婦は他人」を思い知らされる。
相手を理解しがたい時、「どうせ他人だから・・・・」と変に
自分自身に説得させてしまう。
他人だからこそお互いに中に、
遠慮があり役割分担があり、感謝をしなくてはいけない。
探し求めるかけがえのない存在は、
実は目の前にあることを映画は教えてくれました。