中朝の化かし合い:月刊アカシックレコード250430
■中朝、狐と狸の化かし合い~月刊アカシックレコード250430■
小誌では、2007年以降、北朝鮮が中国(北部)に侵攻することによって始まる戦争を「中朝戦争」と呼び、近い将来においてそれは必ず起きると予測して来た。
筆者は「北朝鮮の真の敵は中国である」(#1)「中国軍は北朝鮮軍よりも圧倒的に弱い」(#2)という2つの説を証明するエビデンス(根拠、証拠)を公開されている情報のなかから探し出し、収集し、小誌上で分析して来た。
その結果、近年、2010年代以降、日米と北朝鮮は中国を共通の敵として「敵の敵は味方」の関係を秘密裏に結んでおり、北朝鮮は中朝戦争の開戦予定日時を設定すると、それを日米に事前に通知するという事実に筆者は気付いた。
その通知の際、日米から「その日は都合が悪いから何月何日以降に延期してほしい」などというリクエストが入ると、それに応じて、北朝鮮は開戦日を延期して来たと考えられる。
たとえば、2019年、安倍晋三首相(当時)は「新しい天皇陛下の即位式の前後には開戦しないでほしい」などとリクエストし、2021年、菅義偉首相(当時)は「東京オリンピック・パラリンピックが閉幕するまで開戦しないでほしい」などとリクエストし、いずれも北朝鮮政府によって了承されていたと考えられる。
このため、中朝戦争の開戦日は、2016年10月下旬に同年11月6日が最初の開戦日(候補)として設定されて以降、8年以上、数十回にわたって延期され続けた。人類史上、世界の軍事史上、稀有な珍現象が起きていたのである。
2025年4月上旬、北朝鮮政府は中朝戦争の開戦日を同月15日頃に設定した。この開戦日(候補)は、その日付が持つ北朝鮮という国家にとっての特殊な意味合いから、延期される確率は極めて低いと予想された。
すると、なんらかの方法でその日付を察知した中国政府は、最高権力者である習近平(シー・ジンピン、しゅう・きんぺい)国家主席の権威を守るために、ある工作を行った。
ところが、その工作は秘密裏に行われたものではなかったため、北朝鮮政府はその工作が“空振り”(無効)になるように画策し、中国政府の予想を裏切り、その開戦日を延期した。
しかし、中国政府が準備したその工作は予定どおり行われてしまい、北朝鮮の希望どおりに“空振り”になった。
かくして、習近平は「[中朝戦争の]開戦直後に[首都北京を含む]中国北部の国民を見捨て、安全な中国南部に逃げ出した」などという陰口をたたかれそうな状況に追い込まれた。それは、まもなく中国国民のだれもが思ってしまいそうなことであり、中国政府がSNSなどの言論をどんなに統制しても、その広がりは防ぎようのないものになってしまうと予測される。
中朝戦争の開戦は現在の中国の国家体制にとっては「終わりの始まり」なのだ(2025年4月30日頃配信予定)。
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【訂正(再々々々々掲)】
小誌前々々々々々回記事の記事本文「●村上春樹は『三島型』か●」
の項目に二度出て来る「科学は多数決ではない」という記述のうち
二度目のそれは「科学[的に何が正しいかを決めるの]は多数決では
ない」とすべきでした(小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~
ノーベル文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > )。
お詫びして、訂正させて頂きます。
-- 『週刊アカシックレコード』編集部
m(_ _)m
【ノーベルウィークの珍現象(再々々々々掲)】
小誌前々々々々々回記事には「●ノーベルウィークの珍現象●」と
いう項目があり、その項目の冒頭でわたくし佐々木敏は以下のよう
に述べました:
「近年、毎年10月上旬、ノーベル賞受賞者の発表日が近づくと、日
本では、純文学の世界的ベストセラー作家である村上春樹のファン、
ハルキストがネット上のwebサイトやリアルワールドのどこかに集
まって『今年こそ村上春樹氏が受賞するに違いない』などという期
待を表明して盛り上がるという現象が起きている。
しかし、筆者は最近気付いた、『この現象は、ハルキストたちがノ
ーベル文学賞の選考基準について誤解していることによって生じて
いるのではないか』と」
わたくし佐々木敏は小誌前々々々々々回記事が配信されたあと、こ
の部分を前々々々々々回記事のリード文に挿入すべきだったと後悔
しました。
そうしていれば、大勢の読者(ハルキスト)の興味を引いたでしょう
から。
しかし、私は前々々々々々回記事の“トップ下”のコラム「森山幹
事長の陰謀」で述べたとおり、2024年10月中はずっと、同月下旬ま
でには「中朝戦争」が始まり、小誌前々々々々々回記事はどうせ世
界中で大勢の人に読まれるから、リード文はなんでもいいと思って
いたため、とくに工夫はしませんでした。
失敗でした。
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【露朝包括的パートナーシップ条約第4条(再々々々々掲)】
小誌では、2007年以降、北朝鮮が中国に侵攻することによって始ま
る戦争を「中朝戦争」と呼んでいます。
近年、日米と北朝鮮は中国を共通の敵として秘密裏に「敵の敵は味
方」の関係を結んでいました。このため、小誌既報のとおり、中朝
戦争の開戦日(候補)は、日米朝3か国の合意により、2016年10月下
旬に同年11月6日が初めて設定されて以降、日米朝3か国政府の都合
で、さまざまな理由で、約8年間、数十回にわたって延期され、設
定され続けるという人類史上稀有な珍現象が起き続けていました。
こういう珍現象が起きる原因の1つは、世界中でただ2人、日米の首
脳だけが北朝鮮に開戦日(候補)の延期や設定をリクエストできる特
権を持っていたことでした。たとえば、2019年に安倍晋三首相(当
時)は「新しい天皇陛下の即位式の前後は開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、2021年に菅義偉首相(当時)は「東京オリ
ンピック・パラリンピックが閉幕するまで開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、いずれも了承されていました。
もちろん、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の健康状態
の悪化など、北朝鮮の都合で延期されることもありました。
前々々々々々回“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べ
たとおり、中朝戦争の開戦日(候補)は2024年8~9月にも何度も設定
され延期され、また設定されるということがくり返されていました。
そして、日本の首相は開戦直後に「歴史的な演説」をすることになっ
ていたため、岸田文雄首相(当時)は2024年9月29日(日)まではその
演説を翌30日(月)に自分がするつもりでいました。そして、自民党
総裁に選ばれたばかりの石破茂氏は、この日、林芳正官房長官や自
民党の森山裕(ひろし)政調会長(現幹事長)などとの会合に出席する
まで、中朝戦争に関する開戦日(候補)などの特定秘密情報を一切知
りませんでした。
「歴史的な演説」とは、歴史に残る重大な作戦の開始を告げる演説
です。開戦直後、中国政府は北朝鮮の空港襲撃用特殊部隊「航空陸
戦旅団」の襲撃を警戒し、その部隊が使用する輸送機(アントノフ2)
の航続距離を考慮し、中国(北部)の主要空港を閉鎖するため、日米
英仏は合同で(日本政府は安保法制に基づいて)中国(北部)にいる数
十万の外国人を(船で)日本に逃がす「脱出作戦」(小誌既報のとお
り、その作戦名は「絆作戦」と推測)を開始することになっていま
したので、岸田首相はその演説を自分が行い、それを自分の政治家
人生最大の晴れ舞台にするつもりでした。
しかし、前々々々々々回述べたように、同日夕方、森山政調会長
(現幹事長)は岸田首相に「歴史的な演説」を石破新首相に譲るよう
に求め、説得しました。
この説得は成功し、同日夕方の時点では、石破新首相と森山氏は20 。
24年10月27日(日)の衆議院議員総選挙の投票日の前に中朝戦争の開
戦日を設定するように北朝鮮政府にリクエストし、投票日直前に安
保法制に基づく「脱出作戦」を開始し、総選挙では、安保法制法案
の国会審議の際に反対した、当時も現在も野党第一党の立憲民主党
に恥をかかせ、壊滅的な打撃を与え、連立与党の自民党と公明党に
総選挙で過半数を獲得させるつもりでした。
しかし、ロシアと北朝鮮の間で国際法上の問題が発生し、開戦日が
11月以降にずれ込んだため、石破氏と森山氏の思惑ははずれました。
2国間の国際法(条約)はそれを締結した当事国の政府が締結しただ
けではなく、当事国すべての立法機関(議会、国会)が批准し、さら
に、その批准した議会がその条約を国内に適用させるための関連国
内法案を可決(承認)して初めて国内で効力を持ちます。そして、こ
の関連国内法の効力は、国外にいる当事国の軍隊にも及びます。
2024年にロシアと北朝鮮は露朝包括的パートナーシップ条約を締結
しましたが、両国の立法機関(ロシアの最高会議、北朝鮮の最高人
民会議)が行うべき合計4つの手続きのうち、北朝鮮最高人民会議に
おける批准と関連国内法案の可決、ロシア最高会議における批准ま
では2024年10月までに終わり、さらにロシア最高会議の下院におけ
る関連国内法案の可決も同月24日までに終わっているものの、上院
における可決はまだ終わっていませんでした(NHK, 2024b)。
このため、同条約第4条に基づいて北朝鮮がロシアとウクライナの
戦争でロシア側を助けるためにロシアに派遣する「援軍」は、同月
までにロシアに派兵されたものの、なかなか戦闘には参加しません
でした。2024年11月12日まで、北朝鮮の「援軍」がロシア軍ととも
にウクライナ軍と戦ったという事実を確認したと米国政府は発表せ
ず、依然として北朝鮮の「援軍」がほとんど戦っていない状態が続
いていました(時事, 2024c; NHK, 2024d)。
おそらく、北朝鮮の金正恩総書記は当初は「援軍」をロシアとウク
ライナの戦争に(本格的に)参戦させるつもりはなかったでしょう。
金正恩総書記は北朝鮮軍(朝鮮人民軍)の最高司令官です。そして、
ロシア軍は「いくさじょうず」ではなく「いくさべた」であり、大
勢の味方の兵士を死傷させながら、つまり、味方に犠牲を出しまく
りながら、人海戦術のような愚かな戦術で戦い続けています。こん
な「いくさべた」の軍隊に自分の大切な部下を預けて大勢戦死させ
てもいいなどと思う司令官は世界中どこの国の軍隊にもいないでしょ
う。
北朝鮮がロシアに「援軍」を派兵すると約束したのは、その見返り
に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の打ち上げに必要な高度な技術を得る
ためでしょう。そして、2024年10月31日(金)、北朝鮮は最新型ICBM
「火星19」をロフテッド軌道で打ち上げ、ロシアから獲得した技術
の実証試験(発射実験)を行って成功しました。
つまり、北朝鮮はロシアから「もらうべきものはもらった」と確認
できたのです(北朝鮮が米国本土に届くICBMを保有したがる理由に
ついては、小誌前々々回記事の“トップ下”のコラムではなく記事
本文の「●“使い捨て”の歴史●」を参照)。
こうなると、もう北朝鮮は「援軍」を(本格的に)参戦させることは
ないだろうと私は思いました。
北朝鮮は上記の関連国内法案のロシア最高会議上院における可決が
終わったあと、中国に攻撃されたとウソをついて中朝戦争を始め、
同条約第4条に基づいてロシアも北朝鮮を助けるために中国と戦っ
てほしいと迫り、それをロシアに断られたら、「それならわが共和
国[北朝鮮]もウクライナとの戦争に『援軍』を参戦させない」など
と言い「援軍」を撤退させるぞと迫ってロシアを脅し、北朝鮮はこ
の戦争には本格的には参戦せずに終わると思われました。
結局、露朝両国が批准書を交換して同条約が発効したのは2024年12
月4日でした(時事, 2024a; 時事, 2024b; NHK, 2024f)。
しかし、ここまで同条約の発効を遅らせたあと、北朝鮮は中朝両軍
ともに過去数十年間本格的な実戦経験がないことに着目し、北朝鮮
軍がウクライナとの戦争で実戦経験を積めば、中朝戦争で有利にな
ると思ったのか、「援軍」は本格的に参戦したようです(NHK, 2024i)。
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【謎の31分間と唐突な「米朝トップ会談」の模索(再々々々々掲)】
2024年11月28日(木)、2つの特異な理由により、北朝鮮が中国に侵
攻することによって始まる中朝戦争の開戦日は極めて近い将来に迫っ
ていることがわかりました。
その2つとは、
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#01:
2024年11月28日(木)に石破内閣が開いた異様な臨時閣議
#02:
ドナルド・トランプ次期米大統領の政権移行チームが、トランプ氏
と金正恩氏が直接会って会談することを同月27日(水)頃に唐突に模
索し始めたこと(私は11月27日正午のNHKニュースで知りました)
_
です。
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まず「#01」から。
私は過去数年間、毎日、時事通信の「首相動静」を見ています。そ
れらによると、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄、石破茂の各氏のうち
だれが首相でも、日本では、閣議の99%は15分以内で終わります。
閣議の時間の大半は、閣僚同士の議論ではなく、閣僚が書類に署名
する(花押を描く)ことに費やされるため、閣議はしばしば「サイン
会」といわれます。
そして、定例閣議は、原則として、火曜と金曜の午前中に官邸で開
かれます。
2024年11月29日(金)に定例閣議が開かれる予定であるにもかかわら
ず、その前日、11月28日(木)の午前中、石破内閣は異様に長い31分
間の臨時閣議を開きました(時事、 2024e; 時事, 2024f)。
2024年11月の石破内閣には、三原じゅん子大臣を始め、大臣経験の
浅い、つまり、花押を描き慣れていない大臣が約10人います。
通常の「サイン会」の場合、大臣のだれかが花押を描き損じたら、
二重線を引いて消し、その横に花押を描き直せば済みます。
しかし、中朝戦争の開戦直後に、中国(北部)にいる数十万の外国人
を(船で)日本に逃がす日米英仏合同の「脱出作戦」(小誌既報のと
おり、その作戦名は「絆作戦」と推測)の開始を決定する日本政府
の閣議決定書(安保法制に基づく閣議決定の書類)の写真は歴史の教
科書に載る可能性があるため、描き損じは許されません。
つまり、この閣議決定書に署名する際は、首相か官房長官がほかの
閣僚に向かって「教科書に描き損じを載せるわけにはいかないから、
だれかが描き損じたら最初の1人から全員描き直しだよ」などと言っ
ているはずです。そうなると、三原大臣のような花押を描くことに
不慣れな大臣にはプレッシャーがかかり、手が震えるなどして描き
損じる可能性が高くなると思われます。
大臣の署名順は、首相がいちばん先で、法務省など古くからある省
の大臣が早く、省のなかでいちばん新しい防衛省の大臣が最後で、
その次が官房長官、その次から庁の大臣がほぼ庁の歴史が古い順に
署名します。こども家庭庁は歴史の浅い庁なので、それを所管する
三原大臣は最後のほう、20人中17番目で署名することになります。
つまり、三原大臣以前の16人が花押をきれいに描き終えたあと「次、
三原さん」と言われたときに三原大臣にはすさまじいプレッシャー
がかかることになると思われます。
つまり、定例閣議のある日の前日に臨時閣議が開かれ、それが31分
もかかったことには明白な理由があるのです。開戦日当日に(臨時)
閣議を開いて大臣たちが「脱出作戦」の閣議決定書に署名をすると、
花押の描き損じの多発によって閣議がいつ終わるかわからなくなる
恐れがあるので、その前に臨時閣議を開き、日付は空白にして全閣
僚に花押を描かせたところ、描き損じが複数回出たため、この臨時
閣議は31分もかかったと考えるしかないのです。
11月29日(金)の定例閣議は11分間で終わっています(時事, 2024f)。
したがって11月28日(木)の時点では中朝戦争の開戦日(候補)は翌29
日(金)かそれ以降に設定されていた可能性が高かったと考えられま
す。
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次に「#02」について。
中朝戦争の開戦日は2016年10月下旬に日本時間(朝鮮時間)同年11月
6日が最初の開戦日候補として設定されて以降、北朝鮮政府の都合、
または、日米両国首脳のリクエストにより、さまざまな理由で、約
8年間、数十回わたって延期されて来ました。
このうち日朝両国政府が開戦日(候補)の延期を言い出さず、トラン
プ米大統領が延期をリクエストしないと開戦してしまうという状況
になったことが四度ありました。それらの開戦日(候補)は、
_
2019年6月30日(日)
2019年7月21日(日)
2020年10月4日(日)
2021年1月8日(金)(金正恩総書記の誕生日)
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でした。
トランプ氏の親族が書いた暴露本によると、トランプ氏は「ただの
バカ」です。
10代の頃から学校の勉強をほとんどしておらず、大学入試など節目
節目の重要な試験は「替え玉受験」でごまかして来ました(BBC, 2020b)。
このため、トランプ氏にはあらゆる学びの基礎である国語の長文読
解力がありません。しかし、日米英仏の首脳は中朝戦争の開戦直後
には「脱出作戦」の開始を告げる「歴史的な演説」をしなければな
りません。
大統領在職中のトランプ氏は優秀なスピーチライターを雇って、格
調高い「歴史的な演説」の原稿を書かせることはできます。しかし、
トランプ氏にはその格調高い原稿の意味を理解する読解力はないの
で、原稿を声に出して読むと、棒読みになってしまいます。そして、
開戦直後、日英仏の首脳が行う「歴史的な演説」のうち、英国の首
相の演説は通訳されることなく、米国のTVにより全米にそのまま放
送されるため、トランプ氏の「棒読み演説」は英国の首相の(棒読
みでない)演説と比較されます。
そうなると、トランプ氏の支持者であっても「トランプは(前から
バカだと思っていたけど)やっぱりバカだった」などと思うように
なり、トランプ氏は恥をかきます。私は2018年にTVでトランプ氏の
「西日本豪雨災害に関するお見舞いスピーチ」を聴いたことがあり
ますが、完全な原稿の棒読みでした(笑)。
ま、これは米国向けではなく日本向けの演説なので、トランプ支持
者は聴かないので、棒読みでもいいとトランプ氏は思ったのでしょ
う。
_
トランプ氏の選挙運動中の演説は、外国、不法移民、民主党支持者、
リベラル派などを敵視し、その悪口を言いまくる威勢のいいもので
す。トランプ氏が得意なスピーチは、こういう、下品な、攻撃的な、
格調高くないスピーチだけです。
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したがって、トランプ氏は上記の4つの開戦日(候補)の直前には、ど
んな口実を使ってでも、どんな手を使ってでも、演説原稿の棒読み
からのがれるために、開戦日(候補)を延期させなければならなかっ
たのです。
ま、もっとも、三番目の2020年10月4日の開戦日(候補)は、直前に
トランプ氏が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染し重症化したこ
とによって延期されたので、米国政府から北朝鮮政府に延期をリク
エストするまでもなかったでしょうが。
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さて、トランプ氏は2019年6月28~29日に大阪で開かれた主要国首
脳会議(G20サミット)に出席したあと、訪韓し、6月30日には38度線
に近いパンムンジョン(板門店)を訪問する予定になっていました。
開戦日(候補)が2019年6月30日(日)に設定されていたこのとき、そ
の前日、トランプ氏はツイッター(現X)に独断で「あすパンムンジョ
ンで金正恩氏と会いたい」などと投稿しました。北朝鮮政府がこれ
に応じてしまったため、この開戦日(候補)は延期されました。
次の開戦日(候補)は2019年7月21日(日)に設定されました。この日
は、英国首相を選ぶ、英国の与党・保守党の党首選の投票日の前々
日でした。
この党首選の有力候補はボリス・ジョンソン元外相(当時)とジェレ
ミー・ハント外相(当時)でした。ハント氏は現職の外相だったので、
その時点で英国政府が持っている中朝戦争に関する国家機密情報を
すべて知っていましたが、ジョンソン氏は当時は元外相であり、政
権を離れていたため、中朝戦争については何も知りませんでした。
このため、2019年7月21日に中朝戦争が始まると、開戦直後にハン
ト氏は適切なコメントを出せますが、ジョンソン氏はおそらくトン
チンカンな発言(失言)をし、多くの保守党国会議員から軽蔑され、
党首選に勝てず、首相になれないと予測されました。
そこで、トランプ氏は北朝鮮政府に「ボクのともだちのジョンソン
氏が英国の首相になれないと困るので、この開戦日を延期してほし
い」などとリクエストして認められたと思われます(周知のとおり、
このお陰でジョンソン氏は首相になりました)。
_
そして、開戦日(候補)が2021年1月8日(金)に設定されていた同月上
旬頃、トランプ氏はおそらく独断で、この開戦日(候補)の延期を
(おそらく合理的な理由を示さずに)北朝鮮政府にリクエストしまし
た。が、金正恩氏は自身の誕生日を開戦日にしたかったので、これ
をことわったと推測されます。
そこで、トランプ氏は自身の支持者たちに呼びかけ、2020年の米大
統領選では不正が行われた結果として自分が落選したとウソをつき、
自身の支持者多数を扇動して大統領選の結果を確認中の米議会に乱
入させ、死者まで出る事件、いわゆる「米議会襲撃事件」を引き起
こしました。
このことを知った金正恩氏は「この狂った男が米大統領の座にある
限り、どんな妨害をされるかわからないので、開戦日はトランプの
退任後まで延期する」などと判断したようです。
_
2024年11月に結成されたトランプ氏の政権移行チームのメンバーの
うち、中朝戦争について、このチームに参加する前から知っていた
のは、トランプ氏だけでした。
このため、このチームのメンバーのほぼ全員は、2021年1月6日の米
議会襲撃事件の真相を知らずにチームに参加していました。
そして、おそらく2024年11月下旬、ジョー・バイデン大統領の政権
から政権移行チームに対して「北朝鮮政府が2024年12月頃に開戦日
を設定した。もう延期しないと言っている」などという情報が伝わ
り、国家の最高機密情報の引き継ぎが行われたのでしょう。
_
この引き継ぎのあと、政権移行チームのメンバーは「大変なことが
起きる」などと思って、動揺したでしょう。
米議会襲撃事件は、選挙の不正を正すためではなく、「ただのバカ」
が演説原稿の棒読みからのがれるために、米大統領すなわち米軍の
最高司令官でありながら「脱出作戦」の準備をしていた米軍を裏切っ
た事件だったという事実が、中朝戦争の開戦直後に、明るみに出る
からです。なぜなら中朝戦争に関する開戦予定日時などの国家機密
情報の大半は、開戦直後に(北朝鮮の敵である中国に対して)明らか
になるため、おおもとの情報提供者(北朝鮮政府)の許可がなくても、
自動的に秘密指定が解除され、それらの情報を知っている者はだれ
でも自由にそれらの情報についておおやけの場で話せるようになる
からです。
2025年1月に始まった米議会では、上下両院ともに共和党が多数派
です。しかし、共和党の議員のなかにはトランプ氏を支持しない穏
健派が何人かいます。
米大統領弾劾裁判では、下院が検察官役、上院が裁判官役をします。
下院では、議員の過半数の賛成で起訴に当たる弾劾訴追が決まり、
上院では、出席議員の2/3以上が賛成すれば、大統領は「有罪」(弾
劾)となり失職し、副大統領が大統領に昇格します(日経, 2020)。
下院で民主党の議員全員と共和党の穏健派議員全員がトランプ氏を
米軍の最高司令官にふさわしくないと判断すれば、トランプ氏の大
統領弾劾訴追案の審議が開始され、やがて弾劾裁判の開始が決まり
ます。そして、上院で親トランプ派の議員の多くが「米軍に対する
裏切りだけは許せない」などと判断して弾劾裁判を欠席すれば、二
期目のトランプ政権は短命で終わり、ジェームズ・D・ヴァンス副
大統領の政権が誕生します。
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2024年11月下旬に初めて中朝戦争のことを知った政権移行チームの
メンバーは、過去にトランプ氏が開戦日の延期に成功した事例は4
つしかなく、そのうち実行(再現)可能なのは、金正恩氏とのトップ
会談しかないので、あわてて、唐突に直接会談を検討し始めたので
しょう。まさに「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」の心境でしょう。
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しかし、金正恩氏は自身の誕生日を開戦記念日にするのをトランプ
氏に邪魔されたと思っているはずなので、何がなんでもトランプ氏
の大統領就任の日、2025年1月20日の前に中朝戦争を始めると予測
されました(が、前々々回、前々回、前回の記事本文で述べた理由
により、開戦日は2025年4月以降に延期されました)。
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ところで、中朝戦争が始まり、小誌既報のとおり、中国軍より北朝
鮮軍のほうが強いことが明らかになると、日米の国民の大半は中国
が嫌いなので「あっぱれ北朝鮮、ざまあみろ中国」などと思って大
喜びします(中国軍の弱さについては今回の記事本文を参照)。
ところが、韓国の国民はそうは行きません。「敵の敵は味方」の関
係で北朝鮮が日米の敵ではないということが明らかになると、米韓
共通、日米韓共通の敵としての北朝鮮は消滅するため、韓国の国民
は「もう韓国は米国の同盟国であり続けることはできないかもしれ
ない」「日米韓の協力関係は終わり、韓国は“蚊帳の外”に置かれ
るかもしれない」などと思って不安になります。
そこで、そういう不安を鎮めるために「開戦直後のご説明役」とし
て日米韓の政府高官が会談し、韓国の国民に向かって「米韓の同盟
関係、日米韓の協力関係は変わらない」などという声明などを出す
必要があります。このため、中朝戦争の開戦日(候補)が設定される
と、「開戦直後の高官協議」のつもりで日米韓の政府高官協議が設
定され(て空振りに終わっ)たことが何度もありました。
前々々々々々回の“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述
べたとおり、日本政府は2024年10月27日の衆議院議員総選挙の前に
開戦日を設定するように北朝鮮にリクエストしたため、そういう日
米韓の政府高官協議は日本時間同月16日、同月26日に設定され、ソ
ウル、ワシントンDCで行われました(時事, 2024_a; 時事, 2024_b)。
日本時間2024年12月6日、日米韓はそういう政府高官協議を同月9日
に東京で開くと発表しました(時事, 2024_d)。おそらくこの時点で
は、開戦日(候補)は同月9日に設定されていたでしょう。
自民党は同年11月26日の時点で翌12月8日(日)に同年10月の衆議院
議員総選挙で落選した自民党の候補者から意見を聞く懇談会を開く
と発表し、石破首相はその懇談会に約2時間半も出席しているので
(時事, 2024_c; 時事, 2024_e)、おそらく同年11月26日頃に開戦日
(候補)は同年12月9日に設定されていたのでしょう。
しかし、おそらく同年12月9日の直前になって、その日が皇后陛下
の誕生日であり、その翌日が日本の「被団協」(日本原水爆被害者
団体協議会)がノーベル平和賞の授賞式に臨む日、その翌々日(日本
時間)がそれに関連して被団協が晩餐(ばんさん)会やノルウェー首
相との面会に臨む日であることに日本政府(のだれか)が気付き、急
遽(きゅうきょ)同年12月9日に設定されていた開戦日(候補)を同月
12日以降に延期するように北朝鮮政府にリクエストしたと思われま
す。
_
日本時間同年12月9日に「開戦直後の日米韓高官協議」のつもりで
開かれた協議が空振りに終わったため、その代わりの米韓高官協議
は日本時間同月25日(米国本土のクリスマスイブ)に開かれました(時
事, 2024_f; 時事, 2024_g)。その理由は、この日に中朝国境を流
れる大河、鴨緑江(おうりょっこう、Yalu River)が凍結し、北朝鮮
から中国に向かって攻め込みやすくなるという天気予報が出ていた
からと思われます。
鴨緑江の河口とそこから河を約80キロメートル(km)さかのぼった位
置にあるスンプ(水豊)ダムとの間には6本の橋が架かっていますが、
中国側の国境警備兵は凍結前は橋付近だけを守っています。凍結直
後には中国側の警備兵はただちに鴨緑江の(河口から水豊ダムまで
の)沿岸全域に展開して警戒態勢をとるべきです。しかし、彼ら警
備兵は国家の最高機密情報である中朝戦争に関する情報は事前には
一切知らされておらず、北朝鮮を敵とは思っていないため、そんな
に急いで橋から遠い地域に展開することはありません。つまり、鴨
緑江の凍結直後、中朝国境地帯の橋から遠い広大な地域には(少な
くとも数日間または数週間にわたって?)中国側の警備のスキが生ま
れ、北朝鮮が中国領に攻め込むうえで圧倒的に有利になります。だ
から、米国本土のクリスマスイブという、米国人にとっては非常識
な日時に開戦日時が設定されたのでしょう。
しかし、その直前に天気予報が変わり、2024年の鴨緑江の凍結は例
年どおり、12月28~31日(おそらく2024年は12月31日)であることが
判明しました。そして、2024年12月24日(火)、日本政府は国家安全
保障会議四大臣会合を47分間にわたって開きました(時事, 2024_s)。
その直後、石破首相は13分間かけて「鈴木馨祐法相、阿部俊子文部
科学相、三原じゅん子こども政策担当相、赤沢亮正経済再生担当相
と個別に面会」(時事, 2024_s)しています。首相が大臣に「個別に
面会」したのは重要な情報の伝達をしたからだと考えられます。し
かし、大臣1人あたり約3分間しか面会していません。約3分間で伝え
られる重要な情報は(新たに決まった)中朝戦争の(最終的な?)開戦予
定日時としか考えられません(単に開戦日の延期が決まっただけな
ら、首相が「個別に面会」などという儀式をするとは思われません)。
おそらく、上記の四大臣会合と同時に米国政府高官の会合も開かれ
ており、2つの会合(およびニューヨークにある北朝鮮国連代表部の
幹部会合?)は電話かテレビ会議システムなどでつながっていたので
しょう。そして、その場で中朝戦争の(最終的な?)開戦予定日時と
いう国家の最高機密情報の共有が日米(朝)で行われたのでしょう。
石破内閣の大臣は首相を含めて20人です。上記の「四大臣」は首相、
官房長官、外相、防衛相です。つまり「四大臣」は自分たち以外の
16人の大臣を四等分して手分けをし(最終的な?)開戦予定日時を伝
えるために「個別に面会」するという儀式をしたのだと思われます。
weather-forcast.comの天気予報によると、2024年12月30日(月)の
時点では、鴨緑江の河口の中国側にある都市、丹東の気温は2024年
12月31日(火)から2025年1月5日(日)までは(ほぼ)すべて氷点下、摂
氏0度未満であり、鴨緑江は確実に凍結していると予測されました。
しかし、日本時間2025年1月1日(水)には、日本では皇居で新年祝賀
の儀が行われて首相がそれに出席し、その後、首相は能登半島地震
の発災1周年関連の追悼イベントなどに出席するため、能登半島の
被災地を訪問する予定になっていました。
したがって、開戦日は2025年1月2日(木)以降と思われました。
_
石破首相は首相就任以降、最初の3か月で四回散髪をしています。
一回目は2024年10月17日で、27分間、二回目はその26日後、同年11
月12日、34分間、三回目はその20日後、同年12月2日、64分間、四
回目はその17日後、同年12月19日、54分間かかっています(時事, 。
2024_o; 時事, 2024_p; 時事, 2024_q; 時事, 2024_r)。おそらく、
前半の二回は散髪(とシャンプー&セット?)だけなので約30分間で済
み、後半の二回は散髪のあとに白髪(しらが)染め(おそらく髪の毛
の全部染めではなく部分染め)をしているので「プラス約30分間」
がかかっているのだと思われます。
二回目と三回目の間、同年11月28日、石破首相は岸田前首相と38分
間サシで面会しています(時事, 2024e)。おそらくその場で石破首
相は岸田前首相に以下のようなことを質問したはずです:
_
「いよいよ[2024年]12月に延期されそうにない開戦日が設定されま
した。首相として開戦直前にやっておいたほうがいいことがあれば、
お教え下さい」
_
それに対して岸田前首相は以下のように答えたのでしょう:
_
「白髪があるなら、染めておいたほうがいいよ。開戦直後に日本の
首相が行う[「脱出作戦」の開始を告げる]『歴史的な演説』の動画
はそのとき全世界で視聴されるだけでなく、ドキュメンタリー映画
などに引用されて半永久的に視聴されるわけだから」
_
上記の三回目の散髪で石破首相は人生初の白髪染めをしたと推測さ
れます。その時点で設定されていた開戦日は2024年12月9日(白髪染
めの7日後)でした。そして、上記の四回目の散髪で石破首相は人生
二度目の白髪染めをしたと推測されます。その時点で設定されてい
た開戦日は2024年12月25日(白髪染めの6日後)でした。
石破首相は(岸田前首相より?)白髪が少なく、上記の三回目と四回
目の白髪染めの間隔から、17日間、白髪染めを我慢できることがわ
かりますが、それ以上は我慢しづらいこともわかります(時事通信
の「首相動静」によれば、岸田前首相の首相在任中の散髪は毎回約
90~100分かかっており、毎回、散髪のあとに髪の毛の全部染めを
していたと推測されます)。
つまり、上記の四回目の散髪から約17日以内、2025年1月5日(日)頃
までに中朝戦争が始まると予測されました(このあとの首相やその
周囲の人々の動静については、今回の記事本文を参照)。
_
こうして、2016年以降、奇跡的に約8年間、数十回も延期され続け
た中朝戦争の開戦日(候補)が延期されず、この戦争がほんとうに
始まる日が、ついにやって来ます。
上記のようなさまざまな理由で、それは2025年3月以降になりまし
た(最終的な開戦日の決定理由は今回の記事本文を参照)。
_
【旧ツイッターなう】
上記の3つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これらは
日本時間2024年11月3、22、30日にわたくし佐々木敏が旧ツイッタ
ー(現X)( < http://x.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆し
たものです。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方
は、ぜひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
_
_
■中朝、狐と狸のの化かし合い~シリーズ「米中朝のX DAY」(109)■
小誌では、2007年以降、北朝鮮が中国(北部)に侵攻することによって始まる戦争を「中朝戦争」と呼び、近い将来においてそれは必ず起きると予測して来た。
筆者は「北朝鮮の真の敵は中国である」(#1)「中国軍は北朝鮮軍よりも圧倒的に弱い」(#2)という2つの説を証明するエビデンス(根拠、証拠)を公開されている情報のなかから探し出し、収集し、小誌上で分析して来た。
その結果、近年、2010年代以降、日米と北朝鮮は中国を共通の敵として「敵の敵は味方」の関係を秘密裏に結んでおり、北朝鮮は中朝戦争の開戦予定日時を設定すると、それを日米に事前に通知するという事実に筆者は気付いた。
その通知の際、日米から「その日は都合が悪いから何月何日以降に延期してほしい」などというリクエストが入ると、それに応じて、北朝鮮は開戦日を延期して来たと考えられる。
たとえば、2019年、安倍晋三首相(当時)は「新しい天皇陛下の即位式の前後には開戦しないでほしい」などとリクエストし、2021年、菅義偉首相(当時)は「東京オリンピック・パラリンピックが閉幕するまで開戦しないでほしい」などとリクエストし、いずれも北朝鮮政府によって了承されていたと考えられる。
このため、中朝戦争の開戦日は、2016年10月下旬に同年11月6日が最初の開戦日(候補)として設定されて以降、8年以上、数十回にわたって延期され続けた。人類史上、世界の軍事史上、稀有な珍現象が起きていたのである。
2025年4月上旬、北朝鮮政府は中朝戦争の開戦日を同月15日頃に設定した。この開戦日(候補)は、その日付が持つ北朝鮮という国家にとっての特殊な意味合いから、延期される確率は極めて低いと予想された。
すると、なんらかの方法でその日付を察知した中国政府は、最高権力者である習近平(シー・ジンピン、しゅう・きんぺい)国家主席の権威を守るために、ある工作を行った。
ところが、その工作は秘密裏に行われたものではなかったため、北朝鮮政府はその工作が“空振り”(無効)になるように画策し、中国政府の予想を裏切り、その開戦日を延期した。
しかし、中国政府が準備したその工作は予定どおり行われてしまい、北朝鮮の希望どおりに“空振り”になった。
かくして、習近平は「[中朝戦争の]開戦直後に[首都北京を含む]中国北部の国民を見捨て、安全な中国南部に逃げ出した」などという陰口をたたかれそうな状況に追い込まれた。それは、まもなく中国国民のだれもが思ってしまいそうなことであり、中国政府がSNSなどの言論をどんなに統制しても、その広がりは防ぎようのないものになってしまうと予測される。
中朝戦争の開戦は現在の中国の国家体制にとっては「終わりの始まり」なのだ(2025年4月30日頃配信予定)。
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29
日「いくさとテロの差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的
行動』(24)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日
「内閣支持率の虚実~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中
朝のX DAY』(98)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国
防長官入院の謎~米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』
(99)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トラ
ンプ人気の終~『トランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中
朝のX DAY』(100)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月16日「北の
シン人権問題~北朝鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』
(101)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマ
イナス12日~『Xデーマイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ
『米中朝のX DAY』(102)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/minus.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイ
ナス18日~シリーズ『米中朝のX DAY』(103)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/6minus.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々回、小誌2024年4月24日「開戦日和~
シリーズ『米中朝のX DAY』(104)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/theday.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々回、小誌2024年5月5日「就任式直前の悪
夢~シリーズ『米中朝のX DAY』(105)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/ceremo.html > 】
_
【前々々々々々々々々々回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用
論~シリーズ『米中朝のX DAY』(106)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
_
【前々々々々々々々々回、小誌2024年7月31日「ネット広告革命~
シリーズ『人類 vs. 人工知能』(2)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/revolu.html > 】
_
【前々々々々々々々回、小誌2024年8月31日「新総裁の改憲~シリ
ーズ『米中朝のX DAY』(107)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ldp.html > 】
_
【前々々々々々々回、小誌2024年9月30日「続・新総裁の改憲~シ
リーズ『米中朝のX DAY』(108)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/consti.html > 】
_
【前々々々々々回、小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノー
ベル文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > 】
_
【前々々々々回、小誌2024年11月30日「参議院vs.最高裁~シリー
ズ『令和憲法』(1)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/judges.html > 】
_
【前々々々回、小誌2024年12月31日「SNSニセ情報対策~SNS誹謗中
傷対策としての『低価格有料』~シリーズ『人類 vs. 人工知能』
(3)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/snssol.html > 】
_
【前々々回、小誌2025年1月31日「政治学者全滅~シリーズ『政治
学は学問か』(1)」は → < http://www.akashic-record.com/y2025/pltics.html > 】
_
【前々回、小誌2025年2月28日「少子化の真の原因~シリーズ『政
治学は学問か』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2025/tfr.html > 】
_
【前回、小誌2025年3月31日「万博で稼ごう~シリーズ『人類 vs.
人工知能』(4)」は → < http://www.akashic-record.com/y2025/expo.html > 】
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_
「延期される確率が極めて低いと予想される開戦日(候補)」が設定されたあと、中国政府が行った「ある工作」とは何か。
_
考えてみて下さい。
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+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
かつての上司を逮捕せよ!?
↓
http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html
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この先、記事本文は、日本時間2025年4月30日頃配信予定の『週刊
アカシックレコード(有料版)』「中朝の化かし合い~中朝、狐と狸
の化かし合い~シリーズ『米中朝のX DAY』(109)」で( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )
(発行月の翌月以降は < http://www.mag2.com/archives/0001009100/ >
でバックナンバーとして)お読み下さい。
_
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(敬称略)
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万博で稼ごう:月刊アカシックレコード250331
■万博で稼ごう~月刊アカシックレコード250331■
日本の文学作品のうち、俳句、短歌は「経験」に基づいて詠む(作品を創る)ことになっている。
これに対して、人工知能(AI)はヒトと違って肉体(五感)を持たないため、俳句や短歌などの文学作品のネタになる「経験」をすることができない。
おそらく、ヒトとAIの最大の違いは「経験」をすることができるかどうかである。ヒトは「経験」からコンテンツなどの情報を創り出すが、AIは情報から情報を造り出すことしかできない。
もちろん、AIは既存の俳句、短歌の名作や日本の文化や歴史(に関する情報)を学習して俳句、短歌を詠む(造る)ことできる。しかし、それらは「経験」に基づかないものであるため、ヒトがまったく詠む可能性のない、空疎な作品となる可能性が小さくない。
そこで、日本国民、日本在住者、とくに関西在住者に提案がある。
2025年4月から約6か月にわたって開催される大阪関西万博の会場を複数回訪れ、パビリオンの展示内容に限らず、会場内の雰囲気や飲食などについて経験し、それらの経験を「クリエイター・エコノミー」のビジネスモデルに基づき、低価格有料コンテンツ(メルマガの記事)として配信してはどうか。
もちろん「アテンション・エコノミー」のビジネスモデルに基づき、AIを使ってこの万博に関するコンテンツを制作し、それを無料コンテンツとしてリリースすれば、それなりに多数のアクセスが集まるかもしれない。しかし、(偽りの)広告効果に基づいて広告料収入を得る無料コンテンツ(アテンション・エコノミー)のビジネスモデルは、視聴者(読者)から直接対価を得る低価格有料コンテンツ(クリエイター・エコノミー)のビジネスモデルに比べて圧倒的に集金効率が悪く、たいていの場合は、ほとんど儲からない。
ヒトと違ってAIは万博会場で「経験」をすることができないので、万博についてリポートする際には、万博主催者やパビリオンの運営者の発する情報、万博に関するマスメディアの報道などを学習して、それらの「要約」や「盗作」を造ることしかできない。
これとは対照的に、ヒトは万博会場でさまざまな「経験」をすることができるため、「あまり前評判のよくなかった展示物の意外な魅力」「会場で飲食できるメニューの味」など、AIには到底生成不可能なコンテンツ(記事)を(低価格有料メルマガの記事として)リリースすることが可能だ。
2025年に日本に居住しているヒトは、その幸運に感謝し、万博開催期間中に万博をネタにした低価格有料コンテンツ(メルマガの記事)を複数回リリースし、おおいに稼ぐべきだ(2025年3月31日頃配信予定)。
_
_
【訂正(再々々々掲)】
小誌前々々々々回記事の記事本文「●村上春樹は『三島型』か●」
の項目に二度出て来る「科学は多数決ではない」という記述のうち
二度目のそれは「科学[的に何が正しいかを決めるの]は多数決では
ない」とすべきでした(小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~
ノーベル文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > )。
お詫びして、訂正させて頂きます。
-- 『週刊アカシックレコード』編集部
m(_ _)m
【ノーベルウィークの珍現象(再々々々掲)】
小誌前々々々々回記事には「●ノーベルウィークの珍現象●」とい
う項目があり、その項目の冒頭でわたくし佐々木敏は以下のように
述べました:
「近年、毎年10月上旬、ノーベル賞受賞者の発表日が近づくと、日
本では、純文学の世界的ベストセラー作家である村上春樹のファン、
ハルキストがネット上のwebサイトやリアルワールドのどこかに集
まって『今年こそ村上春樹氏が受賞するに違いない』などという期
待を表明して盛り上がるという現象が起きている。
しかし、筆者は最近気付いた、『この現象は、ハルキストたちがノ
ーベル文学賞の選考基準について誤解していることによって生じて
いるのではないか』と」
わたくし佐々木敏は小誌前々々々々回記事が配信されたあと、この
部分を前々々々々回記事のリード文に挿入すべきだったと後悔しま
した。
そうしていれば、大勢の読者(ハルキスト)の興味を引いたでしょう
から。
しかし、私は前々々々々回記事の“トップ下”のコラム「森山幹事
長の陰謀」で述べたとおり、10月中はずっと、10月下旬までには
「中朝戦争」が始まり、小誌前々々々々回記事はどうせ世界中で大
勢の人に読まれるから、リード文はなんでもいいと思っていたため、
とくに工夫はしませんでした。
失敗でした。
_
【露朝包括的パートナーシップ条約第4条(再々々々掲)】
小誌では、2007年以降、北朝鮮が中国に侵攻することによって始ま
る戦争を「中朝戦争」と呼んでいます。
近年、日米と北朝鮮は中国を共通の敵として秘密裏に「敵の敵は味
方」の関係を結んでいました。このため、小誌既報のとおり、中朝
戦争の開戦日(候補)は、日米朝3か国の合意により、2016年10月下
旬に同年11月6日が初めて設定されて以降、日米朝3か国政府の都合
で、さまざまな理由で、約8年間、数十回にわたって延期され、設
定され続けるという人類史上稀有な珍現象が起き続けていました。
こういう珍現象が起きる原因の1つは、世界中でただ2人、日米の首
脳だけが北朝鮮に開戦日(候補)の延期や設定をリクエストできる特
権を持っていたことでした。たとえば、2019年に安倍晋三首相(当
時)は「新しい天皇陛下の即位式の前後は開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、2021年に菅義偉首相(当時)は「東京オリ
ンピック・パラリンピックが閉幕するまで開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、いずれも了承されていました。
もちろん、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の健康状態
の悪化など、北朝鮮の都合で延期されることもありました。
前々々々々回、“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べ
たとおり、中朝戦争の開戦日(候補)は2024年8~9月にも何度も設定
され延期され、また設定されるということがくり返されていました。
そして、日本の首相は開戦直後に「歴史的な演説」をすることになっ
ていたため、岸田文雄首相(当時)は2024年9月29日(日)まではその
演説を翌30日(月)に自分がするつもりでいました。そして、自民党
総裁に選ばれたばかりの石破茂氏は、この日、林芳正官房長官や自
民党の森山裕(ひろし)政調会長(現幹事長)などとの会合に出席する
まで、中朝戦争に関する開戦日(候補)などの特定秘密情報を一切知
りませんでした。
「歴史的な演説」とは、歴史に残る重大な作戦の開始を告げる演説
です。開戦直後、中国政府は北朝鮮の空港襲撃用特殊部隊「航空陸
戦旅団」の襲撃を警戒し、その部隊が使用する輸送機(アントノフ2)
の航続距離を考慮し、中国(北部)の主要空港を閉鎖するため、日米
英仏は合同で(日本政府は安保法制に基づいて)中国(北部)にいる数
十万の外国人を(船で)日本に逃がす「脱出作戦」(小誌既報のとお
り、その作戦名は「絆作戦」と推測)を開始することになっていま
したので、岸田首相はその演説を自分が行い、それを自分の政治家
人生最大の晴れ舞台にするつもりでした。
しかし、前々々々々回述べたように、同日夕方、森山政調会長(現
幹事長)は岸田首相に「歴史的な演説」を石破新首相に譲るように
求め、説得しました。
この説得は成功し、同日夕方の時点では、石破新首相と森山氏は20 。
24年10月27日(日)の衆議院議員総選挙の投票日の前に中朝戦争の開
戦日を設定するように北朝鮮政府にリクエストし、投票日直前に安
保法制に基づく「脱出作戦」を開始し、総選挙では、安保法制法案
の国会審議の際に反対した、当時も現在も野党第一党の立憲民主党
に恥をかかせ、壊滅的な打撃を与え、連立与党の自民党と公明党に
総選挙で過半数を獲得させるつもりでした。
しかし、ロシアと北朝鮮の間で国際法上の問題が発生し、開戦日が
11月以降にずれ込んだため、石破氏と森山氏の思惑ははずれました。
2国間の国際法(条約)はそれを締結した当事国の政府が締結しただ
けではなく、当事国すべての立法機関(議会、国会)が批准し、さら
に、その批准した議会がその条約を国内に適用させるための関連国
内法案を可決(承認)して初めて国内で効力を持ちます。そして、こ
の関連国内法の効力は、国外にいる当事国の軍隊にも及びます。
2024年にロシアと北朝鮮は露朝包括的パートナーシップ条約を締結
しましたが、両国の立法機関(ロシアの最高会議、北朝鮮の最高人
民会議)が行うべき合計4つの手続きのうち、北朝鮮最高人民会議に
おける批准と関連国内法案の可決、ロシア最高会議における批准ま
では2024年10月までに終わり、さらにロシア最高会議の下院におけ
る関連国内法案の可決も同月24日までに終わっているものの、上院
における可決はまだ終わっていませんでした(NHK, 2024b)。
このため、同条約第4条に基づいて北朝鮮がロシアとウクライナの
戦争でロシア側を助けるためにロシアに派遣する「援軍」は、同月
までにロシアに派兵されたものの、なかなか戦闘には参加しません
でした。2024年11月12日まで、北朝鮮の「援軍」がロシア軍ととも
にウクライナ軍と戦ったという事実を確認したと米国政府は発表せ
ず、依然として北朝鮮の「援軍」がほとんど戦っていない状態が続
いていました(時事, 2024c; NHK, 2024d)。
おそらく、北朝鮮の金正恩総書記は当初は「援軍」をロシアとウク
ライナの戦争に(本格的に)参戦させるつもりはなかったでしょう。
金正恩総書記は北朝鮮軍(朝鮮人民軍)の最高司令官です。そして、
ロシア軍は「いくさじょうず」ではなく「いくさべた」であり、大
勢の味方の兵士を死傷させながら、つまり、味方に犠牲を出しまく
りながら、人海戦術のような愚かな戦術で戦い続けています。こん
な「いくさべた」の軍隊に自分の大切な部下を預けて大勢戦死させ
てもいいなどと思う司令官は世界中どこの国の軍隊にもいないでしょ
う。
北朝鮮がロシアに「援軍」を派兵すると約束したのは、その見返り
に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の打ち上げに必要な高度な技術を得る
ためでしょう。そして、2024年10月31日(金)、北朝鮮は最新型ICBM
「火星19」をロフテッド軌道で打ち上げ、ロシアから獲得した技術
の実証試験(発射実験)を行って成功しました。
つまり、北朝鮮はロシアから「もらうべきものはもらった」と確認
できたのです(北朝鮮が米国本土に届くICBMを保有したがる理由に
ついては、小誌前々回記事の“トップ下”のコラムではなく記事本
文の「●“使い捨て”の歴史●」を参照)。
こうなると、もう北朝鮮は「援軍」を(本格的に)参戦させることは
ないだろうと私は思いました。
北朝鮮は上記の関連国内法案のロシア最高会議上院における可決が
終わったあと、中国に攻撃されたとウソをついて中朝戦争を始め、
同条約第4条に基づいてロシアも北朝鮮を助けるために中国と戦っ
てほしいと迫り、それをロシアに断られたら、「それならわが共和
国[北朝鮮]もウクライナとの戦争に『援軍』を参戦させない」など
と言い「援軍」を撤退させるぞと迫ってロシアを脅し、北朝鮮はこ
の戦争には本格的には参戦せずに終わると思われました。
結局、露朝両国が批准書を交換して同条約が発効したのは2024年12
月4日でした(時事, 2024a; 時事, 2024b; NHK, 2024f)。
しかし、ここまで同条約の発効を遅らせたあと、北朝鮮は中朝両軍
ともに過去数十年間本格的な実戦経験がないことに着目し、北朝鮮
軍がウクライナとの戦争で実戦経験を積めば、中朝戦争で有利にな
ると思ったのか、「援軍」は本格的に参戦したようです(NHK, 2024i)。
_
【謎の31分間と唐突な「米朝トップ会談」の模索(再々々々掲)】
2024年11月28日(木)、2つの特異な理由により、北朝鮮が中国に侵
攻することによって始まる中朝戦争の開戦日は極めて近い将来に迫っ
ていることがわかりました。
その2つとは、
_
#01:
2024年11月28日(木)に石破内閣が開いた異様な臨時閣議
#02:
ドナルド・トランプ次期米大統領の政権移行チームが、トランプ氏
と金正恩氏が直接会って会談することを同月27日(水)頃に唐突に模
索し始めたこと(私は27日正午のNHKニュースで知りました)
_
です。
_
まず「#01」から。
私は過去数年間、毎日、時事通信の「首相動静」を見ています。そ
れらによると、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄、石破茂の各氏のうち
だれが首相でも、日本では、閣議の99%は15分以内で終わります。
閣議の時間の大半は、閣僚同士の議論ではなく、閣僚が書類に署名
する(花押を描く)ことに費やされるため、閣議はしばしば「サイン
会」といわれます。
そして、定例閣議は、原則として、火曜と金曜の午前中に官邸で開
かれます。
2024年11月29日(金)に定例閣議が開かれる予定であるにもかかわら
ず、その前日、11月28日(木)の午前中、石破内閣は異様に長い31分
間の臨時閣議を開きました(時事、 2024e; 時事, 2024f)。
2024年11月の石破内閣には、三原じゅん子大臣を始め、大臣経験の
浅い、つまり、花押を描き慣れていない大臣が約10人います。
通常の「サイン会」の場合、大臣のだれかが花押を描き損じたら、
二重線を引いて消し、その横に花押を描き直せば済みます。
しかし、中朝戦争の開戦直後に、中国(北部)にいる数十万の外国人
を(船で)日本に逃がす日米英仏合同の「脱出作戦」(小誌既報のと
おり、その作戦名は「絆作戦」と推測)の開始を決定する日本政府
の閣議決定書(安保法制に基づく閣議決定の書類)の写真は歴史の教
科書に載る可能性があるため、描き損じは許されません。
つまり、この閣議決定書に署名する際は、首相か官房長官がほかの
閣僚に向かって「教科書に描き損じを載せるわけにはいかないから、
だれかが描き損じたら最初の1人から全員描き直しだよ」などと言っ
ているはずです。そうなると、三原大臣のような花押を描くことに
不慣れな大臣にはプレッシャーがかかり、手が震えるなどして描き
損じる可能性が高くなると思われます。
大臣の署名順は、首相がいちばん先で、法務省など古くからある省
の大臣が早く、省のなかでいちばん新しい防衛省の大臣が最後で、
その次が官房長官、その次から庁の大臣がほぼ庁の歴史が古い順に
署名します。こども家庭庁は歴史の浅い庁なので、それを所管する
三原大臣は最後のほう、20人中17番目で署名することになります。
つまり、三原大臣以前の16人が花押をきれいに描き終えたあと「次、
三原さん」と言われたときに三原大臣にはすさまじいプレッシャー
がかかることになると思われます。
つまり、定例閣議のある日の前日に臨時閣議が開かれ、それが31分
もかかったことには明白な理由があるのです。開戦日当日に(臨時)
閣議を開いて大臣たちが「脱出作戦」の閣議決定書に署名をすると、
花押の描き損じの多発によって閣議がいつ終わるかわからなくなる
恐れがあるので、その前に臨時閣議を開き、日付は空白にして全閣
僚に花押を描かせたところ、描き損じが複数回出たため、この臨時
閣議は31分もかかったと考えるしかないのです。
11月29日(金)の定例閣議は11分間で終わっています(時事, 2024f)。
したがって11月28日(木)の時点では中朝戦争の開戦日(候補)は翌29
日(金)かそれ以降に設定されていた可能性が高かったと考えられま
す。
_
次に「#02」について。
中朝戦争の開戦日は2016年10月下旬に日本時間(朝鮮時間)同年11月
6日が最初の開戦日候補として設定されて以降、北朝鮮政府の都合、
または、日米両国首脳のリクエストにより、さまざまな理由で、約
8年間、数十回わたって延期されて来ました。
このうち日朝両国政府が開戦日(候補)の延期を言い出さず、トラン
プ米大統領が延期をリクエストしないと開戦してしまうという状況
になったことが四度ありました。それらの開戦日(候補)は、
_
2019年6月30日(日)
2019年7月21日(日)
2020年10月4日(日)
2021年1月8日(金)(金正恩総書記の誕生日)
_
でした。
トランプ氏の親族が書いた暴露本によると、トランプ氏は「ただの
バカ」です。
10代の頃から学校の勉強をほとんどしておらず、大学入試など節目
節目の重要な試験は「替え玉受験」でごまかして来ました(BBC, 2020b)。
このため、トランプ氏にはあらゆる学びの基礎である国語の長文読
解力がありません。しかし、日米英仏の首脳は中朝戦争の開戦直後
には「脱出作戦」の開始を告げる「歴史的な演説」をしなければな
りません。
大統領在職中のトランプ氏は優秀なスピーチライターを雇って、格
調高い「歴史的な演説」の原稿を書かせることはできます。しかし、
トランプ氏にはその格調高い原稿の意味を理解する読解力はないの
で、原稿を声に出して読むと、棒読みになってしまいます。そして、
開戦直後、日英仏の首脳が行う「歴史的な演説」のうち、英国の首
相の演説は通訳されることなく、米国のTVにより全米にそのまま放
送されるため、トランプ氏の「棒読み演説」は英国の首相の(棒読
みでない)演説と比較されます。
そうなると、トランプ氏の支持者であっても「トランプは(前から
バカだと思っていたけど)やっぱりバカだった」などと思うように
なり、トランプ氏は恥をかきます。私は2018年にTVでトランプ氏の
「西日本豪雨災害に関するお見舞いスピーチ」を聴いたことがあり
ますが、完全な原稿の棒読みでした(笑)。
ま、これは米国向けではなく日本向けの演説なので、トランプ支持
者は聴かないので、棒読みでもいいとトランプ氏は思ったのでしょ
う。
_
トランプ氏の選挙運動中の演説は、外国、不法移民、民主党支持者、
リベラル派などを敵視し、その悪口を言いまくる威勢のいいもので
す。トランプ氏が得意なスピーチは、こういう、下品な、攻撃的な、
格調高くないスピーチだけです。
_
したがって、トランプ氏は上記の4つの開戦日(候補)の直前には、ど
んな口実を使ってでも、どんな手を使ってでも、演説原稿の棒読み
からのがれるために、開戦日(候補)を延期させなければならなかっ
たのです。
ま、もっとも、三番目の2020年10月4日の開戦日(候補)は、直前に
トランプ氏が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染し重症化したこ
とによって延期されたので、米国政府から北朝鮮政府に延期をリク
エストするまでもなかったでしょうが。
_
さて、トランプ氏は2019年6月28~29日に大阪で開かれた主要国首
脳会議(G20サミット)に出席したあと、訪韓し、6月30日には38度線
に近いパンムンジョン(板門店)を訪問する予定になっていました。
開戦日(候補)が2019年6月30日(日)に設定されていたこのとき、そ
の前日、トランプ氏はツイッター(現X)に独断で「あすパンムンジョ
ンで金正恩氏と会いたい」などと投稿しました。北朝鮮政府がこれ
に応じてしまったため、この開戦日(候補)は延期されました。
次の開戦日(候補)は2019年7月21日(日)に設定されました。この日
は、英国首相を選ぶ、英国の与党・保守党の党首選の投票日の前々
日でした。
この党首選の有力候補はボリス・ジョンソン元外相(当時)とジェレ
ミー・ハント外相(当時)でした。ハント氏は現職の外相だったので、
その時点で英国政府が持っている中朝戦争に関する国家機密情報を
すべて知っていましたが、ジョンソン氏は当時は元外相であり、政
権を離れていたため、中朝戦争については何も知りませんでした。
このため、2019年7月21日に中朝戦争が始まると、開戦直後にハン
ト氏は適切なコメントを出せますが、ジョンソン氏はおそらくトン
チンカンな発言(失言)をし、多くの保守党国会議員から軽蔑され、
党首選に勝てず、首相になれないと予測されました。
そこで、トランプ氏は北朝鮮政府に「ボクのともだちのジョンソン
氏が英国の首相になれないと困るので、この開戦日を延期してほし
い」などとリクエストして認められたと思われます(周知のとおり、
このお陰でジョンソン氏は首相になりました)。
_
そして、開戦日(候補)が2021年1月8日(金)に設定されていた同月上
旬頃、トランプ氏はおそらく独断で、この開戦日(候補)の延期を
(おそらく合理的な理由を示さずに)北朝鮮政府にリクエストしまし
た。が、金正恩氏は自身の誕生日を開戦日にしたかったので、これ
をことわったと推測されます。
そこで、トランプ氏は自身の支持者たちに呼びかけ、2020年の米大
統領選では不正が行われた結果として自分が落選したとウソをつき、
自身の支持者多数を扇動して大統領選の結果を確認中の米議会に乱
入させ、死者まで出る事件、いわゆる「米議会襲撃事件」を引き起
こしました。
このことを知った金正恩氏は「この狂った男が米大統領の座にある
限り、どんな妨害をされるかわからないので、開戦日はトランプの
退任後まで延期する」などと判断したようです。
_
2024年11月に結成されたトランプ氏の政権移行チームのメンバーの
うち、中朝戦争について、このチームに参加する前から知っていた
のは、トランプ氏だけでした。
このため、このチームのメンバーのほぼ全員は、2021年1月6日の米
議会襲撃事件の真相を知らずにチームに参加していました。
そして、おそらく2024年11月下旬、ジョー・バイデン大統領の政権
から政権移行チームに対して「北朝鮮政府が2024年12月頃に開戦日
を設定した。もう延期しないと言っている」などという情報が伝わ
り、国家の最高機密情報の引き継ぎが行われたのでしょう。
_
この引き継ぎのあと、政権移行チームのメンバーは「大変なことが
起きる」などと思って、動揺したでしょう。
米議会襲撃事件は、選挙の不正を正すためではなく、「ただのバカ」
が演説原稿の棒読みからのがれるために、米大統領すなわち米軍の
最高司令官でありながら「脱出作戦」の準備をしていた米軍を裏切っ
た事件だったという事実が、中朝戦争の開戦直後に、明るみに出る
からです。なぜなら中朝戦争に関する開戦予定日時などの国家機密
情報の大半は、開戦直後に(北朝鮮の敵である中国に対して)明らか
になるため、おおもとの情報提供者(北朝鮮政府)の許可がなくても、
自動的に秘密指定が解除され、それらの情報を知っている者はだれ
でも自由にそれらの情報についておおやけの場で話せるようになる
からです。
2025年1月に始まった米議会では、上下両院ともに共和党が多数派
です。しかし、共和党の議員のなかにはトランプ氏を支持しない穏
健派が何人かいます。
米大統領弾劾裁判では、下院が検察官役、上院が裁判官役をします。
下院では、議員の過半数の賛成で起訴に当たる弾劾訴追が決まり、
上院では、出席議員の2/3以上が賛成すれば、大統領は「有罪」(弾
劾)となり失職し、副大統領が大統領に昇格します(日経, 2020)。
下院で民主党の議員全員と共和党の穏健派議員全員がトランプ氏を
米軍の最高司令官にふさわしくないと判断すれば、トランプ氏の大
統領就任直後であっても大統領弾劾訴追案の審議が開始され、やが
て弾劾裁判の開始が決まります。そして、上院で親トランプ派の議
員の多くが「米軍に対する裏切りだけは許せない」などと判断して
弾劾裁判を欠席すれば、二期目のトランプ政権は短命で終わり、ジェ
ームズ・D・ヴァンス副大統領の政権が誕生します。
_
2024年11月下旬に初めて中朝戦争のことを知った政権移行チームの
メンバーは、過去にトランプ氏が開戦日の延期に成功した事例は4
つしかなく、そのうち実行(再現)可能なのは、金正恩氏とのトップ
会談しかないので、あわてて、唐突に直接会談を検討し始めたので
しょう。まさに「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」の心境でしょう。
_
しかし、金正恩氏は自身の誕生日を開戦記念日にするのをトランプ
氏に邪魔されたと思っているはずなので、何がなんでもトランプ氏
の大統領就任の日、2025年1月20日の前に中朝戦争を始めると予測
されました(が、前回の記事本文で述べた理由により、開戦日は20 。
25年3月に延期されました)。
_
ところで、中朝戦争が始まり、小誌既報のとおり、中国軍より北朝
鮮軍のほうが強いことが明らかになると、日米の国民の大半は中国
が嫌いなので「あっぱれ北朝鮮、ざまあみろ中国」などと思って大
喜びします(中国軍の弱さについては今回の記事本文を参照)。
ところが、韓国の国民はそうは行きません。「敵の敵は味方」の関
係で北朝鮮が日米の敵ではないということが明らかになると、米韓
共通、日米韓共通の敵としての北朝鮮は消滅するため、韓国の国民
は「もう韓国は米国の同盟国であり続けることはできないかもしれ
ない」「日米韓の協力関係は終わり、韓国は“蚊帳の外”に置かれ
るかもしれない」などと思って不安になります。
そこで、そういう不安を鎮めるために「開戦直後のご説明役」とし
て日米韓の政府高官が会談し、韓国の国民に向かって「米韓の同盟
関係、日米韓の協力関係は変わらない」などという声明などを出す
必要があります。このため、中朝戦争の開戦日(候補)が設定される
と、「開戦直後の高官協議」のつもりで日米韓の政府高官協議が設
定され(て空振りに終わっ)たことが何度もありました。
前々々々々回の“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べ
たとおり、日本政府は2024年10月27日の衆議院議員総選挙の前に開
戦日を設定するように北朝鮮にリクエストしたため、そういう日米
韓の政府高官協議は日本時間同月16日、同月26日に設定され、ソウ
ル、ワシントンDCで行われました(時事, 2024_a; 時事, 2024_b)。
日本時間2024年12月6日、日米韓はそういう政府高官協議を同月9日
に東京で開くと発表しました(時事, 2024_d)。おそらくこの時点で
は、開戦日(候補)は同月9日に設定されていたでしょう。
自民党は同年11月26日の時点で翌12月8日(日)に同年10月の衆議院
議員総選挙で落選した自民党の候補者から意見を聞く懇談会を開く
と発表し、石破首相はその懇談会に約2時間半も出席しているので
(時事, 2024_c; 時事, 2024_e)、おそらく同年11月26日頃に開戦日
(候補)は同年12月9日に設定されていたのでしょう。
しかし、おそらく同年12月9日の直前になって、その日が皇后陛下
の誕生日であり、その翌日が日本の「被団協」(日本原水爆被害者
団体協議会)がノーベル平和賞の授賞式に臨む日、その翌々日(日本
時間)がそれに関連して被団協が晩餐(ばんさん)会やノルウェー首
相との面会に臨む日であることに日本政府(のだれか)が気付き、急
遽(きゅうきょ)同年12月9日に設定されていた開戦日(候補)を同月
12日以降に延期するように北朝鮮政府にリクエストしたと思われま
す。
_
日本時間同年12月9日に「開戦直後の日米韓高官協議」のつもりで
開かれた協議が空振りに終わったため、その代わりの米韓高官協議
は日本時間同月25日(米国本土のクリスマスイブ)に開かれました(時
事, 2024_f; 時事, 2024_g)。その理由は、この日に中朝国境を流
れる大河、鴨緑江(おうりょっこう、Yalu River)が凍結し、北朝鮮
から中国に向かって攻め込みやすくなるという天気予報が出ていた
からと思われます。
鴨緑江の河口とそこから河を約80キロメートル(km)さかのぼった位
置にあるスンプ(水豊)ダムとの間には6本の橋が架かっていますが、
中国側の国境警備兵は凍結前は橋付近だけを守っています。凍結直
後には中国側の警備兵はただちに鴨緑江の(河口から水豊ダムまで
の)沿岸全域に展開して警戒態勢をとるべきです。しかし、彼ら警
備兵は国家の最高機密情報である中朝戦争に関する情報は事前には
一切知らされておらず、北朝鮮を敵とは思っていないため、そんな
に急いで橋から遠い地域に展開することはありません。つまり、鴨
緑江の凍結直後、中朝国境地帯の橋から遠い広大な地域には(少な
くとも数日間または数週間にわたって?)中国側の警備のスキが生ま
れ、北朝鮮が中国領に攻め込むうえで圧倒的に有利になります。だ
から、米国本土のクリスマスイブという、米国人にとっては非常識
な日時に開戦日時が設定されたのでしょう。
しかし、その直前に天気予報が変わり、2024年の鴨緑江の凍結は例
年どおり、12月28~31日(おそらく2024年は12月31日)であることが
判明しました。そして、2024年12月24日(火)、日本政府は国家安全
保障会議四大臣会合を47分間にわたって開きました(時事, 2024_s)。
その直後、石破首相は13分間かけて「鈴木馨祐法相、阿部俊子文部
科学相、三原じゅん子こども政策担当相、赤沢亮正経済再生担当相
と個別に面会」(時事, 2024_s)しています。首相が大臣に「個別に
面会」したのは重要な情報の伝達をしたからだと考えられます。し
かし、大臣1人あたり約3分間しか面会していません。約3分間で伝え
られる重要な情報は(新たに決まった)中朝戦争の(最終的な?)開戦予
定日時としか考えられません(単に開戦日の延期が決まっただけな
ら、首相が「個別に面会」などという儀式をするとは思われません)。
おそらく、上記の四大臣会合と同時に米国政府高官の会合も開かれ
ており、2つの会合(およびニューヨークにある北朝鮮国連代表部の
幹部会合?)は電話かテレビ会議システムなどでつながっていたので
しょう。そして、その場で中朝戦争の(最終的な?)開戦予定日時と
いう国家の最高機密情報の共有が日米(朝)で行われたのでしょう。
石破内閣の大臣は首相を含めて20人です。上記の「四大臣」は首相、
官房長官、外相、防衛相です。つまり「四大臣」は自分たち以外の
16人の大臣を四等分して手分けをし(最終的な?)開戦予定日時を伝
えるために「個別に面会」するという儀式をしたのだと思われます。
weather-forcast.comの天気予報によると、2024年12月30日(月)の
時点では、鴨緑江の河口の中国側にある都市、丹東の気温は2024年
12月31日(火)から2025年1月5日(日)までは(ほぼ)すべて氷点下、摂
氏0度未満であり、鴨緑江は確実に凍結していると予測されました。
しかし、日本時間2025年1月1日(水)には、日本では皇居で新年祝賀
の儀が行われて首相がそれに出席し、その後、首相は能登半島地震
の発災1周年関連の追悼イベントなどに出席するため、能登半島の
被災地を訪問する予定になっていました。
したがって、開戦日は2025年1月2日(木)以降と思われました。
_
石破首相は首相就任以降、最初の3か月で四回散髪をしています。
一回目は2024年10月17日で、27分間、二回目はその26日後、同年11
月12日、34分間、三回目はその20日後、同年12月2日、64分間、四
回目はその17日後、同年12月19日、54分間かかっています(時事, 。
2024_o; 時事, 2024_p; 時事, 2024_q; 時事, 2024_r)。おそらく、
前半の二回は散髪(とシャンプー&セット?)だけなので約30分間で済
み、後半の二回は散髪のあとに白髪(しらが)染め(おそらく髪の毛
の全部染めではなく部分染め)をしているので「プラス約30分間」
がかかっているのだと思われます。
二回目と三回目の間、同年11月28日、石破首相は岸田前首相と38分
間サシで面会しています(時事, 2024e)。おそらくその場で石破首
相は岸田前首相に以下のようなことを質問したはずです:
_
「いよいよ[2024年]12月に延期されそうにない開戦日が設定されま
した。首相として開戦直前にやっておいたほうがいいことがあれば、
お教え下さい」
_
それに対して岸田前首相は以下のように答えたのでしょう:
_
「白髪があるなら、染めておいたほうがいいよ。開戦直後に日本の
首相が行う[「脱出作戦」の開始を告げる]『歴史的な演説』の動画
はそのとき全世界で視聴されるだけでなく、ドキュメンタリー映画
などに引用されて半永久的に視聴されるわけだから」
_
上記の三回目の散髪で石破首相は人生初の白髪染めをしたと推測さ
れます。その時点で設定されていた開戦日は2024年12月9日(白髪染
めの7日後)でした。そして、上記の四回目の散髪で石破首相は人生
二度目の白髪染めをしたと推測されます。その時点で設定されてい
た開戦日は2024年12月25日(白髪染めの6日後)でした。
石破首相は(岸田前首相より?)白髪が少なく、上記の三回目と四回
目の白髪染めの間隔から、17日間、白髪染めを我慢できることがわ
かりますが、それ以上は我慢しづらいこともわかります(時事通信
の「首相動静」によれば、岸田前首相の首相在任中の散髪は毎回約
90~100分かかっており、毎回、散髪のあとに髪の毛の全部染めを
していたと推測されます)。
つまり、上記の四回目の散髪から約17日以内、2025年1月5日(日)頃
までに中朝戦争が始まると予測されました(このあとの首相やその
周囲の人々の動静については、今回の記事本文を参照)。
_
こうして、2016年以降、奇跡的に数十回も、約8年間も延期され続
けた中朝戦争の開戦日(候補)が延期されず、この戦争がほんとうに
始まる日が、ついにやって来ます。
上記のようなさまざまな理由で、それは2025年3月以降になりまし
た(最終的な開戦日の決定理由は今回の記事本文を参照)。
_
【旧ツイッターなう】
上記の3つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これらは
日本時間2024年11月3、22、30日にわたくし佐々木敏が旧ツイッタ
ー(現X)( < http://x.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆し
たものです。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方
は、ぜひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
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■万博で稼ごう~シリーズ『人類vs.人工知能』(4)■
日本の文学作品のうち、俳句、短歌は「経験」に基づいて詠む(作品を創る)ことになっている。
これに対して、人工知能(AI)はヒトと違って肉体(五感)を持たないため、俳句や短歌などの文学作品のネタになる「経験」をすることができない。
おそらく、ヒトとAIの最大の違いは「経験」をすることができるかどうかである。ヒトは「経験」からコンテンツなどの情報を創り出すが、AIは情報から情報を造り出すことしかできない。
もちろん、AIは既存の俳句、短歌の名作や日本の文化や歴史(に関する情報)を学習して俳句、短歌を詠む(造る)ことはできる。しかし、それらは「経験」に基づかないものであるため、ヒトがまったく詠む可能性のない、空疎な作品となる可能性が小さくない。
そこで、日本国民、日本在住者、とくに関西在住者に提案がある。
2025年4月から約6か月にわたって開催される大阪関西万博の会場を複数回訪れ、パビリオンの展示内容に限らず、会場内の雰囲気や飲食などについて経験し、それらの経験を「クリエイター・エコノミー」のビジネスモデルに基づき、低価格有料コンテンツ(メルマガの記事)として配信してはどうか。
もちろん「アテンション・エコノミー」のビジネスモデルに基づき、AIを使ってこの万博に関するコンテンツを制作し、それを無料コンテンツとしてリリースすれば、それなりに多数のアクセスが集まるかもしれない。しかし、(偽りの)広告効果に基づいて広告料収入を得る無料コンテンツ(アテンション・エコノミー)のビジネスモデルは、視聴者(読者)から直接対価を得る低価格有料コンテンツ(クリエイター・エコノミー)のビジネスモデルに比べて圧倒的に集金効率が悪く、たいていの場合は、ほとんど儲からない。
ヒトと違ってAIは万博会場で「経験」をすることができないので、万博についてリポートする際には、万博主催者やパビリオンの運営者の発する情報、万博に関するマスメディアの報道などを学習して、それらの「要約」や「盗作」を造ることしかできない。
これとは対照的に、ヒトは万博会場でさまざまな「経験」をすることができるため、「あまり前評判のよくなかった展示物の意外な魅力」「会場で飲食できるメニューの味」など、AIには到底生成不可能なコンテンツ(記事)を(低価格有料メルマガの記事として)リリースすることが可能だ。
2025年に日本に居住しているヒトは、その幸運に感謝し、万博開催期間中に万博をネタにした低価格有料コンテンツ(メルマガの記事)を複数回リリースし、おおいに稼ぐべきだ(2025年3月31日頃配信予定)。
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29日
「いくさとテロの差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的行
動』(24)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日
「内閣支持率の虚実~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中
朝のX DAY』(98)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国
防長官入院の謎~米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』
(99)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トラン
プ人気の終~『トランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中朝のX DAY』
(100)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月16日「北のシ
ン人権問題~北朝鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』 (101)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマイ
ナス12日~『Xデーマイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ『米
中朝のX DAY』(102)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/minus.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイナ
ス18日~シリーズ『米中朝のX DAY』(103)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/6minus.html > 】
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【前々々々々々々々々々々回、小誌2024年4月24日「開戦日和~シ
リーズ『米中朝のX DAY』(104)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/theday.html > 】
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【前々々々々々々々々々回、小誌2024年5月5日「就任式直前の悪夢
~シリーズ『米中朝のX DAY』(105)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ceremo.html > 】
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【前々々々々々々々々回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用論
~シリーズ『米中朝のX DAY』(106)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
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【前々々々々々々々回、小誌2024年7月31日「ネット広告革命~シ
リーズ『人類 vs. 人工知能』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/revolu.html > 】
_
【前々々々々々々回、小誌2024年8月31日「新総裁の改憲~シリー
ズ『米中朝のX DAY』(107)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ldp.html > 】
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【前々々々々々回、小誌2024年9月30日「続・新総裁の改憲~シリ
ーズ『米中朝のX DAY』(108)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/consti.html > 】
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【前々々々々回、小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノーベ
ル文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > 】
_
【前々々々回、小誌2024年11月30日「参議院vs.最高裁~シリーズ
『令和憲法』(1)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/judges.html > 】
_
【前々々回、小誌2024年12月31日「SNSニセ情報対策~SNS誹謗中傷
対策としての『低価格有料』~シリーズ『人類vs.人工知能』(3)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/snssol.html > 】
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【前々回、小誌2025年1月31日「政治学者全滅~シリーズ『政治学
は学問か』(1)」は → < http://www.akashic-record.com/y2025/pltics.html > 】
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【前回、小誌2025年2月28日「少子化の真の原因~シリーズ『政治
学は学問か』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2025/tfr.html > 】
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「クリエイター・エコノミー」のビジネスモデルが「アテンション・エコノミー」のビジネスモデルより儲かるのはなぜか。
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考えてみて下さい。
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+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
かつての上司を逮捕せよ!?
↓
http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html
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この先、記事本文は、日本時間2025年3月31日頃配信予定の『週刊
アカシックレコード(有料版)』「万博で稼ごう~シリーズ『人類vs.
人工知能』(4)」で( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )
(発行月の翌月以降は < http://www.mag2.com/archives/0001009100/ >
でバックナンバーとして)お読み下さい。
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_
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少子化の真の原因:月刊アカシックレコード250228
■少子化の真の原因~月刊アカシックレコード250228■
日本や韓国のような成熟した先進民主主義国家にとって「少子化」は国益を損なう大問題である。少子化、つまり、子供が少人数しか生まれない状況が長く続くと、労働力の不足、国内市場の縮小、年金や医療保険などの社会保障制度のコスト負担者の減少につながり、ひいては経済力の衰退や社会保障制度の崩壊につながるからである。
しかし、少子化の原因が国民(有権者)の外側にあるなら、話は簡単だ。
たとえば、少子化の原因が若者の経済力の不足(による婚姻の減少)にあるなら、政治家は「若者の所得を伸ばすなどして必ず少子化を解消します」などという公約を掲げて選挙に臨み、選挙に勝って政権を取り、そういう政策を実行すればいいからだ。
ところが、少子化の原因が国民(有権者)の内側にある場合は、話は簡単ではない。
たとえば、少子化の原因が国民(有権者)の大多数が抱く考え方、伝統的な性別役割分担を維持したがる傾向や「男尊女卑」の価値観にある場合は、政治家は有権者に向かって「あなたがたの持つ、古い、間違った価値観こそが少子化の原因になり、国益を損ねているのだから、その考えを捨てなさい」などという「有権者批判」を展開することができるだろうか。
そのようなことをした政治家は有権者の大多数から嫌われ、投票してもらえないので、選挙に勝てず、効果的な少子化対策を含めていかなる政策も実行できなくなるのではないか。
つまり、民主主義国家においては、有権者の多数派が間違った考えにとらわれている場合は、政治家は有権者を怒らせないように、あたりさわりのない公約を掲げて選挙に勝ち、政権を取って、これまた、あたりさわりのない政策を実行するしかないため、いつまで経っても、重大な国益の棄損につながる少子化のような深刻な問題は解決されないのである。
21世紀前半の現在、日本と韓国、とくに韓国は世界で「史上最低」の少子化先進国であるが、両国が少子化を解決できないのは、両国の政治家が有権者の多数派が持つ「間違った価値観」を変えることができないからである。
そして、両国の政治家たちにそういう“なさけない対応”を促しているのが、少子化の真の原因から目をそむける政治学者たちの姿勢である(2025年2月28日頃配信予定)。
_
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【訂正(再々々掲)】
小誌前々々々回記事の記事本文「●村上春樹は『三島型』か●」の
項目に二度出て来る「科学は多数決ではない」という記述のうち二
度目のそれは「科学[的に何が正しいかを決めるの]は多数決ではな
い」とすべきでした(小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノ
ーベル文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > )。
お詫びして、訂正させて頂きます。
-- 『週刊アカシックレコード』編集部
m(_ _)m
【ノーベルウィークの珍現象(再々々掲)】
小誌前々々々回記事には「●ノーベルウィークの珍現象●」という
項目があり、その項目の冒頭でわたくし佐々木敏は以下のように述
べました:
「近年、毎年10月上旬、ノーベル賞受賞者の発表日が近づくと、日
本では、純文学の世界的ベストセラー作家である村上春樹のファン、
ハルキストがネット上のwebサイトやリアルワールドのどこかに集
まって『今年こそ村上春樹氏が受賞するに違いない』などという期
待を表明して盛り上がるという現象が起きている。
しかし、筆者は最近気付いた、『この現象は、ハルキストたちがノ
ーベル文学賞の選考基準について誤解していることによって生じて
いるのではないか』と」
わたくし佐々木敏は小誌前々々々回記事が配信されたあと、この部
分を前々々々回記事のリード文に挿入すべきだったと後悔しました。
そうしていれば、大勢の読者(ハルキスト)の興味を引いたでしょう
から。
しかし、私は前々々々回記事の“トップ下”のコラム「森山幹事長
の陰謀」で述べたとおり、10月中はずっと、10月下旬までには「中
朝戦争」が始まり、小誌前々々々回記事はどうせ世界中で大勢の人
に読まれるから、リード文はなんでもいいと思っていたため、とく
に工夫はしませんでした。
失敗でした。
_
【露朝包括的パートナーシップ条約第4条(再々々掲)】
小誌では、2007年以降、北朝鮮が中国に侵攻することによって始ま
る戦争を「中朝戦争」と呼んでいます。
近年、日米と北朝鮮は中国を共通の敵として秘密裏に「敵の敵は味
方」の関係を結んでいました。このため、小誌既報のとおり、中朝
戦争の開戦日(候補)は、日米朝3か国の合意により、2016年10月下
旬に同年11月6日が初めて設定されて以降、日米朝3か国政府の都合
で、さまざまな理由で、約8年間、数十回にわたって延期され、設
定され続けるという人類史上稀有な珍現象が起き続けていました。
こういう珍現象が起きる原因の1つは、世界中でただ2人、日米の首
脳だけが北朝鮮に開戦日(候補)の延期や設定をリクエストできる特
権を持っていたことでした。たとえば、2019年に安倍晋三首相(当
時)は「新しい天皇陛下の即位式の前後は開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、2021年に菅義偉首相(当時)は「東京オリ
ンピック・パラリンピックが閉幕するまで開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、いずれも了承されていました。
もちろん、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の健康状態
の悪化など、北朝鮮の都合で延期されることもありました。
前々々々回、“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べた
とおり、中朝戦争の開戦日(候補)は2024年8~9月にも何度も設定さ
れ、延期され、また設定されるということがくり返されていました。
そして、日本の首相は開戦直後に「歴史的な演説」をすることになっ
ていたため、岸田文雄首相(当時)は2024年9月29日(日)まではその
演説を翌30日(月)に自分がするつもりでいました。そして、自民党
総裁に選ばれたばかりの石破茂氏は、この日、林芳正官房長官や自
民党の森山裕(ひろし)政調会長(現幹事長)などとの会合に出席する
まで、中朝戦争に関する開戦日(候補)などの特定秘密情報を一切知
りませんでした。
「歴史的な演説」とは、歴史に残る重大な作戦の開始を告げる演説
です。開戦直後、中国政府は北朝鮮の空港襲撃用特殊部隊「航空陸
戦旅団」の襲撃を警戒し、その部隊が使用する輸送機(アントノフ2)
の航続距離を考慮し、中国(北部)の主要空港を閉鎖するため、日米
英仏は合同で(日本政府は安保法制に基づいて)中国(北部)にいる数
十万の外国人を(船で)日本に逃がす「脱出作戦」(小誌既報のとお
り、その作戦名は「絆作戦」と推測)を開始することになっていま
したので、岸田首相はその演説を自分が行い、それを自分の政治家
人生最大の晴れ舞台にするつもりでした。
しかし、前々々々回述べたように、同日夕方、森山政調会長(現幹
事長)は岸田首相に「歴史的な演説」を石破新首相に譲るように求
め、説得しました。
この説得は成功し、同日夕方の時点では、石破新首相と森山氏は20 。
24年10月27日(日)の衆議院議員総選挙の投票日の前に中朝戦争の開
戦日を設定するように北朝鮮政府にリクエストし、投票日直前に安
保法制に基づく「脱出作戦」を開始し、総選挙では、安保法制法案
の国会審議の際に反対した、当時も現在も野党第一党の立憲民主党
に恥をかかせ、壊滅的な打撃を与え、連立与党の自民党と公明党に
総選挙で過半数を獲得させるつもりでした。
しかし、ロシアと北朝鮮の間で国際法上の問題が発生し、開戦日が
11月以降にずれ込んだため、石破氏と森山氏の思惑ははずれました。
2国間の国際法(条約)はそれを締結した当事国の政府が締結しただ
けではなく、当事国すべての立法機関(議会、国会)が批准し、さら
に、その批准した議会がその条約を国内に適用させるための関連国
内法案を可決(承認)して初めて国内で効力を持ちます。そして、こ
の関連国内法の効力は、国外にいる当事国の軍隊にも及びます。
2024年にロシアと北朝鮮は露朝包括的パートナーシップ条約を締結
しましたが、両国の立法機関(ロシアの最高会議、北朝鮮の最高人
民会議)が行うべき合計4つの手続きのうち、北朝鮮最高人民会議に
おける批准と関連国内法案の可決、ロシア最高会議における批准ま
では2024年10月までに終わり、さらにロシア最高会議の下院におけ
る関連国内法案の可決も同月24日までに終わっているものの、上院
における可決はまだ終わっていませんでした(NHK, 2024b)。
このため、同条約第4条に基づいて北朝鮮がロシアとウクライナの
戦争でロシア側を助けるためにロシアに派遣する「援軍」は、同月
までにロシアに派兵されたものの、なかなか戦闘には参加しません
でした。2024年11月12日まで、北朝鮮の「援軍」がロシア軍ととも
にウクライナ軍と戦ったという事実を確認したと米国政府は発表せ
ず、依然として北朝鮮の「援軍」がほとんど戦っていない状態が続
いていました(時事, 2024c; NHK, 2024d)。
おそらく、北朝鮮の金正恩総書記は当初は「援軍」をロシアとウク
ライナの戦争に(本格的に)参戦させるつもりはなかったでしょう。
金正恩総書記は北朝鮮軍(朝鮮人民軍)の最高司令官です。そして、
ロシア軍は「いくさじょうず」ではなく「いくさべた」であり、大
勢の味方の兵士を死傷させながら、つまり、味方に犠牲を出しまく
りながら、人海戦術のような愚かな戦術で戦い続けています。こん
な「いくさべた」の軍隊に自分の大切な部下を預けて大勢戦死させ
てもいいなどと思う司令官は世界中どこの国の軍隊にもいないでしょ
う。
北朝鮮がロシアに「援軍」を派兵すると約束したのは、その見返り
に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の打ち上げに必要な高度な技術を得る
ためでしょう。そして、2024年10月31日(金)、北朝鮮は最新型ICBM
「火星19」をロフテッド軌道で打ち上げ、ロシアから獲得した技術
の実証試験(発射実験)を行って成功しました。
つまり、北朝鮮はロシアから「もらうべきものはもらった」と確認
できたのです(北朝鮮が米国本土に届くICBMを保有したがる理由に
ついては、小誌前回記事の“トップ下”のコラムではなく記事本文
の「●“使い捨て”の歴史●」を参照)。
こうなると、もう北朝鮮は「援軍」を(本格的に)参戦させることは
ないだろうと私は思いました。
北朝鮮は上記の関連国内法案のロシア最高会議上院における可決が
終わったあと、中国に攻撃されたとウソをついて中朝戦争を始め、
同条約第4条に基づいてロシアも北朝鮮を助けるために中国と戦っ
てほしいと迫り、それをロシアに断られたら、「それならわが共和
国[北朝鮮]もウクライナとの戦争に『援軍』を参戦させない」など
と言い「援軍」を撤退させるぞと迫ってロシアを脅し、北朝鮮はこ
の戦争には本格的には参戦せずに終わると思われました。
結局、露朝両国が批准書を交換して同条約が発効したのは2024年12
月4日でした(時事, 2024a; 時事, 2024b; NHK, 2024f)。
しかし、ここまで同条約の発効を遅らせたあと、北朝鮮は中朝両軍
ともに過去数十年間本格的な実戦経験がないことに着目し、北朝鮮
軍がウクライナとの戦争で実戦経験を積めば、中朝戦争で有利にな
ると思ったのか、「援軍」は本格的に参戦したようです(NHK, 2024i)。
_
【謎の31分間と唐突な「米朝トップ会談」の模索(再々々掲)】
2024年11月28日(木)、2つの特異な理由により、北朝鮮が中国に侵
攻することによって始まる中朝戦争の開戦日は極めて近い将来に迫っ
ていることがわかりました。
その2つとは、
_
#01:
2024年11月28日(木)に石破内閣が開いた異様な臨時閣議
#02:
ドナルド・トランプ次期米大統領の政権移行チームが、トランプ氏
と金正恩氏が直接会って会談することを同月27日(水)頃に唐突に模
索し始めたこと(私は27日正午のNHKニュースで知りました)
_
です。
_
まず「#01」から。
私は過去数年間、毎日、時事通信の「首相動静」を見ています。そ
れらによると、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄、石破茂の各氏のうち
だれが首相でも、日本では、閣議の99%は15分以内で終わります。
閣議の時間の大半は、閣僚同士の議論ではなく、閣僚が書類に署名
する(花押を描く)ことに費やされるため、閣議はしばしば「サイン
会」といわれます。
そして、定例閣議は、原則として、火曜と金曜の午前中に官邸で開
かれます。
2024年11月29日(金)に定例閣議が開かれる予定であるにもかかわら
ず、その前日、11月28日(木)の午前中、石破内閣は異様に長い31分
間の臨時閣議を開きました(時事、 2024e; 時事, 2024f)。
2024年11月の石破内閣には、三原じゅん子大臣を始め、大臣経験の
浅い、つまり、花押を描き慣れていない大臣が約10人います。
通常の「サイン会」の場合、大臣のだれかが花押を描き損じたら、
二重線を引いて消し、その横に花押を描き直せば済みます。
しかし、中朝戦争の開戦直後に、中国(北部)にいる数十万の外国人
を(船で)日本に逃がす日米英仏合同の「脱出作戦」(小誌既報のと
おり、その作戦名は「絆作戦」と推測)の開始を決定する日本政府
の閣議決定書(安保法制に基づく閣議決定の書類)の写真は歴史の教
科書に載る可能性があるため、描き損じは許されません。
つまり、この閣議決定書に署名する際は、首相か官房長官がほかの
閣僚に向かって「教科書に描き損じを載せるわけにはいかないから、
だれかが描き損じたら最初の1人から全員描き直しだよ」などと言っ
ているはずです。そうなると、三原大臣のような花押を描くことに
不慣れな大臣にはプレッシャーがかかり、手が震えるなどして描き
損じる可能性が高くなると思われます。
大臣の署名順は、首相がいちばん先で、法務省など古くからある省
の大臣が早く、省のなかでいちばん新しい防衛省の大臣が最後で、
その次が官房長官、その次から庁の大臣がほぼ庁の歴史が古い順に
署名します。こども家庭庁は歴史の浅い庁なので、それを所管する
三原大臣は最後のほう、20人中17番目で署名することになります。
つまり、三原大臣以前の16人が花押をきれいに描き終えたあと「次、
三原さん」と言われたときに三原大臣にはすさまじいプレッシャー
がかかることになると思われます。
つまり、定例閣議のある日の前日に臨時閣議が開かれ、それが31分
もかかったことには明白な理由があるのです。開戦日当日に(臨時)
閣議を開いて大臣たちが「脱出作戦」の閣議決定書に署名をすると、
花押の描き損じの多発によって閣議がいつ終わるかわからなくなる
恐れがあるので、その前に臨時閣議を開き、日付は空白にして全閣
僚に花押を描かせたところ、描き損じが複数回出たため、この臨時
閣議は31分もかかったと考えるしかないのです。
11月29日(金)の定例閣議は11分間で終わっています(時事, 2024f)。
したがって11月28日(木)の時点では中朝戦争の開戦日(候補)は翌29
日(金)かそれ以降に設定されていた可能性が高かったと考えられま
す。
_
次に「#02」について。
中朝戦争の開戦日は2016年10月下旬に日本時間(朝鮮時間)同年11月
6日が最初の開戦日候補として設定されて以降、北朝鮮政府の都合、
または、日米両国首脳のリクエストにより、さまざまな理由で、約
8年間、数十回わたって延期されて来ました。
このうち日朝両国政府が開戦日(候補)の延期を言い出さず、トラン
プ米大統領が延期をリクエストしないと開戦してしまうという状況
になったことが四度ありました。それらの開戦日(候補)は、
_
2019年6月30日(日)
2019年7月21日(日)
2020年10月4日(日)
2021年1月8日(金)(金正恩総書記の誕生日)
_
でした。
トランプ氏の親族が書いた暴露本によると、トランプ氏は「ただの
バカ」です。
10代の頃から学校の勉強をほとんどしておらず、大学入試など節目
節目の重要な試験は「替え玉受験」でごまかして来ました(BBC, 2020b)。
このため、トランプ氏にはあらゆる学びの基礎である国語の長文読
解力がありません。しかし、日米英仏の首脳は中朝戦争の開戦直後
には「脱出作戦」の開始を告げる「歴史的な演説」をしなければな
りません。
大統領在職中のトランプ氏は優秀なスピーチライターを雇って、格
調高い「歴史的な演説」の原稿を書かせることはできます。しかし、
トランプ氏にはその格調高い原稿の意味を理解する読解力はないの
で、原稿を声に出して読むと、棒読みになってしまいます。そして、
開戦直後、日英仏の首脳が行う「歴史的な演説」のうち、英国の首
相の演説は通訳されることなく、米国のTVにより全米にそのまま放
送されるため、トランプ氏の「棒読み演説」は英国の首相の(棒読
みでない)演説と比較されます。
そうなると、トランプ氏の支持者であっても「トランプは(前から
バカだと思っていたけど)やっぱりバカだった」などと思うように
なり、トランプ氏は恥をかきます。私は2018年にTVでトランプ氏の
「西日本豪雨災害に関するお見舞いスピーチ」を聴いたことがあり
ますが、完全な原稿の棒読みでした(笑)。
ま、これは米国向けではなく日本向けの演説なので、トランプ支持
者は聴かないので、棒読みでもいいとトランプ氏は思ったのでしょ
う。
_
トランプ氏の選挙運動中の演説は、外国、不法移民、民主党支持者、
リベラル派などを敵視し、その悪口を言いまくる威勢のいいもので
す。トランプ氏が得意なスピーチは、こういう、下品な、攻撃的な、
格調高くないスピーチだけです。
_
したがって、トランプ氏は上記の4つの開戦日(候補)の直前には、ど
んな口実を使ってでも、どんな手を使ってでも、演説原稿の棒読み
からのがれるために、開戦日(候補)を延期させなければならなかっ
たのです。
ま、もっとも、三番目の2020年10月4日の開戦日(候補)は、直前に
トランプ氏が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染し重症化したこ
とによって延期されたので、米国政府から北朝鮮政府に延期をリク
エストするまでもなかったでしょうが。
_
さて、トランプ氏は2019年6月28~29日に大阪で開かれた主要国首
脳会議(G20サミット)に出席したあと、訪韓し、6月30日には38度線
に近いパンムンジョン(板門店)を訪問する予定になっていました。
開戦日(候補)が2019年6月30日(日)に設定されていたこのとき、そ
の前日、トランプ氏はツイッター(現X)に独断で「あすパンムンジョ
ンで金正恩氏と会いたい」などと投稿しました。北朝鮮政府がこれ
に応じてしまったため、この開戦日(候補)は延期されました。
次の開戦日(候補)は2019年7月21日(日)に設定されました。この日
は、英国首相を選ぶ、英国の与党・保守党の党首選の投票日の前々
日でした。
この党首選の有力候補はボリス・ジョンソン元外相(当時)とジェレ
ミー・ハント外相(当時)でした。ハント氏は現職の外相だったので、
その時点で英国政府が持っている中朝戦争に関する国家機密情報を
すべて知っていましたが、ジョンソン氏は当時は元外相であり、政
権を離れていたため、中朝戦争については何も知りませんでした。
このため、2019年7月21日に中朝戦争が始まると、開戦直後にハン
ト氏は適切なコメントを出せますが、ジョンソン氏はおそらくトン
チンカンな発言(失言)をし、多くの保守党国会議員から軽蔑され、
党首選に勝てず、首相になれないと予測されました。
そこで、トランプ氏は北朝鮮政府に「ボクのともだちのジョンソン
氏が英国の首相になれないと困るので、この開戦日を延期してほし
い」などとリクエストして認められたと思われます(周知のとおり、
このお陰でジョンソン氏は首相になりました)。
_
そして、開戦日(候補)が2021年1月8日(金)に設定されていた同月上
旬頃、トランプ氏はおそらく独断で、この開戦日(候補)の延期を
(おそらく合理的な理由を示さずに)北朝鮮政府にリクエストしまし
た。が、金正恩氏は自身の誕生日を開戦日にしたかったので、これ
をことわったと推測されます。
そこで、トランプ氏は自身の支持者たちに呼びかけ、2020年の米大
統領選では不正が行われた結果として自分が落選したとウソをつき、
自身の支持者多数を扇動して大統領選の結果を確認中の米議会に乱
入させ、死者まで出る事件、いわゆる「米議会襲撃事件」を引き起
こしました。
このことを知った金正恩氏は「この狂った男が米大統領の座にある
限り、どんな妨害をされるかわからないので、開戦日はトランプの
退任後まで延期する」などと判断したようです。
_
現在のトランプ氏の政権移行チームのメンバーのうち、中朝戦争に
ついて、このチームに参加する前から知っていたのは、トランプ氏
だけです。
このため、このチームのメンバーのほぼ全員は、2021年1月6日の米
議会襲撃事件の真相を知らずにチームに参加していました。
そして、おそらく2024年11月下旬、ジョー・バイデン大統領の政権
から政権移行チームに対して「北朝鮮政府が2024年12月頃に開戦日
を設定した。もう延期しないと言っている」などという情報が伝わ
り、国家の最高機密情報の引き継ぎが行われたのでしょう。
_
この引き継ぎのあと、政権移行チームのメンバーは「大変なことが
起きる」などと思って、動揺したでしょう。
米議会襲撃事件は、選挙の不正を正すためではなく、「ただのバカ」
が演説原稿の棒読みからのがれるために、米大統領すなわち米軍の
最高司令官でありながら「脱出作戦」の準備をしていた米軍を裏切っ
た事件だったという事実が、中朝戦争の開戦直後に、明るみに出る
からです。なぜなら中朝戦争に関する開戦予定日時などの国家機密
情報の大半は、開戦直後に(北朝鮮の敵である中国に対して)明らか
になるため、おおもとの情報提供者(北朝鮮政府)の許可がなくても、
自動的に秘密指定が解除され、それらの情報を知っている者はだれ
でも自由にそれらの情報についておおやけの場で話せるようになる
からです。
2025年1月に始まった米議会では、上下両院ともに共和党が多数派
です。しかし、共和党の議員のなかにはトランプ氏を支持しない穏
健派が何人かいます。
米大統領弾劾裁判では、下院が検察官役、上院が裁判官役をします。
下院では、議員の過半数の賛成で起訴に当たる弾劾訴追が決まり、
上院では、出席議員の2/3以上が賛成すれば、大統領は「有罪」(弾
劾)となり失職し、副大統領が大統領に昇格します(日経, 2020)。
下院で民主党の議員全員と共和党の穏健派議員全員がトランプ氏を
米軍の最高司令官にふさわしくないと判断すれば、トランプ氏の大
統領就任直後であっても大統領弾劾訴追案の審議が開始され、やが
て弾劾裁判の開始が決まります。そして、上院で親トランプ派の議
員の多くが「米軍に対する裏切りだけは許せない」などと判断して
弾劾裁判を欠席すれば、二期目のトランプ政権は短命で終わり、ジェ
ームズ・D・ヴァンス副大統領の政権が誕生します。
_
2024年11月下旬に初めて中朝戦争のことを知った政権移行チームの
メンバーは、過去にトランプ氏が開戦日の延期に成功した事例は4
つしかなく、そのうち実行(再現)可能なのは、金正恩氏とのトップ
会談しかないので、あわてて、唐突に直接会談を検討し始めたので
しょう。まさに「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」の心境でしょう。
_
しかし、金正恩氏は自身の誕生日を開戦記念日にするのをトランプ
氏に邪魔されたと思っているはずなので、何がなんでもトランプ氏
の大統領就任の日、2025年1月20日の前に中朝戦争を始めると予測
されました(が、今回の記事本文で述べた理由により、開戦日は20 。
25年3月に延期されました)。
_
ところで、中朝戦争が始まり、小誌既報のとおり、中国軍より北朝
鮮軍のほうが強いことが明らかになると、日米の国民の大半は中国
が嫌いなので「あっぱれ北朝鮮、ざまあみろ中国」などと思って大
喜びします(中国軍の弱さについては今回の記事本文を参照)。
ところが、韓国の国民はそうは行きません。「敵の敵は味方」の関
係で北朝鮮が日米の敵ではないということが明らかになると、米韓
共通、日米韓共通の敵としての北朝鮮は消滅するため、韓国の国民
は「もう韓国は米国の同盟国であり続けることはできないかもしれ
ない」「日米韓の協力関係は終わり、韓国は“蚊帳の外”に置かれ
るかもしれない」などと思って不安になります。
そこで、そういう不安を鎮めるために「開戦直後のご説明役」とし
て日米韓の政府高官が会談し、韓国の国民に向かって「米韓の同盟
関係、日米韓の協力関係は変わらない」などという声明などを出す
必要があります。このため、中朝戦争の開戦日(候補)が設定される
と、「開戦直後」のつもりで日米韓の政府高官協議が設定され(て
空振りに終わっ)たことが何度もありました。
前々々々回の“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べた
とおり、日本政府は2024年10月27日の衆議院議員総選挙の前に開戦
日を設定するように北朝鮮にリクエストしたため、そういう日米韓
の政府高官協議は日本時間同月16日、同月26日に設定され、ソウル、
ワシントンDCで行われました(時事, 2024_a; 時事, 2024_b)。
日本時間2024年12月6日、日米韓はそういう政府高官協議を同月9日
に東京で開くと発表しました(時事, 2024_d)。おそらくこの時点で
は、開戦日(候補)は同月9日に設定されていたでしょう。
自民党は同年11月26日の時点で翌12月8日(日)に同年10月の衆議院
議員総選挙で落選した自民党の候補者から意見を聞く懇談会を開く
と発表し、石破首相はその懇談会に約2時間半も出席しているので
(時事, 2024_c; 時事, 2024_e)、おそらく同年11月26日頃に開戦日
(候補)は同年12月9日に設定されていたのでしょう。
しかし、おそらく同年12月9日の直前になって、その日が皇后陛下
の誕生日であり、その翌日が日本の「被団協」(日本原水爆被害者
団体協議会)がノーベル平和賞の授賞式に臨む日、その翌々日(日本
時間)がそれに関連して被団協が晩餐(ばんさん)会やノルウェー首
相との面会に臨む日であることに日本政府(のだれか)が気付き、急
遽(きゅうきょ)同年12月9日に設定されていた開戦日(候補)を同月
12日以降に延期するように北朝鮮政府にリクエストしたと思われま
す。
_
日本時間同年12月9日に「開戦直後の日米韓高官協議」のつもりで
開かれた協議が空振りに終わったため、その代わりの米韓高官協議
は日本時間同月25日(米国本土のクリスマスイブ)に開かれました(時
事, 2024_f; 時事, 2024_g)。その理由は、この日に中朝国境を流
れる大河、鴨緑江(おうりょっこう、Yalu River)が凍結し、北朝鮮
から中国に向かって攻め込みやすくなるという天気予報が出ていた
からと思われます。
鴨緑江の河口とそこから河を約80キロメートル(km)さかのぼった位
置にあるスンプ(水豊)ダムとの間には6本の橋が架かっていますが、
中国側の国境警備兵は凍結前は橋付近だけを守っています。凍結直
後には中国側の警備兵はただちに鴨緑江の(河口から水豊ダムまで
の)沿岸全域に展開して警戒態勢をとるべきです。しかし、彼ら警
備兵は国家の最高機密情報である中朝戦争に関する情報は事前には
一切知らされておらず、北朝鮮を敵とは思っていないため、そんな
に急いで橋から遠い地域に展開することはありません。つまり、鴨
緑江の凍結直後、中朝国境地帯の橋から遠い広大な地域には(少な
くとも数日間または数週間にわたって?)中国側の警備のスキが生ま
れ、北朝鮮が中国領に攻め込むうえで圧倒的に有利になります。だ
から、米国本土のクリスマスイブという、米国人にとっては非常識
な日時に開戦日時が設定されたのでしょう。
しかし、その直前に天気予報が変わり、2024年の鴨緑江の凍結は例
年どおり、12月28~31日(おそらく2024年は12月31日)であることが
判明しました。そして、2024年12月24日(火)、日本政府は国家安全
保障会議四大臣会合を47分間にわたって開きました(時事, 2024_s)。
その直後、石破首相は13分間かけて「鈴木馨祐法相、阿部俊子文部
科学相、三原じゅん子こども政策担当相、赤沢亮正経済再生担当相
と個別に面会」(時事, 2024_s)しています。首相が大臣に「個別に
面会」したのは重要な情報の伝達をしたからだと考えられます。し
かし、大臣1人あたり約3分間しか面会していません。約3分間で伝え
られる重要な情報は(新たに決まった)中朝戦争の(最終的な?)開戦予
定日時としか考えられません(単に開戦日の延期が決まっただけな
ら、首相が「個別に面会」などという儀式をするとは思われません)。
おそらく、上記の四大臣会合と同時に米国政府高官の会合も開かれ
ており、2つの会合(およびニューヨークにある北朝鮮国連代表部の
幹部会合?)は電話かテレビ会議システムなどでつながっていたので
しょう。そして、その場で中朝戦争の(最終的な?)開戦予定日時と
いう国家の最高機密情報の共有が日米(朝)で行われたのでしょう。
石破内閣の大臣は首相を含めて20人です。上記の「四大臣」は首相、
官房長官、外相、防衛相です。つまり「四大臣」は自分たち以外の
16人の大臣を四等分して手分けをし(最終的な?)開戦予定日時を伝
えるために「個別に面会」するという儀式をしたのだと思われます。
weather-forcast.comの天気予報によると、2024年12月30日(月)の
時点では、鴨緑江の河口の中国側にある都市、丹東の気温は2024年
12月31日(火)から2025年1月5日(日)までは(ほぼ)すべて氷点下、摂
氏0度未満であり、鴨緑江は確実に凍結していると予測されました。
しかし、日本時間2025年1月1日(水)には、日本では皇居で新年祝賀
の儀が行われて首相がそれに出席し、その後、首相は能登半島地震
の発災1周年関連の追悼イベントなどに出席するため、能登半島の
被災地を訪問する予定になっていました。
したがって、開戦日は2025年1月2日(木)以降と思われました。
_
石破首相は首相就任以降、最初の3か月で四回散髪をしています。
一回目は2024年10月17日で、27分間、二回目はその26日後、同年11
月12日、34分間、三回目はその20日後、同年12月2日、64分間、四
回目はその17日後、同年12月19日、54分間かかっています(時事, 。
2024_o; 時事, 2024_p; 時事, 2024_q; 時事, 2024_r)。おそらく、
前半の二回は散髪(とシャンプー&セット?)だけなので約30分間で済
み、後半の二回は散髪のあとに白髪(しらが)染め(おそらく髪の毛
の全部染めではなく部分染め)をしているので「プラス約30分間」
がかかっているのだと思われます。
二回目と三回目の間、同年11月28日、石破首相は岸田前首相と38分
間サシで面会しています(時事, 2024e)。おそらくその場で石破首
相は岸田前首相に以下のようなことを質問したはずです:
_
「いよいよ[2024年]12月に延期されそうにない開戦日が設定されま
した。首相として開戦直前にやっておいたほうがいいことがあれば、
お教え下さい」
_
それに対して岸田前首相は以下のように答えたのでしょう:
_
「白髪があるなら、染めておいたほうがいいよ。開戦直後に日本の
首相が行う[「脱出作戦」の開始を告げる]『歴史的な演説』の動画
はそのとき全世界で視聴されるだけでなく、ドキュメンタリー映画
などに引用されて半永久的に視聴されるわけだから」
_
上記の三回目の散髪で石破首相は人生初の白髪染めをしたと推測さ
れます。その時点で設定されていた開戦日は2024年12月9日(白髪染
めの7日後)でした。そして、上記の四回目の散髪で石破首相は人生
二度目の白髪染めをしたと推測されます。その時点で設定されてい
た開戦日は2024年12月25日(白髪染めの6日後)でした。
石破首相は(岸田前首相より?)白髪が少なく、上記の三回目と四回
目の白髪染めの間隔から、17日間、白髪染めを我慢できることがわ
かりますが、それ以上は我慢しづらいこともわかります(時事通信
の「首相動静」によれば、岸田前首相の首相在任中の散髪は毎回約
90~100分かかっており、毎回、散髪のあとに髪の毛の全部染めを
していたと推測されます)。
つまり、上記の四回目の散髪から約17日以内、2025年1月5日(日)頃
までに中朝戦争が始まると予測されました(このあとの首相やその
周囲の人々の動静については、今回の記事本文を参照)。
_
こうして、2016年以降、奇跡的に数十回も、約8年間も延期され続
けた中朝戦争の開戦日(候補)が延期されず、この戦争がほんとうに
始まる日が、ついに、まもなくやって来ます。
上記のようなさまざまな理由で、それは2025年3月になりました(最
終的な開戦日の決定理由は今回の記事本文を参照)。
_
【旧ツイッターなう】
上記の3つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これらは
日本時間2024年11月3、22、30日にわたくし佐々木敏が旧ツイッタ
ー(現X)( < http://x.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆し
たものです。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方
は、ぜひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
_
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■少子化の真の原因~シリーズ「政治学は学問か」(2)■
日本や韓国のような成熟した先進民主主義国家にとって「少子化」は国益を損なう大問題である。少子化、つまり、子供が少人数しか生まれない状況が長く続くと、労働力の不足、国内市場の縮小、年金や医療保険などの社会保障制度のコスト負担者の減少につながり、ひいては経済力の衰退や社会保障制度の崩壊につながるからである。
しかし、少子化の原因が国民(有権者)の外側にあるなら、話は簡単だ。
たとえば、少子化の原因が若者の経済力の不足(による婚姻の減少)にあるなら、政治家は「若者の所得を伸ばすなどして必ず少子化を解消します」などという公約を掲げて選挙に臨み、選挙に勝って政権を取り、そういう政策を実行すればいいからだ。
ところが、少子化の原因が国民(有権者)の内側にある場合は、話は簡単ではない。
たとえば、少子化の原因が国民(有権者)の大多数が抱く考え方、伝統的な性別役割分担を維持したがる傾向や「男尊女卑」の価値観にある場合は、政治家は有権者に向かって「あなたがたの持つ、古い間違った価値観こそが少子化の原因になり、国益を損ねているのだから、その考えを捨てなさい」などという「有権者批判」を展開することができるだろうか。
そのようなことをした政治家は有権者の大多数から嫌われ、投票してもらえないので、選挙に勝てず、効果的な少子化対策を含めていかなる政策も実行できなくなるのではないか。
つまり、民主主義国家においては、有権者の多数派が間違った考えにとらわれている場合は、政治家は有権者を怒らせないように、あたりさわりのない公約を掲げて選挙に勝ち、政権を取って、これまた、あたりさわりのない政策を実行するしかないため、いつまで経っても、重大な国益の棄損につながる少子化のような深刻な問題は解決されないのである。
21世紀前半の現在、日本と韓国、とくに韓国は世界で「史上最低」の少子化先進国であるが、両国が少子化を解決できないのは、両国の政治家が有権者の多数派が持つ「間違った価値観」を変えることができないからである。
そして、両国の政治家たちにそういう“なさけない対応”を促しているのが、少子化の真の原因から目をそむける政治学者たちの姿勢である(2025年2月28日頃配信予定)。
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29日
「いくさとテロの差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的行
動』(24)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日「内
閣支持率の虚実~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中朝の
X DAY』(98)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国防
長官入院の謎~米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』
(99)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トランプ
人気の終~『トランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中朝のX DAY』
(100)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月16日「北のシン
人権問題~北朝鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』(101)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマイナ
ス12日~『Xデーマイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ『米中朝
のX DAY』(102)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/minus.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイナス
18日~シリーズ『米中朝のX DAY』(103)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/6minus.html > 】
_
【前々々々々々々々々々回、小誌2024年4月24日「開戦日和~シリ
ーズ『米中朝のX DAY』(104)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/theday.html > 】
_
【前々々々々々々々々回、小誌2024年5月5日「就任式直前の悪夢~
シリーズ『米中朝のX DAY』(105)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ceremo.html > 】
_
【前々々々々々々々回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用論~
シリーズ『米中朝のX DAY』(106)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
_
【前々々々々々々回、小誌2024年7月31日「ネット広告革命~シリ
ーズ『人類 vs. 人工知能』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/revolu.html > 】
_
【前々々々々々回、小誌2024年8月31日「新総裁の改憲~シリーズ
『米中朝のX DAY』(107)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ldp.html > 】
_
【前々々々々回、小誌2024年9月30日「続・新総裁の改憲~シリー
ズ『米中朝のX DAY』(108)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/consti.html > 】
_
【前々々々回、小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノーベル
文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > 】
_
【前々々回、小誌2024年11月30日「参議院vs.最高裁~シリーズ
『令和憲法』(1)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/judges.html > 】
_
【前々回、小誌2024年12月31日「SNSニセ情報対策~SNS誹謗中傷対
策としての『低価格有料』~シリーズ『人類 vs. 人工知能』(3)」は
→ < http://www.akashic-record.com/y2024/snssol.html > 】
_
【前回、小誌2025年1月31日「政治学者全滅~シリーズ『政治学は
学問か』(1)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/pltics.html > 】
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日韓の少子化の真の原因は何か。
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考えてみて下さい。
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+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
かつての上司を逮捕せよ!?
↓
http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html
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この先、記事本文は、日本時間2025年2月28日頃配信予定の『週刊
アカシックレコード(有料版)』「少子化の真の原因~シリーズ『政
治学は学問か』(2)」で( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )
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政治学者全滅:月刊アカシックレコード250131
■政治学者全滅~月刊アカシックレコード250131■
2007年以降、小誌は北朝鮮が中国に侵攻することによって始まる戦争を「中朝戦争」と呼び、「近い将来に必ず起きる」と予測して来た。
他方、世界中の政治学者たちはそうは考えず、説得力のあるエビデンス(根拠、証拠)をほとんど示すことなく「中国は北朝鮮の後ろ盾」であるなどという説を提唱する「チャイナウォッチャー」らの言説を鵜呑みにして来た。このため、彼ら政治学者は全員「中国は北朝鮮の敵ではない」などと信じ込み、だれも中朝戦争を事前に予測できていない。しかし、時事通信の「首相動静」など公開されている確かな情報をエビデンスとして推測すると、中朝戦争の開戦は極めて近い将来に迫っていることがわかる。
社会心理学では、エビデンスによって証明されていない仮説、すなわち、提唱者の単なる思い込みを「素朴理論」(lay theory)と呼ぶが、現在、世界中の政治学者(全員)のやっていることは「素朴理論作り合戦」であり、理科系の学問の基準でいえば、学問のうちに入らない。
政治学は学問の名に値するのか。
政治学は(近い将来において)まともな学問になれるのか。
筆者は政治学をほかの学問と比較することによって考えてみた(2025年1月31日頃配信予定)。
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【訂正(再々掲)】
小誌前々々回記事の記事本文「●村上春樹は『三島型』か●」の項
目に二度出て来る「科学は多数決ではない」という記述のうち二度
目のそれは「科学[的に何が正しいかを決めるの]は多数決ではない」
とすべきでした(小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノーベ
ル文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > )。
お詫びして、訂正させて頂きます。
-- 『週刊アカシックレコード』編集部
m(_ _)m
【ノーベルウィークの珍現象(再々掲)】
小誌前々々回記事には「●ノーベルウィークの珍現象●」という項
目があり、その項目の冒頭でわたくし佐々木敏は以下のように述べ
ました:
「近年、毎年10月上旬、ノーベル賞受賞者の発表日が近づくと、日
本では、純文学の世界的ベストセラー作家である村上春樹のファン、
ハルキストがネット上のwebサイトやリアルワールドのどこかに集
まって『今年こそ村上春樹氏が受賞するに違いない』などという期
待を表明して盛り上がるという現象が起きている。
しかし、筆者は最近気付いた、『この現象は、ハルキストたちがノ
ーベル文学賞の選考基準について誤解していることによって生じて
いるのではないか』と」
わたくし佐々木敏は小誌前々々回記事が配信されたあと、この部分
を前々々回記事のリード文に挿入すべきだったと後悔しました。そ
うしていれば、大勢の読者(ハルキスト)の興味を引いたでしょうか
ら。
しかし、私は前々々回記事の“トップ下”のコラム「森山幹事長の
陰謀」で述べたとおり、10月中はずっと、10月下旬までには「中朝
戦争」が始まり、小誌前々々回記事はどうせ世界中で大勢の人に読
まれるから、リード文はなんでもいいと思っていたため、とくに工
夫はしませんでした。
失敗でした。
_
【露朝包括的パートナーシップ条約第4条(再々掲)】
小誌では、2007年以降、北朝鮮が中国に侵攻することによって始ま
る戦争を「中朝戦争」と呼んでいます。
近年、日米と北朝鮮は中国を共通の敵として秘密裏に「敵の敵は味
方」の関係を結んでいました。このため、小誌既報のとおり、中朝
戦争の開戦日(候補)は、日米朝3か国の合意により、2016年10月下
旬に同年11月6日が初めて設定されて以降、日米朝3か国政府の都合
で、さまざまな理由で、約8年間、数十回にわたって延期され、設
定され続けるという人類史上稀有な珍現象が起き続けていました。
こういう珍現象が起きる原因の1つは、世界中でただ2人、日米の首
脳だけが北朝鮮に開戦日(候補)の延期や設定をリクエストできる特
権を持っていたことでした。たとえば、2019年に安倍晋三首相(当
時)は「新しい天皇陛下の即位式の前後は開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、2021年に菅義偉首相(当時)は「東京オリ
ンピック・パラリンピックが閉幕するまで開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、いずれも了承されていました。
もちろん、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の健康状態
の悪化など、北朝鮮の都合で延期されることもありました。
前々々回、“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べたと
おり、中朝戦争の開戦日(候補)は2024年8~9月にも何度も設定され、
延期され、また設定されるということがくり返されていました。
そして、日本の首相は開戦直後に「歴史的な演説」をすることになっ
ていたため、岸田文雄首相(当時)は2024年9月29日(日)まではその
演説を翌30日(月)に自分がするつもりでいました。そして、自民党
総裁に選ばれたばかりの石破茂氏は、この日、林芳正官房長官や自
民党の森山裕(ひろし)政調会長(現幹事長)などとの会合に出席する
まで、中朝戦争に関する開戦日(候補)などの特定秘密情報を一切知
りませんでした。
「歴史的な演説」とは、歴史に残る重大な作戦の開始を告げる演説
です。開戦直後、中国政府は北朝鮮の空港襲撃用特殊部隊「航空陸
戦旅団」の襲撃を警戒し、その部隊が使用する輸送機(アントノフ2)
の航続距離を考慮し、中国(北部)の主要空港を閉鎖するため、日米
英仏は合同で(日本政府は安保法制に基づいて)中国(北部)にいる数
十万の外国人を(船で)日本に逃がす「脱出作戦」(小誌既報のとお
り、その作戦名は「絆作戦」と推測)を開始することになっていま
したので、岸田首相はその演説を自分が行い、それを自分の政治家
人生最大の晴れ舞台にするつもりでした。
しかし、前々々回述べたように、同日夕方、森山政調会長(現幹事
長)は岸田首相に「歴史的な演説」を石破新首相に譲るように求め、
説得しました。
この説得は成功し、同日夕方の時点では、石破新首相と森山氏は20 。
24年10月27日(日)の衆議院議員総選挙の投票日の前に中朝戦争の開
戦日を設定するように北朝鮮政府にリクエストし、投票日直前に安
保法制に基づく「脱出作戦」を開始し、総選挙では、安保法制法案
の国会審議の際に反対した、当時も現在も野党第一党の立憲民主党
に恥をかかせ、壊滅的な打撃を与え、連立与党の自民党と公明党に
総選挙で過半数を獲得させるつもりでした。
しかし、ロシアと北朝鮮の間で国際法上の問題が発生し、開戦日が
11月以降にずれ込んだため、石破氏と森山氏の思惑ははずれました。
2国間の国際法(条約)はそれを締結した当事国の政府が締結しただ
けではなく、当事国すべての立法機関(議会、国会)が批准し、さら
に、その批准した議会がその条約を国内に適用させるための関連国
内法案を可決(承認)して初めて国内で効力を持ちます。そして、こ
の関連国内法の効力は、国外にいる当事国の軍隊にも及びます。
2024年にロシアと北朝鮮は露朝包括的パートナーシップ条約を締結
しましたが、両国の立法機関(ロシアの最高会議、北朝鮮の最高人
民会議)が行うべき合計4つの手続きのうち、北朝鮮最高人民会議に
おける批准と関連国内法案の可決、ロシア最高会議における批准ま
では2024年10月までに終わり、さらにロシア最高会議の下院におけ
る関連国内法案の可決も同月24日までに終わっているものの、上院
における可決はまだ終わっていませんでした(NHK, 2024b)。
このため、同条約第4条に基づいて北朝鮮がロシアとウクライナの
戦争でロシア側を助けるためにロシアに派遣する「援軍」は、同月
までにロシアに派兵されたものの、なかなか戦闘には参加しません
でした。2024年11月12日まで、北朝鮮の「援軍」がロシア軍ととも
にウクライナ軍と戦ったという事実を確認したと米国政府は発表せ
ず、依然として北朝鮮の「援軍」がほとんど戦っていない状態が続
いていました(時事, 2024c; NHK, 2024d)。
おそらく、北朝鮮の金正恩総書記は当初は「援軍」をロシアとウク
ライナの戦争に(本格的に)参戦させるつもりはなかたっでしょう。
金正恩総書記は北朝鮮軍(朝鮮人民軍)の最高司令官です。そして、
ロシア軍は「いくさじょうず」ではなく「いくさべた」であり、大
勢の味方の兵士を死傷させながら、つまり、味方に犠牲を出しまく
りながら、人海戦術のような愚かな戦術で戦い続けています。こん
な「いくさべた」の軍隊に自分の大切な部下を預けて大勢戦死させ
てもいいなどと思う司令官は世界中どこの国の軍隊にもいないでしょ
う。
北朝鮮がロシアに「援軍」を派兵すると約束したのは、その見返り
に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の打ち上げに必要な高度な技術を得る
ためでしょう。そして、2024年10月31日(金)、北朝鮮は最新型ICBM
「火星19」をロフテッド軌道で打ち上げ、ロシアから獲得した技術
の実証試験(発射実験)を行って成功しました。
つまり、北朝鮮はロシアから「もらうべきものはもらった」と確認
できたのです。
こうなると、もう北朝鮮は「援軍」を(本格的に)参戦させることは
ないだろうと私は思いました。
北朝鮮は上記の関連国内法案のロシア最高会議上院における可決が
終わったあと、中国に攻撃されたとウソをついて中朝戦争を始め、
同条約第4条に基づいてロシアも北朝鮮を助けるために中国と戦っ
てほしいと迫り、それをロシアに断られたら、「それならわが共和
国[北朝鮮]もウクライナとの戦争に『援軍』を参戦させない」など
と言い「援軍」を撤退させるぞと迫ってロシアを脅し、北朝鮮はこ
の戦争には本格的には参戦せずに終わると思われました。
結局、露朝両国が批准書を交換して同条約が発効したのは2024年12
月4日でした(時事, 2024a; 時事, 2024b; NHK, 2024f)。
しかし、ここまで同条約の発効を遅らせたあと、北朝鮮は中朝両軍
ともに過去数十年間本格的な実戦経験がないことに着目し、北朝鮮
軍がウクライナとの戦争で実戦経験を積めば、中朝戦争で有利にな
ると思ったのか、「援軍」は本格的に参戦したようです(NHK, 2024i)。
_
【謎の31分間と唐突な「米朝トップ会談」の模索(再々掲)】
2024年11月28日(木)、2つの特異な理由により、北朝鮮が中国に侵
攻することによって始まる中朝戦争の開戦日は極めて近い将来に迫っ
ていることがわかりました。
その2つとは、
_
#01:
2024年11月28日(木)に石破内閣が開いた異様な臨時閣議
#02:
ドナルド・トランプ次期米大統領の政権移行チームが、トランプ氏
と金正恩氏が直接会って会談することを同月27日(水)頃に唐突に模
索し始めたこと(私は27日正午のNHKニュースで知りました)
_
です。
_
まず「#01」から。
私は過去数年間、毎日、時事通信の「首相動静」を見ています。そ
れらによると、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄、石破茂の各氏のうち
だれが首相でも、日本では、閣議の99%は15分以内で終わります。
閣議の時間の大半は、閣僚同士の議論ではなく、閣僚が書類に署名
する(花押を描く)ことに費やされるため、閣議はしばしば「サイン
会」といわれます。
そして、定例閣議は、原則として、火曜と金曜の午前中に官邸で開
かれます。
2024年11月29日(金)に定例閣議が開かれる予定であるにもかかわら
ず、その前日、11月28日(木)の午前中、石破内閣は異様に長い31分
間の臨時閣議を開きました(時事、 2024e; 時事, 2024f)。
2024年11月の石破内閣には、三原じゅん子大臣を始め、大臣経験の
浅い、つまり、花押を描き慣れていない大臣が約10人います。
通常の「サイン会」の場合、大臣のだれかが花押を描き損じたら、
二重線を引いて消し、その横に花押を描き直せば済みます。
しかし、中朝戦争の開戦直後に、中国(北部)にいる数十万の外国人
を(船で)日本に逃がす日米英仏合同の「脱出作戦」(小誌既報のと
おり、その作戦名は「絆作戦」と推測)の開始を決定する日本政府
の閣議決定書(安保法制に基づく閣議決定の書類)の写真は歴史の教
科書に載る可能性があるため、描き損じは許されません。
つまり、この閣議決定書に署名する際は、首相か官房長官がほかの
閣僚に向かって「教科書に描き損じを載せるわけにはいかないから、
だれかが描き損じたら最初の1人から全員描き直しだよ」などと言っ
ているはずです。そうなると、三原大臣のような花押を描くことに
不慣れな大臣にはプレッシャーがかかり、手が震えるなどして描き
損じる可能性が高くなると思われます。
大臣の署名順は、首相がいちばん先で、法務省など古くからある省
の大臣が早く、省のなかでいちばん新しい防衛省の大臣が最後で、
その次が官房長官、その次から庁の大臣がほぼ庁の歴史が古い順に
署名します。こども家庭庁は歴史の浅い庁なので、それを所管する
三原大臣は最後のほう、20人中17番目で署名することになります。
つまり、三原大臣以前の16人が花押をきれいに描き終えたあと「次、
三原さん」と言われたときに三原大臣にはすさまじいプレッシャー
がかかることになると思われます。
つまり、定例閣議のある日の前日に臨時閣議が開かれ、それが31分
もかかったことには明白な理由があるのです。開戦日当日に(臨時)
閣議を開いて大臣たちが「脱出作戦」の閣議決定書に署名をすると、
花押の描き損じの多発によって閣議がいつ終わるかわからなくなる
恐れがあるので、その前に臨時閣議を開き、日付は空白にして全閣
僚に花押を描かせたところ、描き損じが複数回出たため、この臨時
閣議は31分もかかったと考えるしかないのです。
11月29日(金)の定例閣議は11分間で終わっています(時事, 2024f)。
したがって11月28日(木)の時点では中朝戦争の開戦日(候補)は翌29
日(金)かそれ以降に設定されていた可能性が高かったと考えられま
す。
_
次に「#02」について。
中朝戦争の開戦日は2016年10月下旬に日本時間(朝鮮時間)同年11月
6日が最初の開戦日候補として設定されて以降、北朝鮮政府の都合、
または、日米両国首脳のリクエストにより、さまざまな理由で、約
8年間、数十回わたって延期されて来ました。
このうち日朝両国政府が開戦日(候補)の延期を言い出さず、トラン
プ米大統領が延期をリクエストしないと開戦してしまうという状況
になったことが四度ありました。それらの開戦日(候補)は、
_
2019年6月30日(日)
2019年7月21日(日)
2020年10月4日(日)
2021年1月8日(金)(金正恩総書記の誕生日)
_
でした。
トランプ氏の親族が書いた暴露本によると、トランプ氏は「ただの
バカ」です。
10代の頃から学校の勉強をほとんどしておらず、大学入試など節目
節目の重要な試験は「替え玉受験」でごまかして来ました(BBC, 2020b)。
このため、トランプ氏にはあらゆる学びの基礎である国語の長文読
解力がありません。しかし、日米英仏の首脳は中朝戦争の開戦直後
には「脱出作戦」の開始を告げる「歴史的な演説」をしなければな
りません。
大統領在職中のトランプ氏は優秀なスピーチライターを雇って、格
調高い「歴史的な演説」の原稿を書かせることはできます。しかし、
トランプ氏にはその格調高い原稿の意味を理解する読解力はないの
で、原稿を声に出して読むと、棒読みになってしまいます。そして、
開戦直後、日英仏の首脳が行う「歴史的な演説」のうち、英国の首
相の演説は通訳されることなく、米国のTVにより全米にそのまま放
送されるため、トランプ氏の「棒読み演説」は英国の首相の(棒読
みでない)演説と比較されます。
そうなると、トランプ氏の支持者であっても「トランプは(前から
バカだと思っていたけど)やっぱりバカだった」などと思うように
なり、トランプ氏は恥をかきます。私は2018年にトランプ氏の「西
日本豪雨災害に関するお見舞いスピーチ」を聴いたことがあります
が、完全な原稿の棒読みでした(笑)。
ま、これは米国向けではなく日本向けの演説なので、トランプ支持
者は聴かないので、棒読みでもいいとトランプ氏は思ったのでしょ
う。
_
トランプ氏の選挙運動中の演説は、外国、不法移民、民主党支持者、
リベラル派などを敵視し、その悪口を言いまくる威勢のいいもので
す。トランプ氏が得意なスピーチは、こういう、下品な、攻撃的な、
格調高くないスピーチだけです。
_
したがって、トランプ氏は上記の4つの開戦日(候補)の直前には、ど
んな口実を使ってでも、どんな手を使ってでも、演説原稿の棒読み
からのがれるために、開戦日(候補)を延期させなければならなかっ
たのです。
ま、もっとも、三番目の2020年10月4日の開戦日(候補)は、直前に
トランプ氏が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染し重症化したこ
とによって延期されたので、米国政府から北朝鮮政府に延期をリク
エストするまでもなかったでしょうが。
_
さて、トランプ氏は2019年6月28~29日に大阪で開かれた主要国首
脳会議(G20サミット)に出席したあと、訪韓し、6月30日には38度線
に近いパンムンジョン(板門店)を訪問する予定になっていました。
開戦日(候補)が2019年6月30日(日)に設定されていたこのとき、そ
の前日、トランプ氏はツイッター(現X)に独断で「あすパンムンジョ
ンで金正恩氏と会いたい」などと投稿しました。北朝鮮政府がこれ
に応じてしまったため、この開戦日(候補)は延期されました。
次の開戦日(候補)は2019年7月21日(日)に設定されました。この日
は、英国首相を選ぶ、英国の与党・保守党の党首選の投票日の前々
日でした。
この党首選の有力候補はボリス・ジョンソン元外相(当時)とジェレ
ミー・ハント外相(当時)でした。ハント氏は現職の外相だったので、
その時点で英国政府が持っている中朝戦争に関する国家機密情報を
すべて知っていましたが、ジョンソン氏は当時は元外相であり、政
権を離れていたため、中朝戦争については何も知りませんでした。
このため、2019年7月21日に中朝戦争が始まると、開戦直後にハン
ト氏は適切なコメントを出せますが、ジョンソン氏はおそらくトン
チンカンな発言(失言)をし、多くの保守党国会議員から軽蔑され、
党首選に勝てず、首相になれないと予測されました。
そこで、トランプ氏は北朝鮮政府に「ボクのともだちのジョンソン
氏が英国の首相になれないと困るので、この開戦日を延期してほし
い」などとリクエストして認められたと思われます(周知のとおり、
このお陰でジョンソン氏は首相になりました)。
_
そして、開戦日(候補)が2021年1月8日(金)に設定されていた同月上
旬頃、トランプ氏はおそらく独断で、この開戦日(候補)の延期を
(おそらく合理的な理由を示さずに)北朝鮮政府にリクエストしまし
た。が、金正恩氏は自身の誕生日を開戦日にしたかったので、これ
をことわったと推測されます。
そこで、トランプ氏は自身の支持者たちに呼びかけ、2020年の米大
統領選では不正が行われた結果として自分が落選したとウソをつき、
自身の支持者多数を扇動して大統領選の結果を確認中の米議会に乱
入させ、死者まで出る事件、いわゆる「米議会襲撃事件」を引き起
こしました。
このことを知った金正恩氏は「この狂った男が米大統領の座にある
限り、どんな妨害をされるかわからないので、開戦日はトランプの
退任後まで延期する」などと判断したようです。
_
現在のトランプ氏の政権移行チームのメンバーのうち、中朝戦争に
ついて、このチームに参加する前から知っていたのは、トランプ氏
だけです。
このため、このチームのメンバーのほぼ全員は、2021年1月6日の米
議会襲撃事件の真相を知らずにチームに参加していました。
そして、おそらく2024年11月下旬、ジョー・バイデン大統領の政権
から政権移行チームに対して「北朝鮮政府が2024年11月下旬か翌12
月頃に開戦日を設定した。もう延期しないと言っている」などとい
う情報が伝わり、国家の最高機密情報の引き継ぎが行われたのでしょ
う。
_
この引き継ぎのあと、政権移行チームのメンバーは「大変なことが
起きる」などと思って、動揺したでしょう。
米議会襲撃事件は、選挙の不正を正すためではなく、「ただのバカ」
が演説原稿の棒読みからのがれるために、米大統領すなわち米軍の
最高司令官でありながら「脱出作戦」の準備をしていた米軍を裏切っ
た事件だったという事実が、中朝戦争の開戦直後に、明るみに出る
からです。なぜなら中朝戦争に関する開戦予定日時などの国家機密
情報の大半は、開戦直後に(北朝鮮の敵である中国に対して)明らか
になるため、おおもとの情報提供者(北朝鮮政府)の許可がなくても、
自動的に秘密指定が解除され、それらの情報を知っている者はだれ
でも自由にそれらの情報についておおやけの場で話せるようになる
からです。
2025年1月に始まる米議会では、上下両院ともに共和党が多数派で
す。しかし、共和党の議員のなかにはトランプ氏を支持しない穏健
派が何人かいます。
米大統領弾劾裁判では、下院が検察官役、上院が裁判官役をします。
下院では、議員の過半数の賛成で起訴に当たる弾劾訴追が決まり、
上院では、出席議員の2/3以上が賛成すれば、大統領は「有罪」(弾
劾)となり失職し、副大統領が大統領に昇格します(日経, 2020)。
下院で民主党の議員全員と共和党の穏健派議員全員がトランプ氏を
米軍の最高司令官にふさわしくないと判断すれば、トランプ氏の大
統領就任直後に大統領弾劾訴追案の審議が開始され、やがて弾劾裁
判の開始が決まります。そして、上院で親トランプ派の議員の多く
が「米軍に対する裏切りだけは許せない」などと判断して弾劾裁判
を欠席すれば、バイデン政権の次の政権は、事実上、ジェームズ・
D・ヴァンス副大統領の政権となります。
_
2024年11月下旬に初めて中朝戦争のことを知った政権移行チームの
メンバーは、過去にトランプ氏が開戦日の延期に成功した事例は4
つしかなく、そのうち実行(再現)可能なのは、金正恩氏とのトップ
会談しかないので、あわてて、唐突に直接会談を検討し始めたので
しょう。まさに「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」の心境でしょう。
_
しかし、金正恩氏は自身の誕生日を開戦記念日にするのをトランプ
氏に邪魔されたと思っているはずなので、何がなんでもトランプ氏
の大統領就任の日、2025年1月20日の前に中朝戦争を始めると予測
されました。
_
ところで、中朝戦争が始まり、小誌既報のとおり、中国軍より北朝
鮮軍のほうが強いことが明らかになると、日米の国民の大半は中国
が嫌いなので「あっぱれ北朝鮮、ざまあみろ中国」などと思って大
喜びします。
ところが、韓国の国民はそうは行きません。「敵の敵は味方」の関
係で北朝鮮が日米の敵ではないということが明らかになると、米韓
共通、日米韓共通の敵としての北朝鮮は消滅するため、韓国の国民
は「もう韓国は米国の同盟国であり続けることはできないかもしれ
ない」「日米韓の協力関係は終わり、韓国は“蚊帳の外”に置かれ
るかもしれない」などと思って不安になります。
そこで、そういう不安を鎮めるために「開戦直後のご説明役」とし
て日米韓の政府高官が会談し、韓国の国民に向かって「米韓の同盟
関係、日米韓の協力関係は変わらない」などという声明などを出す
必要があります。このため、中朝戦争の開戦日(候補)が設定される
と、「開戦直後」のつもりで日米韓の政府高官協議が設定され(て
空振りに終わっ)たことが過去に何度もありました。
前々々回の“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べたと
おり、日本政府は2024年10月27日の衆議院議員総選挙の前に開戦日
を設定するように北朝鮮にリクエストしたため、そういう日米韓の
政府高官協議は日本時間同月16日、同月26日に設定され、ソウル、
ワシントンDCで行われました(時事, 2024_a; 時事, 2024_b)。
日本時間2024年12月6日、日米韓はそういう政府高官協議を同月9日
に東京で開くと発表しました(時事, 2024_d)。おそらくこの時点で
は、開戦日(候補)は同月9日に設定されていたでしょう。
自民党は同年11月26日の時点で翌12月8日(日)に同年10月の衆議院
議員総選挙で落選した自民党の候補者から意見を聞く懇談会を開く
と発表し、石破首相はその懇談会に約2時間半も出席しているので
(時事, 2024_c; 時事, 2024_e)、おそらく同年11月26日頃に開戦日
(候補)は同年12月9日に設定されていたのでしょう。
しかし、おそらく同年12月9日の直前になって、その日が皇后陛下
の誕生日であり、その翌日が日本の「被団協」(日本原水爆被害者
団体協議会)がノーベル平和賞の授賞式に臨む日、その翌々日(日本
時間)がそれに関連して晩餐(ばんさん)会やノルウェー首相との面
会に臨む日であることに日本政府(のだれか)が気付き、急遽(きゅ
うきょ)同年12月9日に設定されていた開戦日(候補)を同月12日以降
に延期するように北朝鮮政府にリクエストしたと思われます。
_
日本時間同年12月9日に「開戦直後の日米韓高官協議」のつもりで
開かれた協議が空振りに終わったため、その代わりの米韓高官協議
は日本時間同月25日(米国本土のクリスマスイブ)に開かれました(時
事, 2024_f; 時事, 2024_g)。その理由は、この日に中朝国境を流
れる大河、鴨緑江(おうりょっこう、Yalu River)が凍結し、北朝鮮
から中国に向かって攻め込みやすくなるという天気予報が出ていた
からと思われます。
鴨緑江の河口とそこから河を約80キロメートル(km)さかのぼった位
置にあるスンプ(水豊)ダムとの間には6本の橋が架かっていますが、
中国側の国境警備兵は凍結前は橋付近だけを守っています。凍結直
後には中国側の警備兵はただちに鴨緑江の(河口から水豊ダムまで
の)沿岸全域に展開して警戒態勢をとるべきです。しかし、彼ら警
備兵は国家の最高機密情報である中朝戦争に関する情報は事前には
一切知らされておらず、北朝鮮を敵とは思っていないため、そんな
に急いで橋から遠い地域に展開することはありません。つまり、鴨
緑江の凍結直後、中朝国境地帯の橋から遠い広大な地域には(数日
間にわたって?)中国側の警備のスキが生まれ、北朝鮮が中国領に攻
め込むうえで圧倒的に有利になります。だから、米国本土のクリス
マスイブという、米国人にとっては非常識な日時に開戦日時が設定
されたのでしょう。
しかし、その直前に天気予報が変わり、2024年の鴨緑江の凍結は例
年どおり、12月28~31日(おそらく2024年は12月31日)であることが
判明しました。そして、2024年12月24日(火)、日本政府は国家安全
保障会議四大臣会合を47分間にわたって開きました(時事, 2024_s)。
その直後、石破首相は13分間かけて「鈴木馨祐法相、阿部俊子文部
科学相、三原じゅん子こども政策担当相、赤沢亮正経済再生担当相
と個別に面会」(時事, 2024_s)しています。首相が大臣に「個別に
面会」したのは重要な情報の伝達をしたからだと考えられます。し
かし、大臣1人あたり約3分間しか面会していません。約3分間で伝え
られる重要な情報は(新たに決まった)中朝戦争の(最終的な)開戦予
定日時としか考えられません(単に開戦日の延期が決まっただけな
ら、首相が「個別に面会」などという儀式をするとは思われません)。
おそらく、上記の四大臣会合と同時に米国政府高官の会合も開かれ
ており、2つの会合(およびニューヨークにある北朝鮮国連代表部の
幹部会合?)は電話かテレビ会議システムなどでつながっていたので
しょう。そして、その場で中朝戦争の(最終的な)開戦予定日時とい
う国家の最高機密情報の共有が日米(朝)で行われたのでしょう。
石破内閣の大臣は首相を含めて20人です。上記の「四大臣」は首相、
官房長官、外相、防衛相です。つまり「四大臣」は自分たち以外の
16人の大臣を四等分して手分けをし(最終的な)開戦予定日時を伝え
るために「個別に面会」するという儀式をしたのだと思われます。
weather-forcast.comによると、2024年12月30日(月)の時点で、鴨
緑江の河口の中国側にある都市、丹東の気温は2024年12月31日(火)
から2025年1月5日(日)までは(ほぼ)すべて氷点下、摂氏0度未満で
あり、鴨緑江は確実に凍結しています。しかし、日本時間2025年1
月1日(水)には、日本では皇居で新年祝賀の儀が行われて首相がそ
れに出席し、その後、首相は能登半島地震の発災1周年関連の追悼
イベントなどに出席するため、能登半島の被災地を訪問します。
したがって、開戦日は2025年1月2日(木)以降と思われました。
_
石破首相は首相就任以降、3か月で四回散髪をしています。一回目
は2024年10月17日で、27分間、二回目はその26日後、同年11月12日、
34分間、三回目はその20日後、同年12月2日、64分間、四回目はそ
の17日後、同年12月19日、54分間かかっています(時事, 2024_o;
時事, 2024_p; 時事, 2024_q; 時事, 2024_r)。おそらく、前半の
二回は散髪だけなので約30分間で済み、後半の二回は散髪のあとに
白髪(しらが)染め(おそらく髪の毛の全部染めではなく部分染め)を
しているので「プラス約30分間」がかかっているのだと思われます。
二回目と三回目の間、同年11月28日、石破首相は岸田前首相と38分
間サシで面会しています(時事, 2024e)。おそらくその場で石破首
相は岸田前首相に以下のようなことを質問したはずです:
_
「いよいよ[2024年]12月に延期されそうにない開戦日が設定されま
した。首相として開戦直前にやっておいたほうがいいことがあれば、
お教え下さい」
_
それに対して岸田前首相は以下のように答えたのでしょう:
_
「白髪があるなら、染めておいたほうがいいよ。開戦直後に日本の
首相が行う[「脱出作戦」の開始を告げる]『歴史的な演説』の動画
はそのとき全世界で視聴されるだけでなく、ドキュメンタリー映画
などに引用されて半永久的に視聴されるわけだから」
_
上記の三回目の散髪で石破首相は人生初の白髪染めをしたと推測さ
れます。その時点で設定されていた開戦日は2024年12月9日(白髪染
めの7日後)でした。そして、上記の四回目の散髪で石破首相は人生
二度目の白髪染めをしたと推測されます。その時点で設定されてい
た開戦日は2024年12月25日(白髪染めの6日後)でした。
石破首相は(岸田前首相より?)白髪が少なく、上記の三回目と四回
目の白髪染めの間隔から、17日間、白髪染めを我慢できることがわ
かりますが、それ以上は我慢しづらいこともわかります(時事通信
の「首相動静」によれば、岸田前首相の首相在任中の散髪は毎回約
90~100分かかっており、毎回、散髪のあとに髪の毛の全部染めを
していたと推測されます)。
つまり、上記の四回目の散髪から約17日以内、2025年1月5日(日)頃
までに中朝戦争が始まると予測されました(このあとの首相の散髪
等については、今回の記事本文を参照)。
_
こうして、2016年以降、奇跡的に数十回も、約8年間も延期され続
けた中朝戦争の開戦日(候補)が延期されず、この戦争がほんとうに
始まる日が、ついにやって来ます(このあとの首相の散髪等につい
ては今回の記事本文を参照)。
上記のような理由で、それは、2025年2月(上旬)になりました。
_
【旧ツイッターなう】
上記の3つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これらは
日本時間2024年11月3、22、30日にわたくし佐々木敏が旧ツイッタ
ー(現X)( < http://x.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆し
たものです。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方
は、ぜひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
_
_
■政治学者全滅~シリーズ「政治学は学問か」(1)■
2007年以降、小誌は北朝鮮が中国に侵攻することによって始まる戦争を「中朝戦争」と呼び、「近い将来に必ず起きる」と予測して来た。
他方、世界中の政治学者たちはそうは考えず、説得力のあるエビデンス(根拠、証拠)をほとんど示すことなく「中国は北朝鮮の後ろ盾」であるなどという説を提唱する「チャイナウォッチャー」らの言説を鵜呑みにして来た。このため、彼ら政治学者は全員「中国は北朝鮮の敵ではない」などと信じ込み、だれも中朝戦争を事前に予測できていない。しかし、時事通信の「首相動静」など公開されている確かな情報をエビデンスとして推測すると、中朝戦争の開戦は極めて近い将来に迫っていることがわかる。
社会心理学では、エビデンスによって証明されていない仮説、すなわち、提唱者の単なる思い込みを「素朴理論」(lay theory)と呼ぶが、現在、世界中の政治学者(全員)のやっていることは「素朴理論作り合戦」であり、理科系の学問の基準でいえば、学問のうちに入らない。
政治学は学問の名に値するのか。
政治学は(近い将来において)まともな学問になれるのか。
筆者は政治学をほかの学問と比較することによって考えてみた(2025年1月31日頃配信予定)。
_
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29日「い
くさとテロの差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的行動』(24)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日「内閣
支持率の虚実~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中朝のX
DAY』(98)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国防長
官入院の謎~米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』
(99)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トランプ人
気の終~『トランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中朝のX DAY』
(100)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月16日「北のシン人
権問題~北朝鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』(101)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマイナス
12日~『Xデーマイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ『米中朝
のX DAY』(102)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/minus.html > 】
_
【前々々々々々々々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイナス18
日~シリーズ『米中朝のX DAY』(103)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/6minus.html > 】
_
【前々々々々々々々々回、小誌2024年4月24日「開戦日和~シリー
ズ『米中朝のX DAY』(104)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/theday.html > 】
_
【前々々々々々々々回、小誌2024年5月5日「就任式直前の悪夢~シ
リーズ『米中朝のX DAY』(105)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ceremo.html > 】
_
【前々々々々々々回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用論~シ
リーズ『米中朝のX DAY』(106)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
_
【前々々々々々回、小誌2024年7月31日「ネット広告革命~シリー
ズ『人類 vs. 人工知能』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/revolu.html > 】
_
【前々々々々回、小誌2024年8月31日「新総裁の改憲~シリーズ
『米中朝のX DAY』(107)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ldp.html > 】
_
【前々々々回、小誌2024年9月30日「続・新総裁の改憲~シリーズ
『米中朝のX DAY』(108)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/consti.html > 】
_
【前々々回、小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノーベル文
学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > 】
_
【前々回、小誌2024年11月30日「参議院vs.最高裁~シリーズ『令
和憲法』(1)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/judges.html > 】
_
【前回、小誌2024年12月31日「SNSニセ情報対策~SNS誹謗中傷対策
としての『低価格有料』~シリーズ『人類 vs. 人工知能』(3)」は
→ < http://www.akashic-record.com/y2024/judges.html > 】
_
_
「中国は北朝鮮の後ろ盾」であるなどという説は、なぜエビデンスなしで世界中に広まったのか。
_
考えてみて下さい。
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+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
かつての上司を逮捕せよ!?
↓
http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html
+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
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_
この先、記事本文は、日本時間2025年1月31日頃配信予定の『週刊
アカシックレコード(有料版)』「政治学者全滅~シリーズ『政治学
は学問か』(1)」で( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )
(発行月の翌月以降は < http://www.mag2.com/archives/0001009100/ >
でバックナンバーとして)お読み下さい。
_
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た最初の月は0円で、購読料が課金されるのはその翌月からです。
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ちら( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )で登録しさ
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SNSニセ情報対策:月刊アカシックレコード241231
■SNS誹謗中傷対策としての「低価格有料」~月刊アカシックレコード241231■
インターネットの世界では、だれでも自由に「無料コンテンツ」を公開することによって情報発信ができる。このため、他人に対して(根拠のない)誹謗(ひぼう)中傷や(ニセ情報に基づく)悪評の流布や迷惑行為などを仕掛ける迷惑系ユーチューバーや犯罪者などの「悪人」でも無料コンテンツを公開することによって世論に影響を与え、(不当に)ネット広告による収入を得ることができる(但し、有料コンテンツに比べて著しく集金効率が悪い)。
他方、インターネットの世界にはアマゾンプライムビデオのようなプラットフォームで「高価格有料コンテンツ」(数百円~数千円+消費税/月)を公開することによって情報発信をする者がいる。彼らはボクシングの井上尚弥選手や映画『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』の山崎貴監督のような才能や知名度(社会的評価)のある人々であり、彼らは他人に対して誹謗中傷をせず、迷惑行為や違法行為をしない「善人」であり、たとえネット上で誹謗中傷をされても(それより売り上げの多寡のほうが気になるので)あまり気にしない。
ほとんどの人は井上尚弥や山崎貴のような才能や知名度は持っていないので「高価格有料コンテンツ」のビジネスモデルは使えない。ところが、「無料コンテンツ」と「高価格有料コンテンツ」の中間に小誌が採用している「低価格有料コンテンツ(メルマガ)」(100円+消費税/月)というビジネスモデルが存在する(こちらは無料コンテ
ンツに比べて著しく集金効率がいいうえに、社会的影響力を持ち得る)。
このビジネスモデルなら、井上尚弥や山崎貴ほどの才能や知名度がない「善人」、たとえば、あまり有名でない国会議員などでも採用することが可能であり、彼らがこれを採用すれば、SNSによる誹謗中傷対策や人工知能(生成AI)によって造られた精巧なニセ動画によるニセ情報流布の防止策になるし、また、日本では、2025年3月末
までに政治資金規正法が(再)改正されて政党に対する企業・団体献金が禁止された場合でも、政党政治家は政治資金不足に悩まないで済むはずである(2024年12月31日頃配信予定)。
_
_
【訂正(再掲)】
小誌前々回記事の記事本文「●村上春樹は『三島型』か●」の項目
に二度出て来る「科学は多数決ではない」という記述のうち二度目
のそれは「科学[的に何が正しいかを決めるの]は多数決ではない」
とすべきでした(小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノーベ
ル文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > )。
お詫びして、訂正させて頂きます。
-- 『週刊アカシックレコード』編集部
m(_ _)m
【ノーベルウィークの珍現象(再掲)】
小誌前々回記事には「●ノーベルウィークの珍現象●」という項目
があり、その項目の冒頭でわたくし佐々木敏は以下のように述べま
した:
「近年、毎年10月上旬、ノーベル賞受賞者の発表日が近づくと、日本
では、純文学の世界的ベストセラー作家である村上春樹のファン、
ハルキストがネット上のwebサイトやリアルワールドのどこかに集
まって『今年こそ村上春樹氏が受賞するに違いない』などという期
待を表明して盛り上がるという現象が起きている。
しかし、筆者は最近気付いた、『この現象は、ハルキストたちがノ
ーベル文学賞の選考基準について誤解していることによって生じて
いるのではないか』と。」
わたくし佐々木敏は小誌前々回記事が配信されたあと、この部分を
前々回記事のリード文に挿入すべきだったと後悔しました。そうし
ていれば、大勢の読者(ハルキスト)の興味を引いたでしょうから。
しかし、私は前々回記事の“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰
謀」で述べたとおり、10月中はずっと、10月下旬までには「中朝戦
争」が始まり、小誌前々回記事はどうせ世界中で大勢の人に読まれ
るから、リード文はなんでもいいと思っていたため、とくに工夫は
しませんでした。
失敗でした。
_
【露朝包括的パートナーシップ条約第4条(再掲)】
小誌では、2007年以降、北朝鮮が中国に侵攻することによって始ま
る戦争を「中朝戦争」と呼んでいます。
近年、日米と北朝鮮は中国を共通の敵として秘密裏に「敵の敵は味
方」の関係を結んでいました。このため、小誌既報のとおり、中朝
戦争の開戦日(候補)は、日米朝3か国の合意により、2016年10月下
旬に同年11月6日が初めて設定されて以降、日米朝3か国政府の都合
で、さまざまな理由で、約8年間、数十回にわたって延期され、設
定され続けるという人類史上稀有な珍現象が起き続けていました。
こういう珍現象が起きる原因の1つは、世界中でただ2人、日米の首
脳だけが北朝鮮に開戦日(候補)の延期や設定をリクエストできる特
権を持っていたことでした。たとえば、2019年に安倍晋三首相(当
時)は「新しい天皇陛下の即位式の前後は開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、2021年に菅義偉首相(当時)は「東京オリ
ンピック・パラリンピックが閉幕するまで開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、いずれも了承されていました。
もちろん、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の健康状態
の悪化など、北朝鮮の都合で延期されることもありました。
前々回、“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べたとお
り、中朝戦争の開戦日(候補)は2024年8~9月にも何度も設定され、
延期され、また設定されるということがくり返されていました。
そして、日本の首相は開戦直後に「歴史的な演説」をすることになっ
ていたため、岸田文雄首相(当時)は2024年9月29日(日)まではその
演説を自分がするつもりでいました。そして、自民党総裁に選ばれ
たばかりの石破茂氏は、この日、林芳正官房長官や自民党の森山裕
(ひろし)政調会長(現幹事長)などとの会合に出席するまで、中朝戦
争に関する開戦日(候補)などの特定秘密情報を一切知りませんでし
た。
「歴史的な演説」とは、歴史に残る重大な作戦の開始を告げる演説
です。開戦直後に、中国政府は北朝鮮の空港襲撃用特殊部隊「航空
陸戦旅団」の襲撃を警戒し、その部隊が使用する輸送機(アントノ
フ2)の航続距離を考慮し、中国(北部)の主要空港を閉鎖するため、
日米英仏は合同で(日本政府は安保法制に基づいて)中国(北部)にい
る数十万の外国人を(船で)日本に逃がす「脱出作戦」(小誌既報の
とおり、その作戦名は「絆作戦」と推測)を開始することになって
いましたので、岸田首相はその演説を自分が行い、それを自分の政
治家人生最大の晴れ舞台にするつもりでした。
しかし、前回述べたように、同日夕方、森山政調会長(現幹事長)は
岸田首相に「歴史的な演説」を石破新首相に譲るように求め、説得
しました。
この説得は成功し、同日夕方の時点では、石破新首相と森山氏は20 。
24年10月27日(日)の衆議院議員総選挙の投票日の前に中朝戦争の開
戦日を設定するように北朝鮮政府にリクエストし、投票日直前に安
保法制に基づく「脱出作戦」を開始し、総選挙では、安保法制法案
の国会審議の際に反対した、当時も現在も野党第一党の立憲民主党
に恥をかかせ、壊滅的な打撃を与え、連立与党の自民党と公明党に
過半数を獲得させるつもりでした。
しかし、ロシアと北朝鮮の間で国際法上の問題が発生し、開戦日が
11月以降にずれ込んだため、石破氏と森山氏の思惑ははずれました。
2国間の国際法(条約)はそれを締結した当事国の政府が締結しただ
けではなく、当事国すべての立法機関(議会、国会)が批准し、さら
に、その批准した議会がその条約を国内に適用させるための関連国
内法案を可決(承認)して初めて国内で効力を持ちます。そして、こ
の関連国内法の効力は、国外にいる当事国の軍隊にも及びます。
2024年にロシアと北朝鮮は露朝包括的パートナーシップ条約を締結
しましたが、両国の立法機関(ロシアの最高会議、北朝鮮の最高人
民会議)が行うべき合計4つの手続きのうち、北朝鮮最高人民会議に
おける批准と関連国内法案の可決、ロシア最高会議における批准ま
では2024年10月までに終わり、さらにロシア最高会議の下院におけ
る関連国内法案の可決も同月24日までに終わっているものの、上院
における可決はまだ終わっていませんでした(NHK, 2024b)。
このため、同条約第4条に基づいて北朝鮮がロシアとウクライナの
戦争でロシア側を助けるためにロシアに派遣する「援軍」は、同月
までにロシアに派兵されたものの、なかなか戦闘には参加しません
でした。2024年11月12日まで、北朝鮮の「援軍」がロシア軍ととも
にウクライナ軍と戦ったという事実を確認したと米国政府は発表せ
ず、依然として北朝鮮の「援軍」がほとんど戦っていない状態が続
いていました(時事, 2024c; NHK, 2024d)。
おそらく、北朝鮮の金正恩総書記は最初から「援軍」をロシアとウ
クライナの戦争に(本格的に)参戦させるつもりはなかたっでしょう。
金正恩総書記は北朝鮮軍(朝鮮人民軍)の最高司令官です。そして、
ロシア軍は「いくさじょうず」ではなく「いくさべた」であり、大
勢の味方の兵士を死傷させながら、つまり、味方に犠牲を出しまく
りながら、人海戦術のような愚かな戦術で戦い続けています。こん
な「いくさべた」の軍隊に自分の大切な部下を預けて大勢戦死させ
てもいいなどと思う司令官は世界中どこの国の軍隊にもいないでしょ
う。
北朝鮮がロシアに「援軍」を派兵すると約束したのは、その見返り
に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の打ち上げに必要な高度な技術を得る
ためでしょう。そして、2024年10月31日(金)、北朝鮮は最新型ICBM
「火星19」をロフテッド軌道で打ち上げ、ロシアから獲得した技術
の実証試験(発射実験)を行って成功しました。
つまり、北朝鮮はロシアから「もらうべきものはもらった」と確認
できたのです。
こうなると、もう北朝鮮は「援軍」を(本格的に)参戦させることは
ないだろうと私は思いました。
北朝鮮は上記の関連国内法案のロシア最高会議上院における可決が
終わったあと、中国に攻撃されたとウソをついて中朝戦争を始め、
同条約第4条に基づいてロシアも北朝鮮を助けるために中国と戦っ
てほしいと迫り、それをロシアに断られたら、「それならわが共和
国[北朝鮮]もウクライナとの戦争に『援軍』を参戦させない」など
と言い「援軍」を撤退させるぞと迫ってロシアを脅し、北朝鮮はこ
の戦争には本格的には参戦せずに終わると思われました。
結局、露朝両国が批准書を交換して同条約が発効したのは2024年12
月4日でした(時事, 2024a; 時事, 2024b; NHK, 2024f)。
しかし、ここまで同条約の発効を遅らせたあと、北朝鮮は中朝両軍
ともに過去数十年間本格的な実戦経験がないことに着目し、北朝鮮
軍がウクライナとの戦争で実戦経験を積めば、中朝戦争で有利にな
ると思ったのか、「援軍」は本格的に参戦したようです(NHK, 2024i)。
_
【謎の31分間と唐突な「米朝トップ会談」の模索(再掲)】
2024年11月28日(木)、2つの特異な理由により、北朝鮮が中国に侵
攻することによって始まる中朝戦争の開戦日は極めて近い将来に迫っ
ていることがわかりました。
その2つとは、
_
#01:
2024年11月28日(木)に石破内閣が開いた異様な臨時閣議
#02:
ドナルド・トランプ次期米大統領の政権移行チームが、トランプ氏
と金正恩氏が直接会って会談することを同月27日(水)頃に唐突に模
索し始めたこと(私は27日正午のNHKニュースで知りました)
_
です。
_
まず「#01」から。
私は過去数年間、毎日、時事通信の「首相動静」を見ています。そ
れらによると、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄、石破茂の各氏のうち
だれが首相でも、日本では、閣議の99%は15分以内で終わります。
閣議の時間の大半は、閣僚同士の議論ではなく、閣僚が書類に署名
する(花押を描く)ことに費やされるため、閣議はしばしば「サイン
会」といわれます。
そして、定例閣議は、原則として、火曜と金曜の午前中に官邸で開
かれます。
2024年11月29日(金)に定例閣議が開かれる予定であるにもかかわら
ず、その前日、11月28日(木)の午前中、石破内閣は異様に長い31分
間の臨時閣議を開きました(時事、 2024e; 時事, 2024f)。
2024年11月の石破内閣には、三原じゅん子大臣を始め、大臣経験の
浅い、つまり、花押を描き慣れていない大臣が約10人います。
通常の「サイン会」の場合、大臣のだれかが花押を描き損じたら、
二重線を引いて消し、その横に花押を描き直せば済みます。
しかし、中朝戦争の開戦直後に、中国(北部)にいる数十万の外国人
を(船で)日本に逃がす日米英仏合同の「脱出作戦」(小誌既報のと
おり、その作戦名は「絆作戦」と推測)の開始を決定する日本政府
の閣議決定書(安保法制に基づく閣議決定の書類)の写真は歴史の教
科書に載る可能性があるため、描き損じは許されません。
つまり、この閣議決定書に署名する際は、首相か官房長官がほかの
閣僚に向かって「教科書に描き損じを載せるわけにはいかないから、
だれかが描き損じたら最初の1人から全員描き直しだよ」などと言っ
ているはずです。そうなると、三原大臣のような花押を描くことに
不慣れな大臣にはプレッシャーがかかり、手が震えるなどして描き
損じる可能性が高くなると思われます。
大臣の署名順は、首相がいちばん先で、法務省など古くからある省
の大臣が早く、省のなかでいちばん新しい防衛省の大臣が最後で、
その次が官房長官、その次から庁の大臣がほぼ庁の歴史が古い順に
署名します。こども家庭庁は歴史の浅い庁なので、それを所管する
三原大臣は最後のほう、20人中17番目で署名することになります。
つまり、三原大臣以前の16人が花押をきれいに描き終えたあと「次、
三原さん」と言われたときに三原大臣にはすさまじいプレッシャー
がかかることになると思われます。
つまり、定例閣議のある日の前日に臨時閣議が開かれ、それが31分
もかかったことには明白な理由があるのです。開戦日当日に(臨時)
閣議を開いて大臣たちが「脱出作戦」の閣議決定書に署名をすると、
花押の描き損じの連発で閣議がいつ終わるかわからなくなる恐れが
あるので、その前に臨時閣議を開き、日付は空白にして全閣僚に花
押を描かせたところ、描き損じが複数回出たため、この臨時閣議は
31分もかかったと考えるしかないのです。
11月29日(金)の定例閣議は11分間で終わっています(時事, 2024f)。
したがって11月28日(木)の時点では中朝戦争の開戦日(候補)は翌29
日(金)(またはそれ以降)に設定されていた可能性が高かったと考え
られます。
_
次に「#02」について。
中朝戦争の開戦日は2016年10月下旬に日本時間(朝鮮時間)同年11月
6日が最初の開戦日候補として設定されて以降、北朝鮮政府の都合、
または、日米両国首脳のリクエストにより、さまざまな理由で、約
8年間、数十回わたって延期されて来ました。
このうち日朝両国政府が開戦日(候補)の延期を言い出さず、トラン
プ米大統領が延期をリクエストしないと開戦してしまうという状況
になったことが四度ありました。それらの開戦日(候補)は、
_
2019年6月30日(日)
2019年7月21日(日)
2020年10月4日(日)
2021年1月8日(金)(金正恩総書記の誕生日)
_
でした。
トランプ氏の親族が書いた暴露本によると、トランプ氏は「ただの
バカ」です。
10代の頃から学校の勉強をほとんどしておらず、大学入試など節目
節目の重要な試験は「替え玉受験」でごまかして来ました(BBC, 2020)。
このため、トランプ氏にはあらゆる学びの基礎である国語の長文読
解力がありません。しかし、日米英仏の首脳は中朝戦争の開戦直後
には「脱出作戦」の開始を告げる「歴史的な演説」をしなければな
りません。
大統領在職中のトランプ氏は優秀なスピーチライターを雇って、格
調高い「歴史的な演説」の原稿を書かせることはできます。しかし、
トランプ氏にはその格調高い原稿の意味を理解する読解力はないの
で、原稿を声に出して読むと、棒読みになってしまいます。そして、
開戦直後、日英仏の首脳が行う「歴史的な演説」のうち、英国の首
相の演説は通訳されることなく、米国のTVにより全米にそのまま放
送されるため、トランプ氏の「棒読み演説」は英国の首相の(棒読
みでない)演説と比較されます。
そうなると、トランプ氏の支持者であっても「トランプは(前から
バカだと思っていたけど)やっぱりバカだった」などと思うように
なり、トランプ氏は恥をかきます。私は2018年にトランプ氏の「西
日本豪雨災害に関するお見舞いスピーチ」を聴いたことがあります
が、完全な原稿の棒読みでした(笑)。
ま、これは米国向けではなく日本向けの演説なので、トランプ支持
者は聴かないので、棒読みでもいいとトランプ氏は思ったのでしょ
う。
_
トランプ氏の選挙運動中の演説は、外国、不法移民、民主党支持者、
リベラル派などを敵視し、その悪口を言いまくる威勢のいいもので
す。トランプ氏が得意なスピーチは、こういう、下品な、攻撃的な、
格調高くないスピーチだけです。
_
したがって、トランプ氏は上記の4つの開戦日(候補)の直前には、ど
んな口実を使ってでも、どんな手を使ってでも、演説原稿の棒読み
からのがれるために、開戦日(候補)を延期させなければならなかっ
たのです。
ま、もっとも、三番目の2020年10月4日の開戦日(候補)は、直前に
トランプ氏が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染し重症化したこ
とによって延期されたので、米国政府から北朝鮮政府に延期をリク
エストするまでもなかったでしょうが。
_
さて、トランプ氏は2019年6月28~29日に大阪で開かれた主要国首
脳会議(G20サミット)に出席したあと、訪韓し、6月30日には38度線
に近いパンムンジョン(板門店)を訪問する予定になっていました。
開戦日(候補)が2019年6月30日(日)に設定されていたこのとき、そ
の前日、トランプ氏はツイッター(現X)に独断で「あすパンムンジョ
ンで金正恩氏と会いたい」などと投稿しました。北朝鮮政府がこれ
に応じてしまったため、この開戦日(候補)は延期されました。
次の開戦日(候補)は2019年7月21日(日)に設定されました。この日
は、英国首相を選ぶ、英国の与党・保守党の党首選の投票日の前々
日でした。
この党首選の有力候補はボリス・ジョンソン元外相(当時)とジェレ
ミー・ハント外相(当時)でした。ハント氏は現職の外相だったので、
その時点で英国政府が持っている中朝戦争に関する国家機密情報を
すべて知っていましたが、ジョンソン氏は当時は元外相であり、政
権を離れていたため、中朝戦争については何も知りませんでした。
このため、2019年7月21日に中朝戦争が始まると、開戦直後にハン
ト氏は適切なコメントを出せますが、ジョンソン氏はおそらくトン
チンカンな発言(失言)をし、多くの保守党国会議員から軽蔑され、
党首選に勝てず、首相になれません。
そこで、トランプ氏は北朝鮮政府に「ボクのともだちのジョンソン
氏が英国の首相になれないと困るので、この開戦日を延期してほし
い」などとリクエストして認められたと思われます(周知のとおり、
このお陰でジョンソン氏は首相になりました)。
_
そして、開戦日(候補)が2021年1月8日(金)に設定されていた同月上
旬頃、トランプ氏はおそらく独断で、この開戦日(候補)の延期を
(おそらく合理的な理由を示さずに)北朝鮮政府にリクエストしまし
た。が、金正恩氏は自身の誕生日を開戦日にしたかったので、これ
をことわったと推測されます。
そこで、トランプ氏は自身の支持者たちに呼びかけ、2020年の米大
統領選では不正が行われた結果として自分が落選したとウソをつき、
自身の支持者多数を扇動して大統領選の結果を確認中の米議会に乱
入させ、死者まで出る事件、いわゆる「米議会襲撃事件」を引き起
こしました。
このことを知った金正恩氏は「この狂った男が米大統領の座にある
限り、どんな妨害をされるかわからないので、開戦日はトランプの
退任後まで延期する」などと判断したようです。
_
現在のトランプ氏の政権移行チームのメンバーのうち、中朝戦争に
ついて、このチームに参加する前から知っていたのは、トランプ氏
だけです。
このため、このチームのメンバーのほぼ全員は、2021年1月6日の米
議会襲撃事件の真相を知らずにチームに参加していました。
そして、おそらく2024年11月下旬、ジョー・バイデン大統領の現政
権から政権移行チームに「北朝鮮政府が2024年11月下旬か翌12月上
旬頃に開戦日を設定した。もう延期しないと言っている」などとい
う情報が伝わり、国家の最高機密情報の引き継ぎが行われたのでしょ
う。
_
この引き継ぎのあと、政権移行チームのメンバーは「大変なことが
起きる」などと思って、動揺したでしょう。
米議会襲撃事件は、選挙の不正を正すためではなく、「ただのバカ」
が演説原稿の棒読みからのがれるために、米大統領すなわち米軍の
最高司令官でありながら「脱出作戦」の準備をしていた米軍を裏切っ
た事件だったという事実が、中朝戦争の開戦直後に、明るみに出る
からです。なぜなら中朝戦争に関する開戦予定日時などの国家機密
情報の大半は、開戦直後に(北朝鮮の敵である中国に対して)明らか
になるため、おおもとの情報提供者(北朝鮮政府)の許可がなくても、
自動的に秘密指定が解除され、それらの情報を知っている者はだれ
でも自由にそれらの情報についておおやけの場で話せるようになる
からです。
2025年1月に始まる米議会では、上下両院ともに共和党が多数派で
す。しかし、共和党の議員のなかにはトランプ氏を支持しない穏健
派が何人かいます。
米大統領弾劾裁判では、下院が検察官役、上院が裁判官役をします。
下院では、議員の過半数の賛成で起訴に当たる弾劾訴追が決まり、
上院では、出席議員の2/3以上が賛成すれば、大統領は有罪となり
失職し、副大統領が大統領に昇格します(日経, 2020)。
下院で民主党の議員全員と共和党の穏健派議員全員がトランプ氏を
米軍の最高司令官にふさわしくないと判断すれば、トランプ氏の大
統領就任の当日か翌日に大統領弾劾訴追が開始されやがて弾劾裁判
の開始が決まります。そして、上院で親トランプ派の議員の多くが
「米軍に対する裏切りだけは許せない」などと判断して弾劾裁判を
欠席すれば、バイデン政権の次の政権は、事実上、ジェームズ・D・
ヴァンス副大統領の政権となります。
_
2024年11月下旬に初めて中朝戦争のことを知った政権移行チームの
メンバーは、過去にトランプ氏が開戦日の延期に成功した事例は4
つしかなく、そのうち実行(再現)可能なのは、金正恩氏とのトップ
会談しかないので、あわてて、唐突に直接会談を検討し始めたので
しょう。まさに「溺れる者は藁(わら)をもつかむ」の心境でしょう。
_
しかし、金正恩氏は自身の誕生日を開戦記念日にするのをトランプ
氏に邪魔されたと思っているので、何がなんでもトランプ氏の大統
領就任の日、2025年1月20日の前に中朝戦争を始めるでしょう。
_
ところで、中朝戦争が始まり、小誌既報のとおり、中国軍より北朝
鮮軍のほうが強いことが明らかになると、日米の国民の大半は中国
が嫌いなので「あっぱれ北朝鮮、ざまあみろ中国」などと思って大
喜びします。
ところが、韓国の国民はそうは行きません。「敵の敵は味方」の関
係で北朝鮮が日米の敵ではないということが明らかになると、米韓
共通、日米韓共通の敵としての北朝鮮は消滅するため、韓国の国民
は「もう韓国は米国の同盟国であり続けることはできないかもしれ
ない」「日米韓の協力関係は終わり、韓国は“蚊帳の外”に置かれ
るかもしれない」などと思って不安になります。
そこで、そういう不安を鎮めるために「開戦直後のご説明役」とし
て日米韓の政府高官が会談し、韓国の国民に向かって「米韓の同盟
関係、日米韓の協力関係は変わらない」などという声明などを出す
必要があります。このため、中朝戦争の開戦日(候補)が設定される
と、開戦直後のつもりで日米韓の政府高官協議が設定され(空振り
に終わった)ことが過去に何度もありました。
前々回の“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べたとお
り、日本政府は2024年10月27日の衆議院議員総選挙の前に開戦日を
設定するように北朝鮮にリクエストしたため、そういう日米韓の政
府高官協議は日本時間同月19日、同月26日に設定され、ワシントン
DCで行われました(時事, 2024_a; 時事, 2024_b)。
日本時間2024年12月6日、日米韓はそういう政府高官協議を同月9日
に東京で開くと発表しました(時事, 2024_d)。おそらくこの時点で
は、開戦日(候補)は同月9日に設定されていたでしょう。
自民党は同年11月26日の時点で翌12月8日(日)に同年10月の衆議院
議員総選挙で落選した自民党の候補者から意見を聞く懇談会を開く
と発表し、石破首相はその懇談会に約2時間半も出席しているので
(時事, 2024_c; 時事, 2024_e)、おそらく同年11月26日頃に開戦日
(候補)は同年12月9日に設定されていたのでしょう。
しかし、おそらく同年12月9日の直前になって、その日が皇后陛下
の誕生日であり、その翌日が日本の「被団協」(日本原水爆被害者
団体協議会)がノーベル平和賞の授賞式に臨む日、その翌々日(日本
時間)がそれに関連して晩餐(ばんさん)会やノルウェー首相との面
会に臨む日であることに日本政府(のだれか)が気付き、急遽(きゅ
うきょ)同年12月9日に設定されていた開戦日(候補)を同月12日以降
に延期するように北朝鮮政府にリクエストしたと思われます。
_
日本時間同年12月9日に「開戦直後の日米韓高官協議」のつもりで
開かれた協議が空振りに終わったため、その代わりの米韓高官協議
は日本時間同月25日(米国本土のクリスマスイブ)に開かれました(時
事, 2024_f; 時事, 2024_g)。その理由は、この日に中朝国境を流
れる大河、鴨緑江(おうりょっこう、Yalu River)が凍結し、北朝鮮
から中国に向かって攻め込みやすくなるという天気予報が出ていた
からと思われます。
鴨緑江の河口とそこから河を約80キロメートル(km)さかのぼった位
置にあるスンプ(水豊)ダムとの間には6本の橋が架かっていますが、
中国側の国境警備兵は凍結前は橋付近だけを守っています。凍結直
後には中国側の警備兵はただちに鴨緑江の沿岸全域に展開して警戒
態勢をとるべきです。しかし、彼ら警備兵は国家の最高機密情報で
ある中朝戦争に関する情報は一切知らされておらず、北朝鮮を敵と
は思っていないため、そんなに急いで橋から遠い地域に展開するこ
とはありません。つまり、鴨緑江の凍結直後、中朝国境地帯の橋か
ら遠い広大な地域には(数日間にわたって?)中国側の警備のスキが
生まれ、北朝鮮が中国領に攻め込むうえで圧倒的に有利になります。
だから、米国本土のクリスマスイブという、米国人にとっては非常
識な日時に開戦日時が設定されたのでしょう。
しかし、その直前に天気予報が変わり、2024年の鴨緑江の凍結は例
年どおり、12月28~31日(おそらく2024年は12月31日)であることが
判明しました。そして、2024年12月24日(火)、日本政府は国家安全
保障会議四大臣会合を47分間にわたって開きました(時事, 2024_s)。
その直後、石破首相は13分間かけて「鈴木馨祐法相、阿部俊子文部
科学相、三原じゅん子こども政策担当相、赤沢亮正経済再生担当相
と個別に面会」(時事, 2024_s)しています。首相が大臣に「個別に
面会」したのは重要な情報の伝達をしたからだと考えられます。し
かし、大臣1人あたり約3分間しか面会していません。約3分間で伝え
られる重要な情報は(新たに決まった)中朝戦争の(最終的な)開戦予
定日時としか考えられません(単に開戦日の延期が決まっただけな
ら、首相が「個別に面会」などという儀式をするとは思われません)。
おそらく、上記の四大臣会合と同時に米国政府高官の会合も開かれ
ており、2つの会合は電話かテレビ会議システムなどでつながって
いたのでしょう。そして、その場で中朝戦争の(最終的な)開戦予定
日時という国家の最高機密情報の共有が日米で行われたのでしょう。
石破内閣の大臣は首相を含めて20人です。上記の「四大臣」は首相、
官房長官、外相、防衛相です。つまり「四大臣」は自分たち以外の
16人の大臣を四等分して手分けをし(最終的な)開戦予定日時を伝え
るために「個別に面会」するという儀式をしたのだと思われます。
weather-forcast.comによると、2024年12月30日(月)の時点で、鴨
緑江の河口の中国側にある都市、丹東の気温は2024年12月31日(火)
から2025年1月5日(日)までは(ほぼ)すべて氷点下、摂氏0度未満で
あり、鴨緑江は確実に凍結しています。しかし、日本時間2025年1
月1日(水)には、日本では皇居で新年祝賀の儀が行われて首相がそ
れに出席し、その後、首相は能登半島地震の発災1周年関連の追悼
イベントなどに出席するため、能登半島の被災地を訪問します。
したがって、開戦日は2025年1月2日(木)以降と思われます。
_
実は、石破首相は首相就任以降、四回散髪をしています。一回目は
2024年10月17日で、27分間、二回目はその26日後、同年11月12日、
34分間、三回目はその20日後、64分間、四回目はその17日後、54分
間かかっています(時事, 2024_o; 時事, 2024_p; 時事, 2024_q;
時事, 2024_r)。おそらく、前半の二回は散髪だけなので約30分間
で済み、後半の二回は散髪のあとに白髪染め(おそらく髪の毛の全
部染めではなく部分染め)をしているので「プラス約30分間」がか
かっているのだと思われます。
二回目と三回目の間、同年11月28日、石破首相は岸田前首相と38分
間サシで面会しています(時事, 2024e)。おそらくその場で石破首
相は岸田前首相に以下のようなことを質問したはずです:
_
「いよいよ[2024年]12月に延期されそうにない開戦日が設定されま
した。首相として開戦直前にやっておいたほうがいいことがあれば、
お教え下さい」
_
それに対して岸田前首相は以下のように答えたのでしょう:
_
「白髪があるなら、染めておいたほうがいいよ。開戦直後に日本の
首相が行う[「脱出作戦」の開始を告げる]『歴史的な演説』の動画
はそのとき全世界で視聴されるだけでなく、ドキュメンタリー映画
などに引用されて半永久的に視聴されるわけだから」
_
上記の三回目の散髪で石破首相は人生初の白髪染めをしたと推測さ
れます。その時点で設定されていた開戦日は2024年12月9日(白髪染
めの7日後)でした。そして、上記の四回目の散髪で石破首相は人生
二度目の白髪染めをしたと推測されます。その時点で設定されてい
た開戦日は2024年12月25日(白髪染めの6日後)でした。
石破首相は(岸田前首相より?)白髪が少なく、上記の三回目と四回
目の白髪染めの間隔から、17日間、白髪染めを我慢できることがわ
かりますが、それ以上は我慢しづらいこともわかります(時事通信
の「首相動静」によれば、岸田前首相の首相在任中の散髪は毎回約
90~100分かかっており、毎回、散髪のあとに髪の毛の全部染めを
していたと推測されます)。
つまり、上記の四回目の散髪から約17日以内、2025年1月5日(日)頃
までに中朝戦争が始まると予測されます
_
こうして、2016年以降、奇跡的に約8年間も延期され続けた中朝戦
争の開戦日(候補)が延期されず、この戦争がほんとうに始まる日が、
ついにやって来ます。
上記のような理由で、それは、2025年1月上旬になりました。
_
【旧ツイッターなう】
上記の3つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これらは
日本時間2024年11月3、22、30日にわたくし佐々木敏が旧ツイッタ
ー(現X)( < http://x.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆し
たものです。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方
は、ぜひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
_
_
■SNS誹謗中傷対策としての「低価格有料」~シリーズ「人類vs.人工知能」(3)■
インターネットの世界では、だれでも自由に「無料コンテンツ」を公開することによって情報発信ができる。このため、他人に対して(根拠のない)誹謗(ひぼう)中傷や(ニセ情報に基づく)悪評の流布や迷惑行為などを仕掛ける迷惑系ユーチューバーや犯罪者などの「悪人」でも無料コンテンツを公開することによって世論に影響を与え、(不当に)ネット広告による収入を得ることができる(但し、有料コンテンツに比べて著しく集金効率が悪い)。
他方、インターネットの世界にはアマゾンプライムビデオのようなプラットフォームで「高価格有料コンテンツ」(数百円~数千円+消費税/月)を公開することによって情報発信をする者がいる。彼らはボクシングの井上尚弥選手や映画『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』の山崎貴監督のような才能や知名度(社会的評価)のある人々であり、彼らは他人に対して誹謗中傷をせず、迷惑行為や違法行為をしない「善人」であり、たとえネット上で誹謗中傷をされても(それより売り上げの多寡のほうが気になるので)あまり気にしない。
ほとんどの人は井上尚弥や山崎貴のような才能や知名度は持っていないので「高価格有料コンテンツ」のビジネスモデルは使えない。ところが、「無料コンテンツ」と「高価格有料コンテンツ」の中間に小誌が採用している「低価格有料コンテンツ(メルマガ)」(100円+消費税/月)というビジネスモデルが存在する(こちらは無料コンテ
ンツに比べて著しく集金効率がいいうえに、社会的影響力を持ち得る)。
このビジネスモデルなら、井上尚弥や山崎貴ほどの才能や知名度がない「善人」、たとえば、あまり有名でない国会議員などでも採用することが可能であり、彼らがこれを採用すれば、SNSによる誹謗中傷対策や人工知能(生成AI)によって造られた精巧なニセ動画によるニセ情報流布の防止策になるし、また、日本では、2025年3月末
までに政治資金規正法が(再)改正されて政党に対する企業・団体献金が禁止された場合でも、政党政治家は政治資金不足に悩まないで済むはずである(2024年12月31日頃配信予定)。
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は → < http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29日「いくさ
とテロの差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的行動』(24)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日「内閣支持
率の虚実~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中朝のX DAY』
(98)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国防長官入院
の謎~米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』(99)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
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【前々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トランプ人気の
終~『トランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中朝のX DAY』
(100)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
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【前々々々々々々々々々回、小誌2024年2月16日「北のシン人権問
題~北朝鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』(101)」は
→ < http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
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【前々々々々々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマイナス12日
~『Xデーマイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ『米中朝のX
DAY』(102)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/minus.html > 】
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【前々々々々々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイナス18日~
シリーズ『米中朝のX DAY』(103)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/6minus.html > 】
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【前々々々々々々回、小誌2024年4月24日「開戦日和~シリーズ
『米中朝のX DAY』(104)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/theday.html > 】
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【前々々々々々回、小誌2024年5月5日「就任式直前の悪夢~シリー
ズ『米中朝のX DAY』(105)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ceremo.html > 】
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【前々々々々回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用論~シリー
ズ『米中朝のX DAY』(106)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
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【前々々々回、小誌2024年7月31日「ネット広告革命~シリーズ
『人類 vs. 人工知能』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/revolu.html > 】
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【前々々回、小誌2024年8月31日「新総裁の改憲~シリーズ『米中
朝のX DAY』(107)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ldp.html > 】
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【前々回、小誌2024年9月30日「続・新総裁の改憲~シリーズ『米
中朝のX DAY』(108)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/consti.html > 】
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【前回、小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノーベル文学賞
の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > 】
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政治家(国会議員)が「無料コンテンツ」ではなく「低価格有料コンテンツ(メルマガ)」で自身の情報を発信すると、SNSによる「ニセ情報対策」「誹謗中傷対策」になり、企業・団体献金が禁止されても政治資金の不足に悩まないで済むのはなぜか。
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考えてみて下さい。
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+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
かつての上司を逮捕せよ!?
↓
http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html
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この先、記事本文は、日本時間2024年12月31日頃配信予定の『週刊
アカシックレコード(有料版)』「SNSニセ情報対策~SNS誹謗中傷対
策~シリーズ『人類vs.人工知能』(3)」で( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )
(発行月の翌月以降は < http://www.mag2.com/archives/0001009100/ >
でバックナンバーとして)お読み下さい。
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月間購読料(登録料)の本体価格は100円(消費税別)ですが、登録し
た最初の月は0円で、購読料が課金されるのはその翌月からです。
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【つまり、当該記事が配信されたあとでも、配信当月末日までにこ
ちら( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )で登録しさ
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(敬称略)
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参議院vs.最高裁:月刊アカシックレコード241130
■参議院vs.最高裁~月刊アカシックレコード241130■
2024年、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に起きる」と予測して来た北朝鮮の対中侵略、「中朝戦争」がついに始まろうとしている(今回の“トップ下”3つ目のコラム「謎の31分間と唐突な『米朝トップ会談』の模索」を参照)。
このような戦争が起きることを、関係各国の政府関係者以外の立場で予測し、かつ、その予測を事前に公表していた者は世界中で筆者だけなので、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者はまもなく日本全国で爆発的に増えると思われる。
このため、筆者が小誌上で提案して来た数々の憲法改正の条文案(改憲条文案)が日本中に知れ渡り、少なくとも日本の国会議員は全員これらの条文案を読み、賛否を表明せざるを得なくなると思われる。
筆者は小誌上で、現在すっかり形骸化してしまっている最高裁判所裁判官に対する国民審査を活性化するため、国民(有権者)が国民審査の投票を行うのに先立って、参考にするための「参議院審査」を導入するための日本国憲法第79条第2項の改正案を提案している。
では、その参議院審査のために国会に呼び出した最高裁判所裁判官に対して、参議院議員はどのような「審査」をすればよいのか。
実は、現在または近い過去の最高裁判所裁判官のなかに、ある面に関して相当に無能な裁判官がいる。
参議院議員はその無能な(元)裁判官に対してどのような追及をすべきか。
今回、筆者は手本を示そうと思う(2024年11月30日頃配信予定)。
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【訂正】
小誌前回記事の記事本文「●村上春樹は『三島型』か●」の項目に
二度出て来る「科学は多数決ではない」という記述のうち二度目の
それは「科学[的に何が正しいかを決めるの]は多数決ではない」と
すべきでした(小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノーベル
文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > )。
お詫びして、訂正させて頂きます。
-- 『週刊アカシックレコード』編集部
m(_ _)m
【ノーベルウィークの珍現象】
小誌前回記事には「●ノーベルウィークの珍現象●」という項目が
あり、その項目の冒頭でわたくし佐々木敏は以下のように述べまし
た:
「近年、毎年10月上旬、ノーベル賞受賞者の発表日が近づくと、日本
では、純文学の世界的ベストセラー作家である村上春樹のファン、
ハルキストがネット上のwebサイトやリアルワールドのどこかに集
まって『今年こそ村上春樹氏が受賞するに違いない』などという期
待を表明して盛り上がるという現象が起きている。
しかし、筆者は最近気付いた、『この現象は、ハルキストたちがノ
ーベル文学賞の選考基準について誤解していることによって生じて
いるのではないか』と。」
わたくし佐々木敏は小誌前回記事が配信されたあと、この部分を前
回記事のリード文に挿入すべきだったと後悔しました。そうしてい
れば、大勢の読者(ハルキスト)の興味を引いたでしょうから。
しかし、私は、前回記事の“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰
謀」で述べたとおり、10月中はずっと、10月下旬までには「中朝戦
争」が始まり、小誌前回記事はどうせ世界中で大勢の人に読まれる
から、リード文はなんでもいいと思っていたため、とくに工夫はし
ませんでした。
失敗でした。
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【露朝包括的パートナーシップ条約第4条】
小誌では、2007年以降、北朝鮮が中国に侵攻することによって始ま
る戦争を「中朝戦争」と呼んでいます。
近年、日米と北朝鮮は中国を共通の敵として秘密裏に「敵の敵は味
方」の関係を結んでいました。このため、小誌既報のとおり、中朝
戦争の開戦日(候補)は、日米朝3か国の合意により、2016年10月下
旬に同年11月6日が初めて設定されて以降、日米朝3か国政府の都合
で、さまざまな理由で、約8年間、数十回にわたって延期され、設
定され続けるという人類史上稀有な珍現象が起き続けていました。
こういう珍現象が起きる原因の1つは、世界中でただ2人、日米の首
脳だけが北朝鮮に開戦日(候補)の延期や設定をリクエストできる特
権を持っていたことでした。たとえば、2019年に安倍晋三首相(当
時)は「新しい天皇陛下の即位式の前後は開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、2021年に菅義偉首相(当時)は「東京オリ
ンピック・パラリンピックが閉幕するまで開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、いずれも了承されていました。
もちろん、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の健康状態
の悪化など、北朝鮮の都合で延期されることもありました。
前回、“トップ下”のコラム「森山幹事長の陰謀」で述べたとおり、
中朝戦争の開戦日(候補)は、2024年8~9月に何度も設定され、延期
され、また設定されるということがくり返されていました。
そして、日本の首相は開戦直後に「歴史的な演説」をすることになっ
ていたため、岸田文雄首相(当時)は2024年9月29日(日)まではその
演説を自分がするつもりでいました。そして、自民党総裁に選ばれ
たばかりの石破茂氏は、この日、林芳正官房長官や自民党の森山裕
(ひろし)政調会長(現幹事長)などとの会合に出席するまで、中朝戦
争に関する開戦日(候補)などの特定秘密情報を一切知りませんでし
た。
「歴史的な演説」とは、歴史に残る重大な作戦の開始を告げる演説
です。開戦直後に、中国政府は北朝鮮の空港襲撃用特殊部隊「航空
陸戦旅団」の襲撃を警戒し、その部隊が使用する輸送機(アントノ
フ2)の航続距離を考慮し、中国(北部)の主要空港を閉鎖するため、
日米英仏は合同で(日本政府は安保法制に基づいて)中国(北部)にい
る数十万の外国人を(船で)日本に逃がす「脱出作戦」(小誌既報の
とおり、その作戦名は「絆作戦」と推測)を開始することになって
いましたので、岸田首相はその演説を自分が行い、それを自分の政
治家人生最大の晴れ舞台にするつもりでした。
しかし、前回述べたように、同日夕方、森山政調会長(現幹事長)は
岸田首相に「歴史的な演説」を石破新首相に譲るように求め、説得
しました。
この説得は成功し、同日夕方の時点では、石破新首相と森山氏は20 。
24年10月27日(日)の衆議院議員総選挙の投票日の前に中朝戦争の開
戦日を設定するように北朝鮮政府にリクエストし、投票日直前に安
保法制に基づく「脱出作戦」を開始し、総選挙では、安保法制法案
の国会審議の際に反対した、当時も現在も野党第一党の立憲民主党
に恥をかかせ、壊滅的な打撃を与え、連立与党の自民党と公明党に
過半数を獲得させるつもりでした。
しかし、ロシアと北朝鮮の間で国際法上の問題が発生し、開戦日が
11月以降にずれ込んだため、石破氏と森山氏の思惑ははずれました。
2国間の国際法(条約)はそれを締結した当事国の政府が締結しただ
けではなく、当事国すべての立法機関(議会、国会)が批准し、さら
に、その批准した議会がその条約を国内に適用させるための関連国
内法案を可決(承認)して初めて国内で効力を持ちます。そして、こ
の関連国内法の効力は、国外にいる当事国の軍隊にも及びます。
2024年にロシアと北朝鮮は露朝包括的パートナーシップ条約を締結
しましたが、両国の立法機関(ロシアの最高会議、北朝鮮の最高人
民会議)が行うべき合計4つの手続きのうち、北朝鮮最高人民会議に
おける批准と関連国内法案の可決、ロシア最高会議における批准ま
では2024年10月までに終わり、さらにロシア最高会議の下院におけ
る関連国内法案の可決も同月24日までに終わっているものの、上院
における可決はまだ終わっていませんでした(NHK, 2024b)。
このため、同条約第4条に基づいて北朝鮮がロシアとウクライナの
戦争でロシア側を助けるためにロシアに派遣する「援軍」は、同月
までにロシアに派兵されたものの、なかなか戦闘には参加しません
でした。2024年11月12日まで、北朝鮮の「援軍」がロシア軍ととも
にウクライナ軍と戦ったという事実を確認したと米国政府は発表せ
ず、依然として北朝鮮の「援軍」がほとんど戦っていない状態が続
いていました(時事, 2024c; NHK, 2024d)。
おそらく、北朝鮮の金正恩総書記は最初から「援軍」をロシアとウ
クライナの戦争に(本格的に)参戦させるつもりはなかたっでしょう。
金正恩総書記は北朝鮮軍(朝鮮人民軍)の最高司令官です。そして、
ロシア軍は「いくさじょうず」ではなく「いくさべた」であり、大
勢の味方の兵士を死傷させながら、つまり、味方に犠牲を出しまく
りながら、人海戦術のような愚かな戦術で戦い続けています。こん
な「いくさべた」の軍隊に自分の大切な部下を預けて大勢戦死させ
てもいいなどと思う司令官は世界中どこの国の軍隊にもいないでしょ
う。
北朝鮮がロシアに「援軍」を派兵すると約束したのは、その見返り
に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の打ち上げに必要な高度な技術を得る
ためでしょう。そして、2024年10月31日(金)、北朝鮮は最新型ICBM
「火星19」をロフテッド軌道で打ち上げ、ロシアから獲得した技術
の実証試験(発射実験)を行って成功しました。
つまり、北朝鮮はロシアから「もらうべきものはもらった」と確認
できたのです。
こうなると、もう北朝鮮は「援軍」を(本格的に)参戦させることは
ないだろうと私は思いました。
北朝鮮は上記の関連国内法案のロシア最高会議上院における可決が
終わったあと、中国に攻撃されたとウソをついて中朝戦争を始め、
同条約第4条に基づいてロシアも北朝鮮を助けるために中国と戦っ
てほしいと迫り、それをロシアに断られたら、「それならわが共和
国[北朝鮮]もウクライナとの戦争に『援軍』を参戦させない」など
と言い「援軍」を撤退させるぞと迫ってロシアを脅し、結局、北朝
鮮はこの戦争には本格的には参戦せずに終わるでしょう。
結局、ロシア上院が同条約に関連する国内法案を可決したのは2024
年11月6日、露大統領が同法案に署名したのは同月9日、金正恩総書
記が同条約に関連する政令に署名したのは同月11日でした(時事, 2024a;
時事, 2024b)。したがって、当然、中朝戦争の開戦日はそれらの署
名のあとでなければならなかったのです。
_
【謎の31分間と唐突な「米朝トップ会談」の模索】
2024年11月28日(木)、2つの特異な理由により、北朝鮮が中国に侵
攻することによって始まる中朝戦争の開戦日は極めて近い将来に迫っ
ていることがわかりました。
その2つとは、
_
#01:
2024年11月28日(木)に石破内閣が開いた異様な臨時閣議
#02:
ドナルド・トランプ次期米大統領の政権移行チームが、トランプ氏
と金正恩氏が直接会って会談することを同月27日(水)頃に唐突に模
索し始めたこと(私は27日正午のNHKニュースで知りました)
_
です。
_
まず「#01」から。
私は過去数年間、毎日、時事通信の「首相動静」を見ています。そ
れらによると、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄、石破茂の各氏のうち
だれが首相でも、日本では、閣議の99%は15分以内で終わります。
閣議の時間の大半は、閣僚同士の議論ではなく、閣僚が書類に署名
する(花押を描く)ことに費やされるため、閣議はしばしば「サイン
会」といわれます。
そして、定例閣議は、原則として、火曜と金曜の午前中に官邸で開
かれます。
2024年11月29日(金)に定例閣議が開かれる予定であるにもかかわら
ず、その前日、11月28日(木)の午前中、石破内閣は異様に長い31分
間の臨時閣議を開きました(時事、 2024e; 時事, 2024f)。
2024年11月の石破内閣には、三原じゅん子大臣を始め、大臣歴の浅
い、つまり、花押を描き慣れていない大臣が約10人います。
通常の「サイン会」の場合、大臣のだれかが花押を描き損じたら、
二重線を引いて消し、その横に花押を描き直せば済みます。
しかし、中朝戦争の開戦直後に、中国(北部)にいる数十万の外国人
を(船で)日本に逃がす日米英仏合同の「脱出作戦」(小誌既報のと
おり、その作戦名は「絆作戦」と推測)の開始を決定する日本政府
の閣議決定書(安保法制に基づく閣議決定書)の写真は歴史の教科書
に載る可能性があるため、描き損じは許されません。
つまり、この閣議決定書に署名する際は、首相か官房長官がほかの
閣僚に向かって「教科書に描き損じを載せるわけにはいかないから、
だれかが描き損じたら最初の1人から全員描き直しだよ」などと言っ
ているはずです。そうなると、三原大臣のような花押を描くことに
不慣れな大臣にはプレッシャーがかかり、手が震えるなどして描き
損じる可能性が高くなると思われます。
大臣の署名順は、首相がいちばん先で、法務省など古くからある省
の大臣が早く、省のなかでいちばん新しい防衛省の大臣が最後で、
その次が官房長官、その次から庁の大臣が庁の歴史が古い順に署名
します。こども家庭庁は歴史の浅い庁なので、それを所管する三原
大臣は最後のほう、20人中17番目で署名することになります。つま
り、三原大臣以前の16人が花押をきれいに描き終えたあと「次、三
原さん」と言われたときに三原大臣にはすさまじいプレッシャーが
かかることになると思われます。
つまり、定例閣議のある日の前日に臨時閣議が開かれ、それが31分
もかかったことには明白な理由があるのです。開戦日当日に(臨時)
閣議を開いて大臣たちが「脱出作戦」の閣議決定書に署名をすると、
花押の描き損じの連発で閣議がいつ終わるかわからなくなる恐れが
あるので、その前に臨時閣議を開き、日付は空白にして全閣僚に花
押を描かせたところ、描き損じが複数回出たため、この臨時閣議は
31分もかかったと考えるしかないのです。
11月29日(金)の定例閣議は11分間で終わっています(時事, 2024f)。
したがって11月28日(木)の時点では中朝戦争の開戦日(候補)は翌29
日(金)に設定されていた可能性が高かったと考えられます。
_
しかし、11月29日(金)は開戦日ではありませんでした。その理由と
して考えられるのは、ロシアの国防相がこの日に(予告なしで)訪朝
したことだろうと思われます(時事, 2024g)。ただ、この訪朝がど
ういう意味を持ち、中朝戦争の開戦予定にどういう影響を与えたの
かは、現時点ではわかりません。
_
次に「#02」について。
中朝戦争の開戦日は2016年10月下旬に日本時間(朝鮮時間)同年11月
6日が最初の開戦日候補として設定されて以降、北朝鮮政府の都合
または、日米両国首脳のリクエストにより、さまざまな理由で、約
8年間、数十回わたって延期されて来ました。
このうち日朝両国政府が開戦日(候補)の延期を言い出さず、トラン
プ米大統領が延期をクエストしないと開戦してしまうという状況に
なったことが四度ありました。それらの開戦日(候補)は、
_
2019年6月30日(日)
2019年7月21日(日)
2020年10月4日(日)
2021年1月8日(金)(金正恩総書記の誕生日)
_
でした。
トランプ氏の親族が書いた暴露本によると、トランプ氏は「ただの
バカ」です。
10代の頃から学校の勉強をほとんどしておらず、大学入試など節目
節目の重要な試験は「替え玉受験」でごまかして来ました(BBC, 2020)。
このため、あらゆる学びの基礎である国語の長文読解力がありませ
ん。しかし、日米英仏の首脳は中朝戦争の開戦直後には「脱出作戦」
の開始を告げる「歴史的な演説」をしなければなりません。
トランプ氏は優秀なスピーチライターを雇って、格調高い「歴史的
な演説」の原稿を書かせることはできます。しかし、トランプ氏に
はその格調高い原稿の意味を理解する読解力はないので、原稿を声
に出して読むと、棒読みになってしまいます。そして、開戦直後、
日英仏の首脳が行う「歴史的な演説」のうち、英国の首相の演説は
通訳されることなく、米国のTVにより全米にそのまま放送されるた
め、トランプ氏の「棒読み演説」は英国の首相の演説と比較されま
す。
そうなると、トランプ氏の支持者であっても「トランプは(前から
バカだと思っていたけど)やっぱりバカだった」などと思うように
なり、トランプ氏は恥をかきます。私は2018年にトランプ氏の「西
日本豪雨災害に関するお見舞いスピーチ」を聴いたことがあります
が、完全な原稿の棒読みでした(笑)。
ま、これは米国向けではなく日本向けの演説なので、トランプ支持
者は聴かないので、棒読みでもいいと思ったのでしょう。
_
トランプ氏の選挙運動中の演説は、外国、不法移民、民主党支持者、
リベラル派などを敵視し、その悪口を言いまくる威勢のいいもので
す。トランプ氏が得意なスピーチは、こういう、下品な、攻撃的な、
格調高くないスピーチだけです。
_
したがって、トランプ氏は上記の4つの開戦日(候補)の直前には、
どんな口実を使ってでも、どんな手を使ってでも、演説原稿の棒読
みからのがれるために、開戦日(候補)を延期させなければならなかっ
たのです。
ま、もっとも、三番目の2020年10月4日の開戦日(候補)は、直前に
トランプ氏が新型コロナウイルス(COVID-19)に感染し重症化したこ
とによって延期されたので、米国政府から北朝鮮政府に延期をリク
エストするまでもなかったでしょうが。
_
さて、トランプ氏は2019年6月28~29日に大阪で開かれた主要国首
脳会議(G20サミット)に出席したあと、訪韓し、6月30日には38度線
に近いパンムンジョン(板門店)を訪問する予定になっていました。
開戦日(候補)が2019年6月30日(日)に設定されていたこのとき、そ
の前日、トランプ氏はツイッター(現X)に独断で「あすパンムンジョ
ンで金正恩氏と会いたい」などと投稿しました。北朝鮮政府がこれ
に応じてしまったため、この開戦日(候補)は延期されました。
次の開戦日(候補)は2019年7月21日(日)に設定されました。この日
は、英国首相を選ぶ、英国の与党・保守党の党首選の投票日の前々
日でした。
この党首選の有力候補はボリス・ジョンソン元外相(当時)とジェレ
ミー・ハント外相(当時)でした。ハント氏は現職の外相だったので、
その時点で英国政府が持っている中朝戦争に関する国家機密情報を
すべて知っていましたが、ジョンソン氏は当時は元外相であり、政
権を離れていたため、中朝戦争については何も知りませんでした。
このため、2019年7月21日に中朝戦争が始まると、開戦直後にハン
ト氏は適切なコメントを出せますが、ジョンソン氏はおそらくトン
チンカンな発言(失言)をし、多くの保守党国会議員から軽蔑され、
党首選に勝てず、首相になれません。
そこで、トランプ氏は北朝鮮政府に「ボクのともだちのジョンソン
氏が英国の首相になれないと困るので、この開戦日を延期してほし
い」などとリクエストして認められたと思われます(周知のとおり、
このお陰でジョンソン氏は首相になりました)。
_
そして、開戦日(候補)が2021年1月8日(金)に設定されていた同月上
旬頃、トランプ氏はおそらく独断で、この開戦日(候補)の延期を
(おそらく合理的な理由を示さずに)北朝鮮政府にリクエストしまし
た。が、金正恩氏は自身の誕生日を開戦日にしたかったので、これ
をことわったと推測されます。
そこで、トランプ氏は自身の支持者たちに呼びかけ、2020年の米大
統領選では不正が行われたとウソをつき、支持者多数を扇動して大
統領選の結果を確認中の米議会に乱入させ、死者まで出る事件、い
わゆる「米議会襲撃事件」を引き起こしました。
このことを知った金正恩氏は「この狂った男が米大統領の座にある
限り、どんな妨害をされるかわからないので、開戦日はトランプの
退任後まで延期する」などと判断したようです。
_
現在のトランプ氏の政権移行チームのメンバーのうち、中朝戦争に
ついて、このチームに参加する前から知っていたのは、トランプ氏
だけです。
このため、このチームのメンバーのほぼ全員は、2021年1月6日の米
議会襲撃事件の真相を知らずにチームに参加していました。
そして、おそらく2024年11月下旬、ジョー・バイデン大統領の現政
権から政権移行チームに「北朝鮮政府が2024年11月下旬頃に開戦日
を設定した。もう延期しないと言っている」などという情報が伝わ
り、国家の最高機密情報の引き継ぎが行われたのでしょう。
_
この引き継ぎのあと、政権移行チームのメンバーは「大変なことが
起きる」などと思って、動揺したことでしょう。
米議会襲撃事件は、選挙の不正を正すためではなく、「ただのバカ」
が演説原稿の棒読みからのがれるため、米大統領すなわち米軍の最
高司令官でありながら「脱出作戦」の準備をしていた米軍を裏切っ
た事件だったという事実が、中朝戦争の開戦直後に、明るみに出る
からです。なぜなら中朝戦争に関する開戦予定日時などの国家機密
情報の大半は、開戦直後にほぼすべて(北朝鮮の敵である中国に対
して)明らかになるため、おおもとの情報提供者(北朝鮮政府)の許
可がなくても、自動的に秘密指定が解除され、だれでも自由にそれ
らの情報についておおやけの場で話せるようになるからです。
2025年1月に始まる米議会では、上下両院ともに共和党が多数派で
す。しかし、共和党の議員のなかにはトランプ氏を支持しない穏健
派が何人かいます。
米大統領弾劾裁判では、下院が検察官役、上院が裁判官役をします。
民主党の議員全員と共和党の穏健派議員全員がトランプ氏を米軍の
最高司令官にふさわしくないと判断すれば、トランプ氏は大統領就
任の当日か翌日に大統領弾劾手続きを開始されるため、バイデン政
権の次の政権は、事実上、ジェームズ・D・ヴァンス副大統領の政
権となります。
_
2024年11月下旬に初めて中朝戦争のことを知った政権移行チームの
メンバーは、過去にトランプ氏が開戦日の延期に成功した事例は4
つしかなく、そのうち実行(再現)可能なのは、金正恩氏とのトップ
会談しかないので、あわてて、唐突に直接会談を検討し始めたので
しょう。「まさに溺れる者は藁をもつかむ」の心境でしょう。
_
しかし、金正恩氏は自身の誕生日を開戦記念日にするのをトランプ
氏に邪魔されたと思っているので、何がなんでもトランプ氏の大統
領就任前に中朝戦争を始めるつもりでしょう。
2016年以降、奇跡的に約8年間も延期され続けた中朝戦争の開戦日
(候補)がついに延期されず、この戦争がほんとうに始まる日が、ま
もなくやって来ます。
_
【旧ツイッターなう】
上記の3つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これらは
日本時間2024年11月3、22、30日にわたくし佐々木敏が旧ツイッタ
ー(現X)( < http://x.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆し
たものです。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方
は、ぜひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
_
_
■参議院vs.最高裁~シリーズ「令和憲法」(1)■
2024年、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に起きる」と予測して来た北朝鮮の対中侵略、「中朝戦争」がついに始まろうとしている(今回の“トップ下”3つ目のコラム「謎の31分間と唐突な『米朝トップ会談』の模索」を参照)。
このような戦争が起きることを、関係各国の政府関係者以外の立場で予測し、かつ、その予測を事前に公表していた者は世界中で筆者だけなので、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者はまもなく日本全国で爆発的に増えると思われる。
このため、筆者が小誌上で提案して来た数々の憲法改正の条文案(改憲条文案)が日本中に知れ渡り、少なくとも日本の国会議員は全員これらの条文案を読み、賛否を表明せざるを得なくなると思われる。
筆者は小誌上で、現在すっかり形骸化してしまっている最高裁判所裁判官に対する国民審査を活性化するため、国民(有権者)が国民審査の投票を行うのに先立って、参考にするための「参議院審査」を導入するための日本国憲法第79条第2項の改正案を提案している。
では、その参議院審査のために国会に呼び出した最高裁判所裁判官に対して、参議院議員はどのような「審査」をすればよいのか。
実は、現在または近い過去の最高裁判所裁判官のなかに、ある面に関して相当に無能な裁判官がいる。
参議院議員はその無能な(元)裁判官に対してどのような追及をすべきか。
今回、筆者は手本を示そうと思う(2024年11月30日頃配信予定)。
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は → < http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29日「いくさ
とテロの差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的行動』(24)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日「内閣支持
率の虚実~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中朝のX DAY』
(98)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国防長官入院
の謎~米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』(99)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
_
【前々々々々々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トランプ人気の
終~『トランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中朝のX DAY』
(100)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
_
【前々々々々々々々々々回、小誌2024年2月16日「北のシン人権問
題~北朝鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』(101)」は
→ < http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
_
【前々々々々々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマイナス12日
~『Xデーマイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ『米中朝のX
DAY』(102)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/minus.html > 】
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【前々々々々々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイナス18日~
シリーズ『米中朝のX DAY』(103)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/6minus.html > 】
_
【前々々々々々々回、小誌2024年4月24日「開戦日和~シリーズ
『米中朝のX DAY』(104)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/theday.html > 】
_
【前々々々々々回、小誌2024年5月5日「就任式直前の悪夢~シリー
ズ『米中朝のX DAY』(105)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ceremo.html > 】
_
【前々々々々回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用論~シリー
ズ『米中朝のX DAY』(106)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
_
【前々々々回、小誌2024年7月31日「ネット広告革命~シリーズ
『人類 vs. 人工知能』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/revolu.html > 】
_
【前々々回、小誌2024年8月31日「新総裁の改憲~シリーズ『米中
朝のX DAY』(107)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ldp.html > 】
_
【前々回、小誌2024年9月30日「続・新総裁の改憲~シリーズ『米
中朝のX DAY』(108)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/consti.html > 】
_
【前回、小誌2024年10月31日「ノーベル文学賞考~ノーベル文学賞
の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/litera.html > 】
_
_
「現在または近い過去の最高裁判所裁判官」のなかにいる「ある面に関して相当に無能な裁判官」とはだれか。
「ある面」とは何か。
_
考えてみて下さい。
_
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+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
かつての上司を逮捕せよ!?
↓
http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html
+---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---++---+
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_
この先、記事本文は、日本時間2024年11月30日頃配信予定の『週刊
アカシックレコード(有料版)』「参議院vs.最高裁~シリーズ『令
和憲法』(1)」で( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )
(発行月の翌月以降は < http://www.mag2.com/archives/0001009100/ >
でバックナンバーとして)お読み下さい。
_
いま読者登録をなされば、無料です。
月間購読料(登録料)の本体価格は100円(消費税別)ですが、登録し
た最初の月は0円で、購読料が課金されるのはその翌月からです。
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_
【つまり、当該記事が配信されたあとでも、配信当月末日までにこ
ちら( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )で登録しさ
えすれば、配信済みの記事は無料バックナンバーとしてお読み頂け
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(敬称略)
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追伸:
小誌(有料版)にご意見等を投書されたい方は小誌に返信する形で投
書を下されば、スタッフ(編集部)によるセキュリティ等のチェック
を経て、数日後に筆者に転送されます。
但し、まぐまぐのシステム上、誠に申し訳ございませんが、小誌に
返信されても「退会」手続きは成立しません。。
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All rights reserved. 不許複製、禁無断転載
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【この記事へのご意見等は、ブログの「コメント」としてではなく、なるべくメールマガジン( < http://www.akashic-record.com/admin/regist.html > )への返信としてお寄せ下さいませ。スタッフ(『週刊アカシックレコード』編集部)はメールマガジンを最優先に対応しておりますので、返信メールのほうが、佐々木敏本人の目に触れる確率が高くなり、目に触れる時機も早くなります。ただ、なにぶん頂くファンメールの数が非常に多いので、すべてにお返事を差し上げることはできません。あしからず御了承下さいませ。】
ノーベル文学賞考:月刊アカシックレコード241031
■ノーベル文学賞の選考基準~月刊アカシックレコード241031■
2024年秋、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に起きる」と予測して来た北朝鮮の対中侵略、「中朝戦争」が始まろうとしている。
このような戦争が起きることを、関係各国の政府関係者以外の立場で予測し、かつ、その予測を事前に公表していた者は世界中で筆者だけなので、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者はまもなく日本全国で爆発的に増えると思われる。
このため、筆者が小誌上で提案して来た数々の憲法改正の条文案(改憲条文案)が日本中に知れ渡り、少なくとも日本の国会議員は全員これらの条文案を読み、賛否を表明せざるを得なくなると思われる。
他方、小誌の読者は日本国外でも激増すると予測される。おそらく、ノーベル文学賞の選考委員の方々も全員が小誌を読むであろう。
そこで、今回は、筆者は、同賞の選考基準について考察し、同賞選考委員の方々に提案をすることとさせて頂いた(2024年10月31日頃配信予定)。
_
_
【訂正】
小誌前回記事の記事本文「●グァンタナモの呪い●」の項目にある
「[カール・マルクスと]ウラジーミル・プーチン」は誤りであり、
正しくは「[カール・マルクスと]ウラジーミル・レーニン」です(小
誌2024年9月30日「続・新総裁の改憲~シリーズ『米中朝のX DAY』
(108)」 < http://www.akashic-record.com/y2024/consti.html > )。
お詫びして、訂正させて頂きます。
-- 『週刊アカシックレコード』編集部
m(_ _)m
【森山幹事長の陰謀】
小誌では、2007年以降、北朝鮮が中国に侵攻することによって始ま
る戦争を「中朝戦争」と呼んでいます。
近年、日米と北朝鮮は中国を共通の敵として秘密裏に「敵の敵は味
方」の関係を結んでいました。このため、小誌既報のとおり、中朝
戦争の開戦日(候補)は、日米朝3か国の合意により、2016年10月下
旬に同年11月6日が初めて設定されて以降、日米朝3か国政府の都合
で、さまざまな理由で、約8年間、数十回にわたって延期され、設
定され続けるという人類史上稀有な珍現象が起き続けていました。
こういう珍現象が起きる原因の1つは、世界中でただ2人、日米の首
脳だけが北朝鮮に開戦日(候補)の延期や設定をリクエストできる特
権を持っていたことでした。たとえば、2019年に安倍晋三首相(当
時)は「新しい天皇陛下の即位式の前後は開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、2021年に菅義偉首相(当時)は「東京オリ
ンピック・パラリンピックが閉幕するまで開戦しないでくれ」など
と北朝鮮にリクエストし、いずれも了承されていました。
もちろん、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の健康状態
の悪化など、北朝鮮の都合で延期されることもありました。
_
2024年8月の時事通信の「首相動静」を見ると、8月第1週の週末(3
~4日)と8月第3週の週末(17~18日)と8月第5週の週末(8月31日~9
月1日)と9月第3週の週末(9月14~15日)に岸田文雄首相がやったこ
とがかなり似ています(9月第5週の週末も同様です。詳論後出)。
首相は8月3日(土)に散髪(および林芳正官房長官との面会)、8月4日
(日)に「裕子夫人ら親族」との外食をし、8月17日(土)に散髪およ
び神宮前の私邸における「家族」との食事をし、8月18日(日)は終
日公邸にいて「来客なし」であり、8月31日(土)には散髪をし、9月
1日(日)には神宮前の私邸で家族だけとすごしたと思われる時間帯
があり「来客なし」であり、9月14日(土)には散髪をし、9月15日
(日)には終日公邸にいて「来客なし」です(時事, 2024a; 時事,
2024b; 時事, 2024c; 時事, 2024d; 時事, 2024e; 時事, 2024f;
時事, 2024g; 時事, 2024h)。
家族との(食事の)時間は「仕事のことを考えない時間」であり、リ
フレッシュするための時間であったと考えられます。また、四度の
散髪(および白髪染め)は間隔が短いことから、中朝戦争の開戦直後
に行う、日米英仏合同で(日本政府は安保法制に基づいて)中国(北
部)にいる数十万の外国人を(船で)日本に逃がす「脱出作戦」(小誌
既報のとおり、作戦名は「絆作戦」と推測)の開始を告げる「歴史
的な演説」の動画が全世界で視聴されることを意識した「開戦直前
の散髪」だったと考えられます。
岸田首相は首相就任以来「公務のある平日には散髪をしない」とい
う鉄則を一度の例外もなく守って来たため、8月3日(土)の散髪の予
約をした時点では中朝戦争の開戦日は8月5日(月)から8月10日(土)
までのどれかの日付に設定されていたと考えられます。また、岸田
首相が8月17日(土)の散髪を予約した時点では開戦日は8月19日(月)
から8月25日(日)までのどれかの日付に設定されていたと考えられ
ます。また、岸田首相が8月31日(土)の散髪の予約をした時点では
開戦日は9月2日(月)から9月8日(日)までのどれかの日付に設定され
ていたことになります。また、岸田首相が9月14日(土)の散髪の予
約をした時点では開戦日は9月16日(月)から9月22日(日)頃までのど
れかの日付に設定されていたことになります(岸田首相は9月21日か
ら訪米したため、開戦日が訪米中なら「歴史的な演説」はどんな形
になっていたかはわかりません)。
8月5~10日頃に設定されていた開戦日が延期された理由は、おそら
く、その少し前、7月29日(月)頃に中朝国境地帯に降った豪雨が引
き起こした北朝鮮北西部の洪水でしょう。
もしもこの洪水がなく、8月上旬に中朝戦争が始まっていたら、開
戦直後に、岸田首相は「安保法制の是非」を争点に掲げて衆議院の
解散・総選挙に打って出て、2015年の国会審議で安保法制に反対し
た当時も現在も野党第一党の立憲民主党に壊滅的な打撃を与え、与
党(自民党)を勝利に導き、本来2024年9月に行われるべき自民党総
裁選を数か月延期させ、権力の座に居座ることになったかもしれま
せん。
結局、8月14日(水)、岸田首相(自民党総裁)は解散・総選挙に打っ
て出ず、2024年9月の自民党総裁選に出馬せず、退陣すると表明し
ました。
その後、8月23日(金)までの報道によれば、河野太郎デジタル相は8
月26日(月)に、林官房長官は8月27日(火)に「ポスト岸田」を目指
して自民党総裁選への立候補を表明すると公表されました。2人と
も現職閣僚ですから、中朝戦争の開戦日(候補)が設定されていれば、
当然その日付を事前に知っています。そして、総裁候補が開戦日に
立候補を表明すると、日本国民の関心が戦争に集中するため、注目
されず、損をします。
つまり、8月25日(日)までのどれかの日付がいったん開戦日として
設定されたのでしょう。
そして、中朝戦争の開戦日は日本時間2024年9月1日(日)以降となり、
河野氏は予定どおり8月26日(月)に立候補表明をしました。
しかし、林官房長官は自身が日本政府の危機管理の司令塔であり、
8月27日(火)には台風が西日本に接近することを理由にその日に予
定していた立候補表明を延期するなどと8月25日(日)頃から取り沙
汰され、結局、立候補表明は9月3日(火)に延期されました(読売,
2024)。
しかし、林官房長官が立候補表明を延期した理由は、台風だけでは
なく、開戦日の延期もその理由だったでしょう。
そして、中朝戦争の開戦日は岸田首相が米国でクアッド(日米豪印)
首脳会議に出席し訪米を終えたあと、候補者全員が中朝戦争につい
て事前に何も知らない立憲民主党代表選のあと、自民党総裁選のあ
ととなりました。
ジョー・バイデン米大統領は2021年9月下旬にも開戦日を設定して
くれるように北朝鮮政府にリクエストし、すでに退陣を表明してい
た菅義偉首相を米国に招き、米国で開戦直後にクアッド首脳会談を
開き、中朝戦争開戦後の世界(とくにインド太平洋地域)では日米豪
印(とくに日米)が秩序を主導することを示す、いわば「21世紀のヤ
ルタ会談」のような会議を開こうとしましたが、そのときは開戦日
が延期され、失敗しました。今回、2024年9月にも開戦日は延期さ
れ、また失敗に終わったようです。
岸田首相は2024年9月28日(土)にも「開戦直前の散髪」と思われる
散髪をしているため(時事, 2024k; 時事, 2024L)、この散髪を予約
したあとに「なんらかの理由」でその時点で設定されていた開戦日
(候補)は延期されたと思われます。
では、その「なんらかの理由」はなんでしょうか。
それは「森山幹事長の陰謀」でしょう。
2024年9月29日(日)午後3時30分から、自民党の新総裁に選出された
ばかりの石破茂氏は自宅(赤坂の衆議院議員宿舎)で林官房長官、自
民党の森山裕(ひろし)総務会長(現幹事長)らと会っています。その
後、同4時47分に森山氏がこの会合からはずれて外へ出て、その38
分後、同5時25分に森山氏はこの会合に戻っています(時事, 2024L;
時事, 2024m)。
この「謎の38分間」に森山氏は何をしたのでしょうか。
おそらく、この38分間の前の段階で森山氏は石破氏に以下のような
ことを言ったのでしょう:
「9月30日(月)の開戦日に岸田首相は官邸でTVカメラの前で『脱出
作戦』の開始を告げる『歴史的な演説』をし、国内外に衝撃を与え、
全世界の注目を浴びる予定になっています。しかし、私はこの演説
はあなたがやるべきだと思っています。そうすれば、あなたは[少
なくともその作戦の実施中は]だれからも退陣を迫られる恐れのな
い『史上最強の首相』になることができ、[10月27日の衆議院議員]
総選挙で圧勝できます」
小誌既報のとおり、現行の日本の特定秘密保護法のもとでは、中朝
戦争の開戦日などの特定秘密情報(国家機密情報)のうちどれをだれ
に伝えるか(伝えないか)を決める権限は原則として首相が1人で握っ
ています。
そして、各時点で政府や与党の要職に就いている人は、その時点の
最新の(中朝戦争に関する開戦日などの)特定秘密情報を知っていま
す。ところが、2016年10月下旬に中朝戦争の開戦日が初めて同年11
月6日に設定されて以降、精確にいうと、同年8月上旬から約8年間、
石破氏は政府や与党の要職にまったく就いていなかったため、2024
年9月29日(日)の上記の会合に出るまで、中朝戦争についてまった
く知りませんでした。石破氏が2024年9月の総裁選中に「[自分が総
理総裁になったら]すぐに解散はせず、予算委員会などをやってか
ら解散する」などと述べ「早期解散論」に否定的な意見を表明して
いたのは、総裁選の時点では中朝戦争のことをまったく知らなかっ
たからです。
日本の首相は自衛隊の最高指揮官であり、「脱出作戦」は大規模な
人命救助作戦です。その作戦実施中の首相に自民党の旧安倍派や野
党が退陣や政権交代を迫ることは「脱出作戦の中止」を迫り、人命
救助をやめろと迫るに等しいことなので、到底できません。
そこで、9月29日(日)の会合で森山氏は衆議院議員総選挙の投票日、
10月27日(日)以前に中朝戦争の開戦日を設定するように北朝鮮政府
にリクエストすべきだと石破氏に提案し、了承を得たと思われます。
その直後、「謎の38分間」に森山氏は岸田首相(当時)に以下のよう
なことを言ったのでしょう:
「『歴史的な演説』を石破新首相に譲って下さい。情勢調査の結果
が思わしくないため、与党が総選挙で確実に勝つには総選挙の投票
日を『脱出作戦』実施中にする必要があります」
情勢調査とは、自民党が多額の党費を用いて独自に実施する、サン
プル数が非常に多い世論調査のことであり、衆議院議員総選挙後の
各党派の議席数をほぼ正確に予測できる調査です。
2021年10月4日、首相に就任した直後の岸田氏も、その直前の数年
間は政府や与党の要職に就いていなかっため、中朝戦争に関する当
時の最新の特定秘密情報を知りませんでした。
このため、石破氏ほどには防衛問題には詳しくない岸田氏は「脱出
作戦」実施中の首相が「史上最強の首相」になり得ることを理解で
きず、首相就任の時点で2021年10月10日に設定されていた中朝戦争
の開戦日(候補)を同年10月31日の衆議院議員総選挙のあと、同年11
月以降に延期するように北朝鮮政府にリクエストしてしまいました。
このとき、岸田首相(総裁)の手元に、与党の勝利を示唆する自民党
独自の情勢調査の結果があったことも災いし、岸田氏は総選挙で
「歴史的な大勝」をする機会をのがし、その政権を長期安定政権に
することに失敗しました。
しかし、防衛庁長官を務めた経験を持ち、防衛問題に精通した石破
氏は岸田氏の轍は踏みませんでした。2024年秋の石破新首相の手元
にあまりいい情勢調査の結果がなかったことも一因ではありますが、
石破氏は森山氏の提案を即座に理解し、みずから「脱出作戦」の最
高指揮官となり「史上最強の首相」として総選挙の投票日を迎える
ことを即決しました。
時事通信の「首相動静」を見る限り、2024年9月29日(日)に岸田首
相が森山氏と会ったという記録はありません。しかし、「謎の38分
間」は、総理番記者たちがその構造をよく知っている公邸や官邸で
はなく、番記者たちがその構造をよく知っているとは思えない神宮
前の自宅(私邸)に岸田首相がいた時間帯です(時事, 2024L; 時事,
2024m)。そのうえ、退陣が決まっているとはいえ「一国の首相」に
向かってその部下(自民党総務会長)が「あなたにとっての政治家人
生最大の晴れ舞台をキャンセルして下さい」などという重い問題を
電話で提案し、説得するなどとは到底思われません。したがって、
同日、森山氏はひそかに岸田氏の私邸で岸田氏に会い、「歴史的な
演説」を新首相に譲るように提案し、約38分間かけて説得したと思
われます。
結局、開戦日は2024年11月1日(金)以降、総選挙後になりました。
この理由はよくわかりません。
北朝鮮政府がなんらかの技術的な理由で10月31日(木)以前では困る
と言い出したのかもしれません。
あるいは、総選挙で自公連立与党が過半数を割った場合に備えて、
野党や自民党内(旧安倍派など)からの退陣要求をかわし、一部の野
党を連立に引き込むために、石破首相や森山幹事長が「脱出作戦」
の開始をわざと総選挙直後にして保険をかけたのかもしれません。
_
【旧ツイッターなう】
上記の1つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これは日
本時間2024年8月23日、同年10月10、25、26、27日にわたくし佐々
木敏が旧ツイッター(現X)( < http://x.com/akashicr > )でつぶや
いた内容に加筆したものです。このようなつぶやき(ツイート)をお
読みになりたい方は、ぜひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
_
_
■ノーベル文学賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)■
2024年秋、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に起きる」と予測して来た北朝鮮の対中侵略、「中朝戦争」が始まろうとしている。
このような戦争が起きることを、関係各国の政府関係者以外の立場で予測し、かつ、その予測を事前に公表していた者は世界中で筆者だけなので、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者はまもなく日本全国で爆発的に増えると思われる。
このため、筆者が小誌上で提案して来た数々の憲法改正の条文案(改憲条文案)が日本中に知れ渡り、少なくとも日本の国会議員は全員これらの条文案を読み、賛否を表明せざるを得なくなると思われる。
他方、小誌の読者は日本国外でも激増すると予測される。おそらく、ノーベル文学賞の選考委員の方々も全員が小誌を読むであろう。
そこで、今回は、筆者は、同賞の選考基準について考察し、同賞選考委員の方々に提案をすることとさせて頂いた(2024年10月31日頃配信予定)。
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は → < http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29日「いくさと
テロの差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的行動』(24)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日「内閣支持率
の虚実~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中朝のX DAY』
(98)」は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
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【前々々々々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国防長官入院
の謎~米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』(99)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
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【前々々々々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トランプ人気の終
~『トランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中朝のX DAY』(100)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
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【前々々々々々々々々回、小誌2024年2月16日「北のシン人権問題
~北朝鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』(101)」は
→ < http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
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【前々々々々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマイナス12日~
『Xデーマイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ『米中朝のX DAY』
(102)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/minus.html > 】
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【前々々々々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイナス18日~シ
リーズ『米中朝のX DAY』(103)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/6minus.html > 】
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【前々々々々々回、小誌2024年4月24日「開戦日和~シリーズ『米
中朝のX DAY』(104)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/theday.html > 】
_
【前々々々々回、小誌2024年5月5日「就任式直前の悪夢~シリーズ
『米中朝のX DAY』(105)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ceremo.html > 】
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【前々々々回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用論~シリーズ
『米中朝のX DAY』(106)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
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【前々々回、小誌2024年7月31日「ネット広告革命~シリーズ『人
類 vs. 人工知能』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/revolu.html > 】
_
【前々回、小誌2024年8月31日「新総裁の改憲~シリーズ『米中朝
のX DAY』(107)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ldp.html > 】
_
【前回、小誌2024年9月30日「続・新総裁の改憲~シリーズ『米中
朝のX DAY』(108)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/consti.html > 】
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ノーベル文学賞の具体的な選考基準とは何か。
同賞を川端康成は受賞できたのに、村上春樹が何年待っても受賞できないのはなぜか。
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考えてみて下さい。
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かつての上司を逮捕せよ!?
↓
http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html
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この先、記事本文は、日本時間2024年10月31日頃配信予定の『週刊
アカシックレコード(有料版)』「ノーベル文学賞考~ノーベル文学
賞の選考基準~シリーズ『ノーベル賞』(1)」で( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )
(発行月の翌月以降は < http://www.mag2.com/archives/0001009100/ >
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【この記事へのご意見等は、ブログの「コメント」としてではなく、なるべくメールマガジン( < http://www.akashic-record.com/admin/regist.html > )への返信としてお寄せ下さいませ。スタッフ(『週刊アカシックレコード』編集部)はメールマガジンを最優先に対応しておりますので、返信メールのほうが、佐々木敏本人の目に触れる確率が高くなり、目に触れる時機も早くなります。ただ、なにぶん頂くファンメールの数が非常に多いので、すべてにお返事を差し上げることはできません。あしからず御了承下さいませ。】
続・新総裁の改憲:月刊アカシックレコード240930
■続・新総裁の改憲~月刊アカシックレコード240930■
2024年秋、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に必ず起きる」と予測して来た「中朝戦争」がいまにも始まろうとしている。
このような戦争が起きることを、関係各国の政府関係者以外の立場で予測し、かつ、その予測を事前に公表していた者は世界中で筆者だけなので、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者はまもなく日本全国で(日本国外でも)爆発的に増えると思われる。
このため、筆者が小誌上で提案して来た数々の憲法改正の条文案(改憲条文案)が日本中に知れ渡り、少なくとも日本の国会議員は全員これらの条文案を読み、賛否を表明せざるを得なくなると思われる。
他方、2024年8月14日、岸田文雄首相(自民党総裁)が同年9月に実施される自民党総裁選に出馬せず、退陣すると表明した。このため、同年9月27日の総裁選で選出された石破茂新総裁(次期首相)は否応(いやおう)なくこの改憲論争に巻き込まれることになる。
そこで、前回、筆者は、2024年8月の時点で日本の国会議員であった方々全員に対して、上記の改憲条文案を含む小誌の記事の一部の「引用等」をすること(国会や衆議院議員総選挙直前の党首討論会などで小誌の記事の一部を朗読したり、紙やwebサイトなどに印刷・複製して資料として配布したり公開したりすること)を、日本の著
作権法に基づき、許諾した。
今回、筆者は、日本の著作権法に基づき、上記の改憲条文案を含む小誌の記事の一部の「引用等」を許諾する活字媒体を発表することにした(2024年9月30日頃配信予定)。
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【続・もし8月上旬に開戦していたら…】
2024年8月の時事通信の「首相動静」を見ると、8月第1週の週末(3
~4日)と8月第3週の週末(17~18日)と8月第5週の週末(8月31日~9
月1日)と9月第3週の週末(9月14~15日)に岸田文雄首相がやったこ
とがかなり似ています(あとで述べるように9月第5週も同様です)。
首相は3日(土)に散髪(および林芳正官房長官との面会)、4日(日)に
「裕子夫人ら親族」との外食をし、17日(土)に散髪および神宮前の
私邸における「家族」との食事をし、18日(日)は終日公邸にいて
「来客なし」であり、31日(土)には散髪をし、9月1日(日)には神宮
前の私邸で家族だけとすごしたと思われる時間帯があり「来客なし」
であり、9月14日(土)には散髪をし、15日(日)には終日公邸にいて
「来客なし」です(時事, 2024a; 時事, 2024b; 時事, 2024c; 時事,
2024d; 時事, 2024e; 時事, 2024f; 時事, 2024g; 時事, 2024h)。
家族との(食事の)時間は「仕事のことを考えない時間」であり、リ
フレッシュするための時間であったと考えられます。また、四度の
散髪(および白髪染め?)は間隔が短いことから、中朝戦争の開戦直
後に行う、日米英仏合同で(日本政府は安保法制に基づいて)中国
(北部)にいる数十万の外国人を(船で)日本に逃がす「脱出作戦」
(小誌既報のとおり、作戦名は「絆作戦」と推測)の開始を告げる
「歴史的な演説」の動画が全世界で視聴されることを意識した「開
戦直前の散髪」だったと考えられます。
岸田首相は首相就任以来「公務のある平日には散髪をしない」とい
う鉄則を一度の例外もなく守っているため、3日の散髪の予約をし
た時点では中朝戦争の開戦日は8月5日(月)から8月10日(土)までの
どれかの日付に設定されていたと考えられます。また、岸田首相が
8月24日(土)に福島県を訪問することが事前に発表されていたため、
17日の散髪を予約した時点では開戦日は8月19日(月)から8月25日
(日)までのどれかの日付に設定されていたと考えられます。また、
岸田首相が31日の散髪の予約をした時点では開戦日は9月2日(月)か
ら9月8日(日)までのどれかの日付に設定されていたことになります。
また、岸田首相が9月14日(土)の散髪の予約をした時点では開戦日
は9月16日(月)から9月22日(日)頃までのどれかの日付に設定されて
いたことになります(岸田首相は9月21日から訪米するため、開戦日
が訪米中なら「歴史的な演説」はどんな形になったかわかりません)。
8月5~10日頃に設定されていた開戦日が延期された理由は、おそら
く、その少し前、7月29日(月)頃に中朝国境地帯に降った豪雨が引
き起こした北朝鮮北西部の洪水でしょう。
もしもこの洪水がなく、8月上旬に中朝戦争が始まっていたら、開
戦直後に、岸田首相は「安保法制の是非」を争点に掲げて衆議院の
解散・総選挙に打って出て、2015年の国会審議で安保法制に反対し
た当時も現在も野党第一党の立憲民主党に壊滅的な打撃を与え、与
党(自民党)を勝利に導き、本来2024年9月に行われるべき自民党総
裁選を数か月延期させ、権力の座に居座ることになったかもしれま
せん。
その後、8月23日(金)までの報道によれば、河野太郎デジタル相は8
月26日(月)に、林官房長官は8月27日(火)に「ポスト岸田」を目指
して自民党総裁選への立候補を表明すると公表されました。2人と
も現職閣僚ですから、中朝戦争の開戦日(候補)が設定されていれば、
当然その日付を事前に知っています。そして、「総裁候補」が開戦
日に立候補を表明すると、日本国民の関心が戦争に集中するため、
注目されず、損をします。
つまり、8月25日(日)までのどれかの日付がいったん開戦日として
設定されたのでしょう。
そして、中朝戦争の開戦日は日本時間2024年9月1日(日)以降となり、
河野氏は予定どおり8月26日(月)に立候補表明をしました。
しかし、林官房長官は自身が日本政府の危機管理の司令塔であり、
8月27日(火)には台風が西日本に接近することを理由にその日に予
定していた立候補表明を延期するなどと8月25日(日)頃から取り沙
汰され、結局、立候補表明は9月3日(火)に延期されました(読売,
2024)。
しかし、林官房長官が立候補表明を延期した理由は、台風だけでは
なく、開戦日の延期もその理由だったでしょう。
そして、最終的に、中朝戦争の開戦日は岸田首相が米国でクアッド
(日米豪印)首脳会議に出席し訪米を終えたあと、候補者全員が中朝
戦争について事前に何も知らない立憲民主党代表選のあと、自民党
総裁選のあととなりました。
岸田首相は9月28日(土)にも「開戦直前の散髪」と思われる散髪を
しているため(時事, 2024k; 時事, 2024L)、この散髪を予約する直
前に、なんらかの理由で、その時点で設定されていた開戦日(候補)
が延期されたと思われます(「なんらかの理由」については、今回
の記事本文で参照できる小誌blog版のコラム「高齢批判を受けても
なかなか撤退しなかった理由」のアドレスをクリックして「念のた
め」という言葉を含む段落以下を参照)。
ジョー・バイデン米大統領は2021年9月下旬にも開戦日を設定して
くれるように北朝鮮政府にリクエストし、退陣を表明した菅義偉首
相を米国に招き、米国で開戦直後にクアッド首脳会談を開き、中朝
戦争開戦後の世界(とくにインド太平洋地域)では日米豪印(とくに
日米)が秩序を主導することを示す、いわば「21世紀のヤルタ会談」
のような会議を開こうとしましたが、そのときは開戦日が延期され、
失敗しました。
今回も開戦日は延期され、また失敗に終わったようです。
_
【旧ツイッターなう】
上記の1つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これは、
日本時間2024年8月23日にわたくし佐々木敏が旧ツイッター(現X)
( < http://x.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆したもの
です。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方は、ぜ
ひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
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■続・新総裁の改憲~シリーズ『米中朝のX DAY』(108)■
2024年秋、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に必ず起きる」と予測して来た「中朝戦争」がいまにも始まろうとしている。
このような戦争が起きることを、関係各国の政府関係者以外の立場で予測し、かつ、その予測を事前に公表していた者は世界中で筆者だけなので、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者はまもなく日本全国で(日本国外でも)爆発的に増えると思われる。
このため、筆者が小誌上で提案して来た数々の憲法改正の条文案(改憲条文案)が日本中に知れ渡り、少なくとも日本の国会議員は全員これらの条文案を読み、賛否を表明せざるを得なくなると思われる。
他方、2024年8月14日、岸田文雄首相(自民党総裁)が同年9月に実施される自民党総裁選に出馬せず、退陣すると表明した。このため、同年9月27日の総裁選で選出された石破茂新総裁(次期首相)は否応(いやおう)なくこの改憲論争に巻き込まれることになる。
そこで、前回、筆者は、2024年8月の時点で日本の国会議員であった方々全員に対して、上記の改憲条文案を含む小誌の記事の一部の「引用等」をすること(国会や衆議院議員総選挙直前の党首討論会などで小誌の記事の一部を朗読したり、紙やwebサイトなどに印刷・複製して資料として配布したり公開したりすること)を、日本の著作権法に基づき、許諾した。
今回、筆者は、日本の著作権法に基づき、上記の改憲条文案を含む小誌の記事の一部の「引用等」を許諾する活字媒体を発表することにした(2024年9月30日頃配信予定)。
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は → < http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
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【前々々々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29日「いくさとテ
ロの差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的行動』(24)」は
→ < http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
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【前々々々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日「内閣支持率の
虚実~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中朝のX DAY』(98)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
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【前々々々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国防長官入院の
謎~米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』(99)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
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【前々々々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トランプ人気の終~
『トランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中朝のX DAY』(100)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
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【前々々々々々々々回、小誌2024年2月16日「北のシン人権問題~
北朝鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』(101)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
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【前々々々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマイナス12日~
『Xデーマイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ『米中朝のX DAY』
(102)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/minus.html > 】
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【前々々々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイナス18日~シリ
ーズ『米中朝のX DAY』(103)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/6minus.html > 】
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【前々々々々回、小誌2024年4月24日「開戦日和~シリーズ『米中
朝のX DAY』(104)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/theday.html > 】
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【前々々々回、小誌2024年5月5日「就任式直前の悪夢~シリーズ
『米中朝のX DAY』(105)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ceremo.html > 】
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【前々々回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用論~シリーズ
『米中朝のX DAY』(106)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
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【前々回、小誌2024年7月31日「ネット広告革命~シリーズ『人類
vs. 人工知能』(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/revolu.html > 】
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【前回、小誌2024年8月31日「新総裁の改憲~シリーズ『米中朝のX
DAY』(107)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ldp.html > 】
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筆者の数々の改憲条文案が日本中に知れ渡り、日本中で改憲論争が巻き起こると、2024年内に行われると思われる衆議院議員総選挙で自民党が有利になるか否か。
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考えてみて下さい。
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かつての上司を逮捕せよ!?
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http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html
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この先、記事本文は、日本時間2024年9月30日頃配信予定の『週刊
アカシックレコード(有料版)』「続・新総裁の改憲~シリーズ『米
中朝のX DAY』(108)」で( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )
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小誌編集部は有料版の課金・配信のシステムに一切触れることがで
きないので、何卒宜しくご理解下さいませ。】
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(敬称略)
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を経て、数日後に筆者に転送されます。
但し、まぐまぐのシステム上、誠に申し訳ございませんが、小誌に
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【この記事へのご意見等は、ブログの「コメント」としてではなく、なるべくメールマガジン( < http://www.akashic-record.com/admin/regist.html > )への返信としてお寄せ下さいませ。スタッフ(『週刊アカシックレコード』編集部)はメールマガジンを最優先に対応しておりますので、返信メールのほうが、佐々木敏本人の目に触れる確率が高くなり、目に触れる時機も早くなります。ただ、なにぶん頂くファンメールの数が非常に多いので、すべてにお返事を差し上げることはできません。あしからず御了承下さいませ。】
新総裁の改憲:月刊アカシックレコード240831
■新総裁の改憲~月刊アカシックレコード240831■
2024年、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に必ず起きる」と予測して来た「中朝戦争」がまもなく始まろうとしている。
このような戦争が起きることを、関係各国の政府関係者以外の立場で予測し、かつ、その予測を事前に公表していた者は世界中で筆者だけなので、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者は日本全国で(日本国外でも)まもなく爆発的に増えるだろう。
このため、筆者が小誌上で提案して来た数々の憲法改正の条文案(改憲条文案)が日本中に知れ渡り、少なくとも日本の国会議員は全員これらの条文案を読み、賛否を表明せざるを得なくなると思われる。
他方、2024年8月14日、岸田文雄首相(自民党総裁)が同年9月に実施される自民党総裁選に出馬せず、退陣すると表明したため、同年9月12日に告示され、同月27日に投開票される自民党総裁選に立候補する候補者たちは、否応(いやおう)なくこの改憲論争に巻き込まれることになる。
おそらく、筆者が提案している改憲条文案のうち、もっとも激しい議論の対象となるのは「富士山噴火」に関する条文案だろう。
日本政府の中央防災会議が次の富士山噴火が前回(1707年)の「宝永噴火」と同じ規模で、かつ(溶岩噴火でなく)火山灰噴火であった場合の降灰シミュレーションを発表してから4年以上経っているにもかかわらず「この問題について一度も考えたことがない」などという、まぬけな政治家には当然、日本の総理総裁になる資格はない。なぜなら、富士山噴火は、近現代に日本が経験して来たほかの自然災害とは根本的に異なる性質を持つ特殊な自然災害であり、近年の日本人が採って来た一般的な災害対策(たとえば、3日分の食糧や水を含む防災グッズセットを買うことなど)はほとんど役に立たないからである。
この問題に本気で向き合う覚悟のある政治家でなければ、今回の総裁選に勝つことはできないだろう(2024年8月31日頃配信予定)。
_
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【もし8月上旬に開戦していたら…】
2024年8月の時事通信の「首相動静」を見ると、8月第1週の週末(3
~4日)と8月第2週の週末(17~18日)に岸田文雄首相がやったことが
かなり似ています。前者では、首相は3日(土)に散髪(および林芳正
官房長官との面会)、4日(日)に「裕子夫人ら親族」との外食をし、
後者では、17日(土)に散髪および神宮前の私邸における「家族」と
の食事をし、18日(日)は終日公邸にいて「来客なし」です(時事,
2024a; 時事, 2024b; 時事, 2024c; 時事, 2024d)。
家族との食事の時間は「仕事のことを考えない時間」であり、リフ
レッシュするための時間であったと考えられます。また、二度の散
髪(および白髪染め?)は間隔が短いことから。中朝戦争の開戦直後
に官邸で行う、日米英仏合同で(日本政府は安保法制に基づいて)中
国(北部)にいる数十万の外国人を(船で)日本に逃がす「脱出作戦」
(小誌既報のとおり、作戦名は「絆作戦」と推測)の開始を告げる
「歴史的な演説」に備えての「開戦直前の散髪」だったと考えられ
ます。
岸田首相は首相就任以来「公務のある平日には散髪をしない」とい
う鉄則を一度の例外もなく守っているため、3日の散髪の予約をし
た時点では中朝戦争の開戦日は8月5日(月)から8月10日(土)までの
どれかの日付に設定されていたと考えられます。また、岸田首相が
8月24日(土)に福島県を訪問することが事前に発表されていたため、
17日の散髪を予約した時点では開戦日は8月19日(月)から8月25日
(日)までのどれかの日付に設定されていたと考えられます。
8月5~10日頃に設定されていた開戦日が延期された理由は、おそら
く、その少し前、7月29日(月)頃に中朝国境地帯に降った豪雨が引
き起こした北朝鮮北西部の洪水でしょう。
もしもこの洪水がなく、8月上旬に中朝戦争が始まっていたら、開
戦直後に、岸田首相は「安保法制の是非」を争点に掲げて衆議院の
解散・総選挙に打って出て、2015年の国会審議で安保法制に反対し
た当時も現在も野党第一党の立憲民主党に壊滅的な打撃を与え、与
党(自民党)を勝利に導き、本来2024年9月に行われるべき自民党総
裁選を数か月延期させ、権力の座に居座ることになったかもしれま
せん。
その後、8月23日(金)までの報道によれば、河野太郎デジタル相は8
月26日(月)に、林官房長官は8月27日(火)に「ポスト岸田」を目指
して自民党総裁選への立候補を表明すると公表されました。2人と
も現職閣僚ですから、中朝戦争の開戦日(候補)が設定されていれば、
当然その日付を事前に知っています。そして、「総裁候補」が開戦
日に立候補を表明すると、日本国民の関心が戦争に集中するため、
注目されず、損をします。
つまり、8月25日(日)までのどれかの日付がいったん開戦日として
設定されたのでしょう。
そして、結局、中朝戦争の開戦日は日本時間2024年9月1日(日)以降
であり、河野氏は予定どおり8月26日(月)に立候補表明をしました。
しかし、林官房長官は自身が日本政府の危機管理の司令塔であり、
8月27日(火)には台風が西日本に接近することを理由にその日に予
定していた立候補表明を延期するなどと8月25日(日)頃から取り沙
汰され、結局、立候補表明は9月3日(火)に延期されました(読売,
2024)。
しかし、林官房長官が立候補表明を延期した理由は、台風だけでは
なく、開戦日の延期もその理由だったでしょう。
そして、自民党国会議員で党か政府の役職に就いている人が総裁選
に立候補することを表明する予定だと報道されている日は、開戦日
ではないでしょう。
いずれにせよ、開戦日は、自民党総裁選の告示日、2024年9月12日
(木)の前でしょう。
_
【旧ツイッターなう】
上記の1つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これは、
日本時間2024年8月23日にわたくし佐々木敏が旧ツイッター(現X)
( < http://x.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆したもの
です。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方は、ぜ
ひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
_
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■新総裁の改憲~シリーズ『米中朝のX DAY』(107)■
2024年、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に必ず起きる」と予測して来た「中朝戦争」がまもなく始まろうとしている。
このような戦争が起きることを、関係各国の政府関係者以外の立場で予測し、かつ、その予測を事前に公表していた者は世界中で筆者だけなので、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者は日本全国で(日本国外でも)まもなく爆発的に増えるだろう。
このため、筆者が小誌上で提案して来た数々の憲法改正の条文案(改憲条文案)が日本中に知れ渡り、少なくとも日本の国会議員は全員これらの条文案を読み、賛否を表明せざるを得なくなると思われる。
他方、2024年8月14日、岸田文雄首相(自民党総裁)が同年9月に実施される自民党総裁選に出馬せず、退陣すると表明したため、同年9月12日に告示され、同月27日に投開票される自民党総裁選に立候補する候補者たちは、否応(いやおう)なくこの改憲論争に巻き込まれることになる。
おそらく、筆者が提案している改憲条文案のうち、もっとも激しい議論の対象となるのは「富士山噴火」に関する条文案だろう。
日本政府の中央防災会議が次の富士山噴火が前回(1707年)の「宝永噴火」と同じ規模で、かつ(溶岩噴火でなく)火山灰噴火であった場合の降灰シミュレーションを発表してから4年以上経っているにもかかわらず「この問題について一度も考えたことがない」などという、まぬけな政治家には当然、日本の総理総裁になる資格はない。なぜなら、富士山噴火は、近現代に日本が経験して来たほかの自然災害とは根本的に異なる性質を持つ特殊な自然災害であり、近年の日本人が採って来た一般的な災害対策(たとえば、3日分の食糧や水を含む防災グッズセットを買うことなど)はほとんど役に立たないからである。
この問題に本気で向き合う覚悟のある政治家でなければ、今回の総裁選に勝つことはできないだろう(2024年8月31日頃配信予定)。
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【小誌2021年3月29日「テレビ朝日の移転?~シリーズ『富士山噴火』
(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2021/tvasah.html > 】
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【小誌2022年5月31日「憲法80条の欠陥~日本国憲法第80条第1項と
いう欠陥~シリーズ『“戦後”の終わり』(7)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2022/hanken.html > 】
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は → < http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
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【小誌2022年10月30日「首都は射程圏外?~シリーズ『富士山噴火』
(4)」は → < http://www.akashic-record.com/y2022/kamika.html > 】
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【前々々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29日「いくさとテロ
の差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的行動』(24)」は
→ < http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
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【前々々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日「内閣支持率の虚
実~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中朝のX DAY』(98)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
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【前々々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国防長官入院の謎
~米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』(99)」は
→ < http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
_
【前々々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トランプ人気の終~
『トランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中朝のX DAY』(100)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
_
【前々々々々々々回、小誌2024年2月16日「北のシン人権問題~北
朝鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』(101)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
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【前々々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマイナス12日~『Xデ
ーマイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ『米中朝のX DAY』(102)」
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【前々々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイナス18日~シリー
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【前々回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用論~シリーズ『米
中朝のX DAY』(106)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
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【前回、小誌2024年7月31日「ネット広告革命~シリーズ『人類vs.
人工知能』(2)は → < http://www.akashic-record.com/y2024/revolu.html > 】
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筆者の数々の改憲条文案が日本中に知れ渡り、日本中で改憲論争が巻き起こると、2024年9月の自民党総裁選でだれが有利になるのか。
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考えてみて下さい。
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この先、記事本文は、日本時間2024年8月31日頃配信予定の『週刊
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但し、まぐまぐのシステム上、誠に申し訳ございませんが、小誌に
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ネット広告革命:月刊アカシックレコード240731
■ネット広告革命~月刊アカシックレコード240731■
2024年夏、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に必ず起きる」と予測して来た「中朝戦争」がいよいよ始まろうとしている。
まもなく、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者は全世界で爆発的に増えるだろう。
まもなく、小誌が採用している「低価格有料メルマガ」というビジネスモデルが世界中に知れ渡るだろう。
従来、インターネットの世界では、パフォーマンス系ユーチューバーなどのコンテンツクリエイターは、ネット上に無料のコンテンツをリリースして多くの視聴者(読者)を集め、その視聴者(読者)のアクセス数に比例してそのコンテンツに広告を出す企業の商品やサービスが売れるはずだという論理に基づいて、広告を出す企業から広告料を徴収し、収入を得て来た。このビジネスモデルはより多くの人々の関心(アテンション)に基づくアクセスを集めれば集めるほど儲かるので「アテンション・エコノミー」とも呼ばれる。
しかし、この「無料コンテンツ」のビジネスモデルは「低価格有料メルマガ」のビジネスモデルよりはるかに集金効率が悪い。なぜなら、前者の視聴者(読者)にはクレジットカードを持たない、購買力の乏しい18歳未満の子供など、ネットに広告を出す企業にとってはほとんど顧客になりそうもない「無駄な視聴者(読者)」が多数含ま
れているからだ。したがって、無料コンテンツのクリエイターたちは「無駄な視聴者(読者)」が多数含まれることを承知で膨大な数の視聴者(読者)を集めなければならない。
これとは対照的に、「低価格有料メルマガ」などのクリエイターはそのような膨大な数の視聴者(読者)のアクセスを集める必要がない。
このビジネスモデルでは、クリエイターは直接の受益者、すなわち読者(視聴者)からコンテンツの対価を受け取るからである。
そして、「低価格有料メルマガ」の読者(視聴者)はほぼ全員がクレジットカードを持っており、購買力がある。
このため、やがて全世界の主要企業はネットに自社の商品やサービスを売るための広告を出す場合、無料コンテンツに広告を出すのをやめ、低価格有料メルマガなどの有料コンテンツに限定して広告を出すようになるだろう。
そうなれば、無料コンテンツのクリエイターたちの多くは広告収入を失って廃業に追い込まれるだろうし、そういう無料コンテンツに対する検索機能を無料で提供しているグーグルは、現在世界のネット広告市場で獲得している覇権を失うだろう(2024年7月31日頃配信予定)。
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【「富士山噴火」を知らない都知事候補】
2024年7月7日(日)に投開票された東京都知事選挙では、現職の小池
百合子知事が勝って三選をはたし、立憲民主党の蓮舫前参議院議員
は2位にもなれず、石丸伸二・元安芸高田市長の後塵を拝し、3位に
終わりました。つまり、蓮舫氏は惨敗したのです。
小池、蓮舫両候補政見放送を見ました。小池知事は政見放送の中で
はっきり「富士山」という固有名詞を出し「富士山の降灰対策」を
やっていることを明言し、その継続を約束しました。
これとは対照的に、蓮舫氏はその政権放送の中で「富士山」とはひ
とことも言わず、「自然災害対策には行政のDX化(デジタルトラン
スフォーメーション)が有効」などと述べていました。
前回の“トップ下”の1つ目のコラム「『富士山噴火Xデー』の迎え
方」で述べたように、次の富士山噴火が前回(1707年)の「宝永噴火」
と同規模で、かつ(溶岩噴火ではなく)火山灰噴火だった場合、近現
代の日本が経験した自然災害とはまったく異質な自然災害となりま
す。だから、小池知事は一般的な防災対策とは別の富士山噴火対策
専用の予算を計上し、それを都議会で審議してもらっています。
2024年4月に発災した台湾の花蓮地震では、台湾政府がデジタル技
術を駆使して、避難所の早期開設や被災者への支援物資の早期配給
に成功しました。そのスピードは2024年1月に発災した能登半島地
震における日本政府の被災者支援対策のスピードよりかなり早かっ
たようです。元々外国籍(台湾籍)の保有者だった蓮舫氏はこの件を
念頭に「自然災害対策には行政のDXが有効」などと言ったのでしょ
う。
しかし、次の富士山噴火が前回のそれと同規模で、かつ火山灰噴火
だった場合は、都内では火山灰の影響で電子機器がほぼすべて使用
不能に陥るため、デジタル技術は使い物になりません。蓮舫氏は富
士山噴火という自然災害の特殊性をまったく知らないようです。
上記のとおり、都議会では富士山噴火(の特殊性)について何度も審
議しているのですから、蓮舫氏は立憲民主党の都議会議員に「いま
東京都が抱えている重要な問題のリストを下さい」などと言って頭
を下げて教えを請えば、富士山噴火(の特殊性)に気付いたはずです。
もしかすると、蓮舫氏は長年参議院議員を務め、かつ、有名人であっ
たため、無名の都議会議員たちを見下しており「そんな連中の意見
など聞かなくても、わたしの国会議員、閣僚としての経験を訴えれ
ば当選できる」などと思い上がっていたのかもしれません。
もうしそうなら、蓮舫氏は都知事失格、いや、政治家失格、いや、
人間失格ですね。
もしそうなら、蓮舫氏には、二度と政界に戻って来てもらいたくな
いです。
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【旧ツイッターなう】
上記の1つのコラムは「“トップ下”のコラム」ですが、これは、
日本時間2024年6月28日にわたくし佐々木敏が旧ツイッター(現X)
( < http://x.com/akashicr > )でつぶやいた内容に加筆したもの
です。このようなつぶやき(ツイート)をお読みになりたい方は、ぜ
ひ旧ツイッターをご利用下さい。
m(_ _)m
【嫌韓派にあらず】
わたくし佐々木敏は韓国嫌いではありません。むしろ韓国の最大の
理解者です。韓国人や韓国の立場に立って彼らのホンネを理解しよ
うとしています。
たとえば、日本のTV各局は韓流スターを日本の連続ドラマに出演さ
せれば、そのドラマや、ほかの日本製ドラマを韓国に輸出し地上
波で放送させることもできるだろうと期待し、じっさいに何度もそう
しました(リュ・シウォンが出演した2007年4~9月放送のNHK連続テ
レビ小説『どんど晴れ』など)。
しかし、韓国側がその期待に応えたことはほとんどありません。理
由は小誌で述べたとおり、「反日感情」でも「国内産業の保護」で
もなく、大半の日本人には想像も付かないものです(小誌有料版20
10年2月22日「浅田真央 vs. 韓国TV~シリーズ『バンクーバー五輪』
(2)」 < http://p.tl/7Jgj > )。
日本のTV各局の方々がこの理由をご存じない場合は、「こっちがこ
れだけよくしてやったのに、韓国のやつら、なんで『日流ドラマ』
を輸入しないんだ。恩知らずめッ!」などと思って腹が立って、韓
国嫌いになるでしょう。
私はむしろそれを防ごうとしているのですから、私に「嫌韓派」の
レッテルを貼らないで下さい。
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■ネット広告革命~シリーズ「人類vs.人工知能」(2)■
2024年夏、小誌上で筆者が2007年から「近い将来に必ず起きる」と予測して来た「中朝戦争」がいよいよ始まろうとしている。
まもなく、中朝戦争の開戦直後から小誌の読者は全世界で爆発的に増えるだろう。
まもなく、小誌が採用している「低価格有料メルマガ」というビジネスモデルが世界中に知れ渡るだろう。
従来、インターネットの世界では、パフォーマンス系ユーチューバーなどのコンテンツクリエイターは、ネット上に無料のコンテンツをリリースして多くの視聴者(読者)を集め、その視聴者(読者)のアクセス数に比例してそのコンテンツに広告を出す企業の商品やサービスが売れるはずだという論理に基づいて、広告を出す企業から広告料を徴収し、収入を得て来た。このビジネスモデルはより多くの人々の関心(アテンション)に基づくアクセスを集めれば集めるほど儲かるので「アテンション・エコノミー」とも呼ばれる。
しかし、この「無料コンテンツ」のビジネスモデルは「低価格有料メルマガ」のビジネスモデルよりはるかに集金効率が悪い。なぜなら、前者の視聴者(読者)にはクレジットカードを持たない、購買力の乏しい18歳未満の子供など、ネットに広告を出す企業にとってはほとんど顧客になりそうもない「無駄な視聴者(読者)」が多数含まれているからだ。したがって、無料コンテンツのクリエイターたちは「無駄な視聴者(読者)」が多数含まれることを承知で膨大な数の視聴者(読者)を集めなければならない。
これとは対照的に、「低価格有料メルマガ」などのクリエイターはそのような膨大な数の視聴者(読者)のアクセスを集める必要がない。
このビジネスモデルでは、クリエイターは直接の受益者、すなわち読者(視聴者)からコンテンツの対価を受け取るからである。
そして、「低価格有料メルマガ」の読者(視聴者)はほぼ全員がクレジットカードを持っており、購買力がある。
このため、やがて全世界の主要企業はネットに自社の商品やサービスを売るための広告を出す場合、無料コンテンツに広告を出すのをやめ、低価格有料メルマガなどの有料コンテンツに限定して広告を出すようになるだろう。
そうなれば、無料コンテンツのクリエイターたちの多くは広告収入を失って廃業に追い込まれるだろうし、そういう無料コンテンツに対する検索機能を無料で提供しているグーグルは、現在世界のネット広告市場で獲得している覇権を失うだろう(2024年7月31日頃配信予定)。
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【小誌2021年3月29日「テレビ朝日の移転?~シリーズ『富士山噴火』
(2)」は → < http://www.akashic-record.com/y2021/tvasah.html > 】
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【小誌2022年5月31日「憲法80条の欠陥~日本国憲法第80条第1項と
いう欠陥~シリーズ『“戦後”の終わり』(7)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2022/hanken.html > 】
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【小誌2022年8月30日「全千島列島返還~全千島列島返還に備えよ
~シリーズ『米中朝のX DAY』(89)」は → < http://www.akashic-record.com/y2022/kuril.html > 】
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【小誌2022年10月30日「首都は射程圏外?~シリーズ『富士山噴火』
(4)」は → < http://www.akashic-record.com/y2022/kamika.html > 】
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【前々々々々々々々々々回、小誌2023年11月29日「いくさとテロの
差~いくさとテロの違い~シリーズ『反態度的行動』(24)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2023/hamas.html > 】
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【前々々々々々々々々回、小誌2023年12月30日「内閣支持率の虚実
~内閣支持率という名の虚構~シリーズ『米中朝のX DAY』(98)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2023/poll.html > 】
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【前々々々々々々々回、小誌2024年1月20日「国防長官入院の謎~
米国防長官極秘入院の謎~シリーズ『米中朝のX DAY』(99)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/austin.html > 】
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【前々々々々々々回、小誌2024年2月5日「トランプ人気の終~『ト
ランプ人気』が終わるXデー~シリーズ『米中朝のX DAY』(100)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/justaf.html > 】
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【前々々々々々回、小誌2024年2月16日「北のシン人権問題~北朝
鮮のシン人権問題~シリーズ『米中朝のX DAY』(101)」は →
< http://www.akashic-record.com/y2024/turner.html > 】
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【前々々々々回、小誌2024年3月1日「Xデーマイナス12日~『Xデー
マイナス12日/9日原則』の復活~シリーズ『米中朝のX DAY』(102)」
は → < http://www.akashic-record.com/y2024/minus.html > 】
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【前々々々回、小誌2024年3月11日「Xデーマイナス18日~シリーズ
『米中朝のX DAY』(103)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/6minus.html > 】
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【前々々回、小誌2024年4月24日「開戦日和~シリーズ『米中朝のX
DAY』(104)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/theday.html > 】
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【前々回、小誌2024年5月5日「就任式直前の悪夢~シリーズ『米中
朝のX DAY』(105)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/ceremo.html > 】
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【前回、小誌2024年6月30日「戦争語り部無用論~シリーズ『米中
朝のX DAY』(106)」は → < http://www.akashic-record.com/y2024/katari.html > 】
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「低価格有料メルマガ」のビジネスモデルが全世界に普及すると、何が起きるのか。
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考えてみて下さい。
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かつての上司を逮捕せよ!?
↓
http://www.akashic-record.com/oddmen/cntnt.html
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この先、記事本文は、日本時間2024年7月31日頃配信予定の『週刊
アカシックレコード(有料版)』「ネット広告革命~シリーズ『人類
vs.人工知能』(2)」で( < http://www.mag2.com/m/0001009100.html > )
(発行月の翌月以降は < http://www.mag2.com/archives/0001009100/ >
でバックナンバーとして)お読み下さい。
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