写真はdj klockのファーストtape.
DJ klock=加藤さんw 知り合いではないが、最近イベントで話す機会があった。この人については後から触れるとして、このイベントである。
場所は西麻布にあるbullet`sというところ。入り口で靴を脱ぐというだらしない箱である。1年ほど前に自分主催でイベントをやったのだが、それからというものイベント情報をメールで送ってくる。ありがたいのだがその箱はあまり設備がよくないうえに音が出せない。だらだら音楽流すぶんにはいいのだが、リズムが浮きだった音楽は本領発揮できないのである。そんな理由からその箱からとうざかっていたのだが、去年の年末フリーでゲストに交代で皿まわしてもらうという、一風素人が考えそうなイベントが開催された。そこにである・・なぜか自分がゲスト枠にいれていただいたのである。丁寧な文章のメールと共に向こうからさそっていただいたとなれば断る理由がない。
前後なにがきても応用が利く様にノンビート(卑怯かw)ものを10枚ほど(20分くらいの考え)カバンにつめ出向いた。ほとんど遊びに行く感覚である。
現場につき階段を降り例の如く靴を脱ぐと引田天功似のオーナーが現れた。簡単な話を聴くためその日のゲスト14人と共に絨毯に輪を描くようにアグラをかく。天功によるイリュージョンが始まるのではないかと一人この儀式のようなスタイルに笑いをこらえる。どうやらメインでやるdjは何人か決まっていて(レギュラーでやってる方達)その前後に参加するというスタイルだった。
10人のサブを固める面子で話し合いがもたれる。ようは自分が何時やるかという話合い。自分はトリ前が好きだということ伝えると難なく通った。時間にして翌3:30から4:00の間。まー一般的に微妙な時間である。そんなことより10枚では足るまいということでB面を丹念に視聴。なんとか・・。
イベントが始まった。年末の忙しい中わりと客が入る。
この箱でやっている人達は割と面白い音をだすしみんなうまい!!あせりながらも面識のない人達となんとなく溶け込み話しあう。まー「どんなのきくの?」くらいから始まるのだが、この質問いままでまともに答えた記憶がない。「気分次第です」くらいに済ます。実際「人間とは何のために生まれた」くらいむずかしいW
自分の番が近くなる。いまだに緊張する。I‘m a Chikin(スペル?)
前の人がchari chariの曲でバトンタッチしますと伝えてくる。箱はみんな踊り狂っている。一番にがてなパターンだ。前から煽りの声が聞こえる。本当は足し算的なmixにしようとかんがえていたが引き算に変更・・・。ノンビートの中から最後に持ってくるはずだった。ホワイトハウス(古い極悪ノイズバンド)のセカンド中ほどに入っているタイトル不明の曲をかぶせる。ボーナストラックのようなものだがこれがすごいのである。痛いのだ。1kから1.25kくらいの周波数とともにギターがつんざく!なにしてるんだ俺は・・。耳を塞いだ人の姿が目に映る。笑ってしまった。これですぐに落ち着き自分のペースになる。みんな動きを止めている。ノイズを抜けだす曲は周波数つながり(なんだそれは)でカールステン二コライ。そこからお友達つながりで池田亮司・・・にthe CARETAKERを被せる。ここからからステ-ヴィ・ライヒ オンパレードIN THE BULLET`Sである。反復のみ。ミニマルじゃなく反復。ライヒを横に擦りまくる。反復が自分の擦りに影響してつられていく。かなり機械的に思えたが下手に変化するより気持ちがいい。終わりどころに困りスクラッチにタイムを限界までながくしたDELEYをかけて,スピーカーバリバリ言わせて交代。交代とともに拍手される。うれしい。箱で拍手されるとおもわなかった。「ヒョ-ウ!!」とか声かけられるならわかるがW。
そんなとき目の前にklockが現れたのである。
続く。